瓔珞の音

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<<   作成日時 : 2011/12/23 19:08   >>

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ここ数日、ふとした瞬間に「ダンス・オブ・ヴァンパイア」の曲が頭の中を廻ります。
職場のクリスマス会で、子どもたちと一緒にクリスマスソングを歌った直後にまで・・・
これはもう、観劇記録を書け!という伯爵様のご意向に違いありません(笑)。

でもねー、なかなか書けなかったのには理由があるんですよ。
お仕事が忙しかった、というのももちろんあるのですが、
先週2回目に観たとき、自分でも何故?!と思うくらい、めちゃくちゃ楽しかったんです!!
初演、再演と観てきている中で、もしかすると一番楽しかったかも・・・
席はこれまでで一番舞台から遠い席だったのに・・・なんだかとっても不思議です(笑)。
で、それで思いっきり満足してしまいまして。
いや、ほんとにこの舞台の魅力を思いっきり享受した感じです。
伯爵様、ありがとう!!

・・・って、観劇記録書く前に終わっちゃいそうです(笑)。


「ダンス・オブ・ヴァンパイア」

2011.12.10 マチネ 帝国劇場 2階C列40番台
2011.12.17 ソワレ  帝国劇場 2階F列20番台

出演:山口祐一郎、知念里奈、浦井健治、コング桑田、阿知波悟美、Jennifer、馬場徹、駒田一、石川禅、
    森山開次(12/10)、新上裕也(12/17) 他


初演で3回観たこのミュージカル、
再演は、日程の関係で1回しか観ることができませんでした。
初演の時の市村さんのアブロンシウス教授のイメージがとても強かったので、
再演の禅さんのアブロンシウス教授は、なんだか違和感が残ってしまったのがとても残念だったり。
でも、今回、キャストも大きく変わっての再々演で、
禅さんの教授がめちゃくちゃツボにはまっちゃったのですv(笑)

再演の時は、ちょっと黒い教授、と思ったのですが、
今回はとにかく登場人物の中で一番感情に忠実な人物!という印象に変化しました。
感情は捨て、理性と論理で真理に到達する!と高らかに歌う教授ですが、
サラよりもアルフレートよりも、よっぽど自分の感情に忠実。
そして、そのことを自覚していない始末の悪さがとにかく素晴らしかったです!(褒めてます/笑)
アルフレートに対する遠慮のなさも、助手を育てるというよりも、
助手は自分に尽くして当然!という遠慮のなさがいっそ清々しくv
その一方で、伯爵と2度目に対峙したときの凛とした姿や(初対面は震えてました/笑)、
舞踏会の前に言う「ショータイムの始まりだ」という言葉の響きが、
なんだかはっとするくらいかっこよくて、ちょっとびっくりしてしまいました(笑)。
なんというか、伯爵がヒールなら教授はヒーローなんだと、初めて気付いてみたり。
あの早口言葉みたいな歌も、伯爵を前にしたときのメモ帳に書き込む様子も、
飛ぶ鳥すら落とすハイトーン(?)の歌声も、とにかくいろんなところで教授に注目しちゃいました。
禅さんのアブロンシウス教授の魅力に開眼した感じです(笑)。


助手のアルフレートは2回とも浦井くんでした。
いやー、こしょこしょこしょこしょ良く喋る気のへたれさがめちゃくちゃ可愛かったですv
マイクに入っていないときの会話が、とっても気になる!(笑)
でも、自分の中に譲れないものはちゃんと持っているアルフ、という感じ。
それはサラへの気持ちであったり、教授への尊敬であったり、
たとえヴァンパイアであっても命を奪うことへの躊躇いであったり・・・
♪サラへ に込められた感情の豊かさは、泉見アルフに匹敵するくらい鮮やかだったように思います。
でも、面と向かってそういう言葉をしっかり伝える術は未熟なんですよねー。
まあ、あの教授と一緒にいたら、自分の気持ちを言葉にするチャンスなんて少なそうですよね(え)。
だからこそ、言葉にしなくても全て察してくれそうな伯爵に、魅了されちゃったのかなあ、なんて(笑)。
2幕の最後の、ちょっと熱に浮かされたような視線や声に、ちょっとぞくっとしました。
もちろん、笑いのシーンも全力投球!という感じ。
あくまで天然な感じの台詞回しが、それだけで笑いを誘うし、
霊廟のシーンの教授を助けようとするときの意味不明な動きとか、つっこみどころ満載でしたし、
(また、それに対する教授のつっこみが良いんですよねーv)
2度目に観たときは、お風呂場でサラに翻弄されるシーンでスポンジがオケピ手前まで転がり落ちちゃった時も、
ダイブするような動きで笑いをとりつつしっかりスポンジを確保してたし、
ヘルベルトとのシーンでは、2冊の本を効果的に使っておりましたv

R&Jの賢明なベンヴォーリオや、「ヘンリー六世」の穏やかなヘンリー六世のような役も好きですが、
「薔薇とサムライ」のシャルル王子や、このアルフレートみたいに、
思いっきり振り切れた役柄もこなせる浦井くん、来年も思いっきり注目です!
4月には蜷川さんの演出も経験しますしねv


サラも2回とも知念里奈ちゃん。
再演では見損ねて、とっても残念だったのです。
で、今回観てみて、なんというかとっても賢いサラだなあ、と思いました。
その分、抑圧されているのが凄い良くわかって・・・
1幕、アルフと出会ったときの可愛らしい表情と歌声が、
伯爵に魅了されると共に、どんどん色気を増して大人の声になっていくところ、さすがです!
お城へ向かうときアルフに向かって言う、「もういいの!」という声と、
2幕冒頭、の歌声と表情には、思いっきり魅了されました。
更に、お城から逃げ出した後、アルフと歌いながら、表情や声が"ヴァンパイア"になっていく様の鮮やかさといったら!
観ることができて、ほんとに良かったですv


新生ヘルベルトは馬場徹さん。
全くの初見なので、どんな人かなあ、と思っていたのですが、
最初の登場シーンで、舞台奥から歩いてくる姿を観た瞬間に、
うわ、何か来た!!って思ってしまうくらいの怪しさに驚き、
次いで、最初の歌声の朗々とした響きに、おおお!と思いました。
でもって、この人は伯爵の息子だと有無を言わせず納得させる佇まいも素敵v
問題の例のシーンは・・・吉野さんのヘルベルトとは全く違ったアプローチ。
なんというか、もの凄い逞しいヘルベルトなの。
黒のキャミソールが似合うんだか似合わないんだか、非常に混乱いたしました(笑)。
アルフのことも、もう最初っから獲物としか観てないんですよねー。
吉野さんのような獲物を引き寄せるフェロモンを獲得するには、もう100年くらい修行が必要かな、なんて(え)。
そういえば、ヘルベルトが教授に撃退されるシーンって、アドリブなんですね。
1回目に観たときは、ひたすら悶え苦しみながら捌けていって、
教授が「あいつは苦しんでたのか?」と一言言い(確かに悶え>>>苦しむという感じでした/笑)、
2回目の時は、「助けてください」(だったかな)と懇願して、
教授が十字を解いた後、思いっきり舌打ちして捌けてました。
で、教授が「舌打ちするな!舌打ちほんとに嫌いなんだ!親はどういう育て方をしたんだ!」的なことを言ってました。
他の日がどういうバージョンだったのか、アルフのこしょこしょ喋りと同じくらい気になります(笑)。
そういえば、お風呂のシーンでバスタブに立てかけるように、
赤いチープな感じのラケットとボールが置いてあったんですが、あれは一体・・・?
新手の小道具?!と思ったんですが(どう使うんだ・・・/笑)、
舞台上では全く無視だったので、ちょっと気になっております。
もしやヘルベルトの古巣からの差し入れ?(え)


で、その彼を育てた山口さんのクロロック伯爵・・・
いやー、もうなにも言うことありません。
だって、まさに山口さん=クロロック伯爵って感じなんですもの。
あの笑いと紙一重のかっこよさな佇まいといい、地声とファルセットの歌い分けといい・・・

その分、伯爵の化身によって、かなり受ける印象が異なりました。
1回目に観た森山さんの伯爵の化身は、とにかくワイルド!
金髪(まではいかないかな)を振り乱して踊る様も、
♪悪夢 アルフを威嚇する時やサラを噛もうとする時の表情も、まさに血の滴る肉を食む野獣、という感じ。
なので♪抑えがたい欲望 の時も、伯爵の中で暴れ続ける欲望・・・というか野生、という印象で、
歌う伯爵からは、むしろ諦念のようなものを感じました。
で、新上さんの伯爵の化身は、一転してむしろノーブル!
♪悪夢 でのアルフを容赦なく翻弄するのに、なんだか優雅さすら感じてしまいました。
♪抑えがたい欲望 の時は、その深い孤独に一気に魅了されました。
そして、欲望に引き裂かれる理性の苦悩というイメージ。
だからかな、歌う伯爵からは、深い哀しみのようなものを感じました。

