瓔珞の音

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zoom RSS アトラクションを堪能

<<   作成日時 : 2017/06/06 22:02   >>

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実は遊園地系が苦手な私。
某夢の国も一度だけしか行ったことがありません(^^;)
理由としては、三半規管の脆弱さが一番、ということにしておこうかな(え)。
いやでも本気で乗り物系のアトラクションとか絶対無理なので、
何気にこの劇場も大丈夫なのかかなりドキドキしていたのですが・・・

うん、このアトラクションならまた行ってみたいかも!(笑)


劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season花

2017.6.3 IHIステージアラウンド東京 10列20番台

出演:小栗旬、山本耕史、成河、りょう、青木崇高、清野菜名、近藤芳正、古田新太、河野まさと、
    逆木圭一郎、村木よし子、磯野慎吾、吉田メタル、保坂エマ 他


というわけで、やっと行ってきました、ステージアラウンド東京!
チケットをとったときは、どんな劇場なのか全然想像も出来なくて・・・
開幕前の特番を見て、客席が回るのってこういうことか!とびっくり。
これはもしや、思いっきり乗り物酔い状態になるのでは、とちょっと腰が引けてしまいました(笑)。
結果としては、席がほぼセンターだったこともあって、なんとか大丈夫だった感じです。
まあ、やばいな、と思ったら目をつむってましたが・・・
人がスクロールしてるPC画面でも酔うんだから仕方ないですな(^^;)
でも、見ているうちに、あ、そろそろ動くな、というのがわかってくるので、
ちゃんと身構えるようになったら結構楽になりました。
観終わっての感想としては、これはアトラクションだなあ、というもの。

筒状の壁に映される細やかな情景の映像。
その壁が開いたところに次々と現れるいくつもの光景。
降りしきる雨や吹きすさぶ風。
森の中を流れる小川や、戦場を分断する浅瀬から立ち上る水の匂い。

体感として感じられる距離感や時間の経過は、
どちらかというと映画を見ている時のような印象なのに、
いくつものステージがあるからこその作りこまれた空間の奥行きや、
そこで生きる彼らのまさに生身だからこその存在感は紛れもなく舞台で。
なんとも不思議な感覚でございました。

それにしても、あの映像は本当に美しかったなあ。
一面のススキが風に揺れるさまや、
木々の向こうに見える山が、動きに伴って遠くなったり近くなったりするさま。
落とされる髑髏城が右手に流れながら小さくなっていく時には、
思わずそちらを目で追ってしまったのだけれど、
遠くなっていく髑髏城の影がなんだか凄く切なくて、とても心に残りました。

終盤、目一杯広さをとった川の流れる丘の情景で、
7人の姿が逆光になるのは、やっぱり息を呑むくらいかっこよかったなあ。
その後、全てが燃え尽きたかのような白く浩蕩とした空間で紡がれる、未来へ向かうあれこれも良かったなあ。
捨之介と沙霧が、浅瀬の水を跳ねさせながら去っていく姿に、凄い生命力を感じました。
この戦場も、いつか緑と花に満たされるのかなって、思った。

あとは、やっぱりカーテンコールでの一周でしょうか。
物語が終わってから、多分客席が一周して、それぞれの空間が次々と現れるのですが、
髑髏城の天守閣(なのかな?)に独り座る天魔王の姿や、
焼け落ちたはずの無界の里で、およしたちや荒武者隊のみんなが笑っている姿には、
なんだかもう涙せずにはいられませんでした。

いくつもの生が。
いくつもの想いが。
いくつもの願いが。
いくつもの望みが。

くるくると入れ替わり、重なり合い、また離れ、そして時の螺旋を登っていく―――
そんな、力強いのにどこか儚いイメージが思い浮かんだのも、このステージならではなのかもしれませんね。


役者さんの感想を少しずつ。

捨之介役、小栗旬くん。
6年前の「ワカドクロ」は1回しか観ていなくて、実はあまり記憶がないのですが(^^;)、
(荒武者隊が行く光の道が凄く印象的だったのは覚えてる)
一番の印象は、大人になったなあ、というもの。
なんというか、私の記憶にかすかにある6年前の捨之介と比べて、
凄く落ち着いたというか、重心が安定したというか・・・いい意味でどっしりした感じになっていたように思います。
殺陣も凄かった!
あの動きをしながらあの台詞量って・・・とんでもないですよね?!
たぶん鬘や衣裳の効果もあるとは思うのですが、
捨之介がどんどんぼろぼろになっていくのがほんとにリアルでした。

蘭兵衛役や山本耕史さん。
うん、大人な蘭兵衛でした。
でも、最初から最後まで、めちゃくちゃ闇の深い蘭兵衛だったなあ。
信長を失ってからの彼の時間が、その存在で感じられるように思いました。
この人は、二つのものを同時に手にすることを諦めてしまっている人なんだな、とも思った。
一つの―――唯一のものを手に入れるためには、全てを捨て去らなくてはならない。
一途というか、執念というか、不器用さというか・・・
天魔王は、彼にとってはきっときっかけでしかなかったんだろうなあ。
というか、捨之介が現れたことが、きっかけだったのかな。
最期、極楽大夫を促すときの笑顔だけが、真実のようにも見えました。
そうそう、殺陣も凄く綺麗でびっくりしました!

成河さんの天魔王は、狡猾で紛うことなき悪役なのだけれど、
蘭兵衛とはまた違った一途さが感じられたようにも思いました。
彼が目指したものは、天の意志を叶えること。
でも、本当にそれが彼の真の願いだったのかな、と、
カーテンコールで独り座る子どものような姿を見て思いました。
彼が本当に手にしたかったのは、彼が本当に取り戻したかったのは、
喪ってしまった“あの時”なのかもしれないなあ。
そういえば、顔の火傷とか、足を引きずる描写とか、ワカドクロでもありましたっけ?
まあ、足は結局演技だったんですが(^^;)
でも、あの足を引きずる姿を見ていて、成河さんのリチャード三世が観たいなあ、と思ってしまいました。
それも、思いっきり正統派な演出で。

りょうさんの極楽大夫、めちゃくちゃ綺麗でかっこよかったです!
花魁姿もお似合いでしたが、あの細い体で、あのごっつい銃を振り回す姿にちょっとときめきました(笑)。
極楽大夫が捨之介に「ここまで迎えに来た沙霧の気持ちを考えなさい」的なことを言うのだけど、
この言葉って、ほんとは蘭兵衛に言いたい言葉だったんだろうなあ。
そう思ったら、なんだかちょっと泣けてしまいました。
彼女はきっと蘭兵衛のことを決して忘れない。
でも、そういう彼女の想いごと、兵庫は受け止めてくれるんだろうな。

青木さんの兵庫は、めちゃくちゃ暑っ苦しい兵庫でした!(褒めてます)
この役の馬鹿な一途さって、なんというか本当に愛しくなりますね。
でも、しっかりして見えてうっかり不幸に流れそうになるのを引き戻さなきゃならない捨之介よりも、
めくるめく恋情を掻き立ててくれるけど、不幸を引き寄せてその中心になっちゃいそうな蘭兵衛よりも、
めちゃくちゃ頼りがいはあるけど、何よりも譲れないものがある家康よりも、
極楽大夫を幸せにしてくれるのはこういう男なんだろうなあ。
それにしても、荒武者隊にはまたしても泣かされました・・・
2幕の無界の里のシーンの辺りでは、もうすっかりストーリーを思い出していたので、
なんだかもう彼らの言葉や行動の一つ一つに泣かされてしまった。
うん、兵庫は男も女も幸せにしてくれる懐の深さのある男なんだろうな。

