GW突入!

新年度の忙しさに追われていたら、いつの間にかもうGWですねー。
今年は飛び石に加え、お休みの半分はお仕事、1/4は観劇。
で、残り1/4の半分(笑)が今日でした。
久々に実家に帰って、例年通りいろいろ収穫して、
持ち帰った収穫物をやっと整理し終わったところです。

今日の収穫はいろいろありましたが、一番は父に「獣の奏者」を渡してきたことかな。
気に入ってもらえたら、今度は守り人シリーズを一気に押し付けようと思います(笑)。

というわけで(?)、久々に本の話題。
2月は雪に負けて家から出られなかったり、3月はインフルエンザで出勤停止になったりしたので、
溜めてた本をいくらか消化することができました。
その中から印象的だったものをいくつか。


・「アルケミスト」 パウロ・コエーリョ
  :以前からちょっと気になっていたのですが、なぜか本屋さんで平積みになっていたので、
   やっと手に取ってみました。
   この物語に描かれている概念や理論や世界の全てを受け入れられるわけではないけれど、
   なるほど、不思議に心を旅させる物語だなあ、と思いました。
   そして、当然の帰結でハガレンが読みたくなり、
   このあとラスト10冊を一気読みしたという(笑)。

・「風の谷のナウシカ」 宮崎駿
  :映画は何度も観ましたが、実は原作を読んだことがなくて、
   今回お友達にお借りしました。
   映画で見覚えのあるシーンが、原作では全然違う意味合いのエピソードだったりしてびっくり!
   映画の予定調和的な終わり方も好きですが、
   原作のある意味破滅的で容赦のない世界観に、なぜかとても心惹かれました。

・「誕生日を知らない女の子」 黒川祥子
  :めずらしくドキュメンタリーを手にしてみました。
   冒頭に描かれた事件のことが書かれているのかと思ったのですが、
   それは導入にすぎなくて、思っていたのと違う方向に進んで行ってちょっと戸惑いましたが、
   いろいろ考えさせられる本でした。
   ちょうどこの本を読み終わったころに「明日、ママがいない」の放送が始まったのですが、
   あのドラマが起こした波紋の大きさにはびっくりしました。
   確かに、実際の現場に関わっている人たちには看過できないものがあるんだろうな、と思いつつ、
   でも、これはフィクションだし、"知る"きっかけ、"想像する"きっかけ、
   そして、"理解する"きっかけにしかならないんじゃないかな、とも思った。
   まあ、いろいろあざといドラマではありましたけどね(笑)。

・北斗学園七不思議
 「王国は星空の下」「闇の聖杯、光の剣」 篠田真由美
  :建築探偵シリーズの最終巻で挫折して以来、ものすごく久々に篠田さんの本を読みました。
   この方の独特のこだわりというか美的感覚の上に作られた物語って、
   感覚的にすごく惹かれる部分と、つっこみたくて仕方なくなる部分が混在していて、
   読んでいて混乱することも多いのですが、このシリーズもそうかな。
   とりあえず、シリーズ最終巻まで発行してくれるといいな、と思います。

・「碧空の果てに」 濱野京子
  :観劇前に寄った本屋さんでなんとなく気になって手に取ったのですが・・・めちゃくちゃ面白かった!
   普通の娘とは異なった力(文字通り)を持った姫が、
   父王から否定されたその力を含めた丸ごとの自分が生きる場所を探して出奔し、
   そして、とある国の首相に男装して従者として仕える、という物語。
   主人公のメイリンの等身大の在り方も良かったですが、
   メイリンと彼女が仕えるターリの関係が変わっていくさまが本当に繊細に描かれていて、
   でもって、ストイックな文章なのに鮮やかさというか艶っぽさも感じられて、
   少女の成長物語としても、恋愛小説としても、国と国の関係を描いた壮大なファンタジーとしても、
   とても読みごたえがありました。
   シリーズであと2冊出ているらしいですが、できれば文庫でそろえたいなー。
   ・・・我慢できずにソフトカバーでそろえちゃうかもですが(笑)。

・「チキタ・GUGU」 TONO
  :前からすごい気になっていた漫画なのですが、新装版になったので買ってみました。
   TONOさんの本は「コーラル」だけ読んだことがあって、
   その可愛らしさとグロテスクさが融合した世界観にかなり魅せられていたのですが、
   この作品はそれらの要素がさらに強烈で、結構読むのに気合がいりました。
   人喰いの妖が食べると死んでしまう「不味い人間」。
   でも、この人間を100年飼育すると、何よりも美味になる。
   そんな法則が成り立っているらしいとある世界で、
   家族を殺した人喰いの妖と暮らす少年の物語・・・導入的にはこういう話。
   なのですが、描かれるのは人と妖の一筋縄ではいかない攻防だったり、
   人の汚さや冷酷さや貪欲さや罪であったり、妖の葛藤や哀しみであったり。
   で、その上で築かれていく関係性の果ての、この物語としての答えを、
   とても明確に残酷に描いていました。
   うん、好きだわ、この話。
   「コーラル」の続きも早く出ないかなー。

・「さらい屋五葉」全8巻 オノ・ナツメ
  :ずいぶん前にお友達から進めていただいたシリーズ。
   主人公のしなやかさをはじめとして、登場人物の足場がきちんと描かれているので
   すごく説得力があるなあ、と思いました。
   それから、"余韻"の描かれ方がものすごく魅力的。
   それは、時間の余韻であり、空間の余韻であり、人間関係の余韻であり、記憶の余韻であり―――
   この方の他の本も読んでみたいなあ、と思いました。

・「宇宙兄弟」1~5巻 小山宙哉
  :こちらも前から読んでみたかった本なのですが、かなり沢山出ているのでちょっと躊躇してまして(笑)。
   (主に置き場所の問題で・・・)   
   この間放映された映画が面白かったのと、
   kindleを購入したのをきっかけに、読み始めたみました。
   いやもうこれは文句なしに面白いよね!って、今更ですみません(笑)。
   続きも読みたい気持ちを、今必死に抑えています。
   というか、kindleって危険!
   本だとこんなに買っちゃった!(汗)というのが目に見える形でわかるのですが、
   kindleだと実感がわかないので、すごい散財しちゃいそう(笑)。
   で、「宇宙兄弟」。
   映画を先に見ていたので、脳内では見事に映画の役者さんに変換されてたわけですが、
   小栗くんも井上くんもすごい似合ってたなあ、と思います。
   読み終わったタイミングでもう1回観たくなったけど、録画消しちゃった(涙)。
   とりあえず、5月になったら続きを少しずつ(ここ大事!)買ってみようと思います。
   そして、やっぱり「第六大陸」が読み直したくなっちゃったなあ。

・「人質の朗読会」 小川洋子
  :不思議な表紙に惹かれて購入したのですが・・・これ、かなり衝撃的。
   とある国のゲリラ組織にとらわれ人質となった日本人観光客たちが、
   長引く人質生活の中で始めた朗読会。
   朗読されるのは、その人の思い出の一つ。
   その物語を聞くのは、人質となった彼ら、日本語のわからないゲリラ組織の見張り役。
   そして、密かに仕掛けられた盗聴器の向こうで耳を澄ます特殊部隊員―――
   その異常な状況下で語られる思い出の物語は、
   彼らの生きてきた人生のほんの一場面であり、
   彼らが心の奥底に息づかせてきた秘密であり、
   彼らの人生を彩ったささやかな不思議であり、
   "今の彼ら"に続く道筋の一つだった。
   そのささやかな物語の最後に記された、事務的な彼らの情報。
   でも、その情報を読む前に、私の中には"彼ら"一人一人の姿が鮮やかに思い浮かんでいました。
   そして、読み終わった後に不意に思い至るのです。
   この物語を語った"彼ら"は、誰一人助からなかったのだ、と。
   もちろんこれはフィクションなのだけど、
   そう思い至った瞬間に湧きあがった感情の激しさは、自分でもちょっと驚くくらいでした。
   そして、思うのです。
   自分だったら、どんな思い出を語るのだろう、と。

・「サクラサク」 辻村深月
  :辻村さんが中学生向けの雑誌に連載していた物語、とのこと。
   なるほど、読んでみると確かにそんな感じ。
   でも、物足りなさとかはなくて、むしろ懐かしい印象がありました。
   最後の物語で、それまでの物語に出てきた人たちの"その後"が不意に描かれていて、
   繋がっていく時間と思いに、ちょっと泣きそうになってしまいました。
   この本の前に読んだ「本日は大安なり」でもそういう部分があったなあ。
   こういう物語同士の繋がりって、わからなくても楽しめるのだけど、
   わかると、昔の友達に出会ったみたいな気持ちになるので、個人的には結構好きだったりします。

・「青空の卵」「仔羊の巣」「動物園の鳥」 坂木司
  :以前読んだ「和菓子のアン」がとても面白かったので手に取ってみたシリーズ。
   過去のトラウマからひきこもりに近い生活を送っている鳥井真一と、
   彼が唯一心を許す友人・坂木司が巻き込まれる日常の小さな謎を解き明かしていく、という物語。
   いやー、ここまで読んでてイライラする主人公っていうのも珍しいなあ、と(え)。
   1冊目を読み終わったときに、この二人が、というか坂木が、
   この後どういう選択をしていくのかが気になって、残り2冊も買っちゃいました(笑)。
   ネットの書評とかでBLっぽいと書かれてましたが、
   私的にはBLというよりも、成長することを忌み互いに縋り合う大人になれない男二人の物語だな、
   と思いました。
   片方は、相手に依存していることを理解して、でもそれが必要だと自覚していて、
   片方は、相手を依存させているつもりで相手に依存していることを、わかっていて受け入れてない。
   その関係の歪さというか不安定さは、なんともほっとけない感じに繋がっていて。
   3冊かけて、彼らの関係は見た目は同じでも根本は違う形になっていくんだけれど・・・
   とりあえず、読んでいる間は二人に関わる他の人たちのスタンスだった気がします。
   そういう読み方ができる推理小説も珍しいかな(笑)。


とりあえず、ぱっと思いついたものを書いてみました。
他にもいろいろ読んでいるのですが、それはまた別の機会に。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック