瓔珞の音

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zoom RSS 父という存在。

<<   作成日時 : 2016/08/23 20:58   >>

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私は結構薄情な性質でして・・・というかめんどくさがりで?(笑)
好きな役者さんは沢山いるけれど、その人の活躍の全てを追っている人はたぶんいません。
自分の好きな時に、自分の好きなその人の輝きを受け止める。
そんな感じ。
なので、あんまり興味を引かれない活躍が増えちゃうと、費やす時間が格段に減ります(^^;)
で、好きな分野で活躍されると、やっぱり好きだ―!!!と、
一気にテンション上がるから、まあそれはそれでいいのかな?

で、久々にそんな風にテンションアップしてまいりましたv


市村正親ひとり芝居 
「市村座」

2016.8.20 ソワレ 東京芸術劇場プレイハウス 1階C列20番台

というわけで、久々に舞台の市村さんを見てきました。
今年の「スウィーニー・トッド」を観ていないから、本当に久しぶり。
えーと・・・「NINAGAWA マクベス」以来?

市村さんのライフワークな市村座は、2004年の「新市村座」を見ておりまして。
その頃はブログをやっていなかったので、記録には残していませんが、
とっても楽しかった記憶があります。

で、今回。

市村さんの、渾身の、でもどこかリラックスした穏やかさのある舞台は、
笑いと涙と拍手に溢れていて、やっぱりとっても楽しかったのでしたv

ちょこっと時間がないので、それぞれの演目について少しずつ・・・
ネタバレになりますので、これからご覧になる方はお気をつけくださいねー!

一、ご挨拶替り
舞台の定式幕が開くのを、今か今かと待っていたら、市村さん、客席から登場!
観客の笑顔と歓声とハイタッチの中を抜けて、舞台の上へ。
ご挨拶替り、ということで、いろいろ思いがけない歌を歌ってくれました。
細かくは覚えていないけど、市村さんって、ほんとにエンターテナーだなー、とv
というか、この舞台が、普段より客席との距離感が近いのかな。
最近覚えたという、桑田佳祐さんの♪ヨシ子さんを歌ってくださったのですが、
上手下手と動きながら、客席にしっかり視線を合わせてくれまして。
私、3列目だったのですが、正面から目が合った(気がし)て、思わず目を逸らしました・・・
すみません、めちゃくちゃ小心者なんです(^^;)
それにしてもあの御年で♪パーフェクトヒューマンを歌って踊れるところがすごい!
お子さんからいろいろ教わってるところもあるみたいで微笑ましかったですv

舞台の上には大きなスクリーンがありまして、そこにいろいろな映像を映していたのですが、
市村さんが着替えている間に、出演された舞台のポスターや写真が、
その舞台の楽曲の生演奏と共に映るのは、めちゃくちゃ嬉しかったですv
すっごい懐かしいものもあって・・・「SHE LOVES ME」好きだったんだよねーv

二、口上 は、裃姿で。
市村座について軽妙な口調でいろいろお話してくださいましたv

三、芝居仕立人情噺「手別れ・下」
落語の演目を独り芝居で。
妻子に愛想を尽かされた大工の熊さんと、その奥さん、そして二人の子どもの金坊だけでなく、
いわゆるモブ的な役柄ももちろん全部演じられておりましたv
決して大きくない動きなのに、役柄は変わる瞬間が明確なのがさすが!
蕎麦屋の親父さん(一瞬しか出てこない)がめっちゃかっこよくってちょっとよろめいた(笑)。
落語はちゃんと聞いたことがないのですが、ちょっと現代風にアレンジされてるのかな?
落語も聞いてみたくなりました。

四、音楽講談「二世性質のコーラスライン」は、
「屋根の上のヴァイオリニスト」のチャバ(+α)と、
「ミス・サイゴン」のタムと、
「ラブ・ネバー・ダイ」のグスタフがオーディションを受けにくるというもの。
先程の人情噺とは逆に、高座に座っての演技でした。
って、上半身だけで「コーラスライン」のあのダンス踊るって凄いな市村さん!
内容的には、ミュージカルの後日談的なものを、
そのミュージカルの楽曲の替え歌で表現する、という感じかな?
おなじみのメロディに違う歌詞がのるのは結構新鮮。
でもって、ちょっとそれはあんまりなんじゃ?!というものもあれば、
なるほど、こういう未来も素敵だねーvという部分もあり、
そうきたか!とびっくるしたり泣かされたりするところもあり・・・
エンジニアはアメリカに渡れたのか!とか、
タムはクリス夫妻には馴染めなかったのか・・・とか、
チャバをイメージした映像のシルエットが市村さんの奥様にしか見えないとか、
そのチャバの台詞にあるダンスや歌への想いが市村さんと重なるのかなあ、とか、
グスタフはファントムに育てられたのか、とか、
女性不信になっちゃうのもしょうがないのかなー、とか、
でも、ファントムが彼を息子と呼ぶには、これだけの時間が必要だったのか、とか・・・
特にグスタフのターンは、結構泣けてしまいました。
いろんな紆余曲折があったけど、この親子は本当の親子になったんだな、幸せになったんだな、って。
まあ、「ラブ・ネバー・ダイ」を見た直後には、
ファントムとラウルでグスタフを育てる未来が一番!と思ってたので(笑)、
ラウルとはいい親子関係が築けなかったっぽいのがちょっと残念だったり(笑)。
それにしてもあのオチはあんまりにも酷いと思うの・・・全て吹き飛ばされたよ!(褒めてます)

五、歌入狂言 ・・・が始まる前に、スクリーンには俵星玄蕃の衣裳の市村さんが!
で、まさに始めます!というところで、黒い衣裳に着替えた生身の市村さんがストップをかけまして(笑)。
始まったのは「ピアフという人」。
晩年のピアフが、その一生を歌に乗せて語る、というもの。
「ピアフ」の記憶にイメージが保管されて、ちょっと大泣きしてしまいましたよ・・・
大竹さんの強くて脆いピアフとは違って、市村さんのピアフは柔らかくしなやかな印象。
それは、幸せだった時間を主に語っていたからかもしれないけど。
スクリーンに映る写真の中のピアフも笑顔ばかりで。
(で、その笑顔が大竹さんのピアフの笑顔と重なってびっくりしたり!
 顔立ちはあまり似ていないのに、笑い方はそっくりだと思いました)
セルダンとの思い出を語ってからの♪愛の賛歌 、素晴らしかったです。
このピアフは、きっと笑顔で点に召されたんだろうなあ。

で、この後は、ファンの方熱いリクエストに応えての十七番!もとい一八番な♪俵星玄蕃。
なのですが、まさかの舞台上での衣装替え!(笑)
衝立の向こうで、黒子さんに手伝ってもらいながら、あの派手な袴姿になるのですが、
(暗転しているので、見えているのは首から上だけ)
あれだけ喋りながら、きちんと着替えられる市村さん、器用だなあ・・・!
♪俵星玄蕃 は、12年前も聴いているはずなのですが、ほぼ初めてな感覚。
これも、芝居の入った歌なので、動きもいろいろ入っていて面白かったですv
舞い散る紙吹雪が綺麗だった。
で、その紙吹雪の上に、客席から投げ込まれる色とりどりのおひねりも綺麗でしたv
かなり投げ込まれてたよねー。
黒子さんたちも総出で拾ってて、なんだか和やかな雰囲気でした。
私も用意すれあばよかったかなー・・・いやでも投げられなかったに違いない(笑)。

最後は、「キャバレー」の曲でお終い。
市村さんのMC、見てみたかったなあ・・・!

で、アンコール。
「カンパニー」の♪ビーイング・アライブ に、
市村さんご自身が蜷川さんに捧げて作った詩をのせて歌ってくださいました。
その前に語られた、病を得た市村さんに蜷川さんが伝えた言葉。
そこから「NINAGAWAマクベス」へ続く流れ。
千秋楽の日に、台本に書いてもあったという蜷川さんの言葉。
スクリーンには、市村さんが出演された蜷川さんの舞台の写真が映りました。
私が蜷川さんの舞台に初めて接したのが、市村さん目当てで見た「ペリクリーズ」だったんですよね。
そこからがーっと蜷川さんの舞台に嵌って。
あの出会いがなかったら、今の観劇ライフはなかったと言っても過言ではないのかも。
市村さんの綴った優しい、けれど決意に溢れた言葉を聴きながら、
最後の最後でやっぱり泣かされてしまったのでした。

今回の市村座のテーマは「父と子」だったのだそうです。
演劇の世界では、蜷川さんは市村さんにとっての父でもあったのかもしれない。
そして、市村さん自身も、誰かにとっても「父」であるのかもしれない。
そうやって、連綿と続いていくものの力強さを感じた一瞬でした。

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