瓔珞の音

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zoom RSS 抱きしめる、その手

<<   作成日時 : 2007/08/03 23:12   >>

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2度目にして、最後の別所さんのバルジャンを観てきました。

自分でもちょっと泣きすぎだろう、と思うぐらい泣いてしまった。
今でも、思い出すと泣けてくる。

でも、本当に、行って良かったと思います。



「レ・ミゼラブル」
2007.8.3 マチネ 帝国劇場 2階A列14番

出演:別所哲也、石川禅、新妻聖子、山崎直子、菊地美香、泉見洋平、駒田一、森久美子、
坂元健児、横田剛基、柳下花恋


今日は、もうとにかく別所さんを観よう!と思っていました。
彼のバルジャンの生き様を、しっかり見届けようと思って。
ので、これでもか!と別所バルジャン感想にしようと思います(笑)。

今日の別所さんの声は、本当に朗々と響いていました。
同じ2階席だから、音響によるものではないと思うのですが、
語りかけるような歌も、激しく感情を込める歌も、
広い帝劇を一杯に満たして、まっすぐに私にも届いたような気がします。
・・・これで歌声まで好みになっちゃったら、私はどうしたらいいんでしょう・・・?(笑)
更に、今日の別所さんはワイルドさも倍増?(当社比・え)
仮出獄の後の荒々しい所作もですが、
教会に招き入れられた時も、椅子にすら座ることも出来ずに、パンに突進してました。
そんなに、おなかが空いていたんだ・・・(涙)。
銀の杯を盗んで逃げるときも、もの凄い勢いで。
だからこそ、その後司祭さまの慈愛に触れて怯えるシーンに、まず涙してしまいました。

そして、その後の独白。
振り上げた拳をおろし、膝を握り締める仕草も。
燭台を抱きしめ口付ける仕草も。
神に向かって問いかけるその声も。
バルジャンが生まれ変わるその過程を、なんの違和感も無く見せてくれました。
別所バルジャンにとって、あの燭台は、
自分の罪の証であると同時に、司教様の赦しと愛の証であり、
そして、これから生きていく拠り所であるのですね。
だからこそ、エピローグであの燭台に灯をともして祈ることに意味が出てくる。
そんな風に私は思いました。

自分と間違えて捕らえられた男の裁判の場で、
自ら素性を明かすシーンも、かっこよかったです!
囚人を抱きしめるの、今日もありましたよー。>花梨さん
あの囚人の方も、その家族も、役者さんによって演じ方が違うんですねー。
前に見たときは、家族がバルジャンから奪い取るように抱きしめたけど、
今日の囚人さんは、バルジャンに抱きしめられた後、呆然と彼を見つめていました。
それは驚くよねー。

でもって、ファンティーヌの死の場面。
彼女を抱き起こし、寝かせる時の手のなんて優しいこと!
そして、瀕死のファンティーヌが彼にすがりついたとき、
抱き返そうとした手が、一度ためらって下ろされるのですね。
彼女をその境遇に追い込んだのが(直接的ではなくても)自分であること。
神が使わした、と彼女が言う自分の手は、一度罪を犯していること。
そして、再び追われる身となった自分。
そんないろんな感情が、あの手に込められていたように思います。
って、妄想しすぎですかね?(汗)
でも、その分、その後に抱きしめた直後にファンティーヌが死んでしまったのが、
本当に本当に悲しくて・・・
その悲しみと、人の情を理解しないジャベールとの対峙は、迫力でした・・・

コゼットを迎えに行ったシーン。
花恋ちゃんの怯え具合、見事でした!!
それは怖いよねー(笑)。
宿屋では、テナルディエ夫妻の絶妙なコンビネーションに、
椅子を倒して立ち上がる勢いの激しいこと!!
その後の、コゼットを抱っこしてくるくる回るシーンの、楽しそうで和やかなこと!!
回り終わって下ろされたコゼットが、たたたっとバルジャンに駆け寄るのも、
めちゃくちゃ可愛かったです。
というか、バルジャンがコゼットをめちゃくちゃ可愛いと思っているのが丸分かり!
妹の子は、女の子だったんですかね。
その子のためにパンを盗もうとして、でも捕まったということは、
その子は死んでしまったのでしょうか・・・
あああ、そう思うと更に切ないです(妄想大爆発ですな・笑)。

1幕の最期、荷造りのシーンでも燭台にキスしてるんですね。
あの荷物、全部昔のものなんですよ。
コゼットの服、帽子、そして人形。
彼にとって、その一つ一つが、日々を生き延びたしるしなのでしょうか。

そして2幕。
バリケードのシーンでも、別所さんの細かな演技に泣けましたが、
実は一番泣けたのが告白のシーンでした。
何よりも大切なコゼットを託す男に、
最大の秘密である自らの過去を告げるバルジャン。
何も告げずに立ち去ることだって出来たはずなのです。
何も告げずに、彼らと一緒にいることも出来たはずなのです。
けれど、彼は告げて、そして去ることを選んだ。
それは、自分と生きたことで彼らに降りかかるかもしれない危険への警告だったかもしれません。
マリウスにそれを告げることで、自分を追うはずのコゼットを説得して欲しいという気持ちもあったでしょう。
でも、それ以上に知っていて欲しい、という気持ちがあったのではないでしょうか。

これから、自分の後にコゼットを守っていく男に渡す、秘密。
秘密とともにマリウスへと託されたコゼットへの愛。
一方で、隠し続けた過去を手渡すことは、
彼にとって、マリウスに重荷を背負わせてしまうという後ろめたさと、
そして同時に、とてつもない安堵であったとも思うのです。
マリウスの目を見つめながら告白するバルジャン。
全てを知り、その秘密を守ることを誓うマリウス。
二人の持つやるせなさが、本当に切なくて・・・・知らずに涙がこぼれていました。

その流れに乗って、エピローグはもう大泣きです。
よもやミュージカルでしゃくりあげることになろうとは思いませんでした。
恐るべし別所バルジャン・・・(え)
終った後も、椅子から立ち上がることも出来ないって、こういうことなんですね。
とりあえず、別所バルジャン、思いっきり堪能してきました。
ここまで語れれば、きっと花梨さんの熱いトークにもついていけると思います!
私も別所さんのことを「べっしー」と呼んでもいいでしょうか?(笑)



石川ジャベールは初見でした。
「星よ」も「ジャベールの自殺」も凄い迫力だったです!
あのロングトーンは、本当に惚れ惚れしちゃいました。
ジャベールとしては、なんというか、とっても健全なジャベールで、ちょっとびっくりしました。
やってることは執念深いのですが、
その理由がまさしく「正義」「職務」という感じで、
後ろ暗さがまるで無いように私には感じられました。
だから、自殺のシーンも、妙に納得しちゃったんですよねー。



やっぱり迫力だった新妻エポニーヌ。
彼女のエポニーヌは、やっぱり強い女の子だと思います。
「On My Own」は、まさに慟哭でした。
彼女の感じている痛みも、絶望も、苦しみも、そして未来への希望や愛情も、
全部全部込められた、まさに魂の叫び。
圧巻でした。
この歌われ方しだいで、エポニーヌが死を覚悟してまで、
マリウスのもとに向かうという行為に、説得力が出るんだなあ、と思いました。
そして、だからこそ「恵みの雨」の優しさが心に沁みるのかなあ、と。



泉見マリウスは、今日もかっこよかったですv
コゼット好き好きvvのオーラも全開!
ほんとに飛んで行っちゃいそうな勢いでした。
コゼットと手を合わせる前に、一生懸命掌を服で拭いてるんですよねー。
とっても微笑ましいなあ、と思いました。
逆に、「恵みの雨」のシーンは、悲しみが全開でした。
エポニーヌの歌にあわせて「雨は?」「花?」と問いかけるように囁く声のなんと優しいこと!!
やっぱり泉見さんのマリウスはいいなあ・・・



コゼットは初見の菊地さん。
めっちゃくちゃ可愛いんですけど!!
あの可愛さは一体なんですか?!
リトル・コゼットの純真さそのままの、非の打ち所のない可愛らしさでした。
これは、バルジャンめろめろになるし、マリウスも惚れるって・・・
エピローグでの、バルジャンへすがりつく姿も、
本当にパパが大事で、ずっと心配していて、という感じで、
それまでにも壊れていた涙腺が一気に決壊いたしました。



テナルディエ夫妻は駒田さんと森さん。
この二人、ほんとにいいコンビですねー。
あの笑い声のシンクロ具合が、素晴らしいです(笑)。
もちろん、歌での自在な声にも感服。
歌を台詞として聞かせる技って、ほんと凄いと思います。



実は初見な坂元アンジョ。
おおお! 体育会系なアンジョですね!(え)
歌い方が以前と変わったかなあ、とちょっと思ったのですが、
歌ではなく、バリケードでみんなに声をかけるシーンで、
坂元さんだあ!と思いました。
なんだかね、体育会系の部活での掛け声みたいに聞こえちゃって、
ちょっと噴き出してしまいました(笑)。
こういうアンジョもあるんですねー。
重みが無いわけじゃないんですよ。
でもね、なんというか、若気の至り、というか、
知識と熱意だけはある世間知らずの学生が起こした革命の愚かさと、
学生たちの死の、ある意味自業自得な理不尽さを、一番感じました。



ガブローシュは横井くん。
彼も、観るたびに上手くなっている気がします。
登場の元気一杯な「ついてこい!!」も、
ジャベールを見破るシーンの得意そうな顔も、
そして死のシーンの凄みのある目つきも・・・
小さいのに、ほんと凄いです。
彼がいつかアンジョルラスをやることがあったら、
絶対観にいこうと思います・・・って、そのとき私何歳?(笑)。



公式HPのブログで勉強したので(笑)、学生さんも少し見分けがつくようになりました。
とりあえず、フイイは覚えた(笑)。
今日のグランデールとアンジョは、普通にお友達だったなあ・・・(おい)
工場のシーンで、ファンティーヌと最初仲のいい子を演じている方が、気になります。
どなたかよく分からないの・・・ご存知な方、是非教えてください!!



別所バルジャンについて語っていたら、予想以上に長くなりました(汗)。
ので、ファン感謝デーイベントについては別記。
このまま勢いで突入しますよー!(笑)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
恭穂さん、すっっっっばらしすぎです。レポ読んでたら、舞台の感動がリアル甦って、今、自室で一人大変なことになってます(怪しいぞ、自分)。
22日のあと、ちょっと休憩に入って、31日に復帰して、10日の楽まで、べっしー加速してますよ!囚人ハグは多分31日からだと思うのですが、もうハート、鷲掴みです。

私もべっしーバルを最初に見た時、病院のファンティーヌの死の場面で号泣してしまったので、あの場面には深く思いいれが…。
それにしても今日は花恋リトル・コゼットに、横田ガブローシュだったとは。見たかったです…。
花梨
2007/08/04 00:37
花梨さん、こんばんは!
早速のコメントありがとうございます。
花梨さんに読んでもらうんだ!と思って、
一生懸命書きました。いや本気で。
それこそ全シーンにコメントできるぐらいの集中力で観ていたのですが、さすがにブログでそれは自制しました(笑)。
直接お話できるなら本当に際限なく喋れると思います。
いつかそんな機会があるといいなあ・・・
今後ともよろしくお願いいたします!
恭穂@管理人
2007/08/04 19:30

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