瓔珞の音

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zoom RSS 夏至も過ぎたので

<<   作成日時 : 2009/06/29 22:38   >>

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ちょっと夏らしい雰囲気にしてみましたv
夏休みまで1週間を切りましたので、
観劇記録のスパートをかけたいと思います。
とりあえず、短く簡潔に言いたいことを!をポリシーに、
4日連続記録に挑戦です!・・・挫折しないといいなあ(汗)。




「女信長」

2009.6.20 ソワレ 青山劇場 1階XD列10番台

出演:黒木メイサ、中川晃教、河合龍之介、TETSU、市瀬秀和、黒川恭佑、細貝圭、真島公平、篠田光亮。
    山崎銀之丞、清家利一、有森也実、石田純一 他





織田信長は、実は女だった。
男たちの時代であった戦国の世で、
女であったからこそ、成し遂げられたことがある。
女であったからこそ、成し遂げられなかったことがある―――

そういうコンセプト(なのかな?)で描かれた、
佐藤賢一さんの小説を舞台化したこの物語。
物語としては、納得できる部分もあり、どうにも受け入れがたいところもあり・・・
演出的にも、心に響く部分もあり、ついていけない部分もあり・・・

でも、黒木メイサちゃんをはじめ、役者さんたちがその魅力を発揮していたことは確かで。
だからかな。
かなり楽しむことができました。

信長を演じた黒木メイサちゃんは、さすがの身体能力と美しさでしたv
”信長”として常に強くあろうとする自分と、
”御長”として誰かの腕の中にいたいと思う自分と、
その二つの狭間で翻弄されて、徐々に壊れていく姿が、なんだかとっても痛々しかったです。
たぶん、彼女にとってそのどちらもが真実で、どちらもが偽りだったんだろうな。

信長でいるときの方が自然体で生き生きとできるけれど、壊れていく何かがある。
御長でいるときの方が安らげるけれど、どこか演じている自分がいる。
そんな風に感じました。

最終的に彼女は光秀の導きで”女”としての人生を生きることになるのだけど、
彼女はそれで満足したのかな?とちょっと思ってしまった。
愛して欲しかった、と彼女は言ったけれど、
結局彼女は家臣の全てから”愛されている”自分に気づいていなかった。
それは、その愛が彼女の欲しい愛とは違ったからなのかなあ・・・?
どうにもちょっと消化不良で、いつか原作を読んでみたいな、と思いました。


明智光秀役、中川晃教くん。
いやー、ひさびさに舞台の上でのアッキーを観ましたが、
あの声、本当に本当に大好きです!
アッキーが作った3曲とも、とても素敵な曲だったし・・・CD出してくれないかなあ。

そして、記憶の中の彼よりも、更に”役者”の顔になっていて、なんだか嬉しくなりました。
家臣としても、同士としても、男としても、人としても、
いろんな意味で光秀は信長を愛してたんだなあ、と思う。
どれか一つを選ぶことはできないし、どれかを選んでしまったら全てを失う―――
それが解かっていて、それでも壊れていく信長を抱きしめずにはいられなかった。
♪愛に生きる を歌う光秀を見ていて、そういう熱情みたいなのが感じられて、
これは信長もすがりたくなる、と思いました。
こんな風に口説かれたら、落ちないはずないって!(や、落とそうとは思ってないだろうけど/汗)。

自分が手を伸ばしたことで、信長が更に深みに堕ちていったことを光秀は知っていて、
だからこそ、彼は”織田信長”を殺そうとした。
彼が見据えた”敵”は、いったいなんだったのかな?
愛しい女を呪縛する”信長”?
全てを道連れに滅びへと突き進む”信長”?
自分が壊してしまった”信長”?
あの瞬間、光秀は”信長”と一緒に”光秀”である自分も切って捨てたんだろうな、と思う。
同じ夢を見て、同じ世界を目指して進んで、そして、同じように壊れていった二人の男を、あの時光秀は殺した。
なんだかそんな風に感じました。

それにしても、ギャグに満ち溢れた舞台の中で、
ただ一人ギャグを言わず、ひたすらクールに光秀でいたアッキー、素晴らしいです!(笑)
フロイスの涎掛け(?)も微妙に似合ってましたしねー。
殴られる姿も様になってました(笑)。
そういえば、本能寺のシーンで信長に後ろから近づく姿が、
エリザベートのトートに見えたんですが、あの衣装って、実はそれを意識してる?
まあ、役の意味合いとしては間違ってはいないのかもしれないけど・・・
アッキーのトート閣下・・・ちょっと見てみたいかも?(笑)


徳川家康役、山崎銀之丞さん。
たぶん初見なのですが、あまりのかっこよさにちょっとくらくらしました(笑)。
やっぱり男は不惑を過ぎてからだよねー(え)。
狂言回してきな役柄でもあったのですが、
家康がいたことで、物語の要所要所が締まったように感じました。
ギャグも自然でしたし・・・


予想外に(失礼)良かったのが、石田純一さん演じる斎藤道三。
なんというか、非常に情の深い男でした。
女である信長の戦国の世での生き方に興味を惹かれ、
けれど、彼女が目指す世界のためには、その”女”が邪魔をする。
だからこそ、彼は信長の”女”を自分が預かる、と言った。
彼がもっと長く生きていたなら、信長もあれほど苦しまなくて良かったのではないかなあ、と思いました。


そして、有森也実さん演じる御濃も印象的でした。
衣装がどうにもこうにも許せなかったし、
物語の中では、ちょっと中途半端な扱いだったように思うのですが、
”女”であることと”信長”であることの狭間で傷ついていく御長を、
母のように姉のように抱きしめる姿が、なんだかとても素敵で・・・

どうにもこの舞台、黒木メイサとイケメンたち、という裏テーマがあったのではないか、という配役でしたが、
もっと渋い配役で、そういう心のやり取りみたいな部分に重きを置いた演出でも、
見てみたいなあ、と思いました。

あ、でも、もちろん今回の配役でも面白かったですよ?
家臣を演じた若者たちも頑張ってましたしねー。
ちょーっと私がついていけなかっただけで・・・(涙)
やっぱりきらきらしてるのは私は駄目なんだなあ〜と再確認(笑)。
どうにも家康さまや服部半蔵(清家利一さん)に目を奪われてしまうのでした・・・
それでも、若者の一生懸命さはしっかり伝わったし、
本能寺で家臣たちが信長に別れを告げにくるしーんでは、
これは告白大会か?!とか思いつつも、ちょっと涙してしまいました。
あそこで、自分は愛されている、と感じたことこそが、
”信長”の浄化に繋がったのかもしれないな、とも思いました。


舞台全体の印象としては、”ミニ劇団☆新感線”という感じかなあ・・・
ああ、また「SHIROH」が観たくなってしまいました(笑)。

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