瓔珞の音

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zoom RSS 王族への道は遠く(笑)

<<   作成日時 : 2016/08/27 20:35   >>

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ミュージカル「王家の紋章」千秋楽、無事に幕を下ろしたようですね。
昨日の前楽のカーテンコール映像を見て、
3人の可愛らしさ(+お兄ちゃんの哀れさ)にニマニマしております(笑)。
既に再演の決まっているこの舞台。
またあのエジプトに行けるのを、楽しみにしていようと思います!

で、記録!


「王家の紋章」

2016.8.16 マチネ 帝国劇場 1階I列10番台
出演:浦井健治、宮澤佐江、平方元基、伊礼彼方、濱田めぐみ、山口祐一郎、矢田悠佑、愛加あゆ、
    出雲綾、木暮真一郎、川口竜也、工藤広夢、天野朋子、熊澤沙穂、栗山絵美、小板奈央美、
    島田彩、藤咲みどり、横関咲栄、青山航士、岡田誠、輝海健太、加賀谷真聡、上條駿、齋藤桐人、
    笹岡征矢、千田真司、長尾哲平、橋田康、若泉亮

2016.8.20 マチネ 帝国劇場 1階R列40番台
出演:浦井健治、宮澤佐江、宮野真守、伊礼彼方、濱田めぐみ、山口祐一郎、矢田悠佑、愛加あゆ、
    出雲綾、木暮真一郎、川口竜也、工藤広夢、天野朋子、熊澤沙穂、栗山絵美、小板奈央美、
    島田彩、藤咲みどり、横関咲栄、青山航士、岡田誠、輝海健太、加賀谷真聡、上條駿、齋藤桐人、
    笹岡征矢、千田真司、長尾哲平、橋田康、若泉亮

2016.8.26 マチネ 帝国劇場 1階B列10番台
出演:浦井健治、宮澤佐江、平方元基、伊礼彼方、濱田めぐみ、山口祐一郎、矢田悠佑、愛加あゆ、
    出雲綾、木暮真一郎、川口竜也、工藤広夢、天野朋子、熊澤沙穂、栗山絵美、小板奈央美、
    島田彩、藤咲みどり、横関咲栄、青山航士、岡田誠、輝海健太、加賀谷真聡、上條駿、齋藤桐人、
    笹岡征矢、千田真司、長尾哲平、橋田康、若泉亮


8月はちょっといろいろ忙しくて、結局3回分纏めての記録になっちゃいました。
まあ、最初は正直ちょっといろいろ思うところもあったりして、
残りの3回、どうしようかなー、なんて気持ちもよぎったりしていたのですが、
4回観て、やっとこのミュージカルの魅力、というか楽しむためのスタンスに辿りつけた気がします(笑)。

エピソードの取捨選択とか、細かな表現の仕方とか、物語の整合性とか、
それはまあ未だにいろいろ突っ込みたいところはあります。
あるんですが・・・それこそ不覚にもいろいろときめいてしまったのも事実でして(笑)。
この舞台に関しては、とにかく登場人物の感情の波に何も考えずに乗ればいいんだ!と悟りました、私(え)。
1ヶ月の間に、舞台そのものも進化したところもあるのでしょうし。
なんといっても世界初演ですからねー。
来年の再演の時には、更にブラッシュアップした舞台を見せていただけるんじゃないかと、
期待していようと思いますv


今回、キャロルは佐江ちゃんしか見ることができなかったのですが、
回を重ねるにつれて、キャロルが可愛くて可愛くて!
なんというか、キャロルって賢くて素直で世間知らずな考古学オタクな女の子なんですよね。
自分の置かれている状況をそれなりに理解しつつも、
目の前に興味の対象が出てきたら、そこに一直線!
自覚がない分、周りの振り舞わされ度が半端ない。
ある意味非常に迷惑なんだけど、でもあれだけ可愛ければまあいいか、と思ってしまいました(笑)。
あのくるくる変わる表所の鮮やかさや、まっすぐに放たれる感情のきらびやかさには、
これはメンフィスも手に入れたくなっちゃうし、
民衆だって彼女を大切に思うよねー、と素直に納得できてしまいました。
物語が進むにつれて、キャロルの表情が大人びてくるのも良かったな。

でもって、ほんとに周りのみなさん、キャロルのこと好きすぎ!(笑)
水の濾過のシーンにいた囚人さんたちが、その後もキャロルが現れるとぱーっと笑顔になったり、
兵士の方々がめちゃくちゃ彼女を心配するところとか、なんだか凄く微笑ましかったですv

