瓔珞の音

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zoom RSS 小春日の朝

<<   作成日時 : 2010/11/28 00:49   >>

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11月も、もう終わりに近づいてきました。
写真は、今朝(もう昨日?)の職場での紅葉狩り(笑)。
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私の大好きな一角には、こんなに綺麗な紅葉があります。
新芽の時期からその成長を見続けた葉が、
こんなにも綺麗に色づき、そして散っていく様を、
厳しい冬を越えて、また柔らかな緑が萌え出づる様を、もう何年もみてきました。

青空に映える鮮やかな朱。
低くなった太陽からの暖かな光と、冷たい風。
私にとって11月は、なぜかこの写真のように、明るい印象があります。
午前様になる日が多い大忙しなこのごろも、この色彩を見ることですっと気持ちが整う気がします。

けれど。
この物語の中、描かれない11月は、きっと耐え忍ぶ試練のときだった。
消えてしまった命の名残を追い、大切なものを振り切った11月。
けれど、その11月があったからこそ、あの聖夜がやってきた。


「RENT」

2010.11.20 ソワレ シアタークリエ 17列10番台

出演:福士誠治、Anis、米倉利紀、ソニン、中島卓偉、Shiho、キタミマユ、白川裕二郎、安崎求、Eliana、
    Junear、中村桃花、汐美真帆、Spi、戸室政勝



本当は1回きりの観劇の予定だった「RENT」。
どうしても観たくなってしまい、急遽チケットをとりました。


その理由@:ソニンミミをもう一度観たい!
とにかく、今回の公演での私の最大のHITはソニンさんのミミでした。
ビジュアルや歌はもちろん、あの健気さ、あの儚さ、
そしてそれらと矛盾しない、前へと進むあの強さ、本当に大好きなのです!
♪Out Tonight では、彼女の持つ影の部分―――過去の傷や怯えと、
ロジャーへの体当たりの誘惑に透けて見える必死さや、
未来や愛情に向かうまっすぐな気持ちが感じられて、
この曲で初めて涙してしまいました。
♪Goodbye Love のときの、ロジャーとの微妙な距離感、
そして、全てを拒絶するかのような孤独感と絶望も圧巻!
でもって、もうひとつ今回印象に残ったのが、エンジェルとの関係。
冒頭、二人で手を取り合って駆け出すシーンから、
♪La Vie BoHeme でのじゃれあい、2幕でのちょっとした目配せ・・・
なんだか高校生みたいな可愛らしさで、すごく微笑ましかったし、
エンジェルの葬儀のシーンでの”親友”という言葉が、とってもリアルに感じられました。
ミミとは違うしなやかな強さを持つエンジェル。
全てを受け止めるような優しさと、彼女が得た穏やかな愛情―――
ミミにとってエンジェルは、親友であると同時に、憧れでもあったんだろうなあ、と思いました。


で、その中島エンジェルが、理由Aだったりします。
いや、プログラムに載っていた写真が、まさに女の子!な可愛らしさで、
どんなエンジェルなのかなあ、と思って(笑)。
結果、写真を越える可愛らしさにちょっとくらくらしちゃいました(え)。
あの衣装が似合うって、ほんと凄いと思う!
なのに歌声は可愛らしいだけじゃなくて、低い声も効果的に使っていてびっくり。
なんというか、凄くピュアで天然なエンジェルだなあ、と思いました。
田中エンジェルが、それまでの人生の結果―――マイナスの中から、
彼女の努力で獲得された優しさや懐の深さだとすれば、
中島エンジェルの優しさや愛情は、まさに生まれつき、天性のものなんじゃないかなって。
コリンズに出会うシーンも、田中エンジェルに感じたのは大人な余裕だったけれど、
中島エンジェルは余裕なふりした必死さと無邪気さがあって、
そういうところが私の中でミミと通じたのかも。
田中エンジェルとソニンミミは、姉妹みたいな感じだったしね。
コリンズも、中島エンジェルに対しては、
なんだか可愛くてしかたがない!という感じで、
彼女の持つ意外性に驚きながら、その無邪気さを慈しんでいる印象でした。


