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<<   作成日時 : 2015/08/04 21:43   >>

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で、引き続き覚書観劇記録その2!


「エリザベート」

2015.7.24 マチネ 帝国劇場 1階H列10番台

出演:花總まり、井上芳雄、佐藤隆紀、古川雄大、未来優希、香寿たつき、尾上松也、
大谷美智浩、角田裕明、広瀬友祐、安倍康律、秋園美緒、松井月杜 他


前日から引き続いての花總・井上ペア。
この日はサイドではあるけれど、前寄りのお席だったので、役者さんの表情が良く見えました。

・・・って、井上トート、1か月前よりあんまり笑わなくなった???
初回に見た時は、もうあらゆるところであらゆる笑顔を駆使してた印象だったのだけれど、
この日はむしろ笑顔は少なくて、戸惑いとか切なさの方が強かったような気がします。
花總エリザベートだからなのかな?
良い勢いでエリザベートに迫るんだけど、彼女の強さを前に、
ふっと一歩下がって考え込むような雰囲気を感じました。
というか、この二人、最初の出会いの時点で、
気持ちの上ではしっかり相思相愛な気がしたのは私だけでしょうか(笑)。
互いに互いが特別で、互いに互いへ甘えがあって、だからこそ手を取り合うきっかけがつかめなかった。
ぶつかり合う二つの振り子みたいな二人だなあ、と思いました。
でも、振り子だと行ったり来たりしながらいつか近づいて止まるんだよね。
そこがボートとの違いかなー(え)。


佐藤フランツは、第一声でおおお!!と思いました。
この方、本当にいい声ですねー。
そして、とことん軍人で、とことんマザコンな皇帝陛下を見事に演じられていました。
いやもうあのお母様への曇りない信頼感はいったい何なの?(笑)
エリザベートに対しては、所有物として愛でているというか、
自分の常識が彼女の常識でないことが全く理解できない感じ。
で、理解しようとした時にはもう遅かった、と(涙)。
歩み寄り、理解し合おうとしながらも、最初から最後まで二人の“正義”は混じり合うことはなっかったなあ。
ある意味、もの凄く正しい♪夜のボート の在り方だったのかもしれません。


そういう皇帝陛下だったので、息子との溝もとても深く・・・(>_<)
父と向かい合った時の、古川ルドの怒りと諦念が入り混じった表情が全てを語っていた気がする。
ああ、この父親だったら、ルドルフはこういう選択をせざるを得ないよね、とある意味納得。
それにしても古川ルドのあの才気走った感じ、ほんとに好きだなー。
花總エリザと同じ質の、“完成された”自我のようなものを感じました。
うん、こちらはまさに親子、という感じ。
でも、この二人が決定的に異なるのは、選択の基準が自分自身であるかどうか、なのかな。
そういうよく似た親子だから、ルドルフを最後に抱きしめるトートの手が、なんだか凄く優しく感じました。


初見の香寿ゾフィさまは、エリザベートとは質の違う美しさと強さが素敵でしたv
皇太后としての威厳と、母としての愛情、女としての妬心・・・そういうものが、
無理なく溶け合って一つのカタチを作っているように感じました。
だからこその揺らぎのようなものも感じたかな。
佐藤フランツから決別されるときは、子育て失敗しちゃったね・・・という感じだったのですが、
これが田代フランツだったらどんなふうになるのかなー。
ちょっと興味がわきました。


尾上ルキーニは、最初の時と印象はあんまり変わらないかな。
いろいろ画策しているし、井上トートとの共犯者的な印象はそのまま。
彼が、この黄泉の国で過ごした100年がどういうものなのかはわからないけれど、
この日が、彼にとって最後の審判なのかな、とも思ってみたり。

エリザベートは命を失うことで自由を手にし。
トートはエリザベートの愛を得たことで彼女を失い。
ルキーニは全てを語ったことでこの世界の命を失った。

トート一人が残ったこの世界は、このあとどんなふうになるのだろう。
永遠の虚無に彷徨うのか。
全て砕けて消え去るのか。
何事もなかったかのように、また繰り返し同じ時を刻むのか―――

この世界は、私にはやっぱり理解しきれないし受け止めきれないものがあるのだけれど、
そういうちょっと斜めな部分から、この世界の世界観を考えてみるのも面白いかもしれないな、と思いました。
うん、今度やってみよう!(笑)

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