瓔珞の音

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<<   作成日時 : 2016/04/26 22:44   >>

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仕事柄、“命”と接することが多くあります。
母の体に宿ること。
そこで育まれること。
この世界に生まれ出ること。
そして、成長していくこと―――生きていくこと。
そのどれもが、当たり前じゃなくて、奇跡みたいに尊くて。
だから、出逢った全ての“命”を言祝ぎたいと思う。
思うけど、でも、いろんな事情で、あからさまにそうすることができない時もあって・・・

だから、付随する者すべてを飛び越えて、一点の曇りもない笑顔で“命”を言祝いだ彼の、
その強さと切望に、私はただ涙することしかできませんでした。


「グランドホテル」

2016.4.16 マチネ 赤坂ACTシアター 1階D列10番台
2016.4.17 マチネ 赤坂ACTシアター 1階Q列40番台
2016.4.23 ソワレ 赤坂ACTシアター 2階A列20番台

GREEN team:中川晃教、宮原浩暢、戸井勝海、昆夏美、藤岡正明、
         味方良介、木内健人、大山真志、金すんら、友石竜也、青山航士、杉尾真、新井俊一、
         真瀬はるか、吉田玲菜、天野朋子、岡本華奈、
         湖月わたる、樹里咲穂、光枝明彦、安寿ミラ


というわけで、昨日に引き続き、GHの記録に突入です。
今日はGREENについて。

GREENとREDでは、始まり方も違います。
湖月さん演じるスペシャルダンサー“死”が、下手から歩いて来て、椅子の上のベルを押すことは一緒。
けれど、GREENでは登場の時から流れていた国家(かな?)が、ベルの音で途切れ、
REDでは静寂の中、ベルの音が鳴り響きます。
その音で舞台奥の左右に分かれて座っていたキャストたちが立ち上がり動き出すのは一緒なのだけど、
張りつめた空気を切り裂くベルの音に合わせて立ち上がるREDは、なんだか人形が動きだすような印象で、
ベルの音が作り出した静寂の中、おもむろに動き出すGREENは、
途切れていた時間が動きだすような印象がありました。
この演目の最後の観劇はGREENの東京楽で、唯一の2階席だったのだけれど、
舞台上に整然と並んだ宿泊客とホテルの従業員たちがそれぞれに話す喧騒が、
“死”の視線に合わせるように、ぶわっと浮き上がるような感覚に鳥肌が立ちました。

細かい演出の違いからくる印象の相違はたくさんあって、
もちろん見落としているところもきっと山ほどあって、
でも、書き出したらきりがないので(^^;)、今日は素直にさらっとキャストのことを。


グランドホテルで描かれる人間模様の中で一番華やかだったのは、
やっぱり男爵とエリザヴェータの物語でしょうか。

安寿さんのエリザヴェータは、
すらりとしたその輪郭が、内側からわずかに崩れ始めているような危うさがありました。
衰えていく肉体によって踊れなくなるという事実を越えて、人生そのものに絶望している感じ。
「全てを捧げてきた」という歌詞があるけれど、
全てを捧げて勝ち取った栄光に陰りが見えた時に、自分の中に何も残っていないことに気づいた・・・のかな?
「若さがなければ踊れない」というのも、容姿や体力といった肉体的なもの以上に、
精神的な空虚さを示しているように思いました
そんなときに出会った、自分を愛しているという若く美しい年下の男。
彼の嘘を見抜きながら、その奥に見え隠れする真実に心惹かれ、
大人の分別なんかどこかに放り出して彼の愛を受け止め、彼を愛した彼女は、
きっと自分の中に燃える想いがまだあることに気づいた。
気づいたら「踊らなくてはいけない」と、そう強く思うほどに、彼女は真実のプリマだったのだと思います。
“明日”の約束をして、彼を見送った後、まるで少女のように軽やかに飛び回り歌うエリザヴェータの姿は、
もう観ていて笑顔になっちゃうくらい本当に可愛らしくて!
恋をすると、女性はこんなにも可愛くなるのか!と改めて感動してしまいました。
そんな彼女の高揚が頂点に達した次の瞬間、舞台奥で一人佇む“死”に気づいたときの衝撃ときたら!

