瓔珞の音

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zoom RSS 降り注ぐ光

<<   作成日時 : 2010/08/01 20:25   >>

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アッキー(中川晃教)のライブCDが届きました。
私的には、本当に久しぶりの音源。

アッキーの歌声は、私には、降り注ぐ太陽の光のように感じられます。
ぱっと気持ちが明るくなるような、鮮やかな光。
ゆっくりと暖められるような、穏やかな光。
痛みさえ感じるほどの熱を孕んだ、攻撃的な光。
長く影を伸ばす、切ない光。
すっと気持ちを浄化してくれる、きらきらした光―――
もっともっと沢山の、命の光。

ヴォルフガング、シローと舞台から彼を知った私は、どうしても舞台の上の"役者である"彼が観たくなります。
ライブにちょっと苦手感がある私にとっては、数え切れないほど細そのCDをリピートしていても、
ミュージシャンである中川晃教は、ちょっと心理的に距離がありました。
タイミングが合わず、実際のライブにまだ行ったことがないことも大きいかもしれません。
けれど、このCDを聴いて、"ミュージシャン"であるアッキーを生で感じてみたくなりました。

それは、この舞台で、全開の笑顔で歌う彼を目にしたからかもしれません。

*以下ネタばれしちゃいます。
  この舞台、最初は何も知らずに観た方が面白いと思いますので、
  (内容を知ってから伏線を意識して観るのも味があるとは思いますが・・・)
  これからご覧になる方は、ご注意くださいね。



地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.11
「X Day」

2010.7.17 ソワレ 天王洲銀河劇場 1階P列10番台
2010.7.19 ソワレ 天王洲銀河劇場 1階F列一桁台

作:演出:岸谷五郎
出演:岸谷五郎、寺脇康文、中川晃教、陽月華、藤森美沙、森公美子


実は初めての地球ゴージャス公演。
むかーし、本田美奈子.さんが出演された舞台のチケットをとり損ねてから、
そのまま縁がなくきていたんですが、
今回はアッキー出演!ということでしっかりチケットを確保いたしましたv

で。
もうめちゃくちゃかっこよかったです!
オープニングを観ただけでも、観に来て良かった、って心から思っちゃいましたもの。
思わず身体が動いちゃうような音楽にのって、歌い、踊る6人。
それぞれの魅力が、その1曲でわーっと劇場を満たした感じでした。
ソロの時には、一人一人に拍手したくなっちゃいました。
・・・周りが誰も拍手しなかったので、引っ込めちゃいましたが(笑)。
森さんのダンスもキュートだったし(歌声は文句なしの大迫力!)、
初見の陽月さんの軽やかなダンスはめちゃくちゃ素敵だったし、
初めて聴く岸谷さんの歌声は渋かったし、
寺脇さんは初めてかっこいいvと思っちゃったし(え)、
藤森さんの伸びやかな手足も綺麗だったし、
久々に聴くアッキーの生歌は、相変わらずキラキラしてたし(髪型もキラキラしてたし/笑)。
そして何より、みなさんがもの凄く楽しそうなの!
それだけで、この舞台への期待って増しちゃうじゃないですか。
特に、ブラックボックス(笑)を磨きながら、振り返って「X Day!」って歌う時のアッキーの笑顔が、
もう楽しくて嬉しくて仕方ない!という気持ちが全開で、なんだかほんとに嬉しくなってしまったのでした。


それぞれが主役のショートストーリーの後に、
全員が岸谷さん演じるマスターが営むバーに偶然集まり、
知らず絡み合った糸が明らかになっていく、というのが大雑把な物語。
5つのエピソードで、全員がいろいろな役をやって、
黒子として小道具も移動して、効果音や音楽も奏でて・・・と、
全員がずっと何らかの形で舞台に関わっていました。
笑いもあるし、泣ける部分もあるし、不安を煽る部分もあるし、ととても盛りだくさん!
1回目の観劇で、それぞれの抱える傷や、それぞれの係わり合いの殆どは、
最後のバーのシーンの前に予測がついてしまったので(というかそういうつくりだったんでしょうね)、
ミステリー、と言うことはできないと思うのですが、
個人的に、こういうばらばらのエピソードが最後に集約する、という物語が大好きなので
(伊坂幸太郎さんの「フィッシュストーリー」とかね)
とても楽しめましたv


