瓔珞の音

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<<   作成日時 : 2017/02/25 14:52   >>

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ずいぶんブログを放置してしまいました・・・
実はPCの液晶を割ってしまいまして(^^;)
修理に出していたのですが、手元に戻るのに3週間もかかってしまいました。
・・・いえ、実は2週間前にはお店に届いていたらしいんですけどね。
お店の手違いというか怠慢で、2週間連絡がもらえてなかったことが判明しまして。
目安の2週間+数日たっても連絡がないので、修理センターに確認をしてみたら、
「2週間前にお店に送り返しました」と・・・怒ってもいいですか?
まあ、もとはと言えば不注意で液晶を割った自分が悪いんだし、
某電機店の接客の悪さは今に始まったことではないので(え)、
怒るというよりも呆れるというか諦めるというかそんな感情の方が強かったわけですが・・・

2週間あったら、もっと記憶が鮮明なうちに観劇記録が書けたのに!!!(そこか)

そんなわけで、見事に記憶が曖昧となっておりますので、2公演分の役者さんの感想だけ続けてちょこっと。


「ロミオ&ジュリエット」

2017.2.11 マチネ 赤坂ACTシアター 1階J列30番台

出演:古川雄大、木下晴香、矢崎広、小野賢章、広瀬友祐、大貫勇輔、香寿たつき、シルビア・グラブ、
   坂元健児、阿部裕、秋園美緒、川久保拓司、岸祐二、岡幸二郎、飯田一徳、大場陽介、小南竜平、
   酒井航、鮫島拓馬、鈴木凌平、高木勇次朗、田極翼、Naoki、仲田祥司、橋田康、松永一哉、
   新井希望、石垣文子、おごせいくこ、織香織、小松芙美子、齊藤恕菜、島田友愛、鈴木百花、
   花岡麻里名、平井琴望、船崎晴花、松島蘭


というわけで、2回目のロミジュリ。
キャストの発表があったときに、この人は観たい!と思ったロミオとベンヴォとマキュと死で検索したら、
この組み合わせはこの日1日しかなくて(^^;)
頑張ってチケット申し込んだら、重複しちゃったのですが、おかげでお友達とご一緒できて、
楽しさ倍増となりましたv

木下ジュリエットは、まっすぐな歌声がとても綺麗。
♪いつか で青空を背景に登場した時に、その透明感のあるすらっとした姿に目を引かれました。
このシーン、客席に細かな光が散って、その光が集まった先に古川ロミオがいるのだけど、
でもって、このロミオがまた自ら光を発してるんじゃないかというくらいのキラキラさなのだけど、
(ロベスピエールの時といい、こういう瞬間の古川くんの美しさって凄いと思う・・・!)
その光に負けていないというか、もの凄く似た雰囲気のある二人だなあ、と思いました。
同じ青い空の下、まだ互いを知らずに、けれど同じ強さで未だ出会わぬ相手を想う二人が、
なんだかとても愛しくて、ちょっと泣きたくなってしまいました。
あと、木下さんは、大人っぽさと子どもっぽさがちゃんと混じり合っているところが、
ジュリエットにぴったりだなあ、と思ってみたり。
だから、台詞や歌詞のちょっとした部分の純粋さや甘さや残酷さが際立ったように思います。
「これからの長い人生を好きでもない人と暮らすなんて」とジュリエットは歌うけど、
彼女が当然のように前提としている「長い人生」は、決して約束されたものではない。
でも、それを実感として感じてはいないところが“若さ”なんだろうなあ。

そんなジュリエットだったので、古川ロミオも更に素直な部分を引き出されているように感じました。
前方席で表情が良く見えた、というのもあるのかもだけれど、
なんというか、前回観た時よりも更に幼さのあるロミオになっていたような気がします。
この子、凄く大切に純粋培養で育てられたお坊ちゃんなんだなあ、って。
人の綺麗な部分だけを受け取って、自分の中の綺麗な部分だけど育てていって。
他者の中にある憎しみに憂いながら、その黒い想いが自分の中にもあることには気づいていない。
だからこそ、衝動的にティボルトを刺殺してしまった後の彼の崩壊は凄かったように思う。
殺すつもりはなかったと、戸惑い、狼狽し、泣き崩れ、
そして、大公の淡々とした言葉を聞きながら、
左手でつかんだ己の戦慄く右手を、絶望の表情で見つめるロミオ。
この時初めて、彼は自分の中にも“憎しみ”があることを知り、
そして同時に、その暗闇の中でも輝きを失わない“愛”に縋ったんだろうなあ。