“死”は、多分舞台上にいる時間はそんなに長くはないのだけれど、
なんというか常に彼女の視線を感じているような気がしました。
ふと気づくと舞台の上にいるんですよね。
このエリザヴェータの時もそうだし、みんなが踊っている時にいつの間にか一緒に踊ってるのもびっくり。
他の人と同じ、明るく軽やかなダンスを同じ振りで踊っているのだけれど、
瞬きもしていないんじゃないかと思うような無表情で、でも踊りが完璧なのがめちゃくちゃ不気味だった・・・
基本“死”は無表情なので、時折浮かぶ鮮やかな表情も凄かったなあ。
冒頭、男爵を指さしてロックオンするときの笑顔とか・・・
最初に観た時、下手最前列だったので、“死”が男爵を指さすその延長線上にいたものだから、
一瞬びくっとなって思わず身を引いてしまいました(笑)。

宮原くん演じるガイゲルン男爵は、たぶんこの物語の中で一番沢山の人と関わる宿泊客。
初めて拝見する方だったのですが、とにかく素晴らしい歌声に圧倒されました。
あのロングトーンのまっすぐさは、彼の創り上げた男爵そのもののまっすぐさ。
声楽出身で、ミュージカルは初なのだそう。
演技的には、もしかしたらぎこちなさや硬さがあったのかもしれないけれど、
ちょっと浮世離れして、現実が見えていなくて(あるいは目を背けていて)、善良だけれど考えなしな、
いい意味でも悪い意味でも世間知らずな貴族のお坊ちゃん、
という雰囲気がとても説得力がありました(褒めてます)。
私的に、宮原くんの男爵は、上記の通り、本当にダメな子だなあ、という印象。
でもってめちゃくちゃ嘘が下手!
はっきり言って、嘘になってないレベル!(え)
そして、嘘が下手なのと同じくらい、誰かに向かい合った時に嘘がない人なんだなあ、と。
これはエリザヴェータもほだされるし、フレムシェンも苦笑いするしかないし、
オットーもああするしかないよねー、と、ある意味凄い説得力だった気がします。

フレムシェンに対しても、多分素で可愛いと思って、だからちょっかいかけなきゃ失礼だくらいの感覚で。
社長の暴力にさらされているフレムシェンを助けるのにも、彼は何の躊躇いもなかった。
躊躇ったのは、たぶん、それだけの技量を持ちながらも人の命を奪うことだけ。

オットーとの出会いの時も、本当に善意で彼を助けようとしたんだと思う。
まあ、多少はこれまで自分の周りにいなかったタイプのオットーに興味があったり、
小うるさいローナに意趣返ししたいところもあったのかもしれないけど(笑)。
でも、ちょっとは面白がる部分はあったとしても、
男爵がオットーに投資を進めたのも、フレムシェンとのダンスをお膳立てしたのも、
あくまで素直な善意からだったんじゃないかなあ。
財布のあれこれに関しては、
このお金があればエリザヴェータと共にウィーンに行ける、という打算もあったけど、
でも財布を探すオットーの姿に、きっとどんどん罪悪感が生まれて、
結果としてあんな下手な嘘になっちゃったんだろうな・・・
ただ、この後、オットーが男爵にお金を渡すまでの流れは、彼らは後ろを向いてしまっていて、
その表情が全然見えなかったので、ちょっと自分の中では上手くおさまりが付いていないのが正直なところ。
オットーは、男爵を“ともだち”として信じることにしたのかな?
それとも、男爵を憐れんだのかな?
あるいは、自分自身を、憐れんだのかな・・・?
私はその答えを見つけられなかったけど、
でも、オットーはきっと、男爵の下手な嘘では隠しきれない彼の真実を信じたんじゃないかな、と思う。

男爵が社長に撃たれてから、“死”に囚われるまでのシーンは、本当に美しかったです。
向かい合った椅子の列の間を歩く男爵に、椅子の上に立った人たち降り注ぐ赤いバラの花吹雪も、
一人エリザヴェータだけが投げた白い花吹雪も、とにかくどの角度から観ても綺麗だったし、
その花吹雪の中を一人歩き、エリザヴェータとすれ違う男爵の孤独さが胸に迫りました。
その後の“死”とのダンスは、
最後まで抗おうとして戦って、けれど抗いきれずに“死”に囚われる、というイメージ。
諦め、目を閉じた男爵を縋るように抱きしめる“死”の笑みがまた素晴らしく美しくてね・・・
このシーン、撃たれてから死を受けいれて目を閉じるまでのほんの一瞬を描いている、
と教えていただいたのだけれど、
GREENとRED、それぞれでやはり全然印象が違っていて興味深かったです。


エリザヴェータの付き人、樹里さん演じるラファエラは、男爵とは違ってとても嘘が上手。
というか、22年間も思いを秘めてきた結果、嘘が嘘でなくなってるのかなあ、とも思ってみたり。
「貴女が本当に必要としているものはなに?」とうエリザヴェータの問いかけに、
一瞬鏡越しに真実を告げてしまいそうになりながら、
それを押し隠して、ただエリザヴェータを助け守ろうとするラファエラ。
終盤、男爵の死を隠してホテルを発つ時、男爵は駅で待っている、という“嘘”を、
何の躊躇いもなく口にしたラファエラの横顔に見えた強い決意。
彼女のエリザヴェータに対する愛情は、本当に“恋愛”だと感じられました。
うーん、これは多分私の思い込みなんだけど、
多分ラファエラは男としてエリザヴェータを愛したいんじゃないかな。
脱ぎ捨てられたエリザヴェータのガウン(これ、和服のリメイクという感じで素敵でした!)の傍に
脱ぎ捨てられた男爵のスーツ。
それを手に取り、羽織り、胸ポケットから取り出した煙草を喫う姿は、
今まさに自分の愛する女を抱いている男をトレースしているように感じられて・・・
その切実さ、その哀しさ、そして、その愛情の深さに、なんだか呆然としてしまいました。
それにしても、煙草を喫う樹里さん、かっこよかったなあ。


ラファエラと同じくらい嘘が上手で、
でも、嘘をつき続けることができなかったのが昆ちゃん演じるフレムシェン。
歌声の素晴らしさは相変わらず。
更に今回はダンスもとっても素敵でしたv
小柄で可愛らしいのは相変わらずなのだけれど、
まさに「男を惑わす」色気が溢れていたように思います。
で、それを自分でもちゃんとわかってる。
ハリウッドに行って映画スターになるのだと自分に言い聞かせて、周りにも言いながら、
決してそれは叶わないのだと、それもちゃんとわかってる。
わかっていて、その上で、今の生活から抜け出すためにあがく強さのある女の子だな、と思いました。
多分ね、社長が提示した愛人契約も、きっとちゃんと理解してる。
理解して、自分を納得させて、でも現実として社長と向き合った時に、
自分を騙し続けるだけの覚悟は彼女にはなかったのかなあ・・・
社長の無体を前に、我に返り、自分には無理だと悟って、
その瞬間に彼女の脳裏に浮かんだのは誰だったんだろう?
個人的希望としては、オットーだったらいいのになあ、と思いました。
男爵に対する感情は、憧れというか夢のような感じだったと思うのね。
でも、オットーと踊るあのシーンで、二人の気持ちはちゃんと近づいていたように思うのです。
少なくともオットーはあの瞬間に恋に落ちてた。
フレムシェンも戸惑ったり苦笑したりしながら、オットーに心惹かれてたならいいなあ・・・!
まあ、助けに来たのは男爵でしたけどね(笑)。
そういえば、「この仕事を失うわけにはいかないわ」と言って自分に背を向けたフレムシェンを、
男爵はすごく心配そうに見ていたような気がします。
自分が彼女に何をしたかはわかっていなくても、彼女のそんな些細な変化には気づいてたのかな。
だからこそ、彼女を助けるのに躊躇いがなかったのかも?


戸井さん演じるプライジング社長は、プログラムでトムさんも書かれていたけど、
本当に家族思いの良いお父さんであり、まっとうな経営者だったんだろうな、と思う。
商売の才がなかったのか、彼の善良さでは支えられないほど会社が大きくなってしまったのか、
それはわからないけど、株主たちに向き合った時に、嘘をついて進むのではなく、
真実を話して撤退することを選べる強さがあったら、
きっと彼はあんなふうに壊れたりはしなかったんだろうな、と思う。
ボストンからの電報を読んだ後の、あの混乱と絶望。
烏に導かれて選んだ道が、歩いてきた道が間違いだった。
その果てにある荒涼とした景色を見ているかのような社長の憔悴には、
フレムシェンでなくても手を差し伸べてしまうよね、と思いました。
大山くん演じるズィノヴィッツの進言を(根拠も打開策もなく)はねのける強さのあった社長。
けれど、株主との会合の時の彼は、その強さをなくしていた。
彼を翻弄する黒いベストと帽子の株主たちは、まるで烏の群れのように見えたし、
追い詰めるように歌うズィノヴィッツの声は、まるで道を示す烏の鳴き声のように聞こえて―――
一つの嘘をついたことで、崩壊していくプライジング。
フレムシェンに対する暴力も、理不尽も、その崩壊の果てに在るものだと思ったら、
彼のその姿は、まるでフレムシェンに縋っているようにも見えて・・・恐怖よりも悲哀を感じてしまいました。
一つの命を奪って、全てを失ったプライジング。
彼がその手から洗い流そうとしたのは、いったい何だったんだろう・・・?


アッキー演じるオットーは、たぶん、この物語の中で唯一のユダヤ人。
命の期限を宣告されて、最期の時をグランドホテルで過ごすことで、
これまで自分が浪費してきた“人生”を取り戻そうとする、オットー。
たぶん、彼はこれまでひたすら真面目に一生懸命働いてきたのだと思います。
けれど、その先に待っていたのは目の前に迫った“死”だった。
♪At The Grand Hotel を歌う彼は、
きっとそれまで押しとどめていた感情を全て解放する―――リミッターを外そうとしていて。
そんな彼が思い描くホテルでの“人生”は本当に色鮮やかな夢のように美しくて。
夢を見ているかのような淡い笑みを浮かべる彼を見ながら、
なんだかとてもさみしい気持になってしまいました。

その後も、彼のテンションの高さは素晴らしく!
フレムシェンとのダンスのシーンは、病人でしょう!と説教したくなるくらい元気いっぱいで楽しそうだったし、
株価が上がったあとの男爵とのダンスのシーンは、
病気治っちゃったんじゃないの?と言いたくなるくらい生き生きとしていて。
というか、男爵とのシーンは、なんというか中学生男子みたいなノリでしたよね?
(電話ごっことか、鼻を鳴らすとか・・・
 アッキーの振りに宮原くんがしっかり答えてくれてるのが微笑ましかったですv)
でも、どこか無理をしているようなその姿や、ふっと表情が消えるような瞬間を目にすると、
咳込んでいる彼を見ている以上に、その命の短さが感じられました。
「怖いのは死ぬことじゃない。死そのものだ」と彼は言います。
男爵と同じように「良くわからないな」と言いたくなった私だけれど、
去っていくプライジング社長に呼びかける姿や、全てを入れた財布を無くした時の混乱を見て、
もしかしたら彼は、この世界から完全に自分が消滅してしまうことが怖いのかな、と思いました。

オットーが考える“命”や“死”については、多分私は全然理解してなくて、
いろんなシーンから考えれば考えるほど深みにはまってしまいそうなのだけれど、
でも、終盤のあのシーンで、
なんだか理屈でなくオットーという存在の在り方に納得してしまったように思うのです
あのシーン、フレムシェンが妊娠の可能性を伝えた時。
パーッと彼の顔に浮かんだ満面の笑みの鮮やかさ。
本当に、心の底から素直に溢れ出るような命への言祝ぎ。
その子が誰の子なのかとか、自分の命の期限―――その命の生誕まで生きていられるのかとか、
いろんな諸々を全部飛び越えて、ただ「素晴らしい!」と叫んだオットーの“命”に対する想いに、
ただただ涙することしかできませんでした。
その後、藤岡くん演じるエリックが、無事に子どもが生まれたことを伝えた時の、
「命が溢れてる!」という言葉とフレムシェンへのドヤ顔的な笑顔も、
男爵から担保として預かった煙草ケースを、「ぼくらの友達の男爵から」とエリックに手渡すのも、泣けた。
だってあの煙草ケース、素敵ですね、と言ったエリックに対して、
「君に残すように遺言するよ」と男爵が言ったケースなんですよ・・・
オットーの手からではあるけれど、男爵がちゃんと約束を守ったことに、
なんだか救われたような気持になりました。

そんな風に祝福に溢れたシーンにほのぼのした後に、あのラストシーンが来たわけですか(^^;)
たぶん、あのラストシーンに至るまでには、描かれていない時間があるのだと思います。
その時間で、オットーとフレムシェンが幸せに暮らしてくれていたらいいなあ。
オットーが、生まれたての赤ちゃんを抱きしめることができていたらいいなあ。
男爵の死を知ったエリザヴェータを、ラファエラが抱きしめられるといいなあ。
そして二人が、ラファエラの夢のように、南の街で穏やかに暮らせるといいなあ。
それは全部私の妄想だけど、でも、そういう時間があったからこそ、
あの悲劇の最中、彼らは一つの命を未来へと送ることができたんじゃないかと思うのです。


光枝さん演じる老医師。
“死”とは直接コンタクトはないのだけれど、
“死”とは別のアプローチで、でも同じように孤独に、グランドホテルの人々と関わっていた感じです。
多分ホテルに長期滞在しているんだと思うんだけど、る意味ホテル主みたいな感じなのかしら?
グランドホテルの全てを知っている、みたいな。
なんにしろ、冒頭のあの歌声には引き込まれました。
冒頭、いきなりモルヒネを打った時にはどうしようかと思ったけど(笑)。
REDの佐山さん演じる老医師とは、負傷しているのが左右で違ってて、
それだけでも歌いだす前から、全然受ける印象が違ったなあ。
光枝さんは左側だったかな。
台詞や動きは割と同じ感じだったと思うのですが、光枝さんはちょっと悪い感じの老医師だったなあ。
宿泊客や従業員のあれこれを、見守るというよりも楽しんじゃってる感じ。
エリックが、出産で苦しんでる妻に処方して欲しい、って渡したお金を、
そのまま懐に入れたのに、処方もせずに説教してたりとか(笑)。
人の両肩にいるのは、右が天使で左が悪魔でしたっけ?
老医師の眼帯にふさがれた目の代わりに、悪魔の目が彼らを見つめていたのかもしれませんね。


藤岡くんのエリックは、グランドホテルの外と唯一繋がっている人物。
(オットーたちも電話とかはしてたけど、本当の意味で繋がってる感じじゃなかった)
彼自身の、あるいはあの時代に生きる人々の生活が垣間見える感じで、
その在り方が、あの物語の中では少し異質に感じられました。
ちゃんと帰ると場所がある、という感じ?
子どもが生まれたという電話を受けた後のあの歌はほんとに素晴らしかったです。
「大きな空に羽ばたくか、小さな幸せを手にするか」的な歌詞が、凄く象徴的(聴き間違ってるかもですが・・・)。
ラストシーン、全てを奪い取られた人の間で、一人歌うのも同じ旋律だったと思うのですが、
そちらは呟くような、語りかけるような歌い方で、それも素敵でした。

エリックの上司、ホテル支配人のローナ役は友石さん。
初見・・・かな?
地味な役柄だと思うのですが、凄くたくさんのことをやっていて、
でもって男爵やエリックと、ちゃんと物語を作っていて、凄いなあ、と思いました。
苦々しい顔をしながらエリックにおめでとうの握手をするところとか、苦労性だなあ、と思ったり(笑)。

男爵から借金を取り立てる運転手に扮したギャング役は青山さん。
この方は、見るたび毎回器用だなあ・・・!と思ってしまう。
今回も運転手だけではなく、いろんな役をやっていて、
え?もう着替えたの?!とびっくりするような時も(笑)。
この運転手、ほんとに男爵のこと気に入ってたんだろうなあ。
そういう意味では、この人も嘘のない人なのかもしれません。
あるいは、めちゃくちゃ嘘が上手いかどっちかね(笑)。

ズィノヴィッツ役の大山くんは、以前C7で観て凄く気になってた子なのですが・・・
凄い恰幅が良くなってませんか?!(笑)
一瞬人間違いかと思っちゃいましたよ・・・
でも、歌声とかダンスの切れとかは記憶にあるままで、とてもかっこよかったですv
ズィノヴィッツの圧迫感は凄かったけど、これも社長によって違うかなあ。
戸井さんの社長に対しては、根底にちゃんと愛情があった気がする。
吉原さんにもあったとは思うのだけど、この二人のシーンは大柄な男性がガチで喧嘩してる感じで、
恐怖心の方が先に着ちゃいました(^^;)

アンサンブルさんの中で、お一人凄い声が好みの方がおりまして。
エリザヴェータのマネージャー、ヴィット役の杉尾くん。
目の前で歌われたとき、ばーん!と直接響いてくる感じの歌声によろめきました。
ヴィッツも、エリザヴェータに心酔していて、彼女が踊れないことを誰よりも信じたくない感じ。
きっと彼女のファンだったんだろうなあ。
ラファエラとは違って、多分彼にとって大事なのはバレリーナであるエリザヴェータだと思うけど。
そういえば杉尾くん、バーテンダーの役もやってましたね。
チャールストンのシーンで、
カクテルを頼むオットーにちょっかいかけてるようにみえたのだけど、そういう役?(笑)
このシーン、どちらのオットーも戸惑ったように笑ってたけど、
きっと成河オットーは理解して戸惑い、アッキーオットーは全く理解してないに違いない(笑)。
♪We’ll Take A Glass Together の時、勢いでオットーがバーテンダーと踊りだしたとき、
アッキーオットーの時は普通に笑ってたけど、
成河オットーの時はめっちゃ嬉しそうだったんですよねー。
何か進展がありましたか?(え)
とりあえず、またどこかの舞台で拝見したいけど、
声楽出身とのことなので、ミュージカルにはあんまり出てくれないかな?


・・・つらつら書いてたらとんでもない長さに!
他の役者さんについては、REDチームを書くときに少し触れられるといいな。
やっぱり上手く言葉にできなくて変な記録になっちゃったけど、とりあえず今夜はこれで終了!

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