瓔珞の音

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zoom RSS トミーからもらったもの

<<   作成日時 : 2007/04/25 22:28   >>

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最近、朝起きたときや、職場を早足で歩いているときなどに、
ふっと「TOMMY」の曲が浮かびます。
それはザ・フーのこともあれば、
中川晃教やソムン・タクの歌声のときもあります。
今日思い浮かんだのは、アッキーの歌う「Amazing Journey」でした。
今日も、大阪の舞台は熱かったのでしょうか?
あの熱狂に、もう浸ることができないのはとても寂しいけど、
後で読み返したときに、少しでもあのときの気持ちが思い浮かぶように、
まだこの熱が冷めないうちに、記録しておこうと思います。



THE WHO's TOMMY Japanese Edition

2007.4.20 大阪初日 シアター・ドラマシティ 19列26番

演出:いのうえひでのり
出演:中川晃教、高岡早紀、パク・トンハ、右近健一、村木よし子、斉藤レイ、山崎ちか、
    ソムン・タク、ROLLY  他



オーバーチュアから、座席の下からズンズンと響く音楽。
客席を満たす蒼い蒼い光。
自然と湧き上がる拍手。
もう、それだけで、なんだか私は泣きそうになってしまいました。
この舞台をもう1回観れることが嬉しくて。
この舞台を、これきり観れないことが切なくて。
どんなシーンも見落とすものか、と真剣に思いました。

シアター・ドラマシティーは初めての劇場。
日生劇場よりも小さめで、後方の客席はちょっと勾配が強めで、
なんというか、舞台に向かって気持ちの入りやすいホールでした。
舞台も見えやすいし、距離があるのにそれをあまり感じさせないつくり。
初回二回目がいずれもサイドからの観劇だったので、
今回はあえて後方正面の席を選びました。

そうしたら、「ピンボールの魔術師」のとき、アッキーが真正面でした(笑)。
あのクレーン、本当に高いですねー。
舞台のつくりの関係からは、今回は上手側から登場でしたが、
サイド前方で下から見上げるときよりも、なんだかどきどきしちゃいました。
客席からも「おおー!」って声が上がってました。

そういえば、私がいたよりも少し後ろの下手側に、外人さんの団体さんがいたのですが、
その方たちが、声をかけたり、口笛を吹いたり、
舞台の盛り上がりに貢献(?)してくださっていました。
ザ・フーのファンの方かなあ、と思っていたのですが、
あとで公式ブログを見たら、どうも隣の劇場で来日公演をしている、
「エリザベート」のキャストの方々だったみたいです。
道理で美男美女ばかりだと思いました(笑)。
あと、最前列の観客の方たちは、リピーターの方だったのか、
座ったままでしたけど、凄く楽しそうに体を動かしたり手拍子をしたりしていました。
「Sensation」などではもちろんスタンディングだったし!
私の周囲はあまり手拍子も起きなくて、羨ましいなあ、と思いつつ、
こっそり小さく手をたたいたりしていたのですが、
(たぶん)「エリザベート」なみなさんが積極的に盛り上げてくださったので、
後半は心置きなく私も手拍子をしたりすることができました。
ありがとうございましたv(ってここで言っても/笑)

