瓔珞の音

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<<   作成日時 : 2011/06/24 22:09   >>

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今朝、通勤中にいつも引っかからない信号にひっかかり、
ふと横を見たら、真っ白な夾竹桃が咲いていました。
紫陽花が咲き、ねじり花が咲き、梅雨まっさかりだなあ、と思っていたら、
もう真夏の花(私にとって)が咲いているのにびっくり!
信号に引っかかって、ちょこっと焦っていた気持ちが、すっと爽やかになりました。
いつもと違うところに止まると、こういう発見もありますねv

とは言いつつも、今日の暑さにはさすがに辟易いたしました。
群馬、体温を余裕で越えたようです・・・
それでも、ちょっと風があるだけいいかなあ。
夏至を越えて、明るいうちに帰れるこのごろ、
職場を出た瞬間に見える、青い空と白い雲と濃い緑の木々と吹き抜ける風に癒される毎日ですv

平吾たちが約束を結んだ風も、爽やかに空を駆け抜けていったのでしょうか。



ミュージカル「風を結んで」

2011.6.18 ソワレ シアタークリエ 10列一桁台

演出・振付:謝珠栄
出演:中川晃教、藤岡正明、小西遼生、菊地美香、照井裕隆、小原和彦、俵和也、加藤貴彦、山崎銀之丞、
    大澄賢也、大和悠河


というわけで、二度目にして最後の風結を観てまいりました!・・・って、もう1週間たっちゃうけど(笑)。
1回目と基本的な感想は変わらないのですが、
ストーリーがわかっていたせいか、席が私にあっていたのか、
今回は、自分でもびっくりするくらい、キャストのみなさんの歌声が心の深いところに飛び込んできました。

特に、アッキーの歌声。

私はもともとアッキーのファンで、彼の歌声が大好きなのだけれど、
そういう身びいきを差し引いても、この日の彼の歌声は、
確かな質量を持ちつつも、それこそ風のようにどこまでも突き抜けていくような強さがありました。

正直なことを言ってしまえば、やっぱり私は平吾の最後の選択には共感しきれません。
どうして?という疑問が、今でも心の中にあります。
けれど、この日の平吾の歌には、彼が"彼"として生きる理由が感じられたように思うのです。

武家の長男としての自分に望まれること。
道場のおちこぼれである自分。
歴史の流れに飲み込まれる父を見送るしかできなかったあの日。
父の武運を祈る母と妹の涙。
そして知った父の最期―――

生きて生きて生き抜くこと。

最初に観たときにも彼が歌い上げたその言葉―――平吾がたどり着いた答えが、
なんだかとても辛くて、でも同じくらい力強くて・・・
彼の中に一本通った、たわむことはあっても決して折れることのない強い芯を感じました。
こういう平吾だったからこそ、右近は妹を預け、捨吉は未来を託し、
そして田島さんと弥助は彼に誇れる自分であろうとした。
そんなふうに、すんなりと納得できてしまう存在感があったように思います。


藤岡くんの田島さんと、小西くんの弥助との掛け合いも、
初回に見たときよりも、さらに息が合って、和気藹々と楽しい雰囲気でしたv
そして、三人の歌声も!
一幕で三人が歌う♪風を結んで は、彼らの不安や焦り、希望や夢、そして決意が感じられて、
凄く切ない気持ちになると同時に、もの凄い力をもらった気がします。

というか、なんだかもうこの三人が可愛くて可愛くて・・・!(笑)
だからかな、終盤、旅立つ田島さんと弥助が平吾に語りかけるシーンでは、涙を止めることができませんでした。
藤岡くんの、あくまで飄々とした自分を保とうとする田島さんの語り口。
小西くんの演じる弥助の、溢れる感情そのままの涙声。
そして、その弥助の後ろで、帽子を深く被り俯く田島さん・・・
ああ、三人で過ごした時間は、こんなにも素晴らしかったんだ。こんなにも、幸せだったんだ。
そう思ったら、彼らの過ごした時間が本当に愛しくて、
そんな時間を過ごすことができた彼らが、本当に羨ましくて、
そして、その時間が"過去"にならざるを得なかった時代の流れが本当に切なくて、
でも、彼らが風に結んだ約束は、決して色あせていないことが嬉しくて―――なんだかとても優しい気持ちになりました。
彼らに未来を託したくなった捨吉さんの気持ちがわかるなあ、って。


そんな山崎さんの捨吉さん。
やっぱりとーっても渋くて、怪しくて(え)、私好みでございましたv
由紀子お嬢様の英語を無表情に且つお茶目に意訳したり、
踊るお嬢様を非常にさりげなく、でも抜かりなくエスコートしたりする姿にちょっとときめきました(笑)。
平吾のところに静江さんを連れてきたとき、平吾に向かって意味深に鼻で笑うところとか、
捨吉としての彼は、本来の任務を越えて、彼らが可愛かったんだろうなあ、と思う。
うーん、いつか「宝塚BOYS」の池田さん、やってくれないかなあ。
山路さんとはまた違った雰囲気の、素敵な池田さんを見せてくれそうな気がします。


大和さんの由紀子お嬢様、初回はひたすらその美しさに圧倒されたのですが、
今回観て、彼女の中の焦燥感が感じられたように思います。
彼女の先進的な部分って、きっとアメリカに行く前からあって、
それって、あの時代の日本の女性としては、とても生き難かったのではないかと思います。
そして渡ったアメリカで、初めて彼女はのびのびと息をすることのできる自分に気づいた。
けれど、帰国後に彼女を待っていたのは、
変わっていく時代の中で、変われない人々と、変わらない伝統。
それは、きっと彼女を息詰まらせたと思う。
その閉塞感(違和感といってもいいかな?)それを自らの手で、彼女は打ち破ろうとしたのかな。
強引に一座を作り、日本の伝統をビジネスとしてドライに見ようとする彼女には、
なんだかそんな切実さを感じました。

けれど、武士であることを貫いた右近の生き方に触れ、
周りの全てを尊重しながらも、自分の生き方を決して曲げない平吾に出会い、
与えられた環境の中で、しなやかな強さを持ち続ける静江と語り合うことで、
彼女はもう一度素直な気持ちで日本と向き合うことができたのかも。
終盤、静江に語りかける由紀子さんの、とても素直でリラックスした表情と言葉から、
そんなふうに思ってしまいました。


そして、菊地さんの静江は、やっぱり最強だなあ!
最後の挨拶をしにきた佐々木さん(本名違うのね・・・/笑)に、
すかさず「ご武運を」と言う彼女の迷いのなさに、なんだか強い覚悟を感じました。
平吾とする約束にしても、静江はその約束が守られることを信じていると同時に、
守られない可能性があることもわかっているんじゃないかな。
ただ可愛いだけじゃない、ただ守られるだけじゃない、
変わらずにそこに在り、待ち続けることのできる強さを感じました。


俵さんの栗山さん、背景を知っていることもあって、ついつい目が行っちゃいました。
で、要所要所での意味深なお芝居にうわー!となってみたり(笑)。
実は、彼が右近さんを勧誘するシーン、初回に見たときには全然記憶になかったんですが(え)、
あの二人が見つめあうシーン、短いけどいろんな探り合いとか感情のやり取りがあって、ちょっと目を奪われました。
でもって、戦に加わるために立ち去った新畑さんと斉藤さんを「説得してきます」と言って立ち去るとき、
平吾たちに気づかれないように、けれど深く頭を下げるときの横顔も切なかったなあ。
死した仲間たちのためにも戦わなくては、という気持ちと、
この一座で新しい仲間と共に生きて行きたい、という気持ち、
きっと彼にとってどちらもが真実だったのだろうな、と思う。
小原さん演じる新畑さんや加藤さん演じる斉藤さんが、わりとぶれない、というか、
武士である自分、その自分が生きる場所を、迷うことなく選ぶことのできる人たちだったので、
栗山さんの静かな揺らぎが心に残りました。


さらっと書こうと思ったのに、やっぱり長くなっちゃいました(汗)。
今回の公演、チャリティー公演だったためか、
毎回最後にアッキーが挨拶をしてくれたみたいですね。
真摯で一生懸命でなアッキーの挨拶にも元気をもらいました。
ツッコミどころも満載で、しっかり藤岡くんや俵さんにつっこまれてるところも◎!(笑)
東京千秋楽のカーテンコールの映像がHPにありますが、
物語の中の三人、そして一座のみなさんと同じように和気藹々なキャストのみなさんの様子に、
かなり和ませていただきましたv

テーマとしてはとても重いし、語られる言葉は決して優しいものばかりではないけれど、
今日感じた夏の風のように、爽やかで自由なミュージカルでした。
この風は、今週末名古屋、そして来週には大阪まで届きます。
体温を越えるような暑さの毎日、キャストやバンド、スタッフの皆さんたちが体調を崩すことなく、
怪我をすることもなく、誰もが満足できる最高の舞台を創り上げることができますように!

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