瓔珞の音

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<<   作成日時 : 2007/08/10 22:26   >>

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引き続き、先週の観劇記録その2です。


「森は生きている」
2007.8.5 ソワレ シアター1010 1階3列7番

出演:石川由依、黒木マリナ、沢木順、あぜち守、及川健、田村雄一、佐山陽規、倉田秀人、
    宇都宮直高、後藤英樹、宮本竜圭、花山佳子、中塚皓平 他


いきなり断言しますが(笑)、私は、石川由依ちゃんのファンです。
大好きな小説「空色勾玉」のミュージカルで、その存在を知りました。
由依ちゃんの演じた主役の狭也は、正直私の持つイメージとは違いましたが、
彼女の澄み切った雄弁なソプラノは、とっても印象に残りました。
そして、翌年の「秘密の花園」。
私が惚れこんだ歌声に加えて、役を生きることを体得した彼女がいました。
まさか、劇団ひまわりの舞台で泣くことになろうとは・・・!
その後、彼女はラジオドラマに出演したり(「風神秘抄」のヒロインね)、
アニメのヒロイン役の声をあてたりして、
舞台からは遠ざかっちゃうのかなあ、と思っていたところにこの舞台のことを知ったのでした。
で、思わずチケットをとっちゃった、と(笑)。
でも、とっても満足な舞台でした。


原作は、ロシアの同名の寓話。
実は、このお話、子供の頃とても好きだったんですよねー。
十二月、という設定が凄い好みだったのです(笑)。
でもって、ヒーローな4月ではなく、1月に心惹かれたあたりに、私の原点が(え)。
更に、演出は、「レ・ミゼラブル」でテナルディエを演じられた安崎求さんでした。
冷たいけれど清浄な冬の風と、厳しくも美しい深い森を感じさせてくれる・・・そんな演出でした。

主人公、娘役の石川由依ちゃん。
期待を裏切らぬ美しく迫力のある歌声。
出で、いきなり転げまわって笑い出したときにはどうしようかと思いましたし(笑)、
台詞や動きのぎこちなさは感じましたが、
歌いだしてからは、まさに彼女の舞台!でした。
まっすぐに響く、高く澄んだ声。
でも、その声は決して弱々しいものではなくて、きちんと感情を乗せた、力強いものでした。
娘の素直で明るく前向きな部分も、
虐げられた悲痛な叫びも、彼女の歌だからこそ伝えられるものがあったように思います。

ストレートプレイだったら、たぶん彼女の演技が伝えられるものというのは、
まだまだ少ないのではないかと思います。
そういう意味では、彼女の歌声というのは、
彼女にとって最大の武器であり、
頼りすぎれば足を踏み外す・・・そんな諸刃の剣のようなものなのかもしれません。
できれば、彼女にはその使い方を過たずに、
素敵な舞台女優さんになって欲しいなあ、と思います。
そして、できれば、いつか「レ・ミゼラブル」のコゼットを!!
由依ちゃんなら、きっとエポニーヌと同じくらい魅力のある、
そして説得力のあるコゼットを演じてくれると思うのです。


ダブル主演の女王役は黒木マリナちゃん。
実は全然知らなかったのですが、「セーラームーン」のミュージカルで主演されていたそうです。
うん。そんな感じ。とっても納得しちゃいました(笑)。
すっごい顔がちっちゃくて、可愛らしいお嬢さんでした。
でも、声は結構迫力!
割と特徴的な声なので、好みは分かれるかもなあ、と思いましたが、
私は結構好きな声でした。
役柄的には、両親をなくして我侭放題、でもほんとは寂しい女の子、なのですが・・・
素晴らしく見事な我侭っぷりでございました(笑)。
個人的にはもうちょっと王女様らしさが出てもいいかも、と思いました。
あんなに立派な女官長や博士がついてるのに、
上品さというか、育ちの良さが殆ど感じられなかったんですよねー。
ま、14歳という役柄なら、こんなもんなんですかね?
私の固定観念もあるかもしれませんし。


娘を助ける老兵役は沢木順さん。
舞台の最初に私たちを物語に誘い、最期に物語を〆る、というストーリーテラー的な役でもあったのですが、
とっても素晴らしかったです!!
劇場中に響き渡る、朗々とした歌声!
聞き取りやすい歌詞。
歌に負けない身体表現。
子供たちの多い舞台の中で、まさにベテランの貫禄でした。
凄い凄い!!と思ってプロフィールを観たら、
劇団四季で重要な役を歴任されてるんですねー。
ファントムとか、ユダとか、野獣とか、ラム・タム・タガーとか!!
なんだか、とっても得した気分ですv(笑)