沙霧約の清野さん。
小柄な体で、跳ねるように切れのいいアクションが印象的でした。
声がちょっと掠れているようにも聞こえたけど、もともとああいう声質なのかな?
10代の少女というにも子どもっぽい感じではありましたが、
(きっと才気走った天才少女だったんだろうなあ)
そんな彼女が徐々に捨之介に惹かれていく(で、一直線に突進する)さまが、
なんだかとっても初々しくて可愛かったですv
個人的には三五とのやりとりがとっても楽しかったんですけどね(*^_^*)

というか、今回も一番心惹かれたのは河野さん演じる三五でした。
ワカドクロの時も一番お気に入り、って書いてるから、ほんとに好きなんだと思う(笑)。
あの自由自在さは、本当に観ていて気持ちが明るくなります。

贋鉄斎役の古田さんはね・・・いやもうなんというか次元が違いました!
プログラムの紹介ページの写真を見て、凄い二の腕だなあ、と思ってたんですが、
まさか着ぐるみでくるとは思いませんでした(^^;)
あのビジュアルにからくり好きって、フラ○キー??って思ったのは私だけではないはず!
その後も、とんでもないくだらないことを、とんでもない美声で言いまくるわけですよ!
個人的に村正と大典太光世が出てきたのにはどうしようかと思いました(笑)。
まさことみつって・・・(^^;)
一瞬某ゲームの二振を古田さんの両脇に空目してしまいましたよ・・・結構違和感なかったり?(笑)
もう出てくるたびに客席の視線と笑いを独り占めしてる古田贋鉄斎ですが、
あの百人斬りにはもう呆然といたしました・・・
えええ?ローラーブレード??いやでもめっちゃのろいんですけど???って(笑)。
あんまりびっくりして、贋鉄斎ばかり目で追っちゃって、捨之介の殺陣を見損ねました(^^;)
でも、それでもかっこいいんだから、ずるいなあ、古田さん!

劇団員のみなさまの相変わらずの体当たりなクオリティに、新感線を見てることが実感できたり、
終盤ちょこっとしか出てこない服部半蔵がめっちゃかっこよかったり、
物語そのものについても、いろいろ深読みしたい部分もあったと思うのですが、
とりあえず今回は劇場のインパクトに圧倒されてしまって、
表面的な部分しか受け取ることができなかったのがちょっと残念かな。
いやでもすっごい楽しかったんですけどね。
酔うのが怖くて、実は鳥のチケットは取っていないのですが、
チャンスがあればやっぱり観てみたいなあ、と思ってしまいました。
後方席で観た時に、どんな感じになるのかも気になるし。
なかなかチケット確保は難しそうですが、

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。ご無沙汰してます。
まんまと髑髏城の虜になり、現在花髑髏ロスで大変です。

10列センターとは絶好の席ですね。
サイドだと揺れをかなり感じるので、回転弱い方には余りお勧め出来ません。 

河野さんの三五、良かったですね。
磯野さんと共に、97年度版から、アカ、ワカ、花と登板。
お二人とも凄いです。

今回捨之介と沙霧、捨之介と蘭兵衛が、上手く捨之介にとって対照的な存在になっていて、
最後のきらきらした未来に向かっていく捨之介と沙霧に、胸打たれました。
小栗捨と山本蘭の組み合わせが、かなり自分の好みだったというのも大きいですが。

また何処かの劇場でお会い出来ると良いですね!
花梨
2017/06/29 01:26
花梨さん、こんばんは!
コメント、ありがとうございます。

凄い劇場でしたねー。
私も乗り物酔い体質でなければ、きっと嵌っていたと思います・・・残念!
サイドはやはり厳しいのですね。
それもあって、鳥と風はチケットを取っていないので、今からDVD化を心待ちにしています(笑)。

ラストシーンの捨之介と沙霧のシーン、本当にキラキラしていましたね。
こういう、未来の感じられるラストシーン、大好きです!
その分、カーテンコールの天魔王に泣かされましたが(^^;)

私もまたぜひ花梨さんとお会いしたいです!
チャンスがありましたら、お話させてくださいね。
恭穂
2017/07/01 22:36

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