瓔珞の音

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zoom RSS 胡蝶に幻惑されました(笑)

<<   作成日時 : 2009/01/14 23:01   >>

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月曜に、小春日和、なんてタイトルつけちゃいましたが、
昨日今日とめちゃくちゃ寒かったですねー。
積もるほどではありませんが、今朝はうっすら雪化粧でしたし、
車も道も凍ってました・・・(涙)
ま、こういう真冬な朝も嫌いではないんですけどね。

さて、その今年初観劇は、歌舞伎座でした。
ここ2年ほど、初観劇と締めの観劇に共通点があるのですが、
(一昨年は秋山菜津子さん、昨年は市村正親さんで初と締めだったの)
今年の締めは歌舞伎座になるのかな?
乞うご期待!(なにがだ/笑)



歌舞伎座さよなら公演 壽初春大歌舞伎

2009.1.12 夜の部 歌舞伎座3階2列40番台


というわけで、久々の歌舞伎座。
今回の演目は、どれもほんわかと暖かい印象で、
私の初観劇を寿いでいただいたような気がします。


まず、「壽曽我対面」。
イヤホンガイドで、「これはストーリーの整合性とかは考えずに、おめでたいものとして楽しんで」と
解説の方がおっしゃっていましたが、確かに凄いストーリー(笑)。
実は曽我兄弟より松本幸四郎さん演じる工藤左衛門に感情移入しちゃったので、
これはおめでたいのか?!と思っちゃいましたが、
絵面、というか、役者さんの配置や美しさはまさにおめでたい感じでした!
衣装の色彩をはじめ、金ぴかな背景がすごーく華やかなんですよね。
出演者もめちゃくちゃ豪華でしたしねー。
とにかく、眼福でした(笑)。
個人的には中村魁春さん演じる舞鶴の鬘(?)が兎みたいで可愛かったですv


二つ目の演目は、中村勘三郎さんによる「春興鏡獅子」。
すっごい良かったです!
これを見れただけでも、来て良かった〜と本気で思ってしまいました。
大奥での鏡開きの日に、勘三郎さん演じる弥生が将軍さまへ舞を見せ、
獅子頭を手に踊りだしたところ、獅子の精が弥生に乗り移り・・・というストーリーを、
約一時間の踊りで見せるというもの。
もう、この弥生がめちゃくちゃ可憐だったんですよ!
出てきた瞬間に、思わず「可愛い〜v」と呟いてしまったくらい。
舞いも、流れるような優雅な動きはもちろんのこと、
視線の動きから指の先まで、まったく隙なく美しく、且つ愛らしいのです!
獅子の精が乗り移った直後の、左手のみ獅子の動き、というシーンも、
弥生と獅子の動きの違いが全然不自然ではなくて、目が離せませんでした。

そして後半、獅子の精のあつらえになっての再登場なのですが・・・
これは、本当にあの可憐な弥生と同じ人なのか?と思うほどの迫力!
足踏みの鋭さも、胡蝶を追いかける動きの一つ一つも、びしっと決まっているのです。
かと思えば、胡蝶と戯れる時のコミカルさもあり・・・
途中「「当代一!」という掛け声がかかりましたが、深く同意してしまいました。
鏡獅子関連を見るのは初めてだったのですが、
あの鬣の動かし方にもいろいろ名前があるのですね。
意識して聴いていたつもりなのですが、
やはり舞にのめりこんでしまったみたいで、一つも覚えていません(汗)。
でも、あのこれでもか!というふうにぐるぐる回すのは、本当に大変だと思う・・・
ほんとに凄いなあ・・・!

前半と後半の間の胡蝶の舞と、後半獅子と戯れる胡蝶を演じたお二人も、
とんでもなくキュートでしたv
演じたのは片岡千之助くんと中村玉太郎くん。いずれも8歳!
そろいの衣装で、時にシンメトリーに、時に駆け引きをしながら舞う姿は、
とても微笑ましかったですv
ていうか、あの舞、すっごく難しいと思うのですよ。
楽器を打ち鳴らしながら舞ったり、獅子の動きと上手く連動したり・・・
ちいちゃい子、というのを差し引いても、拍手の価値があると思います。
特に千之助くん!
私は舞のことは良く知りませんが、彼の動きは一つ一つの動きに曖昧さがなくて(海老反りも見事!)、
且つ、たぶん彼は舞を「見せる」ということをきちんと意識していたと思う。
それって、たぶんとても凄いことですよね?
勘三郎さんの弥生を間近で見、獅子と触れ合いながら、
いつか自分もこういう風に舞ってみたい、と思ったりしていたのかな・・・
なんだか、心から応援したくなっちゃいましたv


最後の演目は「鰯売恋曳網」。
これは、以前お借りしたDVDで勘三郎さんの襲名公演での舞台を拝見したことがあります。
その時もとても面白くて、いつか生で観たいなあ、と思っていたのですが、やっと実現!
このお話、とにかく玉三郎さん演じる傾城蛍火(実は丹鶴城のお姫様)がめちゃくちゃかっこいいんですよ!!
美しくたおやかで、一見儚げなんですが、
城の楼閣から聞いた鰯売りの声に心を奪われて城を飛び出しちゃったり(で、人買いに買われた・・・)、
自分を助けに来た家臣を一括して、しっかり恋した鰯売りの女房に収まったり・・・
また、彼女に恋して、関東の田舎大名に扮して揚屋へやってくる、勘三郎さん演じる鰯売りの猿源氏が、
非常に愛すべきへたれなんですよねー。
個人的には、一括する蛍火の後ろで、一拍遅れてダン!と足をならしたり(それもちょっと控えめ/笑)。
花道での決めのポーズが、蛍火にすがる感じになってたり(男女逆?/え)がツボでした(笑)。
でも、デフォルメされたへたれ(決定?)を、
笑いと呆れの紙一重の境界でナチュラルに演じるのって、さすが勘三郎さんだなあ、と思うのです。
「鰯かうえい〜」の呼び声も、1回として同じ響きはなかった。
その声の中に、恋の悩みも、夢うつつも、はじけるような喜びも全部入っていた。
本当に「よっ!当代一!!」という感じです。
「鰯かうえい〜」の呼び声は、最後の玉三郎さんの声も、
すっと爽やかで張りがあって素敵でしたv

坂東彌十郎さん演じる猿源氏のお父さんの粋なご隠居さんも、
市川染五郎さん演じる博労も、面白かったですv
大名に扮した猿源氏をジェスチャーでたしなめたり、
窮地に陥った時には二人そろって頭を抱えたり・・・
染五郎さんの生の声も久々に聞きました。
で、「朧の森に棲む鬼」が見直したくなりました(笑)。



そんなこんなで、物語を見た!という充実感はあまりありませんでしたが、
とっても華やかで幸せな気持ちになれる演目ばかりでした。
残念だったのは、公演のはじめの方だったせいか、舞台写真が売っていなかったこと。
・・・って、もしかしたら、売ってる場所を私が見つけられなかっただけかな?(汗)
筋書にもまだ写真は付いていなかったし・・・
せめて胡蝶と戯れる獅子の写真が欲しかったなあ。
来月の「演劇界」にきっと写真が載るでしょうから、それを買って我慢しようと思います。

で、写真の代りに歌舞伎座でピアス買ってきちゃいました!
オニキス(かな?)にそれぞれ龍と鳳凰が彫りこまれてるんです。
って書くとちょっと悪趣味な感じがしますが、
ちいちゃくて、すっごい可愛いんですよ!
黒系のピアスが欲しくてずっとさがしていたんですが、なかなか気に入るのがなくて・・・
まさか歌舞伎座で出会えるとは思いませんでしたv
早く着けるチャンスがこないかな♪

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09/01/27 歌舞伎座千穐楽夜の部?「鰯賣戀曳網」
{/kaeru_love/} 玉三郎つながりでこちらも書いておこう。初見はこちらも勘三郎の襲名披露公演だった「鰯賣戀曳網」。 歌舞伎座さよなら公演のスタートの初春歌舞伎はなんだか幹部俳優たちがあまり準備しないでも演じられる品目が並んだ感があったが、まぁお正月だし、こういう明るい演目での打ち出しは悪くない。 {/face_en/} 【鰯賣戀曳網】作・三島由紀夫 今回の配役は以下の通り。 猿源氏=勘三郎 父・海老名なあみだぶつ=彌十郎 博労六郎左衛門=染五郎 亭主=東蔵 庭男実は藪熊次郎太=亀蔵 傾... ...続きを見る
ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記
2009/02/19 00:24

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
私は、歌舞伎は今まで一度も見たことがないのですが
(見てみようかなあ、とは思うものの、何となく敷居が高くて…)
とても面白そうですね。
恭穂さんが心から楽しんでらっしゃるのが伝わってくるからでしょうか。

今年は頑張って敷居を乗り越えて、地元の幕見席で歌舞伎デビューしてみようかな?と
記事を読み終わって思っています。
みずたましまうま
2009/01/15 21:57
みずたましまうまさん。
歌舞伎、私も敷居が高くてずっと足踏みしてたんです。
ブログでお知り合いになった方に背中を押していただきました。
きっと基本的な知識とかは全然足りないし、
間違った解釈をしているところもあると思いますが、
でも、歌舞伎って、きっと江戸時代当時は、
民衆のためのエンターテイメントだったんですよね!
そう思って、初心者なりにめいっぱい楽しんでいますv
みずたましまうまさんも、機会がありましたら是非!
恭穂
2009/01/16 23:37

ようやく「鰯賣戀曳網」の感想をアップしたのでTBさせていただきました。勘三郎・玉三郎コンビの魅力が生きる作品ですよね。「鏡獅子」や昼の部の「鷺娘」もリンクついてますm(_ _)m
実は2/15に玲小姐さんと並んで観た「二人道成寺」で玉三郎丈の異変を目のあたりにしてしまい、衝撃を受けていて、そこから立ち直ろうと玉三郎丈の記事を3本続けてアップして気を取り直しているところです。
舞踊はどんどん封印する演目が増えていってもお芝居ではまだまだご活躍いただけることを信じてこれからもしっかり観ていくつもりです。
ぴかちゅう
2009/02/19 00:44
ぴかちゅうさん、こんばんは!
仁左衛門さんと玉三郎さんのコンビも大好きですが、
勘三郎さんと玉三郎さんのコンビも、
なんだかとても愛らしくて大好きです!
玉三郎さんの本格的な舞踊はまだ実は見ていないので、
封印される演目が増えるのは哀しいですが、
いつか是非観てみたいと思います。
またお薦め演目など教えてくださいね!
ゆきほ
2009/02/22 22:24

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