瓔珞の音

アクセスカウンタ

zoom RSS 冬眠してた・・・

<<   作成日時 : 2014/02/26 22:18   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

わけではありませんが、すっかりブログ放置ですみません。
2月ももう数日で終わっちゃいますが、今年の2月は「雪!」の一言に尽きますねー。
実際に降ったのは2日間だけですが、その影響ときたらもう・・・(涙)
8日の雪では観劇二つ諦めたくらいだったのですが(それでも精神的ダメージは大!)、
14日から15日にかけての雪はねー。
道路が一面70cmの雪に埋まっているのを見た瞬間の衝撃ときたら!!
理解を超えた状況に直面すると、何をすればいいのか分からなくなりますね。
で、とりあえず目の前にあることに手をつけてしまうわけなのですが、
私の場合、車に積もった雪を下ろして、車の周囲の雪をドアが開くぐらいどかして、
で、その時点で道の雪もどうにかしなきゃ車を出せないことに気付きました(笑)。
幸い停電はなかったですし、職場に歩いてで行かなきゃ行けないような状況ではなかったので、
電話で職場と連絡を取りながら土日は自宅待機をしていたのですが、
だからと言ってなにか生産性の高いこと(掃除とか掃除とか掃除とか!/笑)ができるわけでもなく、
まさに冬眠しているような気持ちの二日間でした。
先週1週間は通勤時間を早めたりなんだりで雪の影響がかなりありましたが、
さすがに今週になってからは落ち着いてきました。
昨日今日の暖かさで、積み上げられた雪も3割ぐらい融けたみたいですし(笑)。
で、そんな風に雪に振り回されている間に、
紅梅が満開になり、
白梅が綻び始め、
辛夷や木蓮のふわふわした蕾がふくらみを増していました。
雪が完全に消えるのにはまだ時間はかかるけど、春は確実に近づいているのだな、とちょっとほっとしています。

さて、そんな春の雪解けのような優しい涙の流れる舞台を観てきました。



「PACO」

2014.2.22 マチネ シアタークリエ 2列20番台


作:後藤ひろひと
演出:G2
出演:キッド咲麗花、西岡徳馬、松下優也、安部なつみ、伊礼彼方、上山竜司、川崎亜沙美、広岡由里子、
    マギー、山内圭哉、吉田栄作


この物語に初めて触れたのが、2008年の再演でした。
魅力的なキャストに惹かれて内容を全然知らずに観にいって、
その物語のいろんな意味での容赦のなさに打ちのめされた記憶があります。
こんなに泣いて、こんなに笑って、でも後に残るのはガマ王子の食べた花のような小さな光―――

今回の再演でタイトルが変わっていたので、内容も少し変わっちゃうのかなあ、と思っていたのですが、
物語はもちろんのことセットも再演の時と同じ感じでほっとしました(笑)。
で、とりあえず、泣く準備をしっかり整えて、心置きなく泣いてきました!
いやもうこの演目はとにかく涙を我慢しないで向き合うのが、私的には一番しっくり来るので。
というか、物語を知っている分、涙ポイントが多すぎて!
冒頭、堀米さんが仏壇の扉を開けて、大貫の写真と古びた絵本が目に入った瞬間に、涙腺決壊しました・・・早すぎ?

物語そのものに対する印象は、初めて観たときと変わりません。
キャストはほぼ(笑)変わっていて、でも何故か再演の時との大きな差は感じられなかったな。
もちろんそれぞれ役者さんのカラーはあって、違うのが当たり前なのだけど、
そういう違いを超えて確立された物語世界なのかなあ、と思います。
というわけで、今回は役者さんの感想を。


大貫役の西岡さん。
配役を知ったときに想像したのよりも、ずっと素直で真っ直ぐな大貫でちょっとびっくりしました。
偏屈で嫌なジジイなんだけど、その偏屈さが最初から強がりの要素っぽい感じ?
怖さは余り感じなくて、大貫が理不尽なことを言ったりやったりしても、
「はいはい、またやってるねー」という風に流せる甘さがあるというか。
パコちゃんに対しても、光岡に対しても、
初めて友達を持った男の子みたいな感じでなんだか微笑ましくなってしまったり(笑)。

パコ役はWでしたが、私が観た時はキッド咲麗花ちゃん。
すらっとした大人っぽいスタイルの良さと、無邪気な笑顔や声とのアンバランスさが印象的。
"誕生日の朝"を繰り返し、ママからのプレゼントを"毎日"見つけて・・・その途切れないループはやっぱり切なくて。
でも、たとえ記憶の水面に浮かんでこなくても、
大貫や光岡や先生や・・・彼らと過ごした時間は、
きっと彼女の深い深い水底に宝物のように沈み、積み上がっていったんだろうなあ、と思います。

光岡役は安部なつみちゃん。
ポンポン飛び出す独特の話し言葉と外見のギャップが、
パコちゃんとは違った意味でかなり魅力的だったと思います(笑)。
室町に向ける視線の複雑さがなんとも乙女な感じで可愛らしくv
彼に関わるときは、じっちゃんに対するときの余裕が全然なくなって、
感情がむき出しになっちゃうんですよねー。