それに、客席ピンボールマシーン化も、東京よりちょっと成功?
もちろん後ろまでは飛んでこなかったけれど、
後ろから見ると、ボールがぽこぽこ飛んでいました(笑)。
そういえば、アッキーの最初の登場シーンで、
少年トミーのおもちゃのボールを投げるシーンがあるのですが、
東京では舞台後ろに投げていたと思うのに、今回は客席でした。
演出? それとも方向を間違えた?(え)
どちらにしろ、あれ拾っちゃった人、困ったでしょうねー(笑)。
あと、オーバーチュアで戦火を逃れる高岡ママが抱いていたのが、
東京では赤ちゃんだったのですが、大阪では少年トミーの塩野くんと一緒でした。
演出の変更?
彼、ずいぶん背が高いので(ベッドからはみ出そうでちょっとかわいそう・・・)
まったくもって3歳には見えませんでしたが、その分臨場感はあったかも?
そのほかにもたぶんいくつか演出の変更があったと思うのですが、
はっきり覚えていません(汗)。
というか、サイドから見るのと、正面で全体から見るのでは、
こんなに印象が違うのか、と思いました。
キーとなる鏡も、正面から見ると、移りこむ客席の暗さすら計算にはいっているのだな、と思いました。
大小のトミーが向き合うシーンも、とてもすっきりわかりやすかったし。
でも、この鏡、「鏡を割るわよ」のシーンで出てきたとき、最初から割れてました(笑)。
ちょこっと開いちゃっていたのですよ。
もちろん、光の加減で亀裂が見えるので、閉じていてもそこが開くのは予想がつくのですが、
開いて角度があると、映るものも斜めになる・・・と。
パクパパが引っ込むときに、鏡に沿うようにして後ろに回りこむので、
「パパ、閉めて!」と思わず願ってしまいましたが、人の手じゃ動かないんですかねー。
でも、このシーンの高岡ママは大迫力。
抑えこんできた感情が爆発する様を、体当たりで演じてらしたので、
私自身はそのあと鏡はあまり気になりませんでした。

トミーの両親の葛藤は、今回が観ていて一番切なかったです。
彼が、見えない聞こえない喋れない状態になってしまった理由を、
二人はきっと心の底ではわかっていたのではないかと、私は思います。
だからこそ、彼の器官はまったく悪くないと医者に告げられてしまったその時、
彼らの葛藤はピークに達した。
トミーを愛する気持ち。
それに答えてくれない、あるいは答えることの出来ない、トミー。
でも、それは自分たちのせいであるかもしれないという事実。
前向きに、彼を、伴侶を、自分を信じていこうと思う気持ちと、
もう無理だ、何も出来ない!と全てを投げ出したくなる気持ちは、
きっと何らかの問題を抱えた子供を持つ全ての親が持つ感情だと思うのです。
そして、それはもうきっとどうしようもないことで・・・
だから、「信じてみよう」は、なんというか、身につまされました。
私自身は、その葛藤の中に身をおいているわけではなくて、
その葛藤を抱えている人たちに寄り添う立場ではあるのだけれど、
でも、こういう二律背反な気持ちのどちらをも受け止める強さが欲しい、そう、思います。


中川晃教のトミーは、最初からはじけていました。
でも、以前よりなぜか自然体な印象を受けました。
東京千秋楽のときのような、周りの空気がびりびりと震えるような緊張感ではなく、
彼の中の感情が、自然に零れ落ちるような、
その感情を、観客が無理なく受け止めることができるような、
そんな柔らかい印象を受けました。
透明に、のびる、のびる、声。
ザ・フーのヴォーカルが歌い上げる哀愁を帯びたトミーとはまったく違った、
けれど、紛れもない、トミーの歌声。

中川晃教のハイトーンヴォイスは独特です。
その歌い方も、私には詳しいことはわからないけど、たぶん彼独特の癖がある。
彼自身の楽曲で、それは大きな魅力となるけれど、
他の人の楽曲で、こんなにも自分らしさを失わないまま、輝けるなんて。
去年の「OUR HOUSE」ももちろん楽しめたけれど、
どちらかというと、歌よりも演技に重きが置かれている気がしました。
けれど、この舞台は違った。
中川晃教の歌も、演技も、すべてを解き放っていたと、私はそう思います。
というか、長い公演の中で、その瞬間をつかむ事ができたのかもしれません。
正直、3回の観劇の経過で、彼の「トミー」の印象はどんどん変わっていきました。
もちろん、これは私の印象でしかないのですけど。