女王の教育係、博士役は佐山陽規さん。
この方も、「マリー・アントワネット」のギヨタン博士に、レ・ミゼのジャベール!!
役柄としてはアブロンシウス教授のような感じで、
朗々と歌い上げることは殆ど無かったのですが、
細かく動き回りながらの早口な歌は聴いていてとても楽しかったですv

意地悪な継母と義姉役は後藤英樹さんと及川健さん。
そう、男性が演じていたのですよ。
やっていることは本当にとんでもないのですけど、
男性がコミカルに演じられている、ということで、生々しさが無かったのが救いでした。
それにしても、お二人とも長いスカートで踊る踊る!(笑)
絶妙なコンビネーションで笑わせていただきましたv
スカートにも慣れてるなあ、と思ったら、
及川さんはStudio Lifeの「OZ」でフィリシアを演じた方でした!
それはスカートにも慣れてるって(笑)。

役得なもとい親切な4月役は田村雄一さん。
とーってもジェントルで正統派王子さま的な4月の精でした(笑)。
優しいけれど男らしさのある声で、
この声で囁かれながら指輪を贈られたら、それは惚れるよなあ、と思いました。
というか、この4月さんは、絶対娘に惚れてたと思います!!

が、やっぱり私が心惹かれたのは1月の精でした(笑)。
演じられたのは、宇都宮直高さん。
四季でシンバ役とかやっていたようですが、癖の無い迫力のある声でした。
一見冷たそうなのに、実は情が深そうなところがナイス!(笑)
立ち居振る舞いも優雅でした。

十二月の精は、みなさん白いマントを纏っていまして、
その中に、各季節の色の衣装を着ているのです。
静かに立っている時は、マントをきちんと閉じていて、
踊ったり歌ったりするときにその下の淡い色合いが見えるのが綺麗でした。
十二月のみなさんは動きも滑らかで、とても高貴な感じがしました。
でも、それぞれきちんと役作りをされていて・・・全員を十分見れなかったのが残念です。

このミュージカルは、ダンスも凄く頑張っていました。
リスやウサギ、女官や側近、ちっちゃい子から高校生ぐらいの大きな子まで、
一生懸命踊って歌っていました。
ちっちゃい子は、たぶん小学校1〜2年生だと思う。
初々しくって凄い可愛かったですv
レ・ミゼのリトル・コゼットやガブローシュもそうですが、
小さい子が、子供であることに甘んじずに、真剣に役と向き合う様子は、
観ていて時々心配になることもあるけれど、
でも、本当に羨ましいなあ、と思うし、頑張って欲しいなあ、と思います。

でもって、その素晴らしいダンスの中でもベテランさんの魅力がv
カラス役の宮本竜圭さんとオオカミ・9月役の中塚皓平くん。
宮本さんは、体形はさすがに少しおじさんでしたが、
動きの切れや、ジャンプの迫力、そして細かな表現力はさすがでした。
中塚くんはレ・ミゼでアンジョを演じている東山くんも入っているDIAMOND☆DOGSのメンバー。
ダンスユニットなだけあって、しなやかで迫力のあるダンスでした。
オオカミの遠吠えもそれらしくて良かったですよーv
DIAMOND☆DOGSは未見なのですが・・・ちょっと行ってみようかなあ、と思いました(笑)。


3日連続東京遠征の最期の公演で、正直結構つかれていたんですね。
舞台が始まる前、帰っちゃおうかなあ、とか一瞬思ったのですが、
観て、本当に良かったですv
この舞台、子役と大人の間の少年少女の立つ舞台が少ないことに対して、
彼女たちを舞台に上げるための意味もあったのだそうです。
中高生は、たしかに学校もあるし、
生活の中で覚えていかなくてはいけないことも沢山あると思う。
才能と運のある子達は、しばらく舞台から離れていても、
自分で頑張って舞台に戻ってくるのかもしれません。
でも、この年代の、そのときだけの輝き、というのも確かにある思うのですよね。
沢山の少女たちが出演したこの舞台。
ここから先に進み、また別の舞台で名前を見ることの出来る子がどれだけいるのか、
それは誰にも分からないことです。
でも、将来有望な子達が、本当に沢山いました!
願わくば、彼女ら、彼らが、この舞台に立った喜びを、
そして、楽しさを忘れることなく、素敵な役者さんに成長してくれますように。
・・・って、ちょっとお母さんみたいな気持ちになっちゃいました(笑)。


あ! 最期になりましたが、ラジオドラマの「風神秘抄」、8月20日から再放送らしいですよ。
私も聞き逃していたので、できる限り聴いてみようと思います!
このお話も好きなんですよねー。
鳥彦が好きな方は必読+必聴です!
でもって、荻原先生の新作も、楽しみにしておりますvv

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