瓔珞の音

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zoom RSS 孤独の輪郭

<<   作成日時 : 2014/03/08 22:07   >>

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怒涛の3月も1/4が終わりました。
一つ目の山場を週の半ばに何とか超えてちょっとほっとしています。
基本、仕事は自宅に持ち帰らないようにしているので、
必然的に職場でいかに時間を有効に使うかが勝負になるわけで・・・
今日は割と上手く使えた方かなー。
とはいえ、今月は毎週山場があるので、まだまだ気が抜けません!

なーんて言いながら、一昨日の夜は東京出張にかこつけて、予定外の観劇をしてきちゃいました。
いやだって、ほんとに大好きで再演を待ち望んでたミュージカルなんですもの!
半月も待ってられませんって(笑)。
さすがに結構身体は疲れてますが、でも、無理してでも観て良かったなあ、としみじみ思えた舞台でしたv


「ダディ・ロング・レッグズ 」

2014.3.6 ソワレ シアター・クリエ 20列10番台

原作:ジーン・ウェブスター
音楽・作詞・編曲:ポール・ゴードン
編曲:ブラッド・ハーク
翻訳・訳詞:今井麻緒子
脚本・演出:ジョン・ケアード
出演:井上芳雄、坂本真綾


初演アンコール公演を1回ずつ観て、
実は私的ベスト3にランクインしているこのミュージカル。
今回の再演に当たっては万全を期して(笑)チケット取りに臨んだわけですが、
チケットは取れても休みは取れないというまさかの展開に・・・(涙)
本当は今日、お友達と一緒に観劇する予定だったんですよねー。
でも、どうにも休みの都合がつかなくて今日は断念―――したのですが、
どうにも我慢できずに突発的に観にいっちゃいましたv(笑)
そして、改めて、大好きな舞台だなあ・・・としみじみ思ってしまいましたよ。
あの素敵な二人の時間と空間をまた体感することができて、本当に本当に幸せでした。

前2回はいずれも下手寄りからの観劇で、
今回初めて後方センターから舞台全体を観ることができたのですが、
下手からの印象よりもずっとジルーシャとジャーヴィスの立ち位置が重なっていたことにびっくり!
なんというか、重なっているからこそ、超えられないその距離感が際立っているように感じました。
そして、冒頭のジャーヴィスの孤独の深さにちょっと呆然としてしまったり。
照明の効果ももちろんあるのだと思うのですが、
彼を取り巻く空気の頑なさや冷たさ、そして消すことのできない緊張感が感じられました。
だからかな。
今回は初めて、ジャーヴィスに寄り添うような感じで舞台を見つめていたように思います。

ジャーヴィスが自分の周りに無意識に張り巡らせた幾重もの殻。
硬くて脆い卵のようなジャーヴィスが閉じこもる書斎という巣。
静かで、穏やかで、物語という自由に満ちた居心地のいい、けれどどうしようもなく孤独な巣。
その巣の中に届くジルーシャの手紙が届くことで、彼は自分の周りにある殻に気付いたのかな。
♪他の子のように のジルーシャの歌声に切れ切れに重なるジャーヴィスの声を聴いたとき、
何故かそんな風に思いました。
二人のそれまでの人生も、持っているものも持っていないものも、コンプレックスも、全然違うものなのに、
二人の持つ孤独が、なんだかとても似ているように感じたのです。
ジルーシャが記す、自分自身についての率直な言葉。
その言葉が、ジャーヴィスが見ないようにしていた孤独の殻を、一枚一枚ノックした。
ノックの音に戸惑うように重なる頼りない彼の声が震わせる、孤独の輪郭―――

第一印象がそんな感じだったからか、
その後鮮やかなジルーシャの成長に引っ張られるように殻の影からそっと外に踏み出した臆病なジャーヴィスが、
どんどん暴走していく様子がなんとも可愛くて仕方なくv(笑)

あ、もちろん井上くんのジャーヴィスは、とても大人な雰囲気でかっこよかったんですよ。
でも、これまで創り上げられてきた"大人なジャーヴィス"と、
彼がどこかでおいてきてしまった"子どものままのジャーヴィス"のどちらもが感じられて、
その二つが徐々に融合して一つになっていくのが、
ジルーシャの成長と相まって、なんだか観ていてワクワクしてしまったのでした。

その分、2幕後半の彼の感情の揺らぎはきつかったなあ。
♪なり得ない男 から♪幸せの秘密 のリプライズの辺りから先は、
二人それぞれの"秘密"への向き合い方の対比の鮮やかさもあって、なんとももどかしいやら切ないやら・・・
でも、その"秘密"に縛られて、彼がどうすることもできないでいた最後の殻を、
ジルーシャは彼の想像を超えた方法でやすやすと乗り越えてしまうんですよね。
そのことが、なんだか凄く二人らしくて、可愛くて切なくて幸せで・・・
やっぱり最後のシーンは泣き笑いになっちゃいました。

真綾さんのジルーシャは、やっぱりとっても魅力的。
そして、あの生き生きとした在り方は安定の素晴らしさ!
体力的にも精神的にも本当に大変な役だと思うのですが、
そういうものは全然感じさせなくて、
ただジルーシャとしてそこに存在しているというのが凄いなあ、と思います。

今回はあんまりいろんなことは考えずに、
このミュージカルの世界に素直に身を任せようというスタンスだったので、
細かな感想を書くことはできませんが、とにかく大好きだ!と改めて思いました。
カーテンコールも終わって、誰もいなくなった舞台の上の全てが―――ジルーシャの手紙の一片一片に至るまで、
とにかく愛しくてしかたなかった。
なんというか、二人の積み重ねた時間とか想いの気配が満ちているような気がして、
なんだか凄く離れがたい気持ちがあった。
でも同時に、笑顔ですっと背筋を伸ばして歩いていける自分もいる感じで・・・

この舞台は観るたびごとに深まって、でも根底にあるものはきっと変わらないのだと思う。
観るたびごとに印象の異なる舞台ももちろん刺激的で好きなのだけれど、
こういう"変わらない"魅力のある舞台があることに、なんだかとてもほっとしてしまうのでした。

うーん、ほんとに散漫な感想になっちゃったなー。
とりあえず、めちゃくちゃお薦めの舞台ですので、ほんとにたくさんの方に見ていただきたいです!
でもって、お二人とスタッフには、ライフワーク的に長く続けて欲しいなあ。
って、まだ今回の公演、始まって1週間ですけどね(笑)。

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