受け止めた彼の感情のまま、私も一緒に笑い、戸惑い、涙しました。
最後の「Listening To You」で、自然に涙が出たのは、今回が初めてでした。
真っ白なスクリーンの粗い粒子の中に、
溶け込むように、はじき出されるように、腕を広げて立つ彼の後姿が、
そのまま消えていってしまいそうで、振り返ってくれたときにほっとしました。


アシッドクイーンなソムン・タクさんも、相変わらず大迫力!
凄い、圧倒的に存在感のある歌声なんですよねー。
観客の意識を根こそぎ持って行っちゃうような感じ。
No.2やピンボールクイーンの山崎ちかさんも、
ナイスバディーに切り裂くように響く歌声で、
アシッドクイーンのシーンは、本当に目を見張るばかりでした。
アッキーファンで、ついつい彼を目で追ってしまう私も、
あのシーンは、トミーの記憶がありません(笑)。ごめんね!

少年トミーの塩野魁士くんは、相変わらず透き通るような歌声でした。
登場シーンや鏡の中で楽しそうにしているシーンは本当に可愛らしかったし、
無表情に首をかしげている様子は、抱きしめてあげたいくらい悲しかった。
でも、中川晃教のトミーとの「See Me, Feel Me」は、切ないけれど、癒し系な感じで。
これからの活躍、期待しておりますねv

カーテンコールは、恒例となったのかな? ライブがありました。
くるぞくるぞー!と思っていたので、
アンプが出てきたときは大喜びしてしまいました。
ええ、もちろんしっかり立って楽しみましたとも!(笑)
2曲目で出てきたアッキーも「音大きくない?」て言ってましたが、
足裏に響くどころでない大音量で、最後のほうは耳鳴りがしてしまいました。
でも、本当に楽しかった!
密度の濃い舞台の後に、たった2曲とはいえこれだけはじけるライブをやるのは、
キャストの皆さんもスタッフも、きっと大変だと思うのですよね。
でも、このライブがあることで、舞台が更に完成度を増したような気がします。
なんというか、パーッと昇華される感じがするのは、私だけなのかな?


ちょこっとあいた時間に、数回に分けて書いたので、なんだか脈絡がないですねー。
しかも、私個人の感情がかなり入ってしまったので、きっととても読みにくい文章だと思います。
でも、この舞台、回数を重ねるごとに、見えてくるもの、受け止めるものがありました。
もっと観る機会があれば、きっとどんどん私の感情も変わっていったのだと思います。
それは、もうかなわないけれど、
でも、この3回の観劇で私が受け止め、考えたことを、記録しておきたい、そう思いました。
読んでくださったかた、どうもありがとうございました。
そして、これだけの感情を私に沸き立たせてくださった、
「TOMMY」」もカンパニーのみなさん、本当にありがとうございました。
大阪公演も、もう僅かですね。
きっと疲労もピークだと思います。
どうぞ、怪我などなさらないよう気をつけて、
最後までつっぱしった舞台を造っていってくださいね!
応援しておりますv

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
恭穂さま
恭穂さんの3回の観劇記を読ませていただいて、この作品そのものが進化していったこと、それに伴って客席の恭穂さんの感じ方も変化していったことがすごくよくわかって、私もあと何回か観ることができたらもっとこの作品に近づけたのかな、と少し悔やんでいます。
それでもアッキーTOMMYの歌声はとても心に響きました。カーテンコールのライブもステキでしたね。
スキップ
2007/04/29 02:41
スキップさん、こんにちは!
つたない観劇記録を読んでくださってありがとうございました。
私も初回は呆然としているうちに終っちゃいましたよ(笑)。
それでも、トミーの歌声は、とてもとても心に残ったのですよね。
スキップさんもそうなら、とっても嬉しいですv
いろんな大人の理由(笑)でDVD化は難しいとどこかで読んだ記憶がありますが、できれば、繰り返し見てみたいなあ、と思う舞台でした。
恭穂@管理人
2007/04/30 16:55

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