瓔珞の音

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zoom RSS 知らない強さ

<<   作成日時 : 2010/01/31 20:30   >>

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「ウーマン・イン・ホワイト」の大千秋楽を観てきました。
大阪に来ることが決まって、観ることを一度は諦めたのですが、
観てよかった!と心から思える舞台でした。
観劇前後をみずたましまうまさんともご一緒させていただいて、
本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。
時間の経つのがあっという間で・・・もっともっとおしゃべりしたかったですv
本当にありがとうございました。

できれば、受けとめたものをもう少し私の中で熟成させてから感想書きたいのですが、
たぶん今日を逃すと書く時間が取れないと思うので(涙)、
また時間を決めて(今日は1時間/笑)、感想を書いてしまおうと思います。


「ウーマン・イン・ホワイト」

2010.1.31 マチネ シアターBRAVA! 1階M列一桁台

出演:笹本玲奈、田代万里生、大和田美帆、岡幸二郎、和音美桜、パク・トンハ、、光枝明彦、佐山陽規、
    秋園美緒、家塚敦子、池谷京子、板垣辰治、今泉由香、岩田元、大峯麻友、岡田誠、神田恭兵、
    小関明久、鈴木結加里、俵和也、中川菜緒子、三木麻衣子、南智子、山田展弘、石丸椎菜


2年前、初演を観て、思わずチケットを増やしてしまったこの舞台。
キャストを大幅に変えた再演に、ちょっと不安があったのは確かでした。
何しろ感想1に書いたように、神田ローラに惚れ込んでしまったので(笑)。
実際、今日の舞台を観ていても、初演ではこうだったな、とか、
初演でのキャストではこういう風だったな、と随所で思いました。
けれど、逆にそれが凄く楽しめた要素のひとつだったとも思うのです。
役の解釈の違い、対する相手が異なることで生まれる新しい色合い・・・

今回観ていて一番違ったな、と思ったのは、やっぱり大和田美帆ちゃん演じるローラでした。
とても活発な印象の、ぶれのないローラ。
もちろん物語の中で成長はあるとは思いますが、
それよりも、もともとローラが持っていた強さがずっとあったように思うのです。
ウォルターとの別れのシーンでも、ついていっちゃうんじゃないかと思わせる強さがあった。
パーシヴァル卿に対しても、少しも笑顔を見せなくて、そういう頑是無さも感じた。
ただ、彼女はお嬢様育ちで、世間知らずに育てられたから手段を知らなかっただけで、
方法を知っていれば、もしかしたら自分で道を開いていったんじゃないか、と。
逆に、ある意味での鈍感さも感じました。
このローラは、きっとマリアンの想いにもウォルターの揺らぎにも気づいていない。
けれど、そういうローラだからこそ、マリアンとウォルターは互いを思い切ることができた。
そんな風に思うのです。

沙也加ローラとどちらが好きか、と聞かれれば、沙也加ちゃんかな、とも思いますが、
たぶんこの3人の組み合わせでは、こういうローラがベストだったのかと思う。
なんというか、原作に近い、本当に上流階級のお嬢様なローラ。
うん、こういうローラも、ありかな、と思います。

美帆ちゃんご自身は、まず歌声に魅了されました。
本当に綺麗で力のある声!
マリアンとウォルターとの、そしてマリアンとアンとの三重唱は、もううっとりするくらい綺麗でした。
今回も本当にみなさん力のある歌を歌われる役者さんがそろっているので、
そういう意味でも満足のいく舞台だったと思います。


田代くんのウォルターは、なんとも若々しかったですv
基本的には自分を制することのできる大人なのですが、まだ激情を抑えきれない青さもある感じ。
なので、ローラとの恋愛はかなり初々しく、且つ勢いに押された(え)感じだったし、
マリアンとのやり取りでは、しっかり年下に見えました(笑)。
赤いドレスを着たマリアンを見たときのうろたえっぷりなんて、
マリアン、今迫ればウォルター絶対落ちるって!と思ってしまったくらい(笑)。
個人的には、マリアンと再会したときの涙が印象的でした。


パーシヴァル卿役のパク・トンハさん。
いやー、怖かったです・・・
禅さんの時には、彼自身の心の傷がこういう振る舞いをさせるのか、と思ったのですが、
パクさんのパーシヴァル卿は、理由とか背景とかは全然なくて、
ただ、そういう怖い人、という風に感じてしまいました。
理由がなくて、だからこそ周りにどうにもできない無力感を感じさせる怖さ。
暴力的なところと、アンの声や風の音に怯えるときのギャップにも、
彼の中の根本的な不安定さを見せ付けるようでした。
彼に怯えながらもきちんとNoを言えたローラは、やっぱり強いなあ・・・


アン・キャスリック役の和音美桜さんは初見かな。
とても悲劇的な感じのアンだなあ、と思いました。
歌声がまろやかで、叫び声も絹を引き裂く、という感じではなかったのでそう思ったのかも。
その分”狂気”というファクターは薄れたかもしれませんが・・・
初演の後に原作を読んだので、再登場シーンでマリアンたちの母のお墓(ですよね?)の前にいる後姿が、
なんだがとっても切なかったです。


でもって、再演キャストのもう一人、フォスコ伯爵役の岡さん!!
すっごい生き生きしてました!
最初、あの細さがちょっとフォスコ伯爵のイメージと違和感があったのですが、
人生を楽しむだけ楽しむ、そして自分に自信満々だけどちょっと斜に構えるシニカルな感じが、
まさしくフォスコ伯爵!という感じ。
マリアンとのやり取りも息がぴったりで、あの緊迫した雰囲気はさすがだと思いました。
このフォスコ伯爵は、きっととっても独り言が多いんだろうなあ。
いや、彼的にはバンビーナ(ねずみ)を初めとする「家族」たちと会話してるんでしょうけどね。
そうそう、彼はバンビーナを籠に入れていつも持っているのですが、
最初のシーンでフォスコ伯爵に抱えられたマリアンが、
すごい嫌そうな顔をしているのが印象的でした(笑)。


アンサンブルで印象に残ったのは、鉄道員の佐山陽規さん。
最初のシーン、初演ではちょっと聞き取りにくくてあまり印象に残っていないのですが、
今日はすごくクリアに歌声が聞こえて、
だからこそ、彼が視た1年後の悲劇の予言が、常に物語の背景にあったように思います。
最初から約束された悲劇。
でも、あそこで命を落とすのが誰かは、あの時点では決まっていなかったと思う。
どこかで違う道を選んでいれば、命を落としたのはウォルターだったかもしれないし、
マリアンやローラだったかもしれない。
そう思うと、ちょっとぞっとする感じがありました。

子役の石丸椎菜ちゃんの歌声にも魅了されました。
あの難しい旋律を、あれだけ美しく歌えるのは凄いです!
将来有望ですねv

あと、みずたましまうまさんとお話していたあとだったので、
神田恭兵くんにも目が行きました。
ソロパートはなかったのですが、ロンドンのシーンは真正面だったせいか、
あ、この歌声は彼かも、と思ったり。
トゥイのときの歌声、とても好きだったんですよね。
他のアンサンブルさんもそうですが、いろんな役を、いろんな背景を持って演じてらっしゃって、
お一人お一人を見ることができれば、別の面白みがあったんだろうな、と思いました。


そして、マリアン役、笹本玲奈ちゃん。
今回も、本当に本当に素晴らしかったです!!
♪オール・フォー・ローラは、まさに渾身、という感じだったし、
ローラの葬儀の後、パーシヴァル卿たちの罪を暴くために立ち上がったときの目の強さは、
マリアンの想いの強さがまっすぐに届いてくる感じでした。
初演よりはちょっと若返った感じは確かにありましたが、
3人の中では一番年上に見えたし、むしろ落ち着きと色気(笑)は増していたんじゃないかと思います。
最後のシーンの「どんなに愛しくても」には、本気で泣かされてしまいました。
というか、今思い出しても泣けてきます。
でも、このマリアンは、旅立っていくマリアンだとも思った。
最後、収穫祭の歌が流れる中で、一度背中を向けながら、
その後振り返って遠くを見る目には、もっと広い世界が見えていた。
ローラの幸せを見届けた上で、自分の人生を探しに行く、そういう開放感のようなものも感じた。
これは、初演では感じなかったので、ちょっと驚きでした。


ああ、もう時間切れです!
でも、ここまで書けたからいいかな。
再演を見て、改めてこの舞台が好きだなあ、と思いました。
いつかまた、是非再演していただきたいなあ。
そうそう、今日は私の前の人でプログラムが売切れてしまいました(涙)。
きっと徐々に評判が上がっていったんでしょうね。
でも、プログラム欲しかったなあ・・・
それだけが残念です。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんにゃ〜♪
大阪でのWIW大千秋楽レポ 楽しく読ませていただきましたー!
私も大千秋楽観たかったなあ♪
私は東京で一度だけの観劇でした。
初演の切なさが好きではありますが
今回は若いキャストの皆さんが一生懸命演じている姿が
とても好印象の爽やかな舞台でした。
ハートライトとマリアンの結びつきが初演ほど強く感じられない分だけ
ラストのマリアンも想いをふっきれて清々しい感じがするのでしょうか。
キャストによって色んな絵を見せてくれる作品。
またの再演を私も心待ちにしています♪

大阪生活充実してるみたいですね♪
頑張ってくださ〜い。
kumigon
2010/02/01 00:51
こちらこそ、本当に楽しかったです。ありがとうございました。
素晴らしい舞台に、楽しいおしゃべりに、
美味しいお茶とお菓子(笑)という最高の休日でした。
大阪もやっぱり行こうと決心させてくださった
恭穂さんに大感謝です!

この日は鉄道員の佐山さんの第1声から気迫がみなぎっていて
どのキャストも本当に素晴らしいものを見せてくださいましたね。
(あの第1声を聞いた瞬間、「昨日までと違う!めっちゃ気合入ってる!」と思いました。前日の舞台だって凄かったんですけど)

ハートライト、ずいぶんローラもマリアンも愛してくれるようになったんですよ(笑)
鈍感で自分の思いにも気付いてない朴念仁だけど
マリアンの願いをしっかり受け止めて、手にくちづけたあとの視線のやりとりとかは、この日は良かったと思います。
(前日まで、あと0.数コンマ長く見つめていれば、とか
動く前にあと1秒タメがあればもっと情感が増すのに、と思ったところが
あちこちにあったんでw)

他にもうんうん、とうなずきながら読んだところも
なるほど、そういう見方もあるのか!と思ったところもあります。
(書いていたら字数制限に引っ掛かりましたw)

同じものを見て、感じるものがそれぞれ違うから
感想をお聞きしてお話するのは楽しくて仕方がありませんね。
私も頑張って感想書こう!
みずたましまうま
2010/02/01 20:43
恭穂さん、こんにちは!
私もこの舞台、観に行きましたv
本格派なミュージカルはあんまり見ないのですが、大和田美帆ちゃんが好きなので♪
美帆ちゃんの歌声、とても透き通ったきれいな声ですよね〜♪(*^‐^*)
彼女の歌声が大好きです♪
その前のミュージカルでゾンビの役をされていたのですけど、今回の可愛いローラとのギャップが面白かったですv

あと、笹本さんを初めて拝見させて頂いたのですが、とにかく歌声がすごく力強くて圧倒されました(°д°;)
鳥肌が立ちました!

卯月
2010/02/02 20:28
kumigonさん、こんばんは!
やーっとWIWを観ることができました。
初演とはラストシーンも変わっていてちょっとショックでしたが、
(あの、ローラがマリアンにショールを渡すのが好きだったのです)
このキャストならこの終わり方がいいのかな、と思いました。
マリアンの清々しさ・・・確かにその通りかも。
千秋楽でなければ、もう1回くらい見たかったです。
基本的に、私はこのミュージカルが好きなんだと思います。

大阪生活も4週目に入り、大分慣れてきました。
きっと3月はあっという間ですね。
戻りましたら、是非ご飯などご一緒させてくださいねv
恭穂
2010/02/02 23:01
みずたましまうまさん、こんばんは!
日曜は、本当にお会いできて嬉しかったですv
初対面とは思えないくらい和んでしまいました(笑)。
ありがとうございました。

でも、本当にいい舞台でしたね。
鉄道員さんの歌声が、いい意味で舞台に引き込んでくれたように思います。
みずたましまうまさんの感想も、お待ちしておりますねv
恭穂
2010/02/02 23:04
卯月さん、こんばんは!
おお!
卯月さんもWIWをご覧になっていたんですね。
とても好きな舞台なので、卯月さんにも気に入っていただけて、
なんだかとっても嬉しいですv
そうそう、大和田さん、この前はゾンビ役だったんですよね。
本当に女優さんって凄いですね〜。
夏には「ガラスの仮面」も続編が上演されるようですし、
今後ちょっと注目してしまいそうです。

笹本玲奈ちゃんは、本当に素晴らしいですよね!
こういう重い役も、それから可愛らしいコメディもお上手なので、
また機会がありましたら、是非ご覧になってみてくださいv

そうそう、劇場でもらったチラシの中に、
上山竜司くんの出演の舞台のチラシがありました。
(この間は名前を間違えてしまってすみません!)
小さな写真でしたが、とてもかっこいいですね。
舞台そのものもちょっと気になりました。
恭穂
2010/02/02 23:08

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