瓔珞の音

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zoom RSS 波乱の年

<<   作成日時 : 2012/04/11 22:37   >>

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今年ももう1/4が過ぎてしまって、この3ヶ月強で既にいろいろな舞台と出会いました。
今年は、個人的に当たり外れが大きいというか、出逢う舞台が予想を超えてくることが多いように思います。
うーん、波乱の1年?(笑)

で、この舞台、私的にはちょっと微妙な感じでした。
まあ、基本私が好んでみる舞台とは方向性が違っているので仕方ないのかもしれませんが。
とりあえず、かなり熱意のない観劇記録になりそうなので、
この舞台をお好きな方はご注意くださいね。



「SAMURAI7」

2012.4.7 マチネ 青山劇場 1階XE列20番台

原作:黒澤明「七人の侍」より
演出:岡村俊一
脚本:渡辺和徳
出演:馬場徹、中河内雅貴、磯貝龍虎、市瀬秀和、高橋広樹、住谷正樹、疋田英美、丸山敦史、黒川恭佑、
    松本有樹純、とめ貴志、藤榮史哉、明石鉄平、八木菜々花、中川晃教、加藤雅也 他


初演・再演のメンバーと、新メンバーを加えての再々演というこの舞台。
私が見たのは一昨年の冬、アッキーが初の悪役(笑)に挑戦した再演のみ。
そのときは、とにかく「M!」のアッキーの不在に打ちのめされていたので、
アッキーがこの舞台で新しい魅力を見せてくれたのが、とにかく嬉しかったのを覚えています。

舞台そのものとしては、元のアニメを知らないので、世界観を十分理解することができなくて、
でもってあまりのキラキラさ(サムライたちのね/笑)にちょっと腰が引けてたのですが、
それでも、また見てみたいかも、とも思いました。

で、今回の再演。
サムライたちの平均年齢が上がった(私の印象的にね)り、舞台に慣れている人が増えたのか、
前回よりも安心して見れたし、アッキーはもちろん馬場くんの歌も素晴らしかったし、
殺陣も思わず息をつめてしまうくらい迫力がありました。
・・・が!
観終わった後、どうにもこうにも納得できない気持ちが残っちゃったんですね。
サムライはじめお一人お一人の演技はとても見ごたえがあったのだけど、
彼らの信念というか、舞台の上に創り上げている想いがなんだかとてもギクシャクした印象で、
もの凄くスピーディーに進んでいく物語を前にして、
繰り広げられる世界を理解し、共感し、寄り添うということができないまま置いてきぼりにされちゃった感じ。
途中、あ!と思う瞬間や、何かをつかめそうな気持ちになるときもあったのですが、
結局最後まで「待って!」と内心叫びながら終幕になってしまいました。

うーん、これはもう私の感覚の問題でしかないと思うし、
二度三度観れば何かをつかめたのかもしれないのですが、今回はとにかくもやもやした疑問だけが残りました。
というか、疑問そのものもわかっていないというか(え)。
楽しめた部分もあったので、ちょっと残念でした。

というわけで、今回は内容については特に触れずに、役者さんの感想だけを。


カツシロウ役、馬場徹くん。
去年のヘルベルトの怪しい雰囲気(妖しいじゃないの)と朗々とした歌声が印象的でしたが、
今回のカツシロウはとても爽やかだけどちょっとうざい好青年でしたv(褒めてます!)
この物語はカツシロウの成長が一つの軸だと思うのですが、
個人的には最初から結構しっかりしたカツシロウに見えて、
初めて命を奪ってしまった後の放心というか苦悩の具合は、前回の三浦くんの方が好みだったかも。
なんというか、このカツシロウなら自力で這い上がってこれるんじゃないか、って思っちゃった(笑)。
歌声はやっぱり素晴らしかったです!
1幕、キュウゾウの見せ場で戦うキュウゾウの背後で歌いながら、徐々に参戦するのですが、
キュウゾウ役の中河内さんの殺陣がとにかく素晴らしかったので、
歌とのバランスが凄く良くて、迫力あるシーンになっていたと思います。
確か前回は、キュウゾウ役の西島くんが戦いながら歌ってて、???と思ったんですよねー。
中河内さんが歌える方なのかどうかはわかりませんが、
ここでしっかり役割分担をしていたのはとってもしっくりきました。
歌の終わり、カツシロウと背中合わせになったキュウゾウが、
無表情のまま「何故お前が歌う」とぼそって言ったのにも受けました(笑)。

で、その中河内さんのキュウゾウ。
私の中では中河内さん=にこやかなミッターマイヤーなので(笑)、あの髪型はともかく、
始終無表情なキュウゾウに慣れるのに時間がかかりました(え)。
アドリブも無表情なままだったしねー。
1幕、村に着いて、キクチヨに追求されたマンゾウが、
「あのダンスの得意な人」(だったかな?)と言ってキュウゾウを指差したとき、
上手寄りにいたキュウゾウが踊りながら捌けていく、というアドリブがありまして。
なかなか戻ってこないキュウゾウに、一瞬舞台が止まりました(笑)。
そんな感じでダンスがとてもお上手な方のようなので、上記のように殺陣はほんとにすごかった!
カンベエとのシーンも、最期のシーンも、前方席だったこともあってちょっと怖いくらいでした。
そういえば、後ろの席の方たちが中河内さんのファンだったようで、
恒例の1幕最初の掛け声の時、後ろから「キュウゾウ〜!!」という声が沢山聞こえて、
思わずつられて彼の名前を呼んでしまいました(笑)。

シチロウジ役は磯貝さん。
なんというか、とっても落ち着いたシチロウジでした。
凄い地に足が着いている感じで、カンベエの古女房、という意味では前回の相葉くんよりはしっくりきましたが、
色気という意味では、個人的には相葉くんに軍配が上がってしまったかな。
だって、このシチロウジ、カンベエ至上、って感じですよね?
ユキノさんとの別れもとってもさっぱりしていたというか、
この人、ユキノさんのところには戻らないんだろうな、というかユキノさんとの間に愛はあったのか?!と思っちゃった。
なので、2幕の戦いのシーンも、後ろで踊るユキノさんとの絆は余り感じられなかったの。

ヘイハチ役は市瀬さん。
とっても可愛らしい印象でした(笑)。
登場シーン、雇い主?のお嬢さんから日替わりで無茶振りされるみたいで、
この日は本人を前に加藤雅也さんの真似をさせられてました。
私は加藤さんはこの舞台でしか観たことがないので、似てるのかどうか良くわかりませんでしたが、
加藤さんは首を横に振ってたなあ・・・(笑)
台詞もとても聞こえやすくて、2幕の見せ場は思いっきり見入ってしまいました。

ゴロベエ役は前回に引き続き高橋さん。
いやー、やっぱりこの方の切れの良い台詞回しと表情、凄い好きv
ほんとに良い声してますよね〜。
職場で鍛えられて、駄洒落や親父ギャグの閾値が非常に低い私としては、
前回に引き続き、笑わせていただきましたし、
その分、最期の彼とキララのやりとりは、ほんとに切なくて思いっきり涙してしまいました。

涙したといえば、住谷さんのキクチヨはやっぱり泣かせてくれますねー。
常に全開全力疾走!という感じの演技なのですが、
百姓を語るシーンや、最期のシーンは、お約束とは思いつつも胸に響きました。

キララ役は、前回元気一杯のシノを見せてくれた疋田さん。
この子、とってもいい表情をしますよね。
でもって、水分りの巫女という超越した存在ではなく、
無知なまま大きな重荷を背負った一人の村娘が、
サムライやウキョウと関わることで世界を知り、自分を知り、強くなっていく様子を、
豊かな表情で見せてくれたように思います。
声が篭った感じなので、ちょっと聞き取りにくさはありましたが、表情はとっても良かった!

ヒョーゴ役は、丸山くん。
実は、この舞台では何気に一押しな役者さんなのですv
(あ、アッキーは別格ですから!/笑)
ので、例の掛け声で私が一番大きな声で声援を送ったのが彼だったり(笑)。
前説担当の明石くんと一緒に、1幕も2幕も出てきてくれるのですが、
2幕、丸山くんから"ヒョーゴ"へと変わっていく表情が鮮やかでした。
なんというか、纏う雰囲気も変わる感じ。
他の舞台ではなかなか観る機会がないのですが、いつか別の役をやる彼も観てみたいです。

黒川さんのリキチと、八木さんのサナエのやりとりも良かったなあ・・・
サナエが救い出された後、リキチと再び心を通わせるまでが、
下手側で台詞無しの演技で繰り広げられていたのですが、
どうしてもそちらに目が行ってしまい、中央でのメインのやり取りは台詞しか聞いてませんでした・・・すみません。

カンベエ役は加藤雅也さん。
うーん、この舞台に私が納得できなかった最大の理由は、このカンベエだったように思います。
私には、彼はなんだか凄く自分勝手で中途半端な存在に見えちゃったんですね。
命のやり取りをすること、奪った命を、その罪科を背負うこと。
それが、彼の中にしっかりとした"芯"になっているようには見えなかった。
そうすると、キララやカツシロウたちがあんなにも彼を慕う理由がわからなくなっちゃって・・・
というか、カツシロウが初めて人を斬ったあと、カンベエがもっとちゃんとしてれば、って思ってしまったの。
まあ、カンベエ自身も揺らぎ惑う存在という描き方だったのかもしれないですが。
立ち居振る舞いはとても渋かったし、殺陣ももの凄く迫力でかっこよかったのですけどね。


そして、ウキョウ役のアッキー。
前回のいでたちが非常に衝撃的だったのですが、
今回のいでたちもちょっと別の意味で衝撃的でした。
池田理代子さんの漫画に出てくる人みたいなくるくる立てロールの前髪なんだもの!
というか、ウキョウの髪型って凄く凝ってますよね?
右のこめかみに描かれた紫の模様(?)もどういう意味があるのかちょっと気になりました。
あれって、前回ありましたっけ?
もしかして、天主の49番目のクローンという設定と関係した裏設定があるんじゃないかな、なんて。
あったら面白いのになあ・・・

ウキョウに対する印象は、前回と大きくは変わりません。
アッキーの歌声は今回もほんとに素晴らしかったし、
前方席で表情を余さず観れたこともあって、ウキョウがどんどん壊れていく様が凄く生々しかった。
ウキョウ様が出てくると、もう他に目を向けることができませんでした。
場面を変えて2回彼が呟く「万歳」の声、ほんとに切なかった。
ウキョウを待ち望み受け入れた民衆の歓喜の声であったはずの「万歳」。
けれど、それは実際は彼が民衆の代わりに罪科の"重荷"を背負うことに対するものだったのかな。
銀英伝か何かで読んだ気がするのですが、
「多くの民衆は支配され、導かれることを望む」というような言葉をちょっと思い出しました。
支配者になる、ということは、民衆の背負うべき"重荷"を共に、あるいは一人で背負うということなのだと、
そのことをウキョウは理解していったのかも。
その上での「ズルイ」発言なのかなあ、ってちょっと思いました。
で、その「ズルイ」を受けて、キララが「カンベエさまは、サムライは己の罪科を己で背負っている」
というようなことを言うのですが、私的にはその言葉はちょっと意味合いが違うんじゃないかな、って思った。
ウキョウが言いたいことはそういうことじゃないんじゃないかな、って。
まあ、最後までウキョウとキララの会話はかみ合ってなかった、といえばそれまでか(え)。


うーん、やっぱり、納得しないまま書くと、どうにもまとまらない文章になっちゃいますね。
まあ、今回の舞台で私が受け取ったものはこんなかんじ、ということで。
アドリブやキャストに関わるいろいろなネタにも演出家さんは意味を持たせていたようですが、
ごめんなさい、私はあんまり良くわかりませんでした。
というか、一度、ギャグとかアドリブとかを抜きにした真っ向勝負でこの舞台を観てみたい、と思ってみたり。
ま、そういう機会はきっと来ないのでしょうけどね。

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