瓔珞の音

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zoom RSS 静焔

<<   作成日時 : 2011/04/20 22:30   >>

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昨日はずいぶん冷え込みましたね。
今朝通勤時に見た赤城山が白くなっていてびっくり!
でも、雨上がりの澄んだ空気の中、陽射しにキラキラする新緑に、
なんだかとっても幸せな気持ちになりました。
そのときに思い浮んだのが、♪恵みの雨 。
哀しい歌ではあるけれど、とても優しさと幸せに満ちた歌でもある。
そう、思います。


「レ・ミゼラブル」

2011.4.17 ソワレ 帝国劇場 1階W列 10番台

出演:山口祐一郎、石川禅、Jennifer、知念里奈、中山エミリ、山崎育三郎、三波豊和、阿知波悟美、
    阿部よしつぐ、鈴木知憲、清水詩音 ほか


というわけで、今期最初の観劇です!
東京での仕事に絡めての観劇だったので、ドタキャンのリスクを考え後方席にしたのですが、
最初の観劇にはかえって良かったかも。
舞台の全体を観ることができたので、一歩退いた位置から「レ・ミゼラブル」の世界に浸れた気がします。
とはいえ、例の如く大泣きしましたけどね〜。

キャストを一新しての今回の公演。
開幕してまだ日が浅いこともあり、アンサンブルの方々の動きがちょっとぎこちないところもありましたし、
(♪民衆の歌 で赤い布を落としまくってました/汗)
ついつい、前のキャストと比べちゃう自分がいましたが、
それでも、工場で働く人たちの、ラブリーレディたちの、そして学生たちの命の輝きを、
しっかり受け取ることができたように思います。
改めて、このミュージカルはプリンシバルだけの舞台ではないこと、
舞台の上で生き抜く一人一人の生き様があるからこそ、
こんなにも私の心を揺さぶり、勇気をくれるんだ、と思い知りました。

この後も何度か観る予定なので、とりあえず役者さんごとの感想を。

山口さんのバルジャン。
観るのはかなり久々なのですが、その不器用さにぐっとしてしまいました。
山口さんのバルジャンって、私の記憶ではもの凄く強い、ある意味超越してしまっている存在だったんですね。
それが、今回は、生きるにはあまりに不器用で、
だからこそ、怒りも、絶望も、喜びも、愛情も、全てが直球なんだなあ、と感じました。
そして、そうやって真っ直ぐに生き抜いたバルジャンの最後が、なんだかとても清々しく感じてしまったのです。

石川さんのジャベールは、とても揺らぎの大きいジャベールだなあ、と思いました。
というか、彼のそれまでの生きてきた時間が凄く感じられた気がするのです。
一番それを感じたのは、逮捕されたファンティーヌがジャベールを見つめて、
「代わりに主よ 私に死を」(だったと思う)と歌うとき。
遠目だから、細かい表情が見えているわけではないのだけれど、
ジャベールがぐらっと揺らいだように感じました。
強い母の情を見せ付けられたジャベールの脳裏に浮かんだのは、きっと彼自身の母親のこと。
牢獄で彼を生んだ母親。
彼女は、ジャベールにとってどんな存在だったんだろう?
顔も知らないまま、別れた存在なのか。
ファンティーヌと同じように、彼を守り通そうとしたのか。
それとも、彼にまったく愛情を注ぐことのできない状況だったのか・・・?
あの瞬間、わーっとそんなことを考えてしまいました。

エポニーヌはJenniferさん。
クリエ版「RENT」の初演で拝見して、その歌声の優しさに魅了されたのですが、
エポニーヌもとっても良かったです!
なんというか、すごく幼い印象のエポニーヌ。
イメージとしては10代前半かなあ(実際は後半だと思うのですが)。
マリウスへの想いも、別の世界への扉を一生懸命ノックしている感じ。
その分、♪On My Own での彼女の決心が、痛々しくて仕方なかった。

そんなエポニーヌだったので、山崎マリウスの天然っぷりがなんとも際立ちました。
このマリウス、絶対にエポニーヌを近所の小さい子としか見ていないよなー、って(笑)。
でも、それがとっても自然で、そんなマリウスがコゼットと出会い、
エポニーヌや仲間たちの死に直面して変貌していく様が逆にとても鮮やかに感じました。
コゼットに会いに行くシーンの、彼女しか見えない!!という雰囲気が、
私の大好きな泉見マリウスに通じる気がして、
マリウスはこのくらい鈍感でないと!!と思ってしまった(笑)。
♪カフェ・ソング での歌い上げかたも、かなり私好みになってましたv
最後のシーン、まだ後ろで歌う仲間たちの声が、彼には完全には聞こえていないけれど、
でも、それでも前に向かおうとする強さも素敵でした。

コゼットは中山エミリさん。
舞台で拝見するのは初めてかなあ。
なんとも素直で癖のないコゼットだなあ、と思いました。
やっぱりこういう女の子が愛されるんだよなあ、と納得しちゃった感じ。
一人で立つ強さはないけれど、現状を受け止めていくしなやかさを感じました。
歌声も、最初ちょっと不安定でドキドキしたけど、どんどん良くなっていきました。
きっと回を重ねるごとに、コゼットとしての存在感を増していくんだろうな、と思います。

アンジョルラスは阿部よしつぐさん。
他の舞台で何度も拝見しているはずなんですが・・・これだけしっかりピンで歌声を聴くのは初めてかなあ。
とても真面目で誠実で、でもどこか抑圧されたものを感じさせるアンジョでした。
東山アンジョ以来、♪彼を帰して の時、バリケードのてっぺんで背中を見せるアンジョに注目しちゃうのですが、
阿部アンジョの背中もかなり雄弁でした。
というか、マリウスにとってのバルジャンのように、
ただひたすらにアンジョの無事を祈り、その命を惜しみ案じる存在はいたのだろうか・・・?
そんなふうに感じちゃったんですね。
石川ジャベールに引き続き、妄想癖(笑)がかなり刺激されましたv
グランテール(石飛幸治さん)との関係は、アンジョが一方的に無視している感じで、
これはこれで新鮮!と思っていたのですが、最後の最後でひっくり返されました。
怪我したマリウスを抱き起こしたあと、駆け寄るグランテールを押し留めるようにその胸に手を当てて、
深く俯いた後、グランテールとしっかりと視線を交わしてバリケードを駆け上がるのです。
あの手には、どんな想いが込められていたのかな。
謝罪だったのか、感謝だったのか、それとも、お前は生きろ、という意味だったのか・・・?
ね。妄想大暴走です(笑)。

ガブローシュは鈴木知憲くん。
多分彼のルドルフは観てないと思うのですが、めちゃくちゃ歌がお上手でした!!
舞台の上を元気に飛び跳ねながら駆け回るのがとっても微笑ましくv
でも、とても冷静で大人なガブローシュだなあ、と思ってみたり。
学生たちにくっついて動いているわけだけれど、
ガブローシュにはガブローシュの矜持があり、夢があり、怒りがあり、理想があった。
そんなふうに感じさせてくれる最期でした。

テナルディエ夫妻はやっぱりパワフルですねー。
三波さんは新キャストだったと思うのですが、小悪党という言葉がとっても似合う感じでした(褒めてます!)。
阿知波さんのマダムは最強ですね!
バルジャンがコゼットを迎えに来るシーンで、
椅子から立ち上がろうとするバルジャンに、足技かけてました(笑)。
その技に暫く中腰で耐えてた山口さん、すごい!(え)

そして、最後にもってきました。知念里奈さんのファンティーヌ。
キャストが発表されたときから、これははまるだろう、と思っていたのですが、
予想以上というか、私の想像を超えたファンティーヌでした。
それは、彼女の内包する"静かな怒り"。
理不尽な現実への、そしてその状況の中でもがいていることしかできない自分自身への怒り―――
けれど、自分の中の一番大切なものだけは絶対に譲らない、そんな強さ。
♪夢破れて で"怒り"の感情を感じたのは初めてだったのだけれど、
その静かなのに強い感情が、青い焔みたいにめちゃくちゃ綺麗だった。
その焔を真っ直ぐに向けられたバルジャンが衝撃を受け、そしてジャベールが揺らぐのも当然。
そんなふうに感じさせるファンティーヌでした。

だからかな、最後、バルジャンを迎えに来るシーンでは、
その"怒り"が全て昇華されたかのような清々しさと優しさが感じられて・・・いきなり涙腺が決壊しました(笑)。
このシーン、バルジャンが自分の罪を赦すことを自分自身に許すことや、
マリウスが死した仲間たちの想いを受け取って、前を向いて進んでいこうとするところがとても好きで、
且つ涙ポイントなんですが(笑)、
今回は、ファンティーヌ、良かったね〜!と思って泣いてしまった感じです。
彼女を縛り、苛んでいた"怒り"が昇華され、
ただひたすらに誰かを慈しみ愛することのできる存在になれたことが、凄い嬉しかったんですね。
コゼットを見つめる表情が、遠目だからわからないはずなのに、めちゃくちゃ優しいのが感じられて・・・
ああ、彼女は本当なら、こんなふうに優しく穏やかな表情で生きていたかったんだなって、そう思ったのです。

そんなふうに、私的にはかなり新鮮なファンティーヌだったので、
このファンティーヌが別所さんのバルジャンと対峙したとき、
どんな反応が起こるのかがとっても楽しみだったりしていますv

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コメント(4件)

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恭穂さん、おはようございますv

私もレミゼ観たいです〜!
感想読ませて頂いて更にその気持ちが高まりました(笑)

もう少しチケ代安かったらいいんですけどね…。

卯月
2011/04/21 07:43
卯月さん、こんばんは!
ミーハーで散漫な記録でしたが、
卯月さんのレミ熱を刺激できたなら何よりv(笑)

帝劇は、ほんと高いですよねー。
でも、後方席でもあまりサイドでなければ見難いことはないので、
機会がありましたら、是非ご覧になってくださいね!
この演出は今回最後らしいですよー!(と誘惑してみる/笑)
恭穂
2011/04/21 22:16
別所バル&知念ファンテ 楽しみにしていてください♪
あえてここではコメントしません(笑)
赤城山は数日前本格的に雪降ってたようで(汗)
桜もびっくりしちゃいますねっ!
kumigon
2011/04/22 22:40
kumigonさん、こんばんは!
うわぁ、めちゃくちゃ気になるじゃないですか!
この組み合わせの観劇はちょっと先なのですが、
無事に観れたら、是非kumigonさんと語り合いたいですv
恭穂
2011/04/23 00:14

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