室町役は、松下優也くん。
えーと、たぶん初見、かな。
可愛い男の子からそのまま大人になっちゃった、というのがしっくりく線の細さでした。
端的に言ってしまえば、とにかくめちゃくちゃ子どもっぽい!(笑)
子どもっぽさに関しては、大貫といい勝負です(え)。
でも、だからこそ夕陽の中で泣きながら「お前にまだそんな力があったとは」という台詞を繰り返すシーンや、
その後のザリガニ魔人のはじけっぷり、そして絵本の最後を読むときの声の深さが染みました。
まあ、個人的にはザリガニ魔人はもっとはじけてもいいよ!と思いましたが(え)。
いやだって、普通に綺麗な化粧の濃いオネエサンだったよ?(笑)

浩一/浩二役は伊礼くん。
浩一の憎めないへたれっぷりと、浩二の見た目浩一中身雅美ちゃん(笑)な演じわけはさすが。
川崎さん演じる雅美ちゃんと浩一のシーンは、席的に目の前だったので、かなり笑わせていただきましたv
テンポのよい二人の会話と雅美ちゃんの最強っぷりがまさに割れ鍋と綴じ蓋的で(笑)。
川崎さんは初めて観る役者さんだと思うのですが、
なんだかんだ言いながら、ちゃんと大貫のことも心配している情の深さが印象的でした。
もちろん沼海老の魔女も!(笑)
あの迫力は正直ザリガニ魔人以上だったよねー。
「怖いの来た!」という台詞からの期待をまったく裏切らなかったもん(笑)。

木之元役の広岡さん、どこかで以前拝見した気がするんだけど、なんだったかなー。
なんとも等身大な可愛らしいオバちゃんでしたv
上山くん演じる滝田を見事に翻弄してた気がする(笑)。
姫の練習シーンはシェイクスピア風にミュージカル風に力士風、だったかな?
で、結局採用したのが力士風なところに爆笑いたしました。

上山くんの滝田は、実は今回の舞台で一番印象的だったかも。
全然派手な演技ではなかったし、「メリリー・〜」の時のような個性的な役柄でもなかったし、
でも、その"普通の青年"を丁寧に誠実に演じていたことで、
滝田が室町を庇ったということ、そしてその後の光岡と室町のシーンでの光岡の台詞に説得力がでたのかな、と。
で、ついつい後半滝田に目がいっちゃったんですが、
劇でのおさかなさんな時の「ぽー、ぽー」という台詞(?)が妙に可愛かったり、
最後に雨を降らせることを一人静かに決意するときの表情の変化にうわー、と思ったりしておりました。

堀米役はマギーさん。
堀米の不思議ちゃんな感じにぴったりで嬉しくなったりv
狂言回しと言うよりは、普通にいろいろかき混ぜて自分も巻き込まれてるうかつさと言うか詰めの甘さというかが、
私の中の堀米のイメージにすんなり当てはまりました。
彼の背景とかもいろいろ深読みしちゃいたくなるのですが、
そういう気持ちを思いっきりぶち壊す勢いがあったかと(笑)。
この物語の中で一番自由なのは龍門寺だとずっと思っていたのですが、実は堀米が一番自由だったかも?
ヤゴ再登場のシーンは「自由にやれる」的なことを言っていたけど、アドリブなんですよね、きっと。
この日はモー娘を題材(?)だったので、光岡が笑い落ちして絵本で顔を隠してました(笑)。

初演から映画も含めてずっと龍門寺を演じている山内さん。
前回の記憶が余りにも衝撃的だったので、今回はちょっと大人しく感じちゃいました(笑)。
ジュンペーを亡くした直後の独壇場は、ちょっと空回ってたかなー。
大貫の哀れむような微妙な表情が印象的だったり?(え)
むしろ劇の時の気配りっぷりが山内の真骨頂!という印象でした。
ほんとにいい人だよねー、この人(笑)。

浅野先生役は吉田さん。
多分舞台で見るのは初めて。
掠れたような声が不思議に通りが良くてびっくりしました。
岡田さんの複雑な笑顔が印象的な浅野先生とはまた違って、
なんというか常に真正面から相手に向かっている感じが印象的でした。
もちろん言葉や行動は結構周囲をはぐらかしたりしてるんですけど、
屈託がないというか、諦念が強いというか・・・
だから、最後に大貫が先生に詰め寄るときの台詞は、今回あまりきつくなかったような気がする。
まあ、私が思いっきり身構えていたせいもあるかもですが。


今回のプログラムは、絵本とのコラボ、なのかな?
絵本の絵が使われていて、表紙のガマ王子とパコちゃんの得も可愛くてv
荷物を増やしたくなくてやめちゃったんだけど、絵本も買えば良かったかなー。
最後のシーン、浩二の部屋のいろんなところにいるカエルが、
徐々に暗くなる舞台の上で淡い光を浴びて浮き上がるのですが、それも可愛かったです。
あのカエルたちも、それぞれに何か意味があったりするもかしら?
とりあえず、カエル好きにはたまらないセットかと(笑)。
東京公演は昨日が千秋楽だったようですが、これから全国各地で公演があるようです。
一足早い春のように厳しく優しいこの物語が、、たくさんの人の心に光をともしますように。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
冬眠してた・・・ 瓔珞の音/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる