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zoom RSS 家族の距離感

<<   作成日時 : 2016/07/24 22:00   >>

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家族だから甘えられることもあれば、家族だから甘えられないこともある。
家族だから言えることもあれば、家族だから言えないこともある。
家族だから許せることもあれば、家族だからこそ許せないこともある。

それは全て“家族だから”。


「JERSEY BOYS」 TEAM RED

2016.7.14 ソワレ シアタークリエ 7列10番台

出演:中川晃教、藤原正明、矢崎広、吉原光夫、太田基裕、戸井勝海、阿部裕、綿引さやか、
    小此木まり、まりゑ、遠藤瑠美子、大音智海、白石拓也、山野靖博、石川新太


フランキー役以外のフォーシーズンズのメンバー3人をチームごとに入れ替えるこの公演。
1回きりのTEAM REDを観てきました。
・・・と言ってももう10日も前(^^;)
ちょっと記憶が心許なくなってきてしまっていますが、
少しでも記録しておこうと思います。

ミュージカルでは複数キャストはもう珍しくもありません。
同じ舞台でも役者さんごとに解釈や表現が違ったり、
組み合わせで全然異なる感情が見えたり、というのはとても魅力的。
まあ、お財布には厳しいですが(^^;)
アッキーと山本さんが役替わりで二役を演じた「ロックオペラ モーツァルト」や、
チームごとで出演者も演出も結末も異なる「グランドホテル」のような変則的なものもあって、
今回のJBもある意味変則的な部類なのかな?
まだ赤白1回ずつしか観れてなくて、しかも赤はこの1回きりなので、
それぞれでどの部分がどのくらい演出を変えてきているのかはわかりませんが、
この2チーム、観終わっての後味が全然違っていました!

の時は、なんだか恐怖に近いような感動を覚えて、ちょっと呆然としてしまったのですが、
赤を観終わった後は、なんというか凄く爽快になって、笑顔で劇場を後にすることができました。
どこがどう違ってこういう感覚になったのか、明確にはわからないのですが・・・
フランキーとトミーのと距離感、ニックの立ち位置、そして、ボブの異質さなのかなあ、と今になって思います。

なんかね、矢崎くん演じるボブの可愛らしさと異質さから目が離せませんでした!
4人並んだ時、明らかに彼だけ何かが違うんだよね。
それは、共有してきた時間の長さの違いにもよるのかもしれないけれど、
それ以上にボブのスタンスによるものかな、と思う。
海宝くんのボブは、それでも他の3人に歩み寄ろう、その輪に入ろうとする意識が見えた気がするのね。
受け入れようとして、受け止めようとして、受け入れてもらおうとして、受け止めてもらおうとして、
でも、果たせないまま未来を模索していた。
でも、矢崎くんのボブは、そもそもフランキーとそれ以外への向き合い方が全く違ってた。
トミーに対しても、彼のこれまでの努力や演奏技術はそれなりに評価してても、
人としてどうしても馬が合わない、好きになれない、いやむしろ気に食わない。
だから、彼の借金を肩代わりしても、彼を排除できるのなら全然OK!的な雰囲気を感じてしまった・・・
で、そういうある意味マイナスの感情なのに、彼から受け取るのはもの凄く陽性の感情だったのね。
なんだろう・・・あの子どもみたいな笑顔のせいなのかなあ。
それとも、彼が常に未来を―――フランキーとの未来を見据えているように感じたからなのかも。
ある意味、このメンバーの中で一番の“成長”を見せてくれたのが矢崎ボブだったような気がします。

というか、ほんとに矢崎くんのボブ、可愛かったんですよーv
フランキーの歌声を初めて聴いたときの輝くような笑顔とか。
真っ直ぐ届いてくる素直な歌声とか。
彼らに会うために階段を駆け上がってこけちゃった後の動揺とか(アッキーのフォロー?も素晴らしくv)。
別のシーンでフランキーが足を滑らせて、「ここ濡れてる!」と言った時に、
その場所を何度も靴の底でこすってる姿とか(あれ、アドリブ?)。
フランキーに二人の契約を持ちかけるときの、ちょっと不安そうな、でも一生懸命なところとか。
フランキーをソロにするための説得の時の人たらしっぷりとか(え)。
♪Can’t Take My Eyes Off You を売り出すための道筋が見えた時のテンションとか。
そして、最後の独白の時のちょっと不器用なウインクとか・・・

あのウインクには、ほんとにいろいろ持っていかれました(笑)。
お茶目で強かで前向きで素直なボブそのもののような気がして。
もちろん、このイメージって私の捏造的な部分も多いと思うのだけれど、
フォーシーズンズという、ある意味一つの家族のような存在の創生も崩壊も、
ボブがいなかったら起こらなかったはずで。
そういう意味でも、彼が“異質”であるということは、凄く大事なんだと思う。
彼が“異質”で在りつづけたからこそ、彼らの崩壊も、その後の関係も、
どこからカラッとした爽やかさがあったのかもしれないな、と思う。

それは、アッキー演じるフランキーの在り方にも確実に影響し合っていた。
前回見た時、私は♪Can’t Take My Eyes Off You に鮮やかな孤独を感じた。
でも、今回のこの曲は、私には“解放”に感じられた。
そこまでの流れで、彼が失っていった一つ一つの大切なもの。
けれど、それは大切であると同時に彼にとってのしがらみでもあったのかもしれない。
大切で大切で、だからこそ測ることのできない距離感―――家族の、距離感。
それをスパッと断ち切ったのが、ボブだったのかもしれないなあ。
トミーやニックへの対峙のしかたも、たぶん白とは違っていたと思うのだけど、
クリアに受け取ることができなかったのがとても残念。
これはもう再演していただくしかないかなー、と(笑)。

フランキーを演じアッキーの歌声は、本当に宝物みたいだなあ、と改めて思いました。
この演目の中で、いくつもの発声法で歌っている、と何かのインタビューで読んだ気がするのだけど、
どの声にも本当に惹きつけられます。
彼が歌いだしたら、もう意識も耳も目も奪われる感じ。
アッキーのファンとして、彼の演じるフランキーのファンとして、劇場の椅子に座っていられるあの時間は、
本当に贅沢で幸せな時間だと思う。
でもって、どの声も素晴らしいけれど、一番気持ちを揺さぶられるのは、
多分これまでの彼の発声法なんだよね。
フランキー・ヴァリのトワングという発声法は、本当に凄いものだと思うし、
これを歌えるアッキーってほんとにとんでもない!と思う。
どの曲がどの発声法ってきちんと聞き分けられているわけではないのだけれど・・・
その辺をクリアにするためにも、映像は無理でもCD化してくれないかなー。

藤岡くん演じるトミーは、なんというか非常にうざかったです!
いや、これ、褒めてます。
だって、彼がうざいけど憎めないしほっとけない―――そういう家族としてのうざさを示してくれなかったら、
フランキーのあの苦悩も決断も解放もなかったと思うから。
ミュージシャンとしての技量は素晴らしい、という台詞がピタッと来る歌声とパフォーマンスはさすが。
藤岡くんの舞台を観るのは久々な気がするのですが、本当に彼の声もアッキーとは異なる魅力をもった、
唯一無二の存在だなあ、と思います。

吉原さんのニックは・・・なんというか凄く癒し系で、ちょっとびっくりしました(^^;)
いや、実はGHの社長さんがほんとに怖くてですね。
そのイメージが残ったままだったので、ちょっと身構えてた感じだったんですね。
でも、当然のことながら全く別人なニックに、吉原さんでいいんだよね?!と思いました(笑)。
トミーに対して感情を爆発させるシーンも、そこに至るまでの抑圧はもちろんなのだけど、
あの場でああいう風に言うのは、彼なりに考えがあってのことなんだよね、と感じられる、
知的で情が深いニックだったように思います。
歌声も凄い優しかった気がする
というか、REDの4人の歌声って、
重なり合うというよりもぶつかったり寄り添ったりしてる感じだった気がします。

うーん・・・いずれにしても、ちょっと記憶が曖昧になっちゃったなあ(^^;)
REDももう1回観れたら良かったけど、まあ、チケットはご縁ですからね。
繰り返しになりますが、ほんとに再演お願いします!
他の役者さんも、2回目でやっといろいろ見分けがつくようになったのですが、
ちょっと時間切れなので、感想は次回の時に改めて。
それにしても太田くん演じるもう一人のボブの最後の台詞にはほんとに泣かされる・・・

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