瓔珞の音

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zoom RSS 一期一会

<<   作成日時 : 2009/11/12 22:33   >>

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11月も中旬に入り、一気に寒くなりましたね。
空気の澄み具合が、もう冬の気配で、なんだかちょっと嬉しくなります。
今朝は、空の殆どが雲に覆われていて、山の端近くだけぐるりと青空が見えていました。
暗い空の下で、紅葉に染まった山々が朝陽を浴びて、とっても綺麗でした。
特に妙義山!
いつもは少し霞んで青みがかって見えるのですが、今朝はなんだかキラキラしていました。
あの独特のフォルムとあいまって、なんだか初めて見るような美しさ。
季節や、天気や、時間、そしてその時の私の気持ち。
どれもが移り変わるものだから、きっと今日と”同じ”妙義山をみることはないのだろうな。
そう思ったら、通勤時間の一瞬に見たその姿が、なんだかとても愛しいものに思えました。

そんな気持ちに通じるのが、私の場合は舞台だったり(笑)。
特に、「レ・ミゼラブル」のようにキャストが沢山いる舞台では、同じものは絶対にありえなくて。
だから、可能なら何度でも観たい。
でもなかなかそういうわけには行かなくて・・・この秋の陣は結局2回しか観れなそうです。
最後の観劇を週末に控え、遅くなりましたが、初回の記録を簡単に。


「レ・ミゼラブル」

2009.10.29 ソワレ 帝国劇場 1階H列10番大台

出演:別所哲也、阿部裕、知念里奈、シルビア・グラブ、辛島小惠、小西遼生、駒田一、阿知波悟美、
    原田優一、春口凌芽、飯田汐音 他


さて、奈良からフランスへの長旅(え)。
気持ちの切り替えができるかなあ、とちょっと心配でしたが、全くの杞憂でした。
ええ、もう、最初の曲が始まった瞬間に、全身がレ・ミゼモードになった感じ(笑)。
観る前に、いろんな方の感想でオケのことが書かれていましたが、
席が前のほうだったせいか、私が雰囲気に流されまくっていたせいか、
オケの薄さというのはあまり気になりませんでした。
ちょっと楽器ごとの音が目立つかなあ、という印象はありましたが、
歌声の音響も生声に近い感じだったので、シンプルだな〜、というのが一番の感想かも。
もともと別所さんのバルジャンの語りかけるような歌声が好きですしね。

その別所バルジャン。
なんというか、もうこのバルジャンの包容力とか優しさとか葛藤とか強さとか、
さりげないのにどうしてこんなにも鮮やかに心に沁みるんだろう・・・!
なんだか観るたびに好きになる気がします。
今回は、下手側の席だったこともあって、
最後のシーンのコゼットを見つめる表情が良く見えたのですが、
バルジャンは本当にコゼットのことを大事に愛していたんだなあ、というのがすごく良くわかって。
だからこそ、「父じゃない」という台詞の切実さに、もうしゃくりあげるのを堪えることができませんでした。

そして、そのバルジャンの想いを受け取る辛島コゼットがまた・・・
以前見たときは、落ち着いたお姉さん風なコゼット、という印象だったのですが、
今回は、可憐という言葉がぴったり!!
歌声は文句なしで、且つこんなに可愛らしいコゼットって・・・もうちょっとどうしようという感じです(え)。
いい意味でミュージカルの色を獲得したのだろうな、と思います。

阿部さんのジャベールも久々かな。
この方のジャベールは、本当に真っ直ぐだなあ、と思います。
岡さんのジャベールに感じるような奥深い闇とか、
今さんのジャベールに感じるような冷酷さとかはなくて、
凄く誠実なジャベールだと思う。
そして、それがとても魅力的だとも思います。

その反対に、ちょっと黒さ(笑)を感じたのが、原田アンジョ!
2年前のキラキラ可愛い外見はそのままなんですが、トータルの感想が”黒アンジョ”(笑)でした。
コゼットとの出会いを語るマリウスの声を聞いている時のあの苦々しい表情と、
直後の爽やかなリーダーとしての表情のギャップとか、おおお!という感じ(笑)。
最初にそんな風に感じてしまったからか、
その後のアンジョの行動も、「確信犯だよね、君?」と言いたくなるような雰囲気がありました。
もちろん迷いもあるのだけれど、彼の中にはもう譲れないものがあって、
そのためには、犠牲を出すことも厭わない・・・ある意味凄く賢くて強いリーダーなのかも。
アンジョの新たな魅力を見た気がします。

でもって、今回観て良かった!と思った一番は、小西マリウスでした。
2年前も、春に見たときも、小西マリウスはいまいち好みでなかったのですね。
へたれなだけでなく、流されまくるマリウス、というイメージで、
それがなんとも歯がゆい感じがしてしまって。
でも、今回の小西マリウスは違いました!
もちろん、へたれで優しい優しいマリウスなのだけど、
そこで立ち止まってしまうのではなくて、別離の痛みも、喪失の悔恨も、残された悲しみも、
全部ちゃんと受け止めて、しっかり自分の足で立つ強さが感じられました。
コゼットを守っていこう。
仲間の、バルジャンの想いを受け継いでいこう。
そういう決意を、きちんと伝えてくれるマリウスだったように思います。

個人的にベストなマリウスが泉見さんなのは変わらないけれど(秋の陣では観れませんでした/号泣)、
泉見さんのマリウスは、もともとのしなやかな強さがあるマリウスなので、
一人の青年の成長、という意味では、小西さんのマリウスはよりそれを感じさせてくれるように思いました。

そんな優しいマリウスなので、知念エポの想いもきちんと受け止めてくれていたように思います。
だからかな、春に観たときよりも、エポニーヌの最期がとても穏やかに見えました。
二人の間に、色合いの差はあったとしても、きちんと通い合う想いがあった―――
それがなんだかとても嬉しかったです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今期の小西マリウス、10月に観劇して好きだなあと思えたので
恭穂さんの感想を読んでいて、
自分が見た日の小西マリウスが目の前に蘇ってくるような気がしました。

原田アンジョも見てみたかったなー。
今期は松原君にしかご縁がなくて。
良かったし好きになったけど、他の方も見てみたかったです。

ほんと、二回じゃ全然足りませんね。
みずたましまうま
2009/11/21 13:10
みずたましまうまさん、こんばんは!
小西マリウス、今期の嬉しい驚きでしたv
来年の「戯伝写楽」も楽しみです。
チケット、とれるといいなあ・・・(切実)

みずたましまうまさんは、松原アンジョだけだったんですね。
逆に私は原田アンジョだけでした・・・
松原くんのフイイ、大好きだったので、
是非観てみたかったのですが、残念です。
お互いに次のチャンスがあるといいですね!
恭穂
2009/11/21 20:49

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