瓔珞の音

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<<   作成日時 : 2006/10/25 23:29   >>

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連日観劇の記録その2でございます。
さくっといきましょう、さくっと!(だから無理だって・笑)。


TSミュージカル 「AKURO 悪路」

2006.10.22  マチネ  サンシャイン劇場 1階23列23番
出演:坂元健児・吉野圭吾・駒田一・今拓哉・平沢智・彩輝なお・西村直人・藤森真貴 他


さて、2日目の観劇、ご一緒いただいたのはるーくさん。
当然美味しいもの付ですv
今回はお昼に北海道のスープカレーをいただきました。
TEAM-NACSに転び始めた私的には嬉しいチョイスですv(笑)
美味しかったですよー。お野菜がとっても甘くて。
うふふ、いつかきっと北海道までTEAM-NACS観にいきましょうねー。>私信

で、今回るーくさんをお誘いしたのには、大きな目的があったのです!
(や、美味しいものもおしゃべり目的ではありますが)
それは・・・

かっこいい吉野圭吾さんを観ていただくこと!

いえ、初見がヘルベルトだったのでねー(笑)。
あれはあれで美しいしかっこいいのですけど、
インパクトに圧倒されて、実は私歌の記憶があまりないのですよ(汗)。
なので、正統派でかっこいい、且つ素晴らしい歌声の吉野さんを是非堪能していただきたい、と。
目的はちゃーんと達成されましたよv

物語は延暦23年(804年)の肝沢城から始まります。
坂上田村麻呂による蝦夷討伐の2年後。
平定した蝦夷を監督するために都から訪れた安部高麿(坂元健児)に、
田村丸=田村麻呂(今拓哉)から秘密の命が下されます。
それは、蝦夷の強さの象徴でもある鉄の武器を作る隠れ里「鉄の谷」を見つけること。
朝廷に下った蝦夷たちを案内人に探索を続ける高麿の前に、一人の青年(吉野圭吾)が現れます。
彼は、高麿が描いた鬼の絵と引き換えに、「鉄の谷」への案内を申し出ます。
そしてたどり着いた「鉄の谷」。
そこで、高麿は朝廷が伝えるものとは別の「真実」を知ります。
朝廷による蝦夷の弾圧、裏切り、そして刻み込まれた深い疵。
朝廷と蝦夷が手を取り合って暮らしていける未来を夢見て立ち上がろうとする彼らに、
新たな裏切りと悲劇が襲い掛かります。
「蝦夷は人ではない」と言い切る田村丸。
「都人は鬼だ」という蝦夷の叫び。
本当の鬼は誰なのか。
彼らの未来に光はあるのか?!

・・・というようなお話でした。

のっけから早速目的達成!
響き渡る吉野さんの美声!
今回吉野さんは謎の青年、実は惨殺されたアテルイの若き日の姿の霊、という役柄。
坂元さん演じる高麿をからかったり脅したりしながら鉄の谷へといざない、
蝦夷側の「真実」を知った後の高麿に問いかけます。
「鬼はどんな姿をしているか」
そして言うのです。
「上に立つものが誤れば、この世は地獄になる」と。
その後始まる田村丸の蝦夷への更なる弾圧のとき。
苦悩するアテルイの姿に、目が釘付けでした。
(後ろで拷問されている蝦夷のヒトカには申し訳なかったですが・・・汗)
最後列だったので表情までははっきり見えませんでしたが、
まっすぐに立つその姿、
握り締められる拳、
震えるその手。
あれだけの距離があったのに、まっすぐに気持ちに飛び込んできました。
凄い!凄いよ、吉野さん!!
真正面体当たりの演技。歌も、ダンスも、全てに魂がこめられていたように思います。吉野さんの歌声は、私の好みとは正直ちょっと違っていて、
大好きvと手放しでいえるものではないのだけど、
今回の歌には本気で鳥肌が立ちました。
惚れ直しましたv
これをるーくさんに見せたかったのよ!
堪能していただけましたでしょうか?

でもって主役の坂元さん演じる高麿。
都の役人で、戯れに鬼の絵を描いたり、
自慢の声で御伽草子の物語を語ったり、
腰が低くて、ちょっとへたれで、でも誰よりも熱い気持ちを持っている・・・そんな男性でした。
なんというか、本当にまっすぐで、このミュージカルで描きたかったことの象徴のように思えました。
坂元さんも、思いっきり歌ってらっしゃいましたね。
自分の信じていた真実が、100%の真実ではないことを知るというのは、
たぶんとてもきついことなのだと思います。
何かをしたいと心のそこから願っているのに、
自分にそれだけの力がないことを知ることも。
けれど、高麿はその厳しい状況の中でも、先へと続く希望を信じていた。
その強さは、しっかり伝わってきたと思います。
坂元さんもとってもいい声をしてらっしゃいますしねー。
歌詞も聞き取りやすくて安心して聞けました。
でも、あの素晴らしい肉体を駆使したダンスがあまり見られなかったのが残念!(笑)

台詞のある役では紅一点の彩輝なおさん。
田村丸と結ばれ一女をもうけるも、蝦夷討伐の後捨てられ、
目が見えなくなってしまう蝦夷の女性アケシ=鈴鹿御前の役でした。
さすが宝塚出身!
立ち姿が非常に美しいんですよv
もの凄く悲劇的な役柄で、男たちに翻弄された女性なのだけど、
でも、どんなに絶望しても、心の底に希望を持ち続けた女性だと思いました。
田村丸との子供は(たぶん)殺されて、
心を通じ合わせた高麿は田村丸に殺され・・・
そして、高麿の子供を抱きしめ歌う姿は、本当に切なかったけど、
はっきりいって希望のかけらもないんじゃないかと思ってしまったけど、
でも、彼女なら生きていくだろう・・・そんな風に感じました。

蝦夷の長イサシコ役は駒田一さん。
この方の存在感も凄いですねー。
ダンスとかそんなに激しいものではないし、
他の人に比べたら動きは少ない方だと思うのだけど、
動きがシャープなんでしょうね、とても目を引きました。
クコールのイメージが残っていたので、ちょっと笑いを期待しちゃったんですが、
全編通して真面目な役でございました(笑)。
この舞台も最後のシーン、雪だったんですけどね。
舞台に残った大量の紙吹雪を見て、「クコールさん出てこないかなー」と思ったのは、
きっと私だけではないと思うんですけど(笑)。

田村丸役の今拓哉さん。
けっこういろいろな舞台で観ているはずなんですけど・・・
この方、こんなにもかっこよかったでしたっけ?!(失礼な・笑)
衣装とかビジュアルが好みだったのかもしれないんですけど、
非常にかっこよかったです。
歌声もろうろうと響き渡る、という感じで。
役柄的には最終的には悪役になってしまったんですけど、
鈴鹿御前を愛したことは本当だったと思うんですよね。
たとえ政治的な目的であったとしても。
そういう部分がもう少し全面に出る演出でも良かったかな、と思いました。

アケシの兄、オタケ役の平澤智さん。
初めて観た方なんですけど・・・声がめちゃくちゃ好みでしたv
アクションの多い役柄でもあったのでしょうけど、
動きがとても目を引くんですよね。
ちょっと今後に注目したくなっちゃいました。・・・って、たぶんベテランさんなんですけど(笑)。

アラハバキの使い、白い鹿の精霊役の藤森真貴さん。
台詞なしで、場面転換の際などに踊るだけなのですけど・・・・・
めちゃくちゃ綺麗でした!!
優雅で滑らかで清らかで力強い・・・そんなダンス。まさに鹿の化身!
舞台のつくりの関係か、着地の音がちょっと響いちゃって残念でしたが。


内容的には、見た直後は正直中途半端だなあ、と思いました。
たぶん、何が悪で何が善なのか、
史実として残る話の中に、どれだけの真実があるのか、
そういったことを真正面から描きたかったのだと思います。
でも、結局は朝廷が悪で、蝦夷が被害者の図式でまとまっちゃった感じ。
それがちょっと残念でした。
田村丸がどうして鈴鹿を捨てたのか。
源太がどうして高麿を裏切ったのか。
それを全て悪とするのではなく、もっと踏み込んで描いても良かったかな、と思います。

音楽は、和太鼓を使ったりして、素敵でした。
2幕の最初に和太鼓の独奏があったりしてね。
和太鼓って、こんなにも多彩な音がだせて、かつパフォーミングにも富んでいるのか、と
ちょっとびっくりしてしまいました。
ただねー、ミュージカルナンバーになると、一気にポップスになっちゃうんですよ。
1曲1曲はとても聴き応えがあるし、耳にも残る旋律なんだけれど、
和太鼓を駆使した日本的な雰囲気から一変しちゃうと、ちょっと違和感がありました。
もちろん、全曲に和太鼓を使ってしまえば、
それはそれで一本調子になってしまってメリハリがなくなっちゃうんでしょうけど、
もう少し雰囲気を統一してもいいのになあ、とちょっと思いました。

なーんて偉そうなことを書いてしまいましたが、
全体的にはそれなりに満足できる舞台でした。
ちょっと疲れていたので、集中し切れなかったのも敗因ですが、
もう一回観れば、きっともっといろいろ発見できたんだろうな。
舞台が客席にかなり近くて、それこそ最前列だと手が届きそうな様子だったので、
前の方だと更に迫力があったでしょうしね。
まあ、そんなに前の方だときっと吉野さんばっかり目で追っちゃうから(笑)、
全体を堪能するには良い席ではありましたが。
とりあえず、噂の苦悩する吉野さんの表情は、DVDで堪能しようかと。
あ、でもDVDの申し込み劇場ではしなかったけど、どこかで買えるのかな?(汗)



・・・そして、やっと認識いたしました。
私にはやっぱり簡潔な文章は無理だわ(笑)。
これからも本能の赴くまま、みーはーな観劇記録をつらつらと書いてこうと思いますv

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カレーとミュージカル
日曜日は、恭穂しゃまとスープカレーを食べてそれから池袋のサンシャイン劇場で ミュージカル AKURO を、観劇してきました。 ...続きを見る
白日夢──日々雑記
2006/10/26 22:29

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