瓔珞の音

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zoom RSS 死の黒い翼

<<   作成日時 : 2017/02/25 20:19   >>

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空を切り裂くその白い手の先を黒い鳥が羽ばたいた。
それは、全てを覆い尽くす死の翼。


「ロミオ&ジュリエット」

2017.2.12 マチネ 赤坂ACTシアター 2階C列10番台

出演:古川雄大、木下晴香、馬場徹、平間壮一、渡辺大輔、大貫勇輔、香寿たつき、シルビア・グラブ、
   坂元健児、阿部裕、秋園美緒、川久保拓司、岸祐二、岡幸二郎、飯田一徳、大場陽介、小南竜平、
   酒井航、鮫島拓馬、鈴木凌平、高木勇次朗、田極翼、Naoki、仲田祥司、橋田康、松永一哉、
   新井希望、石垣文子、おごせいくこ、織香織、小松芙美子、齊藤恕菜、島田友愛、鈴木百花、
   花岡麻里名、平井琴望、船崎晴花、松島蘭


というわけで、最後の観劇は2階席からになりました。
ACTシアターの2階席は高いので、上から覗きこむような感じになるのですが、
アンサンブルさんのフォーメーションや照明が良く見えて、
また違う印象を受けました。
今期最後だし、初見の役者さんもいるし、大貫くんだけ見ないようにしようと最初は思ってたんですが・・・
いやもうそもそも無理な計画でした(笑)。
高さ的に、上方にいるときはほぼ正面だったり、“死”の支配する様子が丸見えだったりで、
どうしたって“死”に意識が行ってしまいました。
まあ、所詮ファンだから仕方ない(笑)。

というか、上から見ると、本当に“死”の支配感、とんでもない!
冒頭。紗幕に映る映像の前で踊るときも、差し伸べた手の動きに合わせて飛び立った鳥が戦闘機だったりと、
映像の動きが“死”の動きに連動しているのも良くわかったし、
♪諍い で両家の若者たちが向き合う時も、
“死”の手の動きに合わせて若者たちが解き放たれるように動いたり・・・
♪僕は怖い や、最初に観たときに圧倒された♪憎しみ〜エメ の影の演出もそうなのだけど、
対ロミオの場合、見えない黒い翼でロミオを覆い尽くすような感じが、
凄く怖いのに同じくらい綺麗で魅了されました。
ロミオの時も、ジュリエットの時も、死を覚悟した後の彼らを見つめる表情が凄く優しいのも印象的でした。
これ、大野ロミオだったらどんな感じになっていたのかなー。
観る機会がなかったのがちょっと残念。
対マキュや対ティボルトでは、前の演出の時のようにロックオンする瞬間はわからなかったのだけれど、
その辺も含めていろいろ見落としがあるんだろうなあ。
日程的に絶対無理だったのだけど、もっとチケ取り頑張ればよかった!
とりあえず、再演を心待ちにしていようと思います(次も大貫くん出るよね?!)。

古川ロミオの印象は前日と変わらず。
というかこの日は神父様とのやりとりで笑い落ちしちゃって(笑)。
いつもの身長ネタだったんですが、「俺の目線この辺(腰のあたりを手でしめす)」
「神父様面白すぎ!」「ツボに嵌っちゃった」って、
多分半分以上素で笑ってたよね(笑)。
確かロミオの一人称って僕だったし(あ、でも薬売りには「私」って言ってたか)。
2階席からだと仰のいての笑顔が良く見えたのですが、それがめちゃくちゃ可愛くて、
なんだか観るたびに古川ロミオは幼くなるなー、と思いました。
そして、そのぐだぐだな状況を力技で戻して、その後をシリアスに進めた神父様、さすがです(笑)。

この日のマキュとベンヴォは、前日とは違うキャストだったのですが、
古川ロミオに求めるものが全然違うなあ、と感じました。
小野マキュと矢崎ベンヴォだと、古川ロミオをそのまま受け止めて守り支える、という印象だったのだけれど、
平間マキュと馬場ベンヴォだと、あくまでもリーダーとしてのロミオを求めてた気がする。
モンタギューのリーダーとして、ロミオが覚醒すること、変わっていくことを求めてたというか・・・
だから、♪街に噂が のシーンでは、怒りと落胆の方が強く感じられたかなー。
というか、馬場ベンヴォ、差し出されたロミオの手を取らなかったんだけど、
あれって、最初に観たときもそうだったかな・・・?
後ろ姿だったけど、ロミオが打ちのめされたのがわかって、ちょっと辛かった。
♪代償 の時も、ロミオを守るように抱きしめる時もあるのだけれど、
彼の顔を上げさせて、覗きこむようにして何かを言っている姿に、
ああ、この瞬間も彼はロミオが変わることを望んでいるのだな、と思った。
たぶん、これって私の勝手な誤解なのだと思うけれど、
馬場ベンヴォにとっては、ロミオはあくまでモンタギューを率いる存在なんだなあ、と。
ロミオから離れるときも、矢崎ベンヴォよりもあっさりしていたような気がするし。
まあ、この辺はきっと私が矢崎ベンヴォを好きすぎる故のこじつけ何だろうけど(^^;)

初見の平間マキュは、エキセントリックなビジュアルと笑い声とは裏腹に、
不思議と凄く聡明な印象を受けました。
大公継げるよ!って本気で思った。
なんというか、凄くいろんなものが見えている―――見えすぎている人なのかな、って。
モンタギュー家と大公家の関係性が良くわからないのだけれど、
もしかしたらマーキューシオもリーダーとなり得る立場だったのかな。
その上で、ロミオをリーダーにするために、敢えてああいう行動をとっている、
あるいは、ティボルトとのあれこれの結果としての在り方なのかなあ、なんて。
そういう複雑というか、多層的な印象がありました。
うーん、彼についても、もうちょっといろいろ見てみたかったな。
そしてなぜか平間くんのエンジェルが観たくなった(笑)。

もう一人初見は渡辺ティボルト。
・・・すっごい大人なティボルトですね!
でもって、めちゃくちゃ真面目でドラマティック。
ストレートの黒髪を降ろしている姿がちょっとオリエンタルな感じで、
彼が歌いだすと一気に雰囲気が変わるのが面白かった(笑)。
ロミオたちよりも結構年上な印象だったので、
♪本当の俺じゃない とかは、現在進行形の葛藤というよりも、
過去にそういう葛藤に苦しんできた果てのティボルト、という感じでした。
広瀬ティボルトに感じた孤独はあまり感じなくて、
むしろ彼が背負う重荷のようなものの方が強い気がしました。
骨太というか、体格がしっかりしているので、細身の平間マキュとの殺陣は、
大人と子どもみたいでちょっとハラハラしたかなあ。

そういえば、今回Wキャストで衣裳が違ってた・・・よね?
舞台写真入りのプログラムは買わなかったので、確信は持てないのですが。
もし同じ衣裳なのだとしたら、全然違う印象を受けるWキャスト、素晴らしいと思います!

さて、ちょっと時間がないのでここで強制終了。
両家のご両親や乳母、いつか救済してあげて欲しい(笑)パリス伯爵も、物語に深み作ってくれたし、
演出とか映像とかいろいろツッコミたい部分はありますが、
やっぱり私はこの演目が凄く好きなんだなあ、と思います。
今頃は大阪公演のソワレが終わる頃かな。
今回の成功をもとに、また近いうちに再演してくれるのを楽しみにしていようと思います!

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