さて、どのくらいの長さになるか・・・?

さてさて、今期2回目の「Mozart!」。
この日は群馬は朝から非常に冷え込みまして。
東京に降り立った瞬間、「東京ってあったかい・・・」と素で思ってしまいました(笑)。
昨日の朝も、車のフロントガラスが凍ってたしねー。
そろそろ朝起きるのが辛い時期になってきました。
でも、帝劇の2階席は、めちゃくちゃ暑かったです!
自分熱発してるのでは、と一瞬本気で疑うほどでした。
やっぱり観劇は脱ぎ着のできる重ね着がよいですね・・・(しみじみ)


「Mozart!」

2007.12.16 ソワレ 帝国劇場 2階D列16番
出演:中川晃教、hiro、高橋由美子、涼風真世、山口祐一郎、市村正親、阿知波悟美、
    武岡淳一、吉野圭吾、田澤有里朱 他


というわけで、今回の観劇は2階席でした。
よくよく考えてみれば、「M!」を2階席で観るのは初めて。
前回最前列だったこともあって、なんだかいろいろ発見がありました。

一番はやっぱり照明ですかねー。
床に描かれる文様とか、それなりに綺麗でしたが、
原田さんの照明と比べちゃうと、なんともぎこちないというか大味というか・・・
四角いライトが歩く市村さんに沿って順々につくのが、
個人的になんとも受け入れがたく・・・
2階席からだと、ライトのつく瞬間とかもわかっちゃうので、
余計にそういう滑らかでない部分がきになっちゃったのかも。
まあ、これは好みの問題なので、なんともいえませんけどね。

でも、舞台の全体を見る、と言う意味では、2階席は良いですね。
それぞれの役者さんの立ち位置が、とってもいい構図になっていることとか、
群舞のシーンの動きの流れの美しさとか、
十分堪能させていただきました。
役者さんの表情もそこそこ見えましたしね。


で、今回初見はヴァルトシュテッテン男爵夫人の涼風真世さん。
もう、とーっても美しくて、慈愛に満ちた男爵夫人でした。
「星から降る金」のシーン、涼風さんの優しく深い歌声と、
親子3人の心の動きのわかる演技に、早速号泣でした。
このシーンは、ヴォルフガングの旅立ちたいという気持ちもわかるし、
パパの心配する気持ちやもどかしさもわかるし、
ナンネールの不安や悲しみもわかるし、
もう、観ている私の気持ちは正直ぐちゃぐちゃです。
でも、涼風さんの歌声は、そういうぐちゃぐちゃな気持ちをそっと包むような優しさがありました。

正直言うと、華やかさや強さ、そしてこの「男爵夫人」という役柄に対して私が持っている、
ヴォルフにとっての「運命の女神」という意味合いで考えると、
涼風さんの男爵夫人は優しすぎるし、地味な印象があります。
そういう意味では、香寿さんの演じる男爵夫人の、
あの圧倒的な存在感と、有無を言わせぬ迫力の方が、個人的には好きだったりします。

でも、涼風さんの男爵夫人には「母性」を感じた。

涼風さんの男爵夫人には、きっとアマデは見えていない。
けれど、ヴォルフガングの持つ焦りや戸惑い、哀しみ、
そして、彼の心の中で膝を抱えて座っている小さな頑是無い子供のような弱さを、
彼女は理解し、そしてそれを守り、手助けしようとしていた。
レオポルトと方法は違うけれど、同じような目線であったように思いました。
だから、「星から降る金」は、もうめちゃくちゃ泣けてしまったし、
息子の成功を素直に喜べない父親に向けた視線はとても悲しげに見えた。

香寿さんの男爵夫人がアマデに近い存在であったなら、
涼風さんの男爵夫人は、ヴォルフガングに近い存在であった。

そんなふうに、私は感じました。


ヴォルフガング役のアッキーは、この日も素敵な歌声でしたv
シャウトというか、遊びの声をいれる歌と、
真正面から正統派な歌い方をする歌を、
彼はしっかり区別していることに、この日初めて気づきました。
そのメリハリが、凄くわかりやすかったように思います。
最後の死のシーンは、何故かずいぶん唐突な印象を受けました。
自分で胸を刺しながら、一瞬不思議そうな顔をしたように思ったのは、私の見間違いかな?
あの表情を見ると、彼は自殺しようとしたのではなく、
自分の中の最後の一滴(音楽)を搾り出して、曲を書き続けようとしていたのかな、と思えてしまいました。
うん、そういう解釈もありですかね。


アマデ役は、この日も田澤有里朱ちゃん。
いやー、遠目に見ても、やっぱり可愛かったです。
アマデに対する印象は、初回とあんまり変わらなかったかな。
他の二人がどんな風なアマデを演じているのか、とても気になります。
あと2回でアマデ3人全員見れるかなあ・・・?
でも、有里朱ちゃんのアマデは大好きなので、全部有里朱ちゃんでもいいかも(笑)。


市村パパ。
この日はちょっと声の伸びがいまいちだったでしょうか・・・お疲れかな?
もともと、「M!」の楽曲は、私の好きな市村さんの声のトーンではないので、
市村さんの声を聴く、という意味では、いつも若干不完全燃焼だったりします。
でも、その分、レオポルトの苦悩、というか迷いみたいなものに、
いつも凄く引き込まれるんですよね。
稀有な天才である息子を前に、いろんなスタンスで立っていたレオポルト。
父として、
音楽家として、
夫として、
一人の男として・・・
その心の中には、愛情も、嫉妬も、賞賛も、敗北感も、嫌悪も・・・いろんな気持ちがあったのだろうな、と思います。
それは、ナンネールも一緒なんですけどね。

で、そのナンネール役、高橋由美子さん。
この方の歌声も演技も、凄い安定感だなあ、と思います。
この役、というか高橋さんがいることで、
このミュージカルの足場がかなりしっかりしているように感じます。
市村さんとの歌声の響き方もとても美しくv
・・・そういえば、初めて舞台の高橋さんを観たのは、
市村さん主演の劇団ひまわりの「クリスマス・キャロル」だったように思います。
あの時は、不安定で弱々しい歌声にどきどきした記憶があるのですが・・・
もともとの才能もあるのでしょうけれど、きっと凄く努力したんだろうなー。


コンスタンツェ役、hiroさん。
うーん・・・ちょっと歌が粗くなった印象が・・・わざとなのかなー。
歌い上げる時の声もちょっとしゃがれていて・・・
相変わらず迫力な歌声でしたけれど、
この粗さがわざとなのだとすると、ちょっとなあ、と思ってしまうのは、私の我侭ですね。
台詞も2週間ではあまり変わっていませんでした。
マダム・ニッセンの時や2幕の最後のほうの台詞の声は落ち着いているので、
1幕のあの喋り方もわざとなのかも。
・・・これはもう好みの問題ですからしかたないのですが、もっと普通に喋った方が可愛いのにな。


コロレド大司教役、山口祐一郎さん。
もう、この方の歌声は、本当にそれだけで凄い力がありますね。
聞きほれてしまいます。
馬車のシーンは、かなりはじけてらっしゃいました(笑)。
でも、髪の乱れは、この日は少なめだったかな(笑)。


でもって、この日、一番目を引かれたのは、シカネーダー役、吉野圭吾さんでした!
一緒に行った友人が、もう一発で吉野さんに落ちましたよ。
彼女の目には、吉野さんは出るたびにスポットライトを浴びているように見えたみたいです。
さすが吉野さん!!(笑)
前回ちょっと気になった歌声も、とても綺麗に伸びてらっしゃったし、
2階席から全体を見ると、吉野さんのあの動きの綺麗さは、かなり際立って見えました。
2幕、鞄から魔笛の台本を取り出すときの表情や、
ヴォルフが魔笛を作曲している別荘から立ち去る時に小さく歌った「ちょっぴりおつむに~」の歌声が、
とても印象に残りました。


・・・えーと、私的には短く感想を書いてみました(汗)。
今期の観劇はあと2回。
それを励みに、あと3日、仕事頑張るぞー!
土曜日には洋さんTV出演ですしねv(しつこいです/笑)。

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