明けました読みました
遅ればせながら・・・明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。
今シーズンの年末年始は、働き始めて初めて!というくらい連続してお休みをいただくことができました。
仕事柄世間様がお休みの時のほうが忙しい場合もあって、
9連休なんてやめてー!!と思っていたのですが、
蓋を開けてみれば職場も比較的穏やかだったようで、ほっとしています。
まあ、9連休のしわ寄せは1月一杯続くのですけどね(仕事量が120%です/笑)。
そんな長いお正月休みでしたが、私には珍しく(笑)観劇は初日のみ。
あとはひたすら家族サービス(主にお掃除とTV鑑賞のお付き合い/笑)と読書に費やしておりました。
というわけで、年末年始に読んだ本、いってみます!
・三浦しをんさん「政と源」
:本屋さんで見かけて手に取りつつ、「きっと父が買うだろう」という予想の元我慢した本。
予想通り帰宅した途端父から手渡された本の山(笑)の中にありました。
で、実は本屋さんで表紙だけ見たとき、何故かお寿司屋さんの話、と思い込んでおりまして(笑)。
読み始めてびっくりいたしました・・・思い込みって怖い(笑)。
内容は、最初「三匹のおっさん」みたいなのかなー、と思ったのですが、
当然のことながら全然違いましたね。
かくしゃくとした一筋縄では行かないお年寄りの話、という大まかなカテゴリーは同じかもですが、
なんというかこちらの方が生々しい体温を感じました。
読後感も痛快、というよりももっと穏やかでやるせなさのある夕暮れのような印象でした。
うん、どちらも大好きです。
でもって、子どもの頃、七五三で使ったつまみ簪を時々取り出しては眺めていたのを思い出しました。
今はいろんなアクセサリーにもなっているのですね。
バレッタやピアスだったら使えるかな。探してみようと思います。
・森晶麿さん「黒猫の遊歩あるいは美学講義」
:年末用に本屋さんを物色していてなんとなく手に取った一冊。
一人称の文章がちょっと独特なテンポなのと、ポオはきちんと読んだことがないこともあり、
最初馴染むのにちょっと時間がかかりましたが、読み終わってみるとそのテンポが癖になる感じ?
人物設定は凝っている割に私的にはあまり心惹かれる感じではないいのですが、
謎を解きつつ謎を残す読後感が面白かったです。
一気に揃えようという感じではありませんが、時間のあるときに他の本も読んでみようかな、と思いました。
・松井今朝子さん「星と輝き花と咲き」
:明治時代の娘義太夫のスター、竹本綾之介の半生を描いた物語。
帯に「日本初のアイドル小説」とありましたが、まさにそんな感じ。
義太夫を語るという天与の才を持ち、周りの大人の後押しを得てスターダムにのし上がった一人の少女が、
華やかなだけではない世界の中で、
自分を知り、周囲を知り、語る喜びを生きる喜びに昇華させていく・・・そんな感じ?
松井さんの文章の切れが、綾之介だけでなく周囲の人々やその当時の東京という街を鮮やかに描き出していて、
一気に読んでしまいました。
・菅浩江さん「誰に見しょして」
:菅さんの本、久々に読みましたが、面白かったー!
美容と医療を融合させたコスメディックを提唱する<ビッキー>という企業を軸に、
<ビッキー>が次々と繰り出す"新製品"に関わる様々な人たちを描いています。
その新製品がまた、その内にほんとに出てきそうなリアリティ!
