瓔珞の音

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zoom RSS 子守唄の記憶

<<   作成日時 : 2015/02/19 22:54   >>

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昨日からの寒さとは一転して、今日の日中はとても暖かかったですね。
綻び始めていた通勤路の梅も、ずいぶん咲いたのではないかしら。
明日の朝の通勤がとても楽しみですv

2月ももう下旬。
急ぎ足な佐保姫に置いていかれないように、私も前に進んでいかなきゃ。

というわけで、観劇記録いってみます!(強引な/笑)


「ラ・カージュ・オ・フォール〜籠の中の道化たち」

2015.2.15 マチネ 日生劇場 1階F列30番台
2015.2.15 ソワレ 日生劇場 1階A列20番台

出演:鹿賀丈史、市村正親、相葉裕樹、愛原実花、香寿たつき、今井清隆、森公美子、
    真島茂樹、新納慎也、大塚雅夫、高木裕和、美濃良、 土器屋利行、加賀谷真聡、富山忠、
    附田政信、佐々木誠、松谷嵐、白石拓也、花井京乃助、林アキラ、日比野啓一、園山晴子、
    小野寺創、山本真広、榎本成志、大木智貴、丸山奏右、森山純、村上聖、露口洋暁、
    橋桂、多岐川装子、浅野実奈子、首藤萌美


日本初演30周年というこの演目。
たぶん、私が初めて観たのが、1994年の冬だったと思います・・・凄いな、二昔前だよ!(笑)
2008年の公演の時は、ファイナルという言葉に思いつめて大阪まで行き、
2012年の公演の時は、戸惑いつつもまた"彼ら"に出会えたことを感謝し・・・
でも、さすがに今回の公演の情報を聞いた瞬間は、嬉しさよりも戸惑いの方が大きかった気がします。
市村さんや鹿賀さんの体調も心配だったし、
そろそろ後進に道を譲ってもいいんじゃないかなあ、なんてことまで思っていました。

が!

市村さんのザザを観ちゃったら、やっぱり市村さんのザザが最高だよね!!
もちろん、他の役者さんがいつか創りだすであろう"ザザ"も、
きっと素晴らしいものになるのだと思います。
でも、今この瞬間、私の目の前で鮮やかな強さと、深く暖かな愛情と、
そして、リアルな生き様を見せてくれる市村さんの"ザザ"は、
私にとってやっぱり特別な存在なんだなあ、と改めて実感しました。
彼女に再会できて、本当に嬉しかったなあ・・・!
♪マスカラ から、ザザが舞台に立つまでの流れには、
そこにザザがいる、という喜びに、ちょっと涙を抑えることができませんでした。

どのシーンももちろん大好きで、語りだしたらきっと止まらないのだけれど、
基本的な感想はたぶんこれまでとあまり変わりないかな。
でも、この場合、変わらない存在としてのザザに再会できたことこそが、
本当に素晴らしいことなんだろうなあ、と思います。


そんな中、今回目を惹かれたのが相葉くんのジャン・ミッシェル!
いやもうめちゃくちゃ可愛かったv
ジョルジュとアルバンから沢山の愛情を注がれて、
それを本当に自然に受け止めながら育ってきた子なんだろうなあ、と素直に納得できちゃうような、
相手に対する素直さと、まっすぐな気持ち。
そして、仕方ないな、と苦笑いしちゃうような我儘さと、甘え。
うん。
ほんとに、彼がアルバンにした仕打ちは、本当に身勝手で酷いことだと思う。
最初に彼がアルバンに言った「ごめんね」は、
でも、その本当の残酷さは全然わかってなくて、
ただ、自分は許されると、両親の愛への信頼と甘えがあった。
ジョルジュに諭されて、不満そうに口をとがらせる横顔には、
彼らの"子ども"としての幼さが色濃く見えていた。
それは、私にはやっぱり甘えにしか見えなかったのね。

