瓔珞の音

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zoom RSS 地方ってお徳?

<<   作成日時 : 2008/07/14 22:05   >>

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今日は一日「道元の冒険」の主題歌(?)が頭を回っていました。

「はんにゃーばらばらばらばらみーたー」

・・・・口に出して歌ってはいないと思う(笑)。
私はめちゃくちゃ音感がなくて、
歌の旋律を覚えるのもほんとに苦手なのですが、
(実際「五右衛門ロック」の曲は全然覚えていない・・・)
この舞台の曲は断片的に覚えているみたいで、
ちょっとした弾みでいくつかの曲が頭を回ります。
でもどれも口ずさむには歌詞が微妙なんですよねー(え)。
「五右衛門ロック」のライブCDは欲しいけど、
「道元の冒険」は万が一(笑)CD発売されても買わないだろうな。
いや、洋さんが歌ってるから買うか(笑)。

で、前振りは道元でしたが、観劇記録は順番どおりに。



平成二十年度 松竹大歌舞伎 東コース

2008.7.11 夜の部 群馬音楽センター 7列30番台


さて、群馬で歌舞伎初体験なわけですが・・・
いやー、このお値段で7列目センターって、めちゃくちゃお徳ですよねーv
こんなに前で歌舞伎を見たことがなかったので、
本当に圧倒されたし、とっても楽しめました。
普通の田舎の音楽ホールなので(しかも群響本拠地でクラシック仕様)、
当然高度な設備はなく、
二幕での場面転換は休憩にしちゃった方がいいくらい時間がかかったし
(しかもとんかちの音とか、掛け声とか聞こえてた/笑)、
花道はないし(下手の袖を使ってました)、
夕立の雷の音がかなり響いてましたが(群馬は雷多いんです・・・)、
席の関係だけでなく、役者さんとの距離が近い感じがして、
昔の歌舞伎ってこんな雰囲気だったのかなあ、と思いました。
拍手も掛け声も洗練されてはいないけれど、
歌舞伎好きな人たちが集まった感じ?
席は前方半分しか埋まっていなくて、ちょっともったいないなあ、と思ったのですが、
あのくらいのまでの距離の方が、地方巡業にはいいのかもしれないですね。


さて、演目のほうですが、またまたご贔屓さんが増えてしまいましたv


《操り三番叟》

能の「翁」の後半に舞われる「三番叟」をモチーフにしたこの作品。
市川亀治郎さん演じる人形が、中村亀鶴さんの後見に操られて三番叟を舞う、という演目でした。
とにかく、亀治郎さんの人形が凄い!
イヤホンガイドで、この舞いは重心を上に置くのがポイント、と言っていましたが、
本当に半分浮いているような感じでした。
足音がね、殆ど聞こえないのです!
そして、表情のまったく動かない綺麗な顔、
焦点の定まらない目(瞬きもめちゃくちゃ少なかった!)、
不自然に止まったり勢いづいたりする動き、
糸がおろされてくたっと床に倒れこむときの軽さ・・・
そのどれもがまさに「人形」でした!
あれだけ激しい舞で、しかもかなり体力がいるタイプの舞だと思うのですが、
口元も殆ど動いていなかったと思う。
亀治郎さん、ほんとに凄いです・・・!

もちろんそれは、”人が演じている”人形なわけで、
その点を強調し、デフォルメした舞な訳なのですが、
それを解かっていても、素直に感嘆してしまいました。

後見の亀鶴さんとの息の合い方もぴったりでした。
絡んだ糸を解くときなど、もの凄く細かい指使いで、糸が見えるような気がしましたもの。
でもって、亀鶴さんの手がまた綺麗なんですよね〜(笑)。
後ろで足踏みの音を立てながら人形を見つめる、厳しく真剣な表情と、
糸がからんでちょっとおろおろしながら上を見上げる表情にもちょっとときめいてしまいました(え)。


《御目見得口上》
登場されたのは、坂東竹三郎さん、中村亀鶴さん、市川段四郎さん、市川亀治郎さん、
坂東巳之助さん、大谷桂三さんでした。
このとき、私の席の真正面が亀治郎さん!
しかも私の前は空席で、ほんとに目が合っちゃうんじゃないかとドキドキしちゃいました(笑)。
まず亀治郎さん、「風林火山」の話題から歌舞伎観劇の心得まで、
かなり長く喋ってくださいました。
亀鶴さんは、とっても真面目〜な雰囲気でご挨拶。
巳之助くんはちょっと肩に力が入った風で初々しかったですv
高崎に来るのは数年ぶり、とおっしゃってたのは大谷さんだったかな?
竹三郎さんは、若手を激励する風だったように記憶しています。
席の関係か、このお二人の声はちょっと聞き取りにくかったんですよね。
巡業の疲れがたまってるのかな?と思いましたが、その後の演目では朗々と響いていたので、
やっぱり席の関係なのではないかと。
で、トリの段四郎さん。
さすがの余裕な喋りのなかで、やっと出ましたご当地ネタ!
しかも袂からだるま弁当の器!!(笑) そしてまた袂にもどす!!(爆笑)
いやー、キティちゃんだるまでなくてよかった・・・
裃の色も、家紋も色とりどりで、短い時間でとても楽しめた口上でした。


《弁天娘女男白浪〜浜松屋より勢揃いまで》
歌舞伎初心者な私も、登場人物の名前や有名な名乗りは知っていたこの演目。
とにかく亀治郎さんの弁天小僧菊之助と亀鶴さんの南郷力丸のための演目!という感じでしたね。

亀治郎さんの弁天小僧、お浪として花道(仮)から出てきたとき、
余りの美しさと存在感に、思わずフライング拍手しちゃいましたよ。
というか、気づいている人がとても少なかったの・・・
で、そんなに美しいのに、力丸との目配せの顔芸が素晴らしい!(笑)
正体がばれた時の、苦悶(なのかな?)の表情や震えもわかりやすかったし、
切れたあとの開き直りがまた豪快!
亀鶴さんの力丸が割と繊細な感じだったので(煙草を吸うときの仕草や手の動きが素敵v)、
実は弁天小僧の方が男らしいんじゃ・・・?とちょっと思ってしまいました(え)。
でも、弁天小僧が力丸を振り回してる風で、実は力丸が一枚上手なんですよねー。
イヤホンガイドのお二人の対談で、澤瀉屋設定ではこの二人は恋人同士、と言っていましたが、
ええ、まさに微笑ましいまでのばかっぷるぶりでございました。
(でも、亀治郎さんの口から”ボーイズラブ”って出るとちょっと微妙・・・/笑)

で、この二人、やってることはめちゃくちゃあくどいんですが、
微妙に間が抜けてる感じとか(計画?)、
周囲関係なくいきなり二人の世界に入っちゃうところとか(誰か突っ込んで!と本気で思った)、
憎めないというか、なんだかとっても魅力的に感じてしまいました。
まあ、だからこその人気演目なんでしょうけどね。

段四郎さん演じる玉島逸当実は日本駄右衛門は、さすがの存在感でした!
声の通りも素晴らしい!
でん、と構えて座っているだけなのに、気配が全然消えないんですよね。
浜松屋幸兵衛役の坂東竹三郎さんも、細かな演技がとても印象的でした。
ちょっとした目線の動きとか溜息とかで、複雑な心境が凄く良くわかるの。
さすがだなあ、と思いました。


そして、稲瀬川勢揃いの場!
いやー、めっちゃくちゃかっこよかったです!!
物語の流れとか、現状を考えちゃうと、これは一体・・・????という感じなのですが、
あの衣装で、あの志ら浪の傘で、あの桜並木の背景で、
あれだけかっこよく名乗りをあげられちゃあ、もう拍手するしかないですよ。
筋書に5人それぞれの名乗りの台詞が載っていてあらかじめ読めていたので、
掛詞とか韻とかも十分楽しめました。

それにしてもあの傘、重そうですよねー。
自分の名乗りまでは、傘を差しかけてなくてはいけないのですが、
4番手の巳之助くん演じる赤星十三郎、ちょっと右腕がぷるぷるしてました。
正面だったので思わず「頑張れ!」と心のなかで念じてしまったり(笑)。
トリの力丸は脇を締めていて微動だにしなかったのですが、
十三郎は、役柄上脇を締めるわけにはいかなかったのかなあ・・・?
でも、名乗りの声は凛としていて魅力的でした。


そんなこんなで、歌舞伎座や新橋演舞場で見るのとはまた違った楽しい舞台でした。
巡業の日程をみると、これがほんとにとんでもなくハード!!
だって1週間で北海道から群馬まで南下してるんですよ?!
暑さも厳しくて移動も大変でしょうし、
毎日違う舞台での上演は、役者さんもスタッフさんももの凄いストレスだと思います。
どうぞお体に気をつけて、この素敵な演目で、沢山の方たちを楽しませてくださいねv

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
亀治郎の全国巡業公演のレポを有難うございますm(_ _)m
私はどうにも余裕がなくて見送ってしまったんです(T-T)
実は亀鶴もご贔屓でねぇ、アップの舞台写真をその切れ長の目にやられて買ってしまっているくらいです。このダブル亀の弁天と南郷なんて本当に美味しいでしょうねぇ。こちらの詳しいレポでイメージ湧いて嬉しいです。
それでは27日の「道元の冒険」でお茶会楽しみにしていま〜す(^O^)/
ぴかちゅう
2008/07/16 00:01
ぴかちゅうさん、こんばんは!
亀鶴さんの目、私もやられてしまいましたv
それも、力丸ではなくて三番叟の後見に、
というのがマイナー好きな私らしいでしょうか?(笑)
私にこの舞台を勧めてくださったぴかちゅうさんが
ご覧になれなかったのはとても残念ですが、
このレポを少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

では、また27日に!!
お会いできるのを楽しみにしておりますね。
恭穂
2008/07/16 21:03

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