素肌を美しくしたいという願望から、人工皮膚という"素肌"で宇宙に出て行くというラストまで、
ありえないと思いつつも、<ビッキー>の戦略に見事にひきつけられる自分がいました。
物語は神代の日本ともリンクしていて、"装う"ということが"生きる"ということと密接に繋がっていること、
皮膚という外界との境がいかに強く、そして曖昧であるかを描き出していました。
遺伝子操作についてのくだりは、もっとつっこんだ内容を読んでみたかったかな。
・小玉ユキさん「月影ベイベ」
:仕事納めの日に本屋さんに寄ったところ、「このマンガがすごい!2014」の受賞作を平積みしてまして。
その中でちょっと目に付いたので手にとってみました。
おわらはTV番組の特集で見たことがあるくらいなのですが、
なるほど、こんなにも地域に密着したものなのか、となんだかびっくりしてしまいました。
"踊る"ということの登場人物それぞれにとっての意味とか、とても興味深かったです。
2巻はとてもいいところで終わっているので、続きが楽しみ!
あ、そういえばオトコ編10位に入っている市川春子さんの「宝石の国」。
某レディオ(笑)で某司書さんが薦めていたのをきっかけに読んでみたのですが、
作りこまれた世界観の厚みと美しさに圧倒されました。
オンナ編1位の「さよならソルシエ」共々お薦めです!
うーん、今年はあんまり読めなかったなあ。
年末年始用に用意した本が、まだ5冊くらい残っているので、
これからゆっくり読んでいこうと思います。
でもって、いきなりですが、私の今年のテーマ!(お友達がブログで書かれていて、素敵だな、と思ってv)
「対話」
にしようと思います。
お休み中、新人の頃にお仕事で関わったかたと13年ぶりにお会いしてお話をしたり、
(あんなに小さかった(文字通り!)赤ちゃんがもう中学生!!)
隣の席の同僚とプチ新年会をして仕事に関してかなり深い部分まで意見交換したりして、
なんだか改めて"話す"ということの重要さを実感した感じです。
基本人見知りで、自分の意見をダイレクトに相手に伝えたり主張することはなるべくしないようにしている私ですが、
(観劇に対しては別かも・・・)
やっぱり話さないと伝わらないし深まらないし繋がることはできないんだなあ、と。
というわけで、今年はたくさんの人と「対話」していきたいな、と思います。
さて、吉とでるか凶とでるか・・・?(笑)
今年もよろしくお願いいたします。
今シーズンの年末年始は、働き始めて初めて!というくらい連続してお休みをいただくことができました。
仕事柄世間様がお休みの時のほうが忙しい場合もあって、
9連休なんてやめてー!!と思っていたのですが、
蓋を開けてみれば職場も比較的穏やかだったようで、ほっとしています。
まあ、9連休のしわ寄せは1月一杯続くのですけどね(仕事量が120%です/笑)。
そんな長いお正月休みでしたが、私には珍しく(笑)観劇は初日のみ。
あとはひたすら家族サービス(主にお掃除とTV鑑賞のお付き合い/笑)と読書に費やしておりました。
というわけで、年末年始に読んだ本、いってみます!
・三浦しをんさん「政と源」
:本屋さんで見かけて手に取りつつ、「きっと父が買うだろう」という予想の元我慢した本。
予想通り帰宅した途端父から手渡された本の山(笑)の中にありました。
で、実は本屋さんで表紙だけ見たとき、何故かお寿司屋さんの話、と思い込んでおりまして(笑)。
読み始めてびっくりいたしました・・・思い込みって怖い(笑)。
内容は、最初「三匹のおっさん」みたいなのかなー、と思ったのですが、
当然のことながら全然違いましたね。
かくしゃくとした一筋縄では行かないお年寄りの話、という大まかなカテゴリーは同じかもですが、
なんというかこちらの方が生々しい体温を感じました。
読後感も痛快、というよりももっと穏やかでやるせなさのある夕暮れのような印象でした。
うん、どちらも大好きです。
でもって、子どもの頃、七五三で使ったつまみ簪を時々取り出しては眺めていたのを思い出しました。
今はいろんなアクセサリーにもなっているのですね。
バレッタやピアスだったら使えるかな。探してみようと思います。
・森晶麿さん「黒猫の遊歩あるいは美学講義」
:年末用に本屋さんを物色していてなんとなく手に取った一冊。
一人称の文章がちょっと独特なテンポなのと、ポオはきちんと読んだことがないこともあり、
最初馴染むのにちょっと時間がかかりましたが、読み終わってみるとそのテンポが癖になる感じ?
人物設定は凝っている割に私的にはあまり心惹かれる感じではないいのですが、
謎を解きつつ謎を残す読後感が面白かったです。
一気に揃えようという感じではありませんが、時間のあるときに他の本も読んでみようかな、と思いました。
・松井今朝子さん「星と輝き花と咲き」
:明治時代の娘義太夫のスター、竹本綾之介の半生を描いた物語。
帯に「日本初のアイドル小説」とありましたが、まさにそんな感じ。
義太夫を語るという天与の才を持ち、周りの大人の後押しを得てスターダムにのし上がった一人の少女が、
華やかなだけではない世界の中で、
自分を知り、周囲を知り、語る喜びを生きる喜びに昇華させていく・・・そんな感じ?
松井さんの文章の切れが、綾之介だけでなく周囲の人々やその当時の東京という街を鮮やかに描き出していて、
一気に読んでしまいました。
・菅浩江さん「誰に見しょして」
:菅さんの本、久々に読みましたが、面白かったー!
美容と医療を融合させたコスメディックを提唱する<ビッキー>という企業を軸に、
<ビッキー>が次々と繰り出す"新製品"に関わる様々な人たちを描いています。
その新製品がまた、その内にほんとに出てきそうなリアリティ!
素肌を美しくしたいという願望から、人工皮膚という"素肌"で宇宙に出て行くというラストまで、
ありえないと思いつつも、<ビッキー>の戦略に見事にひきつけられる自分がいました。
物語は神代の日本ともリンクしていて、"装う"ということが"生きる"ということと密接に繋がっていること、
皮膚という外界との境がいかに強く、そして曖昧であるかを描き出していました。
遺伝子操作についてのくだりは、もっとつっこんだ内容を読んでみたかったかな。
・小玉ユキさん「月影ベイベ」
:仕事納めの日に本屋さんに寄ったところ、「このマンガがすごい!2014」の受賞作を平積みしてまして。
その中でちょっと目に付いたので手にとってみました。
おわらはTV番組の特集で見たことがあるくらいなのですが、
なるほど、こんなにも地域に密着したものなのか、となんだかびっくりしてしまいました。
"踊る"ということの登場人物それぞれにとっての意味とか、とても興味深かったです。
2巻はとてもいいところで終わっているので、続きが楽しみ!
あ、そういえばオトコ編10位に入っている市川春子さんの「宝石の国」。
某レディオ(笑)で某司書さんが薦めていたのをきっかけに読んでみたのですが、
作りこまれた世界観の厚みと美しさに圧倒されました。
オンナ編1位の「さよならソルシエ」共々お薦めです!
うーん、今年はあんまり読めなかったなあ。
年末年始用に用意した本が、まだ5冊くらい残っているので、
これからゆっくり読んでいこうと思います。
でもって、いきなりですが、私の今年のテーマ!(お友達がブログで書かれていて、素敵だな、と思ってv)
「対話」
にしようと思います。
お休み中、新人の頃にお仕事で関わったかたと13年ぶりにお会いしてお話をしたり、
(あんなに小さかった(文字通り!)赤ちゃんがもう中学生!!)
隣の席の同僚とプチ新年会をして仕事に関してかなり深い部分まで意見交換したりして、
なんだか改めて"話す"ということの重要さを実感した感じです。
基本人見知りで、自分の意見をダイレクトに相手に伝えたり主張することはなるべくしないようにしている私ですが、
(観劇に対しては別かも・・・)
やっぱり話さないと伝わらないし深まらないし繋がることはできないんだなあ、と。
というわけで、今年はたくさんの人と「対話」していきたいな、と思います。
さて、吉とでるか凶とでるか・・・?(笑)
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