ACT 1 夏子の場合

大迫力のオープニングから一転、陽月さんの着替えシーンの影絵(笑)を経て始まった最初のエピソード。
夏子(陽月さん)と、彼女の幼馴染らしい山根(アッキー)が観戦している何かの試合。
まず、このスポーツが何なのかが、たぶん最初の謎(笑)。
二人の会話の端々から、そのスポーツを無意識に推理していることで、
知らないうちに舞台に引き込まれていきました。
さばさばした夏子さんと、お喋りでテンションの高い山根くんのちょっと噛みあわない会話も楽しくv
途中、二人の妄想(?)で繰り広げられる全員でのリズムパフォーマンスも、
いきなりなんだけど、全然違和感がなくて楽しかったです。
あの掃除人たちは何事?!と思ったけどね(笑)。寺脇さんって一体・・・
そして、そのスポーツ・・・カーリングの勝敗が決まったところから、
夏子さんの言葉が徐々に壊れていきます。
それまでの楽しい雰囲気から、一転して不安を煽る夏子さんの様子、固唾を呑んで見つめてしまいました。
震える彼女を抱きしめる山根くんの言葉の切実さが、
夏子さんの抱える闇を更に深く印象付けて・・・


ACT 2 本宮の場合

暗転の後、今度は寺脇さんの着替え影絵で場面転換。
いや、もちろん映像なんですが、これがまた遊び心満載で(笑)。
そして現れた長髪熱血先生な寺脇さんの本宮先生。
命のへの向き合い方が違った戦国時代(かな?)を熱く語る彼の言葉を、
けれど、生徒たちは全然聞いておらず・・・というか、もしやこれは補習?(笑)
たぶん関西の方の田舎の高校。
ぽきんと折りたくなっちゃうような長いリーゼントの全然似てない双子のまき(岸谷さん)とともあき(アッキー)、
セーラー服もちょっとお似合いな森さんのコブの話題は、
幼馴染のRB(藤林さん)が、美容師になるために東京の専門学校へ行くということ。
なんとも間違った渋谷のイメージに、のんびりマイペースなRBの行く末を心配する彼らが、
ぬる〜いコント風に描かれていきます。
いや、笑わせていただきましたv
居心地のいい故郷で、幼馴染たちに守られてきたRBが、
その優しい巣から敢えて旅立とうとするその理由が徐々に描き出され―――
そして、卒業式を待たずに明日東京へ旅立つRBのために歌われる♪仰げば尊し
この♪仰げば尊し がめちゃくちゃ綺麗だったんですよ!
上手のキーボードで陽月さんが伴奏をして、生徒4人が歌い上げるのですが、
昔からあるこの曲が、その懐かしさや切なさそのままに、新鮮な変身を遂げた感じ。
ちょっとうるうるしてしまいましたよ。
けれど。
その後の、ともあきとRBの青春!なシーンの微笑ましさを断ち切るように鳴り響く不協和音。
そして、もたらされる同級生の死―――立ち尽くす、本宮と生徒たち。


ACT 3 登志子の場合

重い空気を引きずるように、静かに変わっていく舞台セット。
鮮やかなグリーンのドレスに白衣を羽織った精神科医・登志子(森さん)。
常に穏やかな口調。
クライアントの言葉を受け止める微笑。
彼女を取り巻く空気は、シンとした静寂を孕んでいて・・・観ていてなんだかちょっと怖くなりました。
最初のクライアントはアッキー演じる木村。
明るく喋り続ける彼の"日常"を淡々と語る登志子。
"ここに来なくなれば、彼は病む"と断言する登志子の凄味に、ちょっと圧倒されました。
そして、二人目のクライアントは、岸谷さん演じる松本。
理性的なエリートサラリーマンである松本が、登志子にだけさらけ出す弱さと攻撃性。
松本に首を絞められた直後に、何事もなかったかのように会話をして別れる登志子と松本。
そして助手の吉野(藤林さん)に明かされる、松本の闇。
けれど、私には登志子の闇の方が怖かった。
この人は、クライアントの闇を受け止めて、吸収して、同じように闇に呑まれてしまうのではないか、
必死に彼女に縋り付くクライアントを、闇へと引きずりこんでいるのは彼女なのではないか―――
エピソードの終わりに登志子が歌う曲の不安定な旋律に、そんな風に感じてしまいました。


ACT 4 聖児の場合

暗転のあと、舞台の中央で一人納豆をかき混ぜる仕草をしながら、
寿司屋と納豆の関係について江戸弁(ってあるの?)でとうとうとまくし立てる聖児(アッキー)。
ふっと舞台が明るくなると、そこは美容室・・・彼がかき混ぜていたのはカラーリング?!(笑)
そこはカリスマ美容師と呼ばれる聖児の美容室。
けれど、物語の殆どは客であるみちるさん(寺脇さん)と見習いのトキちゃん(陽月さん)の、
やっぱりコントのようなやり取りで進んでいきます。
いや、このトキちゃんがめちゃくちゃキュートなんですよ!
自虐的なのに、実はツッコミ、という感じ?(え)
東北から東京に出てきて、でも「その個性を大切に」という意味合いの聖児の言葉通り、
東北弁のままマイペースに進んでいく彼女。
この聖児の言葉がそのあと重要な意味合いで拾い上げられるんですけど、個人的にかなり好きでした。
そして始まる聖児のカッティングパフォーマンス!(笑)
アッキーの歌声の魅力全開の曲に(でも歌詞はけっこう笑えました)、
まさに踊るようにカットをする聖児のこのシーンは、アッキーファンとしては嬉しい限りでしたv
で、このシーン、美容椅子を動かしているスタッフさんが、
森さんとおんなじ衣裳とヘアスタイルなのに、ちょっと受けてしまいました(笑)。
みちるさんのカットも終わり、彼の失言に怒り心頭で彼を追い出す聖児。
でも、一方でその男らしさを指摘されたことをキュートに喜ぶ聖児。
そして、かかってくる母親からの電話―――その中のさりげない一言で示される、聖児の抱える秘密。
その時の聖児の表情に、役者としてのアッキーを見た気がしました。

というか、この舞台、アッキーはカラーの違う役を幾つも演じてるんですよね。
ACT1での、おしゃべりだけど懐の深そうな山根くん。
ACT2での、純情な高校生のともあき(結局RBにはふられちゃったのかなあ〜)。
ACT3での、木村さんの抱える闇。
そして、ACT4での、美容師らしい美容師なんて、といいながら、"男らしい"自分であろうとする聖児。
その変化はとても鮮やかだけれど、きっとアッキー自身は大変だったんだろうな、と思う。
でも、去年の「死神の精度」のときと同じように、
"役者・中川晃教"をしっかりと見せてくれたのは、とても嬉しかったです。


ACT 5 趙さんの場合

森さんの弾くキーボードで始まったこのシーン。
単調に繰り返される旋律。
舞台の中央で佇んでいたアッキーが隣に並び、二人で奏でられる、やはりどこか不安を煽る旋律。
途中、二人の位置が変わるのですが、
そのときの音の変化にちょっとびっくりしてしまいました。
同じキーボード、同じ旋律なのに、森さんとアッキーでこんなに音が違うんだ!って。
森さんの音は、なんというかとてもまろやかな印象だったのですが、
アッキーの音は、ものすごくクリアな印象。
そんな小さな個性を感じられたのも嬉しくv
そして、もう一つ嬉しかったのが、岸谷さんのタップのかっこよさ!
もともとタップって人間業じゃない!と思っちゃうくらいかっこいいと思うのですが、
岸谷さんと藤林さんのタップとダンスの軽快さに、ちょっとテンション上がりました(笑)。
これまでのエピソードとは違って、このシーンは中国人の趙さん(藤林さん)が、
電話ボックスで元夫に電話をしてひたすら怒鳴りまくる、というもの。
その言葉の端々から得られる情報はあるのだけれど、このシーンだけでは趙さんの秘密はわかりません。
電話ボックスを伺う岸谷さんに誘われるように踊りだす趙さん。
そのダンス、もうめちゃくちゃかっこよかったです!
藤林さんって初見なんですが、ちょっと気になっちゃうなあ・・・
その後、舞台の上で交差するこれまでの登場人物たち―――そして始まる最後のシーン。


