瓔珞の音

アクセスカウンタ

zoom RSS 黄昏

<<   作成日時 : 2009/10/21 20:42   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

10月も、もう下旬になってしまいましたね。
最近、時間の過ぎるのがめちゃくちゃ早いです。
このままでは、あっというまに大阪に行くことになっちゃいそう。
目の前のことを一つ一つクリアして、身軽に大阪人になれるよう(違います)がんばります!
で、まず手始めに、記憶力に挑戦!な観劇記録を。
「相棒」が始まる前に書き終わりますように!(笑)


「屋根の上のヴァイオリン弾き」

2009.10.10 マチネ 帝国劇場 1階B列12番

出演:市村正親、貴城けい、笹本玲奈、平田愛咲、植本潤、良知真次、中山卓也、鶴田忍、石鍋多加史、
    青山達三、廣田高志、荒井洸子、真島茂樹、鳳蘭 他


前回の公演が、初観劇だったので、今回は2回目。
オープニングの♪伝統の歌 が始まった瞬間に、ちょっと感極まってしまいました。
これぞミュージカル!という曲、歌声、ダンス・・・もう客席でおもいっきり笑顔になっちゃいましたよ(笑)。

物語の舞台は、1905年ロシアの寒村アナテフスカ
神と伝統を重んじ、慎ましく、けれど明るく生きるユダヤ人たちが住む小さな集落。
その村で酪農を営むテヴィエ一家を中心に、
揺れ動く世情の中で翻弄され、けれど自分自身の行く末をきちんと見据えている人たちの物語でした。

基本的な感想は前回とたぶん余り変わりありません。
でも、彼らの生きる時代、パーチックが身を投じる革命、彼らとロシア人との確執と友情、
そういったものが、前回よりも強く伝わってきたように思います。
もしかしたらそれは、「コースト・オブ・ユートピア」を観たからなのかも。
時代としては少しずれますが、テヴィエたちが生きたロシアは、あの長大な物語の先に在った。
変わっていく時代、変わっていく思想、変わっていく常識、変わっていく伝統。
まるで物語の中の村のように、変わらない色を保っていたはずのアナテフスカ。
けれど、その変化は決して逃れることのできないもので・・・


市村さん演じるテヴィエは、その変化をたぶん一番わかっていたと思います。
伝統を重んじると同時に、変わり行く現状を、鋭敏に察していた。
その上で、"変化"を感情のままに、あるいは強い切望の果てに受け入れていく娘たちを、
彼はその想いごとしっかりと受け止めているように見えました。
生まれたときから伝統を重んじてきた彼には、
その変化を受け入れることに、もちろん、戸惑いもあったでしょう。
恐れも、悲しみもあったでしょう。
けれど、赤い夕焼けに染まる故郷を後にするその背中は、
決して悲壮感や諦念だけではなかったと思うのです。
優しくて、愛嬌があって、思慮深くて、そして誰よりも強い父親であるテヴィエ。
まさに市村さんのはまり役だなあ、と思います。


テヴィエの妻、ゴールデは鳳蘭さん。
なんとも貫禄のある、肝っ玉母さんな感じでした!
でもって、舞台の上での存在感がすごい!!
台詞も歌声もとても聞き取りやすくて、
市村さんとの掛け合いは、楽しくもじーんとしてしまう要素もしっかりありました。


貴城さんのツァイテル、玲奈ちゃんのホーデル、平田さんのチャバは、
3人ともとても可愛らしかったですv
衣裳がまた可愛いんですよねー。
歌も聞き応えばっちり!
平田さんはたぶん始めて拝見するのですが、
ちょっと低めの声とあいらしい外見とのギャップが魅力的でした。
玲奈ちゃんは、やっぱり見事に恋愛体質なホーデル!
というか、そういう役柄なんでしょうけれど、もうちょっとパパに配慮しても・・・と思っちゃった(笑)。
でも、駅でのパパとの別れのシーンはさすが!
歌声だけでなく、前を見据える瞳の強さが、ホーデルの覚悟を感じさせてくれました。


モーテル役は植本潤さん。
いやー、なんとも癒し系でしたv
そして、演技の細かさは市村さんに匹敵するのではないかと!
歌声は、やはりミュージカル的ではない部分もありましたが、
ツァイテルとの結婚を許されて、二人で踊りながら歌うシーンでは、
踊りまくりながらもしっかり聴かせて下さいました。
もう、めちゃくちゃ微笑ましかったですv


パーチック役の良知さんは初めて拝見しますが、歌のお上手な方ですねー!
席の関係もあったかもしれませんが、
大人数で歌っていても、その声がばっちり聞こえました。
前回の吉野さんにくらべると、もの凄く若くて青いなあ、という印象。
これはホーデル苦労するかも、とちょっと思っちゃった(笑)。


歌はなかったけれど、ロシア人の巡査役の廣田さん、渋い演技をされていました!
そこだけちょっとシェイクスピアな感じ?(笑)
中間管理職(だよね?)の苦悩を魅せていただきました。


そして、ヴァイオリン弾き役は日比野啓一さん。
台詞は一つもなくて、ヴァイオリンを弾く姿と、表情と視線だけでしたが、
舞台の上できちんとその存在を感じさせてくれました。


このミュージカルの空の色は、なぜかいつも黄昏を感じさせました。
青空の見える昼のシーンでも、その空の色はどこかに暗さがあった。
その暗さは、アナテフスカの人たちを苦しめるロシア帝国の影であるのかもしれないし、
彼らが受け継いできた歴史の影であるのかもしれない。
この黄昏の先にあるのは、もちろん夜の闇なのだけれど、
でも、テヴィエたちはきっと更にその先の明るい夜明けを目指して旅立っていった―――
そうであればいいな、と思います。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
黄昏 瓔珞の音/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる