瓔珞の音

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<<   作成日時 : 2008/11/30 19:12   >>

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先週「RENT」を観てから、通勤時の音楽はオリジナル・ブロードウェイ・キャストの「RENT」です。
もう、文字通りヘビーローテです(笑)。
私の英語力はめためたなのですが、
舞台を観た後だからか、会話の部分は少し聞き取れる気が・・・
しかし、英語耳には程遠い私。
初めてこのCDを聴いた数年前当初から、
ロジャーとミミの合言葉(?)な「I should tell you」が
「アイシテル」に聞こえてしかたがありません(笑)。
でも、それもある意味この舞台の象徴なのかな?
「RENT」では、誰かが誰かに、誰かが何かに、
直接的にあるいは間接的に、打算的にあるいはただひたすら純粋に、愛を叫んでいる。
そんな舞台だと改めて思いました。


「RENT」

2008.11.24 マチネ シアタークリエ 9列10番台

脚本・作詞・音楽:ジョナサン・ラーソン
演出:エリカ・シュミット
出演:森山未來、Ryohei、米倉利紀、Jennifer Perri、田中ロウマ、Shiho、Mizrock、白川侑二朗、
    安崎求、Ekiana、Junear、彼方リキト、中村桃花、戸室政勝、YOKO、高良舞子、田村雄一


「RENT」というミュージカルがあることを知ったのは、
とあるCDで石井一孝さんが歌う「SEASONS OF LOVE」を聴いた時でした。
凄いいい曲だなー、と思い、その曲だけ繰り返し聴いたことを覚えています。
その翌年に、確か来日公演があって。
新宿の厚生年金会館まで観にいきました。
英語はやっぱり全然分からなかったのだけど、
キャストの皆さんの雄弁でパワー溢れる歌声と演技に圧倒されて、
途中から字幕を忘れて、ただただ舞台を見つめ続けました。
確か、その流れで冒頭のCDを買ったのでした。

そして、今回の「RENT」。

ニューヨークのイースト・ヴィレッジで暮らす若者たちの、
クリスマス・イヴからの一年を描いた物語。
負い続ける夢と、挫折と、出会いと、別れと、
恋と、疑念と、信頼と、憎しみと、絶望と、希望と・・・
溢れる感情やエネルギーを時にもてあましながら、
ただ今日という日を繋いで生きていく彼ら。
そんな彼らを蝕む貧困と病魔。
そんな彼らを導く無償の愛と未来への光。
刹那が、永遠になる瞬間。
52万5600をカウントし続ける、誰かへの想い。


新演出で、訳も新しくして・・・ということですが、
オリジナルを1回しか見たことのない私には、
その違いというのは全然分かりませんでした。
というか、とにかに舞台についていくのに精一杯!
ロック調のミュージカルが久々、ということもあったかもしれませんが、
歌詞が上手く聞き取れなかったり、場面の転換や舞台上の距離や流れが把握できなかったり・・・
1幕が終った時には、集中しすぎて、ちょっとぐったりしてしまいました。
そういえば「TOMMY」を観たときも最初はそうだったかも・・・?
きっと私自身が、このミュージカルのパワーを受け止め切れなかったんでしょうね。

そんな中で、とにかく心に響いたのが、やっぱり2幕冒頭の「Seasons of Love」。
一列に並んだ彼らから、真っ直ぐに届く歌。
石井さんの歌でも、オリジナル・キャストのCDでも、新妻聖子さんのCDでも、
何度も何度も聴いた歌なのに、
まるで初めて聴いたかのように、私の奥底が震えました。
意識せずに、涙がこぼれました。
ああ、本当に私はこの歌が好きなんだなあ、と思った。
メロディーラインも、歌詞も大好き。
そして、この曲を歌う彼らの真っ直ぐで切実な問いかけも大好き。
この曲を、こうして聴くことができるのが、本当に幸せ。
そう、心から思いました。

そして、もう一つ私の心に飛び込んできたのが、田中ロウマさん演じるエンジェル。
もうね、めちゃくちゃキュートだったんですよ!!
最初はちょっと普通の兄ちゃんだなあ(笑)、と思ったのですが、
その仕草とか、瞬きとか、目の伏せ加減とか、コリンズへ添えられる手とか、
本当に優しくて、可愛くて、これはコリンズ惚れるって!と本気で思いました。
コリンズともラブラブなんだけど、本当に穏やかで・・・
これはコリンズを演じた米倉さんにもよるかな?
インテリ風なんだけど、きちんとボヘミアン、というか、凄く懐の深いいい男でした。
田中さんの歌は最初ちょっと聞き取りにくくて、んんん?と思ったのだけど、
米倉さんの滑らかでソウルフルな歌声ととても相性がいいのかな?
二人の歌う「SANTA FE」や「I’ll Cover You」の穏やかな優しさがとても素敵で、
そして、彼らのその後を知っているだけに、なんだか切なくてしかたがなかった。

たぶん、エンジェルという役柄は、この舞台の中でもある意味特別なのだと思う。
マイナスの感情を隠すことのない登場人物の中で、
ただひたすらに他者への愛情に満ち溢れていたエンジェル。
誰もが「No Day But Today」と歌う中で、
「Today for you,Tomorrow for me」と歌うエンジェル。
死と常に隣り合わせになっているような物語の中で、唯一その扉を超えてしまうエンジェル。
それは、まるでジョナサン・ラーソンその人の姿のようにも見えました。

エンジェルが、背後の階段を上って、白い光に満ちた扉の向こうに消えていく演出は好きでした。
というか、私、こういう扉の演出が結構ツボなのかも(笑)。
このときのエンジェルの衣装とか、この前の処置台(?)はどうにかして欲しいなあ、と思いましたが・・・
アメリカの病衣って、ああなのでしょうか?
あと、ミミが生き返るときに、エンジェルの気配が全く感じられなかったのが残念。
というか、このシーン、生き返り方もですが、ジョアンヌ(だったかな?)の台詞があんまりじゃないですか?!
ロジャーをほだすために、女三人で芝居したのかとちょっと思ってしまいました(おい)。


マーク役、森山未來くん。
傍観者であることを嘆きながら、
傍観者であることを選び続けたマークだな、と思いました。
ダンスがあんまり見れなかったのが残念ですが、
客席を上手く巻き込んだり、さすがだなあ、と。
個人的に、後ろの階段を駆け下りる速さにびっくりしました(笑)。


ロジャー役、Ryoheiさん。
見事にへたれなロジャーでした(笑)。
・・・すみません、この一言に尽きるかも?(え)
歌もお上手でしたし、「One Song Glory」は聴き応え抜群でした。
いきなりマイクスタンド持って歌いだしたときには、何事?と思いましたが。
あのシーンは、どういう距離感で、どういう意味合いだったのかな。


コリンズ役、米倉利紀さん。
こんなに好みな歌声だとは思いませんでした・・・!
CD、1枚ぐらいは持ってたはずなんだけどなー。
上でも書きましたが、「SANTA FE」の響きがとても好きでした。
エンジェルとの雰囲気も大好き。
他のカップルが、互いを信頼できずにいる臆病な二人と、
喧嘩がコミュニケーションみたいな過激な二人だったので、
エンジェルとコリンズが出てくるとほっとしました(笑)。


ミミ役、Jennifer Perriさん。
体当たりなのに、素直になりきれないところが切ないミミでした。
歌もダンスも素晴らしかった!!
「Without You」は、もうめちゃくちゃ切なかったです。
こんなにキュートなママさん、きっと娘さんも自慢だろうな、と思う。
最近出たというアルバム、買ってみようかな、と思います。


モーリーン役、Mizrockさん。
めちゃくちゃ可愛くて過激なモーリーンでした!
「Over the Moon」はもう独壇場でしたね。
ベニーの写真の口のところだけ切り取ったの、凄かった・・・
人の唇って、あんなに良く動くんですねー。
というか、あんなに雄弁なんだ・・・
あの客席ののりの中で、あのシーンを演じるのはとても大変だと思います。
むー!って叫べなくてごめんね(笑)。


ジョアンヌ役、Shihoさん。
クールでかっこいいジョアンヌでした。
電話のシーンの歌、凄いなあ、と思っちゃった。
モーリーンとは、割れ鍋に綴じ蓋なんですかねー(笑)。
お似合いでしたv


ベニー役、白川侑二朗さん。
個人的には一番好みな声でした。
優男なんだけど、自分のそういうところもきちんと把握した、
大人で頭のいい、でも野心のある男なんだろうなあ・・・と。
微妙に彼の立ち位置が把握できなくて、
最後に普通にいい人になっちゃったのが、ちょっと不思議でした。


アンサンブルのみなさんも、とにかく全キャスト素晴らしい歌唱力だったなあ、と思います。
だからこそ、あの「Seasons of Love」だったんだろうなあ。
一人一人の方を追って観たら、また別のドラマが見えてくるのでしょうね。
安崎さんも、八面六臂な活躍でしたね!
田中雄一さんがあんまり確認できなかったのがちょっと残念。
とにかく勢いに呑まれた感じの観劇だったので、
ほんとならWキャストも含め何回か観たいところなのですが・・・
12月は市村さん月間にしちゃったんですよねー。
11月にもっと観ておけば良かった、とちょっと後悔しております。
リピートすれば、「Seasons of Love」の新しい歌詞も覚えて、
アンコールで一緒に歌えたかもしれないのに・・・
というか、せっかくだから、歌詞カードとかちょっと配ってくれればいいのになあ。
「むー!」よりは客席も参加しやすいと思うよ?(笑)

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