瓔珞の音

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zoom RSS 微睡の雨

<<   作成日時 : 2014/11/26 22:38   >>

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1週間の降水量が0oという乾燥した11月中旬を過ぎて、昨日今日はしとしと雨。
からっと晴れた冬の青空も大好きですが、
(というか、日本海側の曇天の冬が苦手で大学卒業後は地元に戻ってきたの・・・)
さすがにここまで乾燥したあとだと、この雨にはなんだかほっとしますね。
・・・若干低気圧に負けてますが(^^;)
でも、おかげで、ここ数週間の多忙(仕事も遊びも)でテンパっていた気持ちが、
ちょっとクールダウンされたような気がします。
トップギアで頑張れるパワーも大切だけど、
ふっと立ち止まって自分に向き合う時間もやっぱり大切なんだろうなあ。

この舞台の彼女にとって、出会った彼らはそんな雨のような存在だったのかもしれません。



「Alice in Wonderland」

2014.11.22. マチネ 青山劇場 2階A列20番台

出演:安蘭けい、濱田めぐみ、平方元基、唯月ふうか、松原剛志、小野田龍之介、新納慎也、石川禅、
    渡辺美里、加賀谷一肇、熊谷崇、俵和也、那須幸蔵、植木和也、森山純、赤澤かおり、新井希望、
    石井咲、伊藤典子、碓井菜央、木村晶子、坂本法子、高橋千佳、樋口綾


このミュージカルを初めて観たのがちょうど2年前
めちゃくちゃびっくりして、めちゃくちゃ楽しくて、思わずチケットを追加しちゃったのも懐かしく(笑)。
今回は、1回きりの観劇になるのがわかっていたので、敢えて2階席最前列を選択してみました。
・・・原田さんの照明を堪能する気満々です(笑)。
初めて前方席で観たときのような衝撃はなかったけれど、
物理的に距離がある分、凝った意匠の額縁のようなセットに囲まれた舞台の上の物語は、
綺麗な絵本を読んでいるような気持にさせてくれました。

というか、遠目で観てもこの舞台の衣裳ってほんとに可愛いですよねーv
アリスたちの水色のドレスとか、着てるのがでっかい男性だってわかってても可愛くみえたもの(笑)。
女王様の衣裳とかは、間近で観た方がいろいろ面白のだと思うけど、
遠くから見ると、あのシルエットがすごく素敵でした。
4バカたちの衣裳も、見慣れると可愛いよねー(え)。
というか、プログラムに載ってたけど、4バカって公式なんだ(笑)。
その中で、どうしても主人公のアリスの衣裳がちょっとテカテカして安っぽく見えちゃうのが残念!

もちろん、原田さんの照明も堪能いたしましたよv
場面転換で客席を満たす蒼い光も、
初回で心惹かれた影の描写も、
夢の世界のような、境界の曖昧なホリゾントの色彩も、ほんとに綺麗でした。
現実世界の照明よりも、湿度のようなものが感じられたかなあ・・・生命力とも言えるかな。


物語は、初回のようなアリスに思いっきり共感!!というのはあまりありませんでした。
内容を知っている、というのもあるでしょうし、
私自身の精神状態の影響もあると思いますが、
なんとなく、初演の時よりもアリスがへこたれてる感じが強かったからかも。

安蘭さんのアリスは、相変わらずかっこいい感じ。
冒頭は、ままならない現実にいっぱいいっぱいの苛立ちと同時に、
逃げ出してしまいたい、という無意識の弱さのようなものが感じられました。
その分、ワンダーランドの面々と出会い、接する中で、
萎れていた花が、優しい雨に打たれてどんどん元気になっていくような感じが、
前回よりもわかりやすかったかも。
最初の戸惑いを抜けた後は、もうほんとにアリス楽しそう!って思った。
4バカくんたちに対しても、突っ込みも容赦ないけど、心の開き具合も半端ないというか(笑)。
終盤のあの最強っぷりというか、都合の良さと割り切れなさは、
まさに夢オチ!という感じですよねー。
でも、その曖昧で不確かな変化こそが、アリスには必要だったのかな、と思います。


前回に引き続き、やっぱり一番心惹かれたのは濱田さんの帽子屋。
歌声と佇まいと挑戦的な表情のかっこよさによろめいたのは当然なのですが(え)、
今回は、終盤、敵も味方も全てを切り伏せながら歌う♪勝利者はわたしだ のシーン。
あの場で、誰よりも力を持っている存在のはずなのに、
誰よりもその場を支配している存在のはずなのに、
高らかに全てを嘲笑っているはずなのに、
なんだか、帽子屋が淋しさで泣いているように見えてしまって・・・私が泣けてしまいました。
彼女を、ここまで駆り立てた痛みは何だったんだろう。
ここまでしなければ自分を保てないほど、彼女を―――アリスを傷つけたのは何なんだろう。
そして、アリスの中に帽子屋がいるように、
私の中にも"帽子屋"がいるのだと、
そして、もしかしたら私の中の彼女も、こんな風に泣いているのかもしれないと、
そんな風に感じてしまいました。

だからかな。
ラストシーン、家族と寄り添うアリスを見つめるワンダーランドの住人たちの中。
アリスを見つめる帽子屋の表情が、なんあかすごく胸に迫ってきて、
やっぱり泣けてしまったのでした。


