瓔珞の音

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<<   作成日時 : 2011/11/25 22:18   >>

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毎日眠くて眠くて仕方がない恭穂です(笑)。
いやもうほんとにおなかさえ空かなければ1日だって寝ていられそうな毎日。
というか寝ていたい・・・!
寒さも日に日に厳しくなってきているので、やっぱり冬眠モードなんでしょうか?
毎朝通勤時に見える谷川岳はもう真っ白ですし、
赤城や浅間も時々雪を被っています。
妙義がクリアに見えるのも、冬になったなあ、と感じさせてくれます。
朝焼けの綺麗さも、皇帝ダリヤの堂々としているのに可憐な花も、
山茶花や名残の秋薔薇の華やかな色彩も、冬桜の淡い花弁も、
紅葉の紅も銀杏の黄金も、
冬の澄んだ空気の中でキラキラと輝いているように見えます。
何気に11月って結構好きなんだなあ、と、
今日カーステレオから流れてきた♪Try to Remenber を聞きながら思いました。
って、この曲に歌われるのは12月ですけどね。

さて、眠さがピークを迎える前に、観劇記録を一つ。
この物語も、"眠り"が一つのテーマでした。



SHOW STAGE No.1
「TRIANGLE vol.2 〜探し屋ジョニーヤマダ〜」

2011.11.19 ソワレ PARCO劇場 M列27番台
出演:井上芳雄、新納慎也、彩乃かなみ


世界でまだ8人しかいないという"探し屋"のライセンスを持つジョニーヤマダ(井上芳雄)。
彼の仕事は、人の記憶にもぐりこみ、その人が無くした大切な何かを探し出すこと。
それは、人だったり、物だったり、記憶だったり・・・「無くしたという事は、かつて持っていたということ」
女刑事ビッキービッキー(彩乃かなみ)は、仕事仲間でもあり、幼馴染でもあり、
もうすぐ結婚式を挙げる婚約者でもあったりします。
飲みすぎて喧嘩をするたびにビッキービッキーが無くす(投げ捨てる?)婚約指環を探すのも、
ジョニーの(個人的に)大切な仕事・・・なのかな?

そんな日々の中のクリスマスイブの夜。
いつになく神妙な顔でビッキービッキーが連れてきたのは、やはり幼馴染であるトーマ(新納慎也)。
けれど、久々に会うトーマは、固く目を閉じてベッドに横たわったまま。
3日前より原因不明の昏睡状態なのです。
彼が目覚めない原因を探し出して欲しいと依頼するビッキービッキー。
彼女の真剣な眼差しに、漠然とした不安を感じたまま、
ジョニーは眠った瞬間のトーマの記憶を探ろうとします。
けれど、その記憶はトーマの意思で深く仕舞いこまれていました。
その記憶にたどり着くには、彼のターニングポイントとなった記憶の箱を一個一個開けて辿っていくしかありません。

3人が初めて出合ったリュウセイ川。
3人が通った小学校。
少しずつ、隠し事ができてきた中学時代。
トーマがビッキービッキーへ向ける臆病だけれど真摯でかけがえのない想い。
未来への不安を抱えた高校最後の3人でのクリスマス会。
ジョニーとビッキービッキーが互いを想いあっていることを、トーマが知ってしまったあの夜―――

ジョニーがみなかったことにしていた、ビッキービッキーへのトーマの想い。
その想いを知っていながら知らないふりをしていたビッキービッキーの想い。
そのどちらをも突きつけられたジョニーは、一つの選択をします。
トーマの記憶の中で、あの夜をやり直すことを―――


というSFテイストというか、ファンタジーテイストな物語でした。
2年前のvol.1がめちゃくちゃ面白かったので、
今回vol.2が上演されると知って、本当に楽しみにしていました。
この3人のバランスって、ほんとに楽しくて心地いいんですよね。
いい意味で遠慮がないというか、互いをきちんと信頼し、尊重し、ちょっとは甘えて甘やかし・・・
そんな”大人”な関係。