というか、メンフィスもめちゃくちゃ愛されてるファラオなんだなあ、と。
浦井くんは大好きな役者さんなのですが、
メンフィスとしてはちょっと大人すぎるかなあ、というのはどうしてもありますし、
メンフィスの烈しさとか傍若無人さとかの方が最初の頃は目についてしまって、
(でもって、あの衣裳、猫背が目立つんだよね・・・)
むーん・・・と思っていたのですが、
回を重ねるにつれて、浦井くんが創り上げたメンフィス像がクリアになってきた気がします。
なんというか、彼は“愛”を知らない子どもだったんだなあ、と。
もちろんアイシスさまには溺れるほどの愛を注がれていたわけだけど、
彼にとって、それは結構どうでもいいことだったんだよね。
最初のアイシスとのデュエットも、同じ言葉を重ねていながら、
二人の意識の向かう先は全く違っていた。
王になるために生まれてきた自分にとって、“愛”は政治のためのものでしかない。
いかに民を導き、国を富ませるか。
そのために何ができるのか―――
浦井メンフィスは、周囲に望まれる“ファラオとしての自分”しか知らなかった。
そして、それは、ファラオではないメンフィスという一人の少年を心配する人々―――
ナフテラやミヌーエをはじめとする廷臣たち、
そしてアイシスの気持ちに気づくことはできなかったんだろうなあ、と思う。
そういう孤独のようなものを、公演後半のメンフィスからは感じたように思います。
そして、そんなメンフィスの価値観や孤独をぶち壊したのがキャロルなんだろうなあ、と。
これまで通りの自分では捕まえることのできないキャロルを前に、
苛立ったり、言葉足らずになっちゃったり、癇癪おこしたりするメンフィスがなんだか可愛くてねーv
帰ってきたキャロルにメンフィスがプロポーズするシーンとか、
その不器用さがなんだか微笑ましくなっちゃって(笑)。

と思ったら、彼らを見つめる廷臣たちも、みーんな同じように微笑ましい、という表情をしてまして!
いやもうメンフィス、愛されてるね!って思いました(笑)。

が、そんなほのぼのな雰囲気の中で、二人だけ全然違う表情をしていた人がいて。
セチと、ミヌーエ将軍。

原作で、セチがキャロルをどのくらい好きだったのかは覚えていないのだけれど、
工藤くんのセチは、もう明らかにキャロルに恋してたように思います。
それも、ナイルの娘としての彼女ではなく、
自分が見つけて助けた、そして身を持って母を助けようとしてくれた、
一人の異国の少女であるキャロルに。
あのシーンで、どこか呆然としたような、寂しいような顔をしていたセチ。
キャロルが、もう自分の知っているキャロルではなくなってしまったことを、
決して手の届かない場所に行ってしまったことを、噛みしめているようなセチから、
ちょっと目が離せない感じでした。
あの後、彼は攫われたキャロルを取り戻すための戦いに身を投じ、死んでいきます。
あの戦までの間、彼の中でどんな葛藤が、どんな決意が、そしてどんな恋慕があったのか。
その想いを朗々と歌うメンフィスの後ろで踊るセチの姿には、
彼がたどった過程が凝縮されているようで、
そして、メンフィスとセチの想いの相似と立場の相違の残酷さが見えるようで・・・
あのシーン、ほんとに大好きでした。

セチとお母さんの台詞のない部分でのやり取りも良かったなー。
出陣前の様子とか、あと、ラストシーンには泣けました。
メンフィスの妃となったキャロルを見つめるセフォラの淡い微笑みの後ろには、
きっと彼女のために命を落とした息子への想いがあっただろうし、
そのセフォラの後ろに現れたセチの手が、母の肩に触れそうで触れない様子とか、
セフォラが立ち去った後も、束の間、
そのままの姿勢で何も触れない自分の手を見つめるセチの様子とか・・・切なかったです。

で、プロポーズシーンで表情が違ったもう一人は、もちろん川口さんのミヌーエ将軍。
みんなが笑顔で立ち去ろうと動いている時に、一人アイシスさまを見つめているその背中に、
彼のアイシスさまへの愛情の深さが感じられて、ジーンとしてしまいました。
ミヌーエ将軍は、そのシーン以外でも、本当に細やかに演じてらっしゃって。
メンフィス王に対しての忠誠とか愛情とかも、凄く真摯。
だからこそ、アイシスさまの想いが成就しないことも、良くわかってたんだろうなあ。
しかし、暴走するメンフィスを抑えるの、大変そうだ(笑)。
でもって、途中でちゃんとナフテラのこと「母上」って呼んでましたね!

濱田さんのアイシスさまも、見るたびにどんどん可愛くなっていくなあ、と思いました。
キャロルとは全然違う方向なんだけど(笑)。
とにかく、アイシスさまの表情と歌声には、本当に魅了されました。
2幕の♪想い儚き だったかな。
小さなメンフィスを慈しむように撫でる手の仕草と柔らかい笑み、
その後の胸を引き裂かれるような痛みを感じる歌声。
そして、イムホテップからキャロルとの結婚を受け入れるように諭されるとき、
嗚咽に歪む顔を見せないように背けた後、前を向いたときの凛とした表情。
本当に素晴らしかったです。
冒頭、王の墓の上に立ち、歌い始める前の一瞬の表情も良かったなー。
あのアイシスさまは、キャロルが現れない世界のアイシスさまなわけですよね?
メンフィスを守り切ることのできなかった、アイシスさま。
キャロルが現れたことで、否応なくアイシスさまの人生も変わっていったと思うのだけれど、
その辺のタイムパラドックス的なことって、原作ではどうなってるのかなー。
ちょっと気になりました。
しかし、あの長さの原作を手にする勇気はない(^^;)

イズミル王子は、宮野さんも平方くんも全くアプローチが違ってて面白かったです。
宮野さんのイズミル王子は、とにかく熱い!
メンフィスに負けないくらいの情熱を感じるイズミル王子でした。
ある意味浦井メンフィスと同類な感じ?
怒りも憎悪も愛情も、どの感情も全身全霊目一杯!
ある意味、彼も見るたびに可愛くなっていった気がする・・・(え)

で、平方イズミル王子は、むしろ逆。
非常に知的で冷静。
感情を理性でコントロールできる感じ?
メンフィスと対極にあるような温度感が素敵でした。
キャロルに対する想いも、最初は政治的なだけなのだけれど、
彼女を知る中で、徐々に心惹かれていく感じを限られたシーンの中で、
丁寧に見せてくれたように思います。
終盤、脱走したキャロルを見つけたところから、メンフィスとの戦いの場面までの間でも、
キャロルが誰かを庇っていること、
それはたぶんメンフィスであること、
彼女の目が、自分を全く見ていないこと、
そういうことをちゃんと察してる。
察して、そのことに戸惑って、苛立って、傷ついて・・・やるせないような表情が、とても印象的でした。
うん、大人なイズミル王子でこちらも魅力的でしたv

そういえば、♪ただ願うのは で、3人の姉と兄の願いが重なる構造は結構好きだったかな。
ライアン兄さんが願うのは、無事。
アイシスが願うのは、幸(だったと思う)。
イズミルが願う(思う?)のは、無念。
3組のきょうだいの関係性も、もっといろいろ深読みしてみたかったです。

木暮くんのウナスは、もう見るたびにキャロルに振り回される姿が可愛いやら哀れやら(笑)。
セチとは違って、王の配下としてとにかく王のそばにはキャロル!って思ってるところに、
なんだか凄い安心感があったり。
でもって、テーゼの街のシーンで、戸惑いつつもステップ踏んで、
でも剣はすぐに抜けるようにてはちゃんとマントの中だったのがこっそりツボでしたv
ちゃんと護衛しているねー。
イズミルの手勢に排除されちゃうときも、ほんとに一生懸命で・・・キャロル、気づこうよ!(笑)。

テーゼの街でのあの踊りは、キャロルもめっちゃ可愛かったんですが、
矢田くんのルカが凄い存在感でした。
可愛いのに張りつめてる、というか、微笑んでるのに目が笑ってない(笑)。
というか、今回の舞台、とにかく個人的にルカにいろいろ持っていかれました。
みんながキャロルに心酔する中で、
全くぶれない主君至上主義がとにかく素晴らしい!(笑)
メンフィスに剣を突きつけられた時、自分を庇うキャロルにはっと顔を上げるのだけど、
そこでキャロルに心惹かれるのも、主君のためになるから、という徹底っぷり。
姿勢の良さも相まって、彼が出てくると、ついつい注目しちゃってたんですが、
端っこで控えているときでも、中央で交わされるやり取りに小さく反応してるのね。
そういう細かな動きとか、視線の流れ方とかも凄く意味深で。
あと、キャロルが攫われた後、戦に向かうシーンでの(♪騒然 ?)でのルカも良かった!
たくさんのエジプトの人々の中で、同じ歌詞を歌いながらも、
全く異なる意図をきちんと伝えてくるその歌声と表情の凄味に、目を奪われました。
戦に入っちゃってからはほぼ出番がなかったのがとても残念。
ルカ主役で一本スピンオフ作ってもらいたいくらいです(笑)。


そんなこんなで、なんだかんだ言いつつ非常に楽しませていただきました。
今回は新妻さんのキャロルとは残念ながらご縁がなく。
原作愛が強くて、物語を引っ張っちゃうようなキャロルだったと聞いたので、
再演の時にはぜひ新妻キャロルも拝見したいな、と思います。
・・・うーん、それまでに、結局原作読んじゃいそうだなー(笑)。
いやでも王族への道は遠そうです(え)。

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