平方くんのウサギはねー。
出てきた瞬間、でかっ!と思いました(笑)。
初演の田代くんも大きかったはずなんだけど、あんまりそうは感じなかったんですよねー。
平方ウサギは、ウサギにも関わらず、頭ちっちゃ!、足長っ!という感じ?
この世界の調整役、というか、アリスの混乱ん元凶?という印象は、初演と同じでしたが、
いろいろ真面目に頑張ってるけど結局こうなっちゃいましたー(*^-^*) な能天気さもあったり。
ルイス・キャロルは癒し系でしたv


クロエ役のふうかちゃんは、初見。
ピーターパンをやってる子なんですね。
台詞の時の声になんとなく違和感を感じてしまったのですが、歌声はとても綺麗でしたv
あの喋り方は小さい子を意識してるのかなー。
クロエは子どもだけど、大人びた子(大人にならざるを得なかった子)というイメージなので、
歌声のときと同じようなトーンでもいいのにな、と思いました。


松原さんのモリスは、安定の、というか前回よりパワーアップしたうざさでしたv
いや、褒めてますって!!
帽子屋を中心にあちこち動き回ってて、何気に一番動きが多いんじゃないかと思いました(笑)。
そして、今回はちゃんとウサギに見えたよ!(え)


小野田くんのエル・ガドは、チャラさと面倒見の良さが素晴らしく!
というか、小野田くん、大人になったなあ・・・としみじみしちゃいましたよ。
だって、初めて観たときの彼は10代だったものね。
彼の歌声はほんとに大好きなので、エル・ガドの歌は、
じっくり聞きたいけど、じっくり聞くと爆笑しちゃいそうなので、ちょっとスリリングでした(笑)。
猫語にも気合が入ってたし、こっそり女王様や帽子屋によろめいたりしてるところか、
じっくり考えて状況考えずに立ち止まっちゃう芋虫をこまめに誘導してるところとか、
(芋虫くんがエル・ガドのしっぽを持って歩いてる図がめちゃくちゃ可愛かったですv)
いろいろ細かくて微笑ましかったです。
帽子をかぶっていることが多かったので、猫耳姿をあまり見れなかったのが残念かな?(え)


芋虫な新納さんは、ほんとにしっかり芋虫さんでした!
口癖の「焦らず、急がず、ゆっくりと」を、見事に体現しつつ、
歌声は気怠げな雰囲気から一気に歌い上げるかっこよさも見せてくださいましたv
台詞に合わせた身振りも凝ってましたねー。
蝶になる、のところとか(笑)。
新納さんって、ちゃきちゃきしてるイメージだったので、
ふっと固まって動かなくなっちゃったり、
ほかの面々とは1〜2テンポ遅い動きだったりが、なんだか新鮮でしたv
そして改めて、囚われの身になるときは、芋虫も囚人服なんだ!と今更ながら驚いてみたり。
そっか、あの最初の衣裳は着ぐるみじゃなくて服なのね(え)。


禅さんのナイトもパワーアップしてましたねー。
あの階段で、あれだけの動きをしながら歌って降りてくるのって、ほんと大変だと思う!
でも、初演よりも大変じゃなさそうに見えたのは、練習のたまもの?(笑)
馬に乗ったり下りたりする時に、台詞の合間にも「ひらり!」という効果音(?)を言ってましたが、
まんまとツボにはまって大笑いしてしまいました。
動きは全然ひらりじゃないのになー(笑)。
ジャックにしろナイトにしろ、その在り方とか主張に対しては、
個人的にちょっといろいろ突っ込みたいところがあるんですが(え)、
なんだか、あの「ひらり」と一生懸命さにほだされて、どうでも良くなってしまいました(笑)。
うーん、ある意味、ジャック/ナイト最強!


渡辺美里さんの女王さまは、もうとにかく女王さまなのでなんでも許される!という感じ。
女王さまが「おしまい」といったらおしまいなのよ、うん(笑)。
出演シーンは少ないのだけど、あのインパクトと説得力はさすがですよね。
最初に登場して去っていくシーンで、芋虫な新納さんが、
本気で嬉しそうに一生懸命手を振っていて、なんだか微笑ましかったりv


アンサンブルさんたちは、やっぱりほんとに大活躍!
衣裳替えもだけど、ダンスシーンが多い上に、振り付けが9人もいるということなので、
振りや動線を覚えるだけでも、プロとはいえ、ほんとに大変だろうなあ、と思います。
個人的には、最後の方に出てきたゾンビみたいなの(すみません"帽子屋影"だそうです)の方の動きが、
なんだか今回とっても印象的でした。
そして、ラストシーンのあの明るい照明の中でのお二人の違和感がまた・・・!(笑)


そんなこんなで、今回はエンターテイメントな部分と、
キャストの妙的な部分の両方を純粋に楽しませていただきましたv
土曜日の昼公演だったのだけど、2階席はかなりガラガラだったのがもったいないなあ、と。
ほんとに楽しめる舞台ですし、ふっと自分の日常にリンクさせることのできる部分もあるしで、
かなりお得なミュージカルだと思います。
衣裳も照明もセットも綺麗だし、もちろん楽曲も魅力的だし!!
ので、もし、こちらに迷い込まれて、ちょっと興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、
ぜひご覧になってみてくださいねー。

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