理由Bは、ほんとは前回観るはずだったAnisロジャーを観ること。
こちらもプログラムの写真を見て、ほんとにこんな鮮やかなメッシュが入ってるのかなー?と。
っていうのは冗談ですが(笑)。
結果は・・・うーん、藤岡ロジャーを観てしまった後なので、ちょっと物足りなかったかなあ。
私的には、この方の台詞はともかく歌は、
ロジャーの”ことば”ではなくて、”歌詞”としか感じられなかった。
歌声はとても素敵で、少しかすれるところが甘いというか色っぽい印象。
喉を患ってらしたはずなので、最初はちょっとドキドキしましたが、
♪One Song Glory の後半は、聞き惚れてしまいました。
たぶん、CDやライブで一つの楽曲として聞いたなら大満足だったと思う。
そのくらい、ドラマのある歌声でした。
でも、私にとってそれは”歌”であって、ミュージカルの中の”ことば”にはならなかった。
ミミとの絡みも、ソニンさんの迫力に押されちゃってる感じだったし・・・
というか、そういうロジャーなのかな?
とっても育ちのいい、というかいろいろなものを与えられて、大切に大切に育てられたロジャー、という印象でした。
それじゃあ、修羅場をくぐってきた(はずの)ミミには圧倒されちゃうよね(え)。
でも、こんな風に感じてしまったのは、たぶん私側の問題で、
Anisさんが彼のロジャーを生きていたのは確かだと思うし、
機会があったら彼自身の歌を聞いてみたいと思ったのも確かなのです。


もう一人初見だったのが、モーリーン役のキタミマユさん。
とってもシックで大人っぽい感じのモーリーンですね!
やっていることはとんでもなくはじけてるのに、
そこはかとなく上品というか・・・
Shihoさんのジョアンヌとの関係も、
モーリーンが上手に(でもない?)甘えてる、という感じ。
Mizさんのモーリーンはジョアンヌより年下かなあ、と思ったのですが、
キタミさんのモーリーンは、同い年かちょっと年上な印象でした。

白川さんのベニーは、この日もなんともかわいそうな感じでした(え)。
♪Goodbye Love で、ミミに全身で拒否られた時のやるせなさとかね。
その直前にコリンズと凄く仲が良さそうで微笑ましかったので、
その打ちひしがれ方がなおさら・・・(涙)
繰り返し観て、ベニーはベニーで、自分たちの夢を形にしようとしていたことが、
なんだかどんどんクリアに見えてきて、
マークやロジャーに敵視されていたとき、彼はどんな気持ちだったのかなあ、と思ったら、
なんだかとても切なくなってしまいました。
そのくらい、かつての彼らの絆が、そして復活した絆が見えたように思いました。

そのほかのキャストのみなさんも、それぞれがそれぞれに、いろんな生を生き抜いていた。
きちんと全員の役柄の見分けがつかなかったのが残念。
少しずつニュアンスを変えて繰り返される♪Christmas Bells のメロディ。
♪Voice Mail で示唆される様々な人間関係と個性的な人たち。
♪Will I の美しいハーモニー。
そしてあの「真面目に生きてる」の繰り返し!
実は2回ともこっそり拍手していました(笑)


でもって最後に、理由Cだった、お気に入りの福士マークv
2度観ても、やっぱりかなり好みでした!
福士マークの開けっぴろげな笑顔や、ちょっとおどけた表情ももちろん魅力的ですが、
♪Contact の時の苦しむ人たちの間での、怯えたような戸惑うような表情が、
なんだかとても印象的でした。
その前のシーン、階段の上にいるマークの表情が見えないのがとても残念!
私の中では、マークは友人たちと同じ目線で寄り添っている、というイメージなので、
彼らを見下ろすような位置にいるのがちょっとしっくりこないのですが、
でも、あの時マークが感じている疎外感とか、孤独感とかは感じられたかな。
それにしても、福士マークの体当たり(?)な天然ボケは最高です!
♪Santa Fe のあと、らぶらぶな雰囲気になったコリンズとエンジェルの前での挙動不審さには、
客席からもしのび笑いが起きていましたが、米倉コリンズも見事に笑い落ちしてました。
あのぬるーい雰囲気から、また一気にらぶらぶ度を上げたお二人に拍手です!(笑)


東京千秋楽を数日前に終えて、
「RENT」カンパニーはそろそろ地方公演への旅にでるころでしょうか?
初演を一緒に観た友達は、松本で観ると言っていました。
季節柄キャストもバンドもスタッフの皆さんも、体調に気をつけて頑張って欲しいなあ、と思います。
そしてまたいつか、大好きなソニンミミと福士マーク、そしてできれば藤岡ロジャーに会えるといいなあv

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>この物語の中、描かれない11月は、きっと耐え忍ぶ試練のときだった。
>消えてしまった命の名残を追い、大切なものを振り切った11月。
>けれど、その11月があったからこそ、あの聖夜がやってきた。

個人的に、11月があまり明るい印象がなかったので
(毎年体調崩しやすい時期なのでw)
紅葉と空の美しい写真とともに記されたこの部分がとても印象に残り
舞台を思い出して、「ああそうか…」と思えて
不思議と涙が出そうになりました。
みずたましまうま
2010/12/11 13:38
みずたましまうまさんv

11月、一般的には寒くて暗い印象ですよね。
群馬は冬の空の澄み具合が素晴らしいので、
私的には明るいイメージなのですが。
少しでもみずたましまうまさんのイメージに、
触れることができたなら嬉しいですv
恭穂
2010/12/11 22:52

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