アルバンの、ジョルジュの、自分に対する絶対的な愛に対する、甘え、
彼らの、自分に対する愛情はこんなことでは揺らがないと。
そして、彼らに対する自分の愛情を、彼らはこんなことでは疑いはしないと。
そんな、身勝手な自信から来る、甘え。

だからこその、あの傍若無人な振る舞いであり、残酷な要求だったのだろうし、
あの頑なさは、アンヌとの未来を手に入れるためであると同時に、
そういう信頼や自信の揺らぎを認めないための防御でもあったのかなあ・・・
そんな風に思えちゃうようなジャン・ミッシェルでした。

2幕での彼の変化も本当に鮮やかだったなあ、と思います。
ダンドン一家を迎えるのにテンパっちゃってる姿も可愛かったし、
怒涛の展開に戸惑い慌てつつ、「母です」と紹介する何とも複雑な表情も良かったけれど、
一番印象に残ったのは、シェ・ジャクリーヌでザザが歌い始めた時かなあ。
「歌ったほうがいいよ」と言ってパパに頭を叩かれた時(いい音でしたv/笑)は、
まだそれまでの不満と不安と苛立ちと諦めに満ちた彼だったのですが、
ザザが歌いだし、その歌声を聴いてるうちに、
ふっとその表情が柔らかくなったように見えました。
アンヌに何かを囁く表情も、グラスにワイン(かな?)を注いでそれを飲む仕草も、
それまでの彼とは違う、とてもリラックスした雰囲気だった。
で、思ったのね。
ああ、彼は、この歌声を子守唄にして育ったんだなあ、って。

楽しい時、悲しい時、淋しい時、嬉しい時―――
どんな時も、ジャン・ミッシェルの傍で、彼のために歌われた子守唄は、ザザの声だった。
彼がこれまで一番安心して彼らしくいられたのは、きっとこの歌声の在る場所だった。
そして、たぶん、そういうことを全部彼はアンヌに話してたんだな、と思った。
仕事や性別はぼかしていたとしても、
子どものころの思い出や、アルバンから得た温もり・・・
そういう自分の深いところに刻み込まれたものまでごまかせるほど、
この子はきっと強かではないし、狡くもない。
そして、そういうジャン・ミッシェルだったからこそ、
アンヌは彼を愛したのだし、彼の家族に憧れたのだと思う。

全てがばれてしまった後の彼らのシーン。
舞台の奥に佇むジャン・ミッシェルとアンヌは、なんだか同じような表情で考え込んでるように見えました。
自分にとって何が大切なのか。
今、自分が選ぶべきものは何なのか。
それを、一つ一つ確かめているようだった。
だから、その後のジャン・ミッシェルの♪みてごらん には、もう涙を抑えることができませんでした。
ジャン・ミッシェルの晴れやかで真摯な表情も、
それを見守るアンヌの優しい微笑みも、
ジョルジュの満足そうに、誇らしそうに息子を見る眼差しも、
抑えきれない嗚咽に頬を歪めながら、でもとても幸せそうなアルバンも、
そっと涙を拭うダンドン夫人も、
自分が忘れてしまった、何か大切なものを見つけたような不思議な表情のダンドン議員も。
みんなあの瞬間は、確かにそこにある"愛"を感じていたんじゃないかな、と思います。


そんなこんなで、すっかりジャン・ミッシェルによろめいた今回でした(笑)。
山崎くんの屈折したジャン・ミッシェルも、原田くんの真面目で男らしいジャン・ミッシェルも良かったけど、
個人的には相葉くんのジャン・ミッシェルが一番しっくりくるかも。
「SAMURAI7」のころから、自分が相葉くんのただのファンだということを思い出しました(笑)。
そういえば、1幕のセットで花瓶の脇に置いてあった写真立て。
可愛らしい子どもの写真が入ってたけど、あれはリアルに相葉くんの小さい時なのかしら?


鹿賀さんのジョルジュは、台詞はちょっとハラハラしちゃったけど、
歌声の麗しさと包容力は素晴らしいですよね、ほんと!
アルバンとの間に流れる雰囲気も、凄く穏やかで、でもいつまでも瑞々しい感じがこそばゆく(笑)。
♪アンヌと腕を で、ジャン・ミッシェルの歌を聴きながら目を閉じて微笑むのが、
今回もアルバンとの時間を思い出している風で、凄く素敵でした。
でもって、♪ありのままの私 の時のザザとの感情の交叉が何とも濃密。
マチネのこのシーンで号泣しちゃったのは、ザザの歌声だけではなく、ジョルジュの表情にもよったかも。
最前列真正面で観たソワレは、ザザから溢れ出る感情の圧力に押されて、
泣くどころか瞬きするのも忘れて見入っちゃったので。
そして、2幕冒頭の家出したザザに謝る姿を見て、
なんてよく似た父子だ!と思ってしまったのでした(笑)。


愛原さんのアンヌは、本当に綺麗で可愛らしくて、フィナーレのジョルジュの言葉に深く頷きましたv
♪アンヌと腕を の登場シーンの美しさときたら!
ジャン・ミッシェルを覗き込んで満足そうに頷くのに、アンヌはちょっとお姉さんなのかな、と思ったり。
彼女の家族関係とか、彼女がどんなふうに育ってきたのかとか、
どうして、彼女はジャン・ミッシェルを選び、その両親とも家族となることを望んだのか、とか、
観ながらいろいろ考えたくなっちゃったけど、
フィナーレで登場した後、カジェルのお一人(ビデルかな?)とやり取りしてる姿が何とも微笑ましくて、
彼女の未来に幸あれ!と思ってしまいました(笑)。


カジェルさんたちは、今回もほんとにほんとに華麗で不気味で可愛らしく大迫力でした!
マチソワ両方とも思いっきり手拍子・拍手してしまい、翌日腕がだるかったです(笑)。
あのショーのシーンは、もうほんとに文句なしに手放しで楽しめちゃいますよね。
でもって、その中でもしっかりそれぞれの役柄の個性とか人間関係とか、
そういうものを見せてくれるのがさすがだなあ、と思いました。
いろいろ目を奪われちゃって、
今回もやっぱり全員の名前と役名と顔が一致するまでにはいかないのが申し訳なく・・・
そう言えば2幕冒頭の素顔な(笑)新納さん、
髪型のせいか余りに若返り過ぎてて、一瞬誰だかわかりませんでした(笑)。
この人もほんとに年齢性別不詳だなー(え)。


・・・気が付いたらずいぶん長い記録になっちゃった(>_<)
ジャン・ミッシェルについて語りすぎたかな(笑)。
他にも書きたいことはたくさんあるのですが、明日はちょっとお出掛けなので強制終了。
あと1回観る予定なので、その時にいろいろ書けるといいな。

あ、でも最後に1個だけ。
この日のソワレは最前列センターだったので、指揮者の塩田さんが常に視界に(笑)。
指揮棒の綺麗な残像も、元気に飛び跳ねる後ろ姿も、
巧みに客席を煽る手も、楽しそうな歌声まで堪能させていただきましたv
でもって、ザザが下手の階段でオケをいじるときとか、
下手に目をやると隙間からちょうどトランペットの方が見えたのですが、
その方が、吹いていない時、舞台を見上げて凄く楽しそうに笑ってて、その笑顔に和みましたv
カーテンコールのあとの演奏で、その方がソロを吹かれてたのだけど、
それも凄くかっこよかったですv
最前列でスタンディングすると、オケピの中が良く見えて、
ステージ上に役者さんがいるのに、思わず演奏する皆さんをガン見してしまったり(え)。
というか、カーテンコール、♪今この時 では手拍子しつつ小声で歌っちゃったし、
それ以外の演奏の時は、リズムとりながらピョンピョン飛び跳ねてました、私(笑)。
だって、ほんとに楽しかったんだもの!!
前回も思ったけど、カーテンコールの♪今この時 は客席も一緒に歌ったら絶対楽しいのになー。
歌詞カードとか配ってくれたらいいのにな、と思います。
まあ、私は歌詞カードなくても歌えるけど(*^^*)

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