去り逝く夏

強風と大雨の中、アパートにたどり着き、
さっそく、昨日の「精霊の守り人」を見ました。


張り詰めていた糸が切れるように、
最後の息をゆっくりと吐いて旅立ったサグム皇子。
覚悟していた激しい気持ちはあまりなくて、
何故か安堵の気持ちのほうが大きかったです。


安らかな笑顔で良かった。

柔らかな光の中で良かった。

謝らなくていいんだよ。

貴方は、本当に頑張った。


自分には、欠けているものがある、と貴方は言ったけど、
そして、それはきっと正しかったのだけれど、
でも、貴方にも、弟には無い何かがあると、
そう言ってあげる人が傍にいれば、
貴方はもっと楽だったのだろうか。

飛び立ったナージには、何の縛めもありませんでした。
あの鳥は、自分の意思で、サグム皇子の傍にいたのだと思います。
春の等しき日に、チャグムの内に育まれた精霊を託されるのが、
あの鳥であったらいいなあ、とそんな夢のようなことを思いました。
・・・あまりに感傷的に過ぎますね。


激しい夕立の後の光は、既に夏の強さを欠いていました。
最後の恵みの雨を受けて、
チャグムとバルサの旅も、転機を迎えるのでしょう。
それを楽しみにしつつ、でも、今はただサグム皇子を偲びたいと思います。


最後になりますが、原作では描かれなかった、
あるいは原作とは全く違うスタンスのサグム皇子を、
これだけ鮮やかに描いてくださった、監督、脚本の方をはじめ、
スタッフのみなさんに、辺境からですが、心からの感謝と拍手を。

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