瓔珞の音

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<<   作成日時 : 2009/03/29 18:50   >>

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先週の名古屋遠征の翌日、実はお友達と待ち合わせしてランチと観劇をしてきました。
そのお友達はセレブと庶民が絶妙にブレンドされた素敵な方で、
ご一緒すると、一人では絶対に行かないようなハイソなお店に連れて行ってくれます。
今回も、入るのしり込みしちゃうようなお店でした・・・
が!
なんだかとってもリラックスできたんですよねー。

もちろん、お料理の名前とか全然わからないし、
これは私の何食分の食費?と思うくらいのお値段でしたが、
そういう場になれない私にストレスをかけないだけのホスピタリティでした。
お料理の説明もわかりやすくて、しかも聞いているだけでわくわくする感じ。
自分のお店のお料理に誇りを持っているんだなあ、と。

妙齢の(笑)女二人できゃあきゃあいいながらお食事を楽しみ、
サービスのスイーツにも歓声を上げたら、なんともう1組サービスしてくださいました!
デザート以外に3種類もスイーツをいただいちゃいましたよ(笑)。
でも、それを申し訳ないと思わせない態度と口調で、どれも美味しくいただきましたv
食後にテーブルの傍でフレッシュハーブを切って淹れてくださったハーブティーも、
優しい香りとお味で、またまたまったり・・・結局劇場の開場ぎりぎりまでのんびりしちゃいました。

安くて美味しいものが一番だけど、
高価だからこそ、その値段に見合っただけのサービスと満足感を自然に与えてくれる・・・
そういう接客のプロの姿勢を見せていただいたように思いました。
ご一緒したお友達とは、2年に1回ぐらい、自分にご褒美でこういうお食事しようねー、
と約束してお別れしました。

・・・って、観劇記録書く前に終っちゃいます!(笑)


「マルグリット」
2009.3.22 ソワレ 1階L列一桁台

出演:春野寿美礼、田代万里生、寺脇康文、山崎裕太、tekkan、飯野めぐみ、横内正 他


「椿姫」を第二次世界大戦下のフランスに置き換えたこの物語。
ナチス占領下のパリで、ナチスの将校オットー(寺脇康文)の愛人として、
豪奢な暮らしを送っていた歌姫・マルグリット(春野寿美礼)が、
自分の40歳の誕生日のパーティーにバンドマンとして現れた若いピアノ弾きに求愛され、
激しい恋に落ちていく、というもの。
ドイツとフランスの関係、ユダヤ人とフランスのレジスタンスの活動などを背景に、
タブーである二人の愛が周囲をも巻き込んで行き・・・

というお話でした。
マルグリットの置かれていた立場同様、とても豪華で綺麗で、そしてどこか欺瞞に溢れたそんな物語。
個人的な感想としては、なんとももったいない舞台だなあ、ということでした。

「シェルブールの雨傘」などを作られたミシェル=ルグランの音楽はとても綺麗だったし、
あえて違う場のセットを照明や映像で別のシーンで用いる方法も面白かったし、
役者さんたちの演技も見ごたえがあったのに、
何故”もったいない”と自分が思ったのか、実はちょっと良くわからないのですが・・・
とりあえず、私には”マルグリット”という女性に共感することが出来なかったのは事実だったりします。

歌姫を夢見、有名な歌手になり、そして敵国の将校の愛人となったマルグリット。
それは、全て彼女自身が選んできたこと。
若いアルマンと恋に落ち、彼との愛情を育みながらも、
その生活を捨てられずにオットーとの関係を解消しなかったのも彼女が選んだこと。
もちろん、それには政治的な背景や、世情も影響していたでしょう。
40という年齢であった彼女には、
全てを捨ててアルマンとともに不安定な生活へ飛び出す勇気がなかったのも理解できる。
でも、最後の最後にアルマンを選ぶのなら、
オットーをあんなに手酷く裏切るのなら、
手遅れになる前に、もっと早くにしていればよかったのに・・・って思ってしまったのです。
だって、オットーに全てを知られてしまったあの日のアルマンとの約束だって、
半分はアルマンに押し切られてのものだったし・・・
結局は、彼女は自分だけしか愛していなかったんだろうなあ、とそう感じました。

そんなマルグリットを演じた春野さん。
なんでも宝塚では伝説の男役さん、ということですが、私はもちろん所見でした。
すらっとした立ち姿と、滑らかな動きがとても美しくて、これはファンも多かろう、と納得。
歌声も、高音の多い楽曲を一生懸命歌ってらっしゃいました。
でも、ハイトーンのときは一本調子に聞こえてしまったのが残念。
もっと低い音なら、きっと情感溢れた歌声だったんだろうなあ、と思います。
歴史と男に翻弄されながら、自分を貫いた強い女性を鮮やかに演じてらっしゃいました。
この方のエリザベートがちょっと観たくなってしまったり。
・・・でも、少女期は無理があるかな?(え)


アルマン役、田代万里生さん。
東宝ミュージカルでおなじみの山崎育三郎くんがこの間まで入っていたエスコルタのメンバーですね。
CDは聞いていたのですが、今回初めてお顔を声が一致しました(笑)。
もともとオペラ畑で、ミュージカルは初めてとのこと。
なんとも素晴らしい歌声でした。
オペラでは余り使わないだろう地声での歌も頑張ってました。
ジャズピアノの演奏も素晴らしくv
憧れ続けたマルグリットとの恋に夢中で、
自分も相手も周りも全てが見えなくなってしまう若いアルマン。
彼の存在はマルグリットにとっては救いでもあり毒でもあったんだろうなあ、と思います。


オットー役、寺脇康文さん。
周りがオペラやミュージカルの方ばかりだったので、歌では苦戦してらっしゃいましたが、
ただの愛人だったはずの女を心から愛してしまった男の苦悩を細やかに演じてらっしゃいました。
渋くてかっこよかったですv
個人的には、恋に盲目なアルマンより、
恋になりふり構わずなオットーの方が微笑ましく思えてしまいました。
まあ、やってることは極悪非道ですけどねー(え)。
ナチの将校としての立場とかブライドとかを捨てられずに、
威圧的にしか愛を求められなかったオットーの悲哀が胸に迫りました。


アネット役、飯野めぐみさん。
昨年の笹本玲奈ちゃんの「Jewel」に出てらした方ですね!
とても綺麗な歌声で、聞き惚れてしまいました。
アネットという役柄も理解しやすく等身大に演じてらっしゃいました。
マルグリットよりはずっと共感しやすい、寄り添いやすい役柄だったかも。
でも、その”強さ”の質は違っても、アネットもとても”強い”女性だな、と思います。
彼女のその強さの根本は、恋人への、弟への愛情にある。
彼女がいることで、マルグリットの存在が更にクリアになったように思います。


アンサンブルの方々も、アンサンブルというのが申し訳ないほどのキャリアのある方々。
やっぱりオペラよりの方が多かったのか、その歌声はとても聴き応えがありました。
その分、寺脇さんの歌はやっぱりキツかったなあ・・・(涙)

いろいろ私の好みからは外れる舞台でしたが、
一つのミュージカルとしては楽しめたと思います。
私が観た時は、日曜にも関わらず私の前の列ががら空き、という状況・・・
そういう意味でももったいない舞台でした。

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