どちらの化身も、ほんとに見ごたえあり!
東山竜彦さん演じるアルフレートの化身の懸命さや伯爵(の化身)に向ける闘志も素敵だったし、
滝沢由佳さんと横山博子さん演じるサラの化身(遠目だったので見分けはつかず/涙)の、
しなやかなのにサラの勝気さの感じられるダンスも良かったし・・・
ほんとに、♪悪夢 のシーン、大好きです!!

こういうのを観ると、まだまだ絶賛よろめき中な大貫勇輔さんには、
いつか是非この舞台に出演して欲しいなあ、と思ってしまいます。
伯爵の化身には若すぎるかもしれないけれど、
その若さを武器にした新しいアプローチの伯爵の化身になるんじゃないかなあ・・・


駒田さんのクコールは、相変わらずとってもキュートでしたv
台詞は少なくてパントマイム的な演技が多いのですが、その細やかさは観ていて全然飽きません!
クコール劇場も健在!
1回目は残念ながら見逃してしまいましたが、
2回目、扇風機(?)を使って紙吹雪を吹き飛ばし(かなりオケピに落ちてたような・・・)、
「ああ、楽チン」と言いながら、おもむろに扇風機の向きを変えて、
吹きすさぶ風の中でチャゲアスの♪YAH YAH YAH を歌ってくれましたv
去り際にT.M.Revolutionって呟いてたけど、やったのかな・・・?
カーテンコールでは2回とも震災に触れた挨拶をしてくれて、
終演後ロビーに出てきてくれました。
たくさんの人で全然近づけなくて、「クコール大好きv」と伝えられなかったのがとっても残念・・・
それにしても、近く(観劇中に比べればね)で見ると、駒田さんって大きいんですね。
なんだか小柄な印象があったんですが・・・あ、山口さんや別所さんと共演してるとこしか見てないからか(え)。


コングさんのシャガールと阿知波さんのレベッカ、Jenniferさんのマグダは、
3人の間に流れる空気がなんとも微妙で・・・
Jenniferさんのマグダは、これまでのマグダに比べると、とっても若い感じ。
渋谷とかにいる10代の女の子みたいでした。
いや、ビジュアルもなんですが、あの冷めた雰囲気がねー(笑)。
教授に乗せられて思わず一緒に踊っちゃった後、我に返った時の不機嫌そうな表情が良かったですv
シャガールとの関係も、大人な関係とはちょっと言いがたい感じだったかなあ・・・
その辺が微妙に感じた原因だったかも(笑)。


今回の公演、カーテンコールは小道具(?)を観客に配っていたみたいです。
最初がハンカチで、私が見たときは光るブレスレット。
10日が緑で17日が青だったのだけど、他の色もあったのかな?
最初はちょっと戸惑いましたが、これをつけてると確かにテンション上がりますね。
カーテンコール中に照明を落としてくれたので、
2階席から見ると、舞台の上や1階席がとっても綺麗でした。
で、最後にメインキャストがブレスレットを客席に投げてくれるのですが、
17日は、浦井くんが気合と共に投げたブレスレットが、見事2階席に届きました!
あれにはちょっとテンション上がりましたねーvv
スポンジを拾うときのダイブといい、浦井くんグッジョブです!

そういえば、カーテンコールでは2回とも伯爵がナイスでしたv
1回目は、ちょうど月食の日だったのですが、
「皆さんのために今夜ヴァンパイアたちが赤い月を贈ります」的なことを言ってましたし、
2回目の時は、最初にカーテンコールに登場する時に、
舞台の中央でくるくるターンしてくれましたv
その後で、クコールさんに「何があったんですか?」ってつっこまれてましたけど、
ほんとに何があったんだろう・・・(笑)。

そんな最初のアルフのうざいアナウンスからカーテンコールまで、めちゃくちゃ楽しい冬の舞踏会も、
クリスマス・イブの明日が千秋楽です。
うーん、きっと帝国劇城では何かが起こるに違いありません!
リー君、ブログでのレポ、お待ちしておりますねv

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