今回も、3人の雰囲気はとても良くて、たくさんの歌も聴き応えありで、
観ている最中は大笑いしたりしんみりしたり、とっても楽しみました。
が、どうしてかなあ、観終わった後、なんだかちょっと物足りなく感じてしまったのです。
vol.1が面白かった分期待しすぎちゃったのか、
ちょっとチープでありがちな(と私は感じた)設定がそう感じさせたのか、
やむを得ないとはいえ人の記憶や思い出に素手で触るようなストーリーが受け入れ難かったのか、
3人の関係が結局はvol.1と同じ着地点だったせいなのか、
トーマがひたすらにセンシティブで控えめな男だったからなのか(え)、
それは良くわからないのですが、この舞台、もっともっと面白くなるはず!!って思っちゃったの。
じゃあどうすればいいのか、って聞かれたらもちろんわからないし、
あんなに笑っといて何が不満なんだ!って言われたら応えられないのだけれど・・・
なんというか、舞台上の3人の世界が余りにも"出来上がって"しまっていて、
笑える要素もちょっと内輪な雰囲気が強すぎたというか。
まあ、これはもう好みの問題だし、面白かったのは本当に確かなのです。
これがvol.1だったら、きっと諸手を挙げて賞賛していたと思うし。
シリーズものって、ほんとに難しいんだなあ、としみじみ思ってしまいました・・・
vol.3では、私みたいな素人の身勝手な感想を吹き飛ばしちゃうくらい、
パワーのある舞台を見せて欲しいなあ、と思いますv


さて、では役者さんのこと。

ジョニー役は、井上芳雄さん。
天然でお馬鹿だけど、生きていく能力はずば抜けてる役柄でした。紙一重的な感じ?(え)
ある意味俺様なのだけど、彼の中ではぴしっと一本芯が通っていて、
誰に対してもどんな状況でも決して卑怯な男にはならない―――ちょっと「ワンピース」のルフィーを髣髴とさせる感じ?
そんな印象のジョニーが、昔経った一度だけやってしまった卑怯なこと。
トーマに託されたビッキービッキーへのラブレターを、
遊びにしては真面目すぎる、と宝箱(って書いてあった気がする)に放り込んで忘れてしまったこと。
トーマの記憶を探り、彼の想いに触れることで、その手紙の重さをジョニーは知るのだけれど、
そして、その手紙のことで、ビッキービッキーともギクシャクしてしまうのだけれど、
彼女を失う恐怖を感じながらも、トーマにあの夜をやり直させようとするジョニーは、
ちょっとかっこいいかなあ、って思ってしまいました。
テンション高く会話しているシーンも、これまで舞台で観た井上くんとはちょっと雰囲気が違っていて楽しかったですv
3人が初めて会った橋の上のシーン、遠くからやってくる(という設定の)ジョニーが、
どんな風に踊ってくるのかって、日替わりネタなんですかねー。
私が観たときは、ロボットダンスで、結局他の二人も踊ってました(笑)。
日替わりネタは他にもあったみたいですので、複数回観ていると、その違いが楽しかったかもですね。
歌も、いろいろな歌い方で楽しかったな。
1幕の♪男のハート(Surrender/Elvis Presley) が好きだったかも。
というか、洋楽って殆ど聴かないので、
プレスリーが♪ソレントへ帰れ のアレンジ曲を歌っていたなんて知らず、
そのアレンジのかっこよさにちょっとやられた感じです。
あと、熱唱するジョニーの後ろで無表情で華麗に踊るトーマも最高でした!


ビッキービッキー役は彩乃かなみさん。
拝見するのはvol.1以来かな?
2年前と同じく、とっても可愛らしく且つかっこよく、そしてパワフルで美しい歌声にうっとりしました!
原色の衣裳もとってもお似合いv
複雑な家庭環境を受け入れる小学生の健気さとか、思春期の女の子の雰囲気とか、妙齢の女性の悩みとか、
いろんなカラーを、きちんと一貫性を持って見せてくれました。
トーマの気持ちを感じていながら、知らないふりをして牽制しちゃうやるせない狡さが切なかったなあ。
ビッキービッキーにとっては、トーマも無くせない存在だったんですよね。
ソロで歌うのは、♪理想と現実 。
これもエルヴィス・プレスリーが♪オー・ソレ・ミオ をカバーした♪It's Now or Never が元曲なんですが、
もうめちゃくちゃ聴き応えあり!
歌詞のシビアさはあまりにも直球で、もう笑うしかない感じなんですが、
その歌詞にしっかりと感情をこめつつも、
じめじめした自嘲の曲にせずに、からっとした強さすら感じさせる曲にしたのは、
彩乃さんの歌の力なんだろうなあ、と思います。
また何かの舞台で是非拝見したいなあ。

ちなみに、彩乃さんは群馬県の某女子高校出身。
物語の中、高校時代のシーンで、ジョニーにビッキービッキーとトーマが勉強を教えるシーンがあるのですが、
ここもアドリブなんでしょうね、数学の問題をジョニーがビッキービッキーに出すシーンがありました。
三角形の面積の公式、平行四辺形の面積の公式までは言えたけど、
台形の面積の公式が言えなかった彩乃さんに、カーテンコールで井上くんが、
「群馬で一番の高校出身なのに」ってつっこんでました・・・(汗)
いやでも普段使わない公式って、いきなり言われると出てこないよねー。
そういえば、1〜2年前に地元の新聞で、その某高校から宝塚に合格した子の記事が載っていました。
今頃音楽学校で一生懸命頑張っているのかなあ・・・
全然知らない子だし、名前ももう覚えていないけれど、
いつかあの子も彩乃さんのように舞台で輝く姿を観ることができるといいな、と思います。


トーマ役は新納慎也さん。
内向的で大人しくてセンシティブな役柄、
脚本の蓬莱さんが「普段と逆の井上くんと新納くんを観たい」」と書かれたようですが、
個人的には非常にお似合いだったと思います。
最初はちょっと違和感がありましたが(え)、
トーマが言葉にすることの出来なかったいろんな感情が、
ビッキービッキーに向けるまなざしとか、佇む背中とかから滲み出ている感じ。
でもって、歌声もほんとに素敵でした。
♪二人の手紙(Falling Bricks/Steve Mac)や
♪なぜ(IL Y A Toujours Do Soleil Au Dessus des Nuages/Richard Clayderman)の中低音に、
うっかり(え)聞き惚れてしまいました。
この真摯さと切なさには、ジョニーもちょっと焦るよねー。
まあ、ちょっとイライラする役柄ではありましたが、同じくらい愛すべき存在とも思いました。

そんな大人しい役、ではありますが、そこは新納さん!
もちろんその役の中に納まりきるという感じではありませんでした。
最初の思い出のシーン、ランドセルを背負って橋の欄干にしゃがみこんでる姿には、爆笑。
というか、3人とも、ランドセルが似合わないような似合っているような(笑)。
その後、ビッキービッキーへの想いを自覚したときもいきなり踊りだすし、
さっき書いた♪男のハート の時も、学ラン+裸足でしっかりバレエテイストだったしv
さすが新納さん!という感じでした。
あ、でも私、あんまり新納さんの舞台って観てないのですよね。
「ウェディング・シンガー」や「ラ・カージュ・オ・フォール」ぐらい?
前者は舞台そのものの勢いに飲まれていたし、
後者ではファルセットにくらくらしていたので、
こんなに新納さんの歌声によろめくとは思ってもいませんでした。
新納さんがたくさん歌う舞台、観てみたいなあ。
でも、「スリル・ミー」はきっとチケット取れないに違いありません(涙)。
まあ、頑張ってみようとは思いますが。


舞台セットはシンプル。
後ろの壁に、幾つも扉つきの戸棚があって、
その中から衣裳や小道具を取り出したりしてました。
その上にバンドが陣取っているのですが、ついついそちらにも目が行ってしまい・・・(笑)
でも、やっぱり生演奏っていいですねーv
この舞台の歌は、外国のポップスなどを歌詞を変えて使っているのですが、
聞き覚えのある曲もそうでない曲も、物語にとても合っていたように思います。
いきなりスタンドマイクを持ち出したりする唐突感もvol.1同様笑いになってたり。
個人的には、かみむら周平さんが編曲してて、バンドのキーボードもやってたのが嬉しかった!
最近は映画や舞台の音楽で活躍されているようですが、
White Classical Bandはもう活動しないのかなあ・・・好きだったんだけどなあ・・・

あ、私がかみむらさんを知った舞台、蜷川シェイクスピア「オセロー」が、
12月20日にNHKで放映されるそうです!
この舞台の音楽、ほんとに素敵だったんですよねーv
もちろん、孤高の獣のような吉田さんのオセローも、
可憐な花のようにたおやかで強い蒼井優ちゃんのデズデモーナも、
暗い眼差しに色気全開な洋さんのイアゴーも、
何から何までお薦めな舞台です!
よろしかったら是非みなさんご覧になって見てくださいねv


なんだかあちこち寄道ばかりな観劇記録になりました(汗)。
この舞台、今日から日曜までは大阪で公演ですね。
もう一度観たら印象が変わったのかな、と思うとちょっと未練が残りますが、
舞台はやっぱり一期一会。
今回自分が感じたことも大事にしながら、vol.3を心待ちにしていようと思いますv

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