瓔珞の音

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zoom RSS クリスマスの魔法

<<   作成日時 : 2013/12/13 21:48   >>

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今日、大好きなパン屋さんでシュトーレンを買ってきました。
この季節だけの限定販売なので、毎年楽しみにしているのですv
ものすごく甘いけど、これを薄くスライスして、濃い目のミルクティと一緒に食べると至福でして(笑)。
クリスマスは大抵仕事をしているので、全然特別感はないのですが、
やっぱりこの季節限定の色合いや食べ物(笑)は心が浮き立ちますね。

そんな私にとって、今年の多分唯一のクリスマスイベントな舞台に行ってきました(笑)。


「スクルージ」

2013012.8 ソワレ 赤坂ACTシアター 1階F列20番台

出演:市村正親、武田真治、笹本玲奈、田代万里生、安崎求、愛原実花、今陽子、今井清隆、阿部寛、青山航士、
    石井雅登、乾あきお、高橋広司、中西勝之、安福毅、秋園美緒、小島亜莉沙、田中利花、七瀬りりこ、
    三木麻衣子、森加織、横岡沙季、飯田汐音、井草心南、加藤憲史郎、北村沙羅、設楽銀河、清水錬、
    松本拓海、岡本大地


ディケンズの「クリスマス・キャロル」をミュージカル化したこの作品。
実は初演を観ておりまして。
でも何故か私の中では高橋由美子さんが出ていたことになっていて、
今回プログラムの上演記録を見て、そういえば中嶋朋子さんだった!となんだかすっきりしてしまいました(笑)。

で、初演の時も子どもたちが可愛いなあ、と思っていたのですが、
今回もいろいろ子どもたちに持っていかれた感じです。
正直なことを言ってしまうと、物語的にとか人物像的にとか、
納得行かなかったり受け入れがたかったりする部分もけっこうあって、
自分がスクルージ化してるんだろうか・・・?とちょっと戦慄が走ったりもしたのですが(笑)、
最後のめちゃくちゃハッピーな大団円に、全部吹き飛ばされました。
これがクリスマスのマジックなのかもしれませんね。

というわけで、内容に踏む込むとちょっと毒を吐きそうな予感があるので(え)、
今回は役者さんの感想をさらっと。

スクルージ役、市村さん。
いやー、なんとも偏屈で且つキュートなスクルージでしたv
苦虫を噛み潰したような顔をしながらも、仕草とか相手への対応がそこはかとなく可愛いんですよ(笑)。
お家に帰ってコートや帽子を脱いで壁にかけるところとか、
ああ、腰が痛いんだなあ、って分かる仕草をチャーミングにやっていて、
子どもたちから素直な笑いが出ていました。
それがまた微笑ましくv
あんまりにもキュートなので、冒頭の辺りも全然悪人に見えなくて困ったのは、
私が市村さんファンだからだけではないはず!
彼の過去もとても急ぎ足に描かれるということもあって、
幼いスクルージから青年スクルージはともかく、
イザベルと出合ったときの青年スクルージから彼女に別れを告げられる時までの流れが余りに唐突で、
それがちょっと残念だったかなー。
個人的な好みでいえば、もうちょっとスクルージの抱える傷に踏み込んでもらいたかった気もします。
それにしても、あのフライングには驚きました!
1幕最後は、還暦越えてフライング?!と本気で驚いたのですが、
プログラムを見直したらフライングスクルージという役が・・・(笑)
うーん、1幕最後はほんとに市村さんが飛んでるように見えたんだけどなー。

武田さんのボブ・クラチットは、この舞台の中でいい意味でマイペースさがあって、
なんとも味のある存在感でした。
ボブ・クラチットがどんな人間なのか、凄く興味がわく感じ?
家族でいるときの素敵なお父さんっぷりにちょっとよろめき、
ティムのお墓の前での繊細な表情に涙してしまいました。
スクルージが今のスクルージになり、ボブ・クラチットがこのボブ・クラチットになった、その違いは何なのかな?
そんなことを一瞬真剣に考えてしまいました。

玲奈ちゃんのイザベルは、そういうわけで余りに別れが唐突でちょっとびっくり・・・
共感するまで行かなかったのがちょっと残念。
というか、イザベルとヘレンが、容姿は似ていても全く中身が違う、ということを、
なんだかしみじみ感じてしまいました。
ヘレンとハリーは、イザベルと青年スクルージとは、当然だけど全く別の存在なんだよね。
そう思ったら、最後にスクルージがヘレンに渡したイザベルの指輪は、
過去を懐かしむのではなく、ある意味過去との訣別なのかもしれないなあ、と思ってみたり。

田代くんの青年スクルージは、パーティーのシーンでダンスが分からなくてただ微笑む姿と、
真面目で一途であるが故にたわんでしまった心がとても切なかったです。
イザベルにダンスに誘われて、でも踊れないからそれを断って椅子に座るのだけど、
その隣にすっと座るイザベルがとても可憐で、初々しい二人が非常に微笑ましかったです。
二人の歌声にスクルージの歌声が絡むのもよかったなー。
ハリーはね・・・分かりやすそうで分かりにくい子だな、と思いました。
というか、友達選ぼうよ!(え)

安崎さんのマーレイ!
出てきた瞬間に、そうだこの衣裳だ!!と一気に記憶が甦りました(笑)。
出て来方がちゃんとおっかないのだけど、でも凄く人間味があるというか・・・
マーレイと亡霊たち(笑)のシーンは、なんだか人形劇を見ているみたいで面白かったです。
怖可愛い感じ?(笑)

というか、この舞台が全体的に人形劇みたいだったのかも。
セットも、古い外国の絵本みたいな色彩とタッチで描かれていたし。
衣裳もとても可愛くて豪華でした。

衣裳でびっくりしたのは、やっぱり今井さんの現在のクリスマスの精霊ですかねー。
いやもう出てきた瞬間、大笑いしつつ思いっきり拍手したくなっちゃいました!(笑)
プログラムの写真もあの衣裳なんですが、生で見るとインパクトがあまりに大きすぎて。
急速に成長する(笑)クリスマスツリー付だったし・・・
それにしても、あの衣裳が似合う今井さん、素晴らしいです!
現在の精霊は、スクルージとお友達みたいな関係に見えて、それがまたいい感じでした。
スクルージを気にはかけてるけど、どこかで突き放しているのも、
なんだかきちんとスクルージと向かい合っている感じで。
過去の精霊のことがあったので、現在の精霊もスクルージと現実に出合った"誰か"なのかな?と思ってみたり。

でもって、この舞台で一番心引かれたのが、愛原さん演じる過去のクリスマスの精霊でした。
美しさもさることながら、スクルージに向かう視線がとても優しくて雄弁でねー(涙)。
過去の精霊のシーンは、スクルージの反応も見たいし、
若いスクルージとイザベルも見たいし、
精霊の表情も見たいしで、なんだかもうどうしようかと思いました。
実は最初、過去の精霊が"あの人"だということをすっかり忘れていたので、
だんだんと思い至っていながらも、彼女が決定的な台詞を言った瞬間に、思いっきり涙腺決壊しました。
マーレイとは違った意味で、"死者"であるが故の想いの強さが感じられて・・・

愛原さんが演じたもう一役、クラチット夫人もとっても好ましくv
ボブ・クラチットと本当にお似合いで、素敵な奥様且つお母さんだなあ、と思いました。
なんというか、きつい言葉を言っていても、悪意が感じられないんですよね。

・・・実は、未来の精霊が見せた♪どうもありがとう が、とにかく受け入れがたくて。
いえ、普通に楽しめちゃえば楽しめたのだけれど、
なんだろう・・・底抜けに明るい旋律で歌う街の人たちの表情の奥に、
とても醜くて恐ろしい顔が隠れてるような気がしちゃって。
申し訳ないけど、手拍子をする気に全然なれなかったんです。
考えすぎだというのは重々承知なんですけどね。
でも、責任を果たさずに権利ばかり主張することに対する嫌悪感みたいなのが私の中にあって。
うーん、これはやっぱり冒頭のスクルージが全然悪人に見えなかったせいかと!
って、責任転嫁?(笑)

アンサンブルさんは、子どもたちも含めて、アンサンブルで纏めちゃうのが申し訳ないくらいハイレベル!
個人的には青山さんと田中さんの歌声がすっと届いてくる感じでした。

子役といえば、まずはやっぱりティム役の憲史郎くんですかねー。
「ミス・サイゴン」" のときは歌はもちろん台詞もなかったので、
今回彼がソロで歌うときには、なんだか私がめちゃくちゃ緊張しちゃいました(笑)。
なんというか、子どもが持つ純粋さと愛らしさを抽出したような存在ですよね、ティムって。
もちろん、子どもはそれだけじゃないのだけれど、
この舞台の中の"ティム"という存在は、きっと神様に近い位置にあって、
だからこそ、薄っぺらい同情以上の感情をスクルージにもたらしたのかな、とも思います。
それにしても、6歳にしてこんな大きなステージでソロを歌うなんて・・・末恐ろしいもとい将来が楽しみですv

他の子役ちゃんたちもとっても芸達者!
見たことあるのは汐音ちゃんくらいかな?
というか、凄く大きくなっててびっくりしてしまいました。
キャシー役の心南ちゃんがにちょっと目を引かれました。
いつか別の舞台でまた見ることができるといいな。


うん、なんだかんだで結構楽しんだんだな、私(笑)。
とりあえず、原作をきちんと読み直してみたくなったので、本屋さんで探してみようと思います。

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