古川ロミオは、カリスマ性はあるかもしれないけれど、
モンタギューのリーダーとして、一族を率い、一族の繁栄のために闘う存在にはそもそもなり得ないように思う。
大切なものを守るためには、多分綺麗なままではいられなくて。
そういう意味では、「ここにいる全員が王になる」と言い切る彼は、
シンボルにはなれてもリーダーにはなれない。
それをちゃんと理解して、そういうロミオを支え、守り、モンタギューの実質的なリーダーであろうとしたのが、
矢崎くんのベンヴォーリオなのかなあ、と思った。

キャストは発表されたときに、矢崎くんのベンヴォーリオは絶対観たい!と思って。
でも、残念ながら1回しかチケットが取れなかったので、
この日はとにかく矢崎ベンヴォを目で追いました。
ちょっとふくよかになった矢崎くんのベンヴォは、人懐っこい大型犬みたいな印象。
ロミオに振り回されながら、でもいつだってロミオを見る目は優しかった。
2幕冒頭、(モンタギューからしたら)とち狂った選択をしたロミオに対しても、
差し伸べられた手は必ず取るし、
説得の時だってその目に浮かぶのは怒りや絶望よりも心配の方が強かった気がする。
そして、ロミオがティボルトを刺した瞬間。
マキュの亡骸を抱きしめて、微動だにせずにその瞬間を見つめるベンヴォーリオの、
悲哀と悔恨と諦念がまじりあったような表情にやられました・・・
ああ、ベンヴォーリオは、ロミオの中にある闇を、本人よりも深く理解していたのだな、と思った。
冒頭で、彼はモンタギュー夫人に言います。
「ロミオは、僕が殺されそうになったって、ぎりぎりまで手を出すような奴じゃない」
それは、その時が来たら彼の中の衝動は抑えられない、という意味の裏返しだった。
素直で純粋で、自らの中にある黒い感情を認識していない歪みを持ったロミオ。
でも、ベンヴォーリオはそれでもいいと思っていたんじゃないかな。
ロミオが、そのままのロミオでいられるように、守ろうとしていたんじゃないかな。
糾弾されるロミオに覆いかぶさるように抱きしめて守ろうとするベンヴォーリオの、
ロミオの背をなでる手が、本当に本当に優しくて・・・泣けてしまいました。

矢崎ベンヴォの表情にはっとする瞬間は他にもあって。
ジュリエットの死を知った瞬間。
喪失感と無力感に苛まれながら、けれどロミオに向き合おうとする♪どうやって伝えよう .
ロミオにジュリエットの死を告げる瞬間と、その後にロミオを見つめるとき。
歌声ももちろん素晴らしかったのだけれど、そういった瞬間瞬間の表情に、
彼のこれまでとこれから―――「青春の終わり」と、一人残された彼が歩む未来を想わずにはいられなくて。
彼のこの後のスピンオフとか作って、幸せにしてやってくれないかなあ、なんて思っちゃいました(笑)。

個人的に、マーキューシオはどれだけロミオが好きか、というのがポイントなんですが(笑)、
その点、小野マキュは見事に合格点でございましたv
彼は、本当にロミオが大切なんだなあ、としみじみ思ってしまいました。
仮面舞踏会の時も、ロミオが現れてからのマキュの行動って、ロミオのためっぽかったし、
♪街に噂が のシーンも、過激な言動でロミオに迫りながら、
でも、その根底にあるのは裏切られた、という感情よりもロミオを案じる気持ちの方が強かった気がする。
だからかな。
ティボルトに対しても、もともとのわだかまりと言うかやるせない感情に加えて、
彼がロミオに対して仇をなす存在である、ということが大きかったようにも思う。
なので、「ジュリエットを愛し通せ」という言葉が、全然唐突ではなかった。
彼は、ロミオに何を見ていたのかな。
ロミオに、ティボルトに、何を求めていたのかな。
強く、強く何かを求めながら、けれど同時にどこかでそれを諦めている。
そんな哀しさが感じられるマキュだったと思います。

2回目の広瀬ティボルトは、冒頭の♪諍い で、いきなり驚かされてみたり。
いや、席的に真正面だった、というのもあるのかもなのですが、
ロミオとは異なる綺麗さと色気に、不覚にもちょっと動揺してしまいましたよ・・・
要所要所の笑みが、凄く印象的だったのだけれど、
特に、2幕でロミオを見つけた瞬間の、獰猛とも言っていいくらいの笑顔はとんでもなかった。
そして同時に、描き出される彼の孤独に胸が痛みました。
常に人に囲まれ、その将来を嘱望されているティボルト。
でも、ロミオにとってもベンヴォーリオやマーキューシオのような存在が、彼には、いない。
キャピュレット家の家系図がいまいち良くわかっていないのですが、
多分彼には両親はいなくて(キャピュレット夫人の兄夫婦とか?)、
心を許せる友もいなくて、愛する相手は禁忌にその想いを阻まれる。
家に、生き方も、在り方も、未来もがんじがらめに縛られて・・・
♪本当の俺じゃない が、まさに現在進行形の彼の心情としてとても鮮やかに届いてきました。
そういえば、ロミオに刺された瞬間も、ティボルトは笑ってた気がするなー。
“死”が与えたそれは、彼にとって解放だったのだろうか・・・?
そういえば、この日のカーテンコールの♪世界の王 、
ロミオたちが脇に避けて、ティボルトとジュリエットが手を取り合って踊っていたのですが、
その時の全開の笑顔は獰猛さのかけらもない、キラキラしたもので・・・
なんだかもう、心の底から良かったねー、と思ってしまいました(笑)。
で、その後、大貫くんに懐いてるっぽかったんだけど・・・仲良し?(え)

大貫くんの“死”は、彼の動きが場を支配している感覚がとても強くて。
静かに佇んでいる時にも発せられる存在感というか圧力が半端ない!
席の関係で、セットの上方にいるときには見上げる感じになったのですが、
1幕のラスト、その口元が笑みを形作ったように見えて、鳥肌が立ちました。
見間違いかもしれないけど、それまで全く表情がなかっただけに、凄い衝撃だった。
2幕でも、少しずつ本性を現していくかのように、動きや表情が変わっていく、その前兆みたいだった。
乳母と神父様が、楽観的な未来を歌っている後ろの闇から“死”の姿が浮かび上がる瞬間、
凄い好きな演出なのですが、
二人の神への祈りを嘲笑うかのうように見えますよね。
“死”と“神”の関係性については、いろいろ深読みしたくなるんですが、
とりあえず、十字架の神の彫刻に戯れる“死”の手の動きが意味深すぎて、
あっさりこちらの深読みを超えてきてた気がします(笑)。

そういえば、霊廟にジュリエットを迎えに来た神父様が、ロミオとジュリエットを見つけた後の歌声が、
本当に号泣している感じでちょっとびっくりしました。
坂元さんのロレンス神父様は、どうしてもロミオとのじゃれ合いに目が行っちゃうんですが(笑)、
いろんな場面で、凄く間を取るというか、思考に沈むように見える瞬間がありました。
このロミジュリの演出的には、神父様、もうちょっといろいろ考えて行動しようよ!って思うんですが、
神父様も一生懸命だったんだなあ、と改めて思ってしまいましたよ・・・申し訳ない。

他にもいろいろ思ったのですが、翌日の観劇と混じっちゃってるので(汗)、
とりあえずこの記録はお終い。
夜にでも、翌日の記録が書けるといいなあ。

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