ACT 6 X Day

舞台の奥にカウンターだけのバーが現れます。
ドアを開けて最後に入ってきたのは、趙さん。
彼女がスツールに腰掛けたとき、彼らをそれぞれの色の光が染めます。
ポスターの、あの色。
その瞬間、ちょっと鳥肌がたっちゃいました。
この後に起きることへの期待・・・だったのかな。
ここまでで、大体の伏線はわかっていたので、あとはそれがどんな風に明かされるか・・・
個人的には、このシーンはちょっと物足りなさを感じてしまいました。
無難にまとめちゃったかなあ、というか。
もちろん、見ごたえはありでした。
特に、夏子さんの細かな表情の変化から、迸る感情への流れはすごい。
陽月さんを観て、これまでのタカラジェンヌ出身の女優さんに持っていた印象が変わりました。

ただねー、登志子さんの闇をマスターが言い当てる流れはちょっと不自然さがあったし、
その後のマスターと本宮のやり取りの冗長さと無意味さは一体・・・?と思っちゃいました。
プログラムを見ると、この二人のやり取りは地球ゴージャズでは必ずあるのかな?
せっかくここまで引き絞った緊張感が一気に緩められちゃって、
その後物語に入り込むのにちょっと困っちゃいました。
アッキーをおんなじ言葉でからかう(赤ちゃん顔とかね)のとか、しつこかったし。
もしかしたら、岸谷さんの演技のテンポが、私には馴染めなかったのかもしれないなあ・・・
最後の聖児の秘密も、なんだかとってつけたみたい。
でも、けっこう笑いが起きてたから、ACT4では気づかない人が多かったのかな。

「X day」という言葉の意味合いや解釈も、それ自体は意味深で好きだったんですが、
印象的にはちょっとぼやけてしまった感じ。
ただ、その後短く示される彼らの"その後"はわかりやすくて、
「X day」がターニングポイントそのものであり、
且つ次の「X day」への最初の一歩でもある、と感じさせてくれました。
それにしても登志子さん、クライアントはちゃんとアフターフォローできたのかな?

そんなこんなで、最後にちょっと消化不良な感じはありましたが、
それもその後の歌、そしてエンディングに一気に昇華されちゃいました!
「涙のシャワー」という歌詞にあわせて、客席を雨のように細い細かなライトが照らしていくのも綺麗だったし。
というか、あのテーマ曲、ほんとにかっこいいです!
しばらく耳に残りましたもの。
いろいろ思うところはありますが、とてもいい舞台だったと思います。
地方公演はまだチケットがあるようですので、迷っている方がいらしたら、是非!
お薦めですv


そうそう、二日とも最後に役者さんたちの挨拶がありました。
いずれも並びの関係かアッキーからだったのですが、
17日はアッキー節(?)炸裂!(笑)
アートスフィアって、そういえば「PURE LOVE」のころはその名前だったよねー。
アッキーにとってはとても印象深い激情なのでしょうね。
でもって、密封された空間・・・って、その通りだけど(笑)。
周りが突っ込みとフォローを入れてくれてました。
その時に、17日は「今日のお客さんは凄い。沢山のパワーをもらった」と誰かが言っていて、
同じこと毎回言ってるのかな?とちょっとひねくれたことを考えたんですが、
19日に観劇して、その意味を実感しました。
同じ舞台でも、客席の雰囲気でこんなに違うんだなあ、って。
もちろん、席の位置とか初見か二度目かとか、私の要素で変わった印象もあるのでしょうけれど、
確かに17日は客席にパワーがあったように思います。
で、17日の挨拶が長すぎたと思ったのか、
19日のアッキーは感謝の言葉を一言高らかに歌い上げてくれました。

うん。
やっぱりアッキーの歌声は眩い光に溢れていると思う。
10月のライブ、行っちゃおうかな。
一人で行っても大丈夫かな・・・


あ、最後になりましたが、今日はアッキーのデビュー9周年なのだそうです。
おめでとうございます!
これからも、アッキーには沢山の"X day"がやってくると思います。
その沢山の分岐点の中で、君は君の未来を確実に歩んでいくのでしょう。
そして、紡ぎだすその音楽で、きっと沢山の人の心を照らしていくんだろうな。
一ファンとして、その姿をずっと応援していきたいと思います。

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