瓔珞の音

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zoom RSS ラテンの風

<<   作成日時 : 2009/08/04 21:12   >>

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群馬県には、日系ブラジル人の方が沢山住んでいる町があります。
実際、仕事でも日系ブラジル人の方にお会いすることはわりとあり、
ポルトガル語はどうにもこうにもわからないので(汗)、
日本語とジェスチャーで押し通しています(え)。
その街では、カーニバルが開かれたり、お料理講習会があったり、
地元の人といろんな交流があるようです。
そんなこんなで、わりと身近なブラジルですが、その歴史については全く知らないままでした。

第二次世界大戦の混乱期。
ナチスとの関係。
倒される政府。
日々変わっていく価値観。
不安定な未来。
でも、その中で生きることのエネルギーを放出し続けた人々。

そんな熱い舞台を観てきました。


「オペラ・ド・マランドロ 〜リオデジャネイロ 1941

2009.7.26 ソワレ 東京芸術劇場 中ホール 1階H列一桁台

出演:別所哲也、マルシア、石川梨華、東山義久、田中ロウマ、小林勝也、杜けあき、石井一孝、森新吾、
    小寺利光、原知宏、中塚皓平、咲山類、TAKA、野島直人、小此木麻里、岡本茜、荒木里佳、JuNGLE


ブレヒトの「三文オペラ」を1941年のリオデジャネイロに舞台を移して翻案したこの舞台。
戦時下の不安定な町で、
大胆に、あくどく、情深く、そして自分に正直に生きていくマランドロ(ならず者)たちと、
まったく違う形で、未来を見つめる女たち。
ブラジルの歴史を知っていたら、もっといろいろ楽しめたんだろうなあ・・・
でも、知らなくても、彼らが発する”生きる”というエネルギーはもの凄くて、
その熱さに引き込まれながら、最後のサンバのみなさんの勢いに呆然とし、
わーっと思う間に舞台が終わってしまいました(笑)。
とにかく、出演者のみなさんがめちゃくちゃかっこいい!!

別所さん演じるマックスは、とにかくたらしだなあ、と思いました(え)。
女だけでなく、男もたらしてるよ!と(笑)。
それこそ大胆に、全ては自分の思い通り、というような雰囲気をかもし出すマックスは、
混乱した世情を不安の中で生きる人たちにとっては、凄い魅力があったんじゃないかな。
マルゴとルー、二人の女の前で、表情も声音も動きさえ異なっちゃうところがまた(笑)。
でも、マルゴのときの強気で色悪的な雰囲気も、
ルーを前にしたときの、オヤジモード全開な感じも、
バハバスをはじめ、仲間たちを前にした自信満々な言動も、
どれもリアルなのに、どれも嘘のような・・・なんとも複雑な男だなあ、と思いました。
まあ、この劇中劇を書いた脚本家が演じているのがマックスなわけですから、
一筋縄では行かないですよね。
個人的には、牢の中でマルゴを口説き落とすシーンが好きでしたv

そのマルゴを演じたマルシアさん。
最初は「ジキル&ハイド」のルーシーっぽいなあ、と思ったのですがとんでもない!!
よっぽどしたたかで、前向きで、外見の色っぽさからは想像できない可愛らしい女性でしたv(笑)
喜びも悲しみも疑いも、全部気持ちが面に出ちゃうようなあけっぴろげさが、なんだかとてもツボでした。

逆に、見た目はとてもキュートなのに、
とってもクールで自立した、度胸のある女性だったのが、石川さん演じるルー。
世情をしっかり理解して、その荒波を生き抜く術を持っているルー。
でも、”仲間”のことは全然解かっていなかった。
そこが敗因だったのかなあ・・・って、負けてないか(笑)。
石川さんは、もともとあんまり良く知らなくて・・・
演技も歌も凄い頑張ってるなあ、と思いましたが、やっぱりちょっと物足りなかったかな。
でも、2幕、牢に入ったマックスを翻弄したり、マルゴと対決するシーンとか、とても生き生きしてましたv
雰囲気とかが一瞬安達祐実ちゃんと重なって、この役、祐実ちゃんがやったら似合っただろうな、
とちょっと思ってしまいました。

マックスの親友で、でもわが身のために親友を逮捕する汚職警官(笑)タイガー役は石井一孝さん。
ものすごく久しぶりに拝見した気がします・・・
スタイリッシュだけど胡散臭さ満載なタイガーを楽しそうに演じてらっしゃいました(笑)。
シリアスなシーンなのに、笑えてしまったのは何故なんでしょう・・・?

東山くんのバハバスは、もうめちゃくちゃかっこよかったです!!
久々に歌い上げる声も聞けましたしねーv
フィナーレ、白いスーツでがーっと踊るのは、ちょっと反則!と思ってしまいました(何が?/笑)。

同じくかっこよく、且つルーと同じくらいキュートだったのが、田中ロウマさんのジェニ!
昨年の「RENT」でのエンジェルもめちゃくちゃ可愛かったけど、
今回の小悪魔で底知れない感じのジェニも見ごたえありましたv
ソロのシーンとか、何気に一番拍手が大きかったように思えたのは気のせいかしら?
でも、是非アンコールしてもらいたかったです!
1幕の芝居の中で、ひたすらバハバスにちょっかいかけてるのが印象的でした。
何気に仲良しだよね、この二人(笑)。
マックスにも懐いてたけど、最終的に裏切るのもジェニ。
「ベガーズ・オペラ」で入絵さんが演じた役がジェニだったのか!とちょっとびっくりしてしまいました(笑)。

ルーの両親を演じた小林さんも杜さんは、歌も演技もとても安定感があって、
浮き足立ちそうな舞台を、かっちりと締めてくれてたなあ、と思いました。
娼婦役の女性陣も見ごたえのある方ばかり!
実は「OUR HOUSE」の時にJuNGLEさんに目をつけていた私(笑)。
あれ以来拝見する機会がなかなかなかったのですが、
今回も笑いもシリアスも歌もダンスも楽しませていただきましたv

DIAMOND☆DOGSのみなさんを観るのは、一昨年の夏以来かな。
あの時はダンス・パフォーマンスだったので、演技を見るのは初めて。
・・・歌も初めて。
森くんと中塚くんしか見分けがつかないのですが、みなさん頑張ってた、と思います。
個々の役柄の見分けがつけば、きっともっと楽しめたんだろうな。
が、ちょっと歌が弱くてね〜(涙)。
まあ、ダンスの集団だから仕方ないのかもしれませんが、
からむことの多い野島くんがまためちゃくちゃ歌が上手いので、
ちょっとかわいそうな感じでした。

というかこの舞台、いろんな意味でもったいないというか中途半端というか・・・
歌って欲しい人の歌が少なくて、
踊って欲しい人のダンスが少なくて、
個人的にちょっと不完全燃焼な感じでした。
まあ、そんな気持ちも最後のサンバでがーっと押し流されましたが(笑)。
観たのが初日から二日目で、まだ練れてない部分もあったんでしょうね。
そのあと2度目をご覧になった方からは、進化していた!というメールをいただきました。
千秋楽、とても悩みながら、時間が合わずに見ることができなかったのが、とても残念です。
たぶん、繰り返し観ると、発見がいろいろあったんでしょうねー。
次のシーンに出る人が、舞台上の舞台袖で待機して、なにかやり取りしてたり、
微妙な目配せがあったり・・・
そういうところも含めて、きっと進化してたんだろうな。

これからの地方公演も、迸るパッションでラテンの風を吹かせて欲しいと思います。

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