その煌めきを信じて

15年前、私は何をしていただろう。
仕事上の進路の分岐点に立って、車の中で一人泣いてた頃かもしれない。
あの頃に、彼の歌を知っていたら。
今日のように、涙でぼやけた視界で、それでも夜空に星を探すように、顔を上げていたかもしれない。


中川晃教 15th Anniversary Live 「I SING~Crystal~」

2016.9.18 国際フォーラム ホールC 1回12列20番台

出演:中川晃教、鈴木英俊(G)、渡辺等(B)、江口信夫(Dr)、大坪正(Key)

《セットリスト》

♪ カンランセキ
♪ 止まらない一秒
♪ TO BE IS TO DO

メドレー
♪ 善も悪もピースフル革命
♪ We Will Let You Go
♪ BRAND
♪ マタドール
♪ Catch Fire
♪ Stay
♪ LISTEN
♪ KING&QUEEN
♪ 焦らずに進めばいい
♪ White Shiny Street

♪ 春
♪ フタツ、ヒトツ Futa-tu,-Hito-tu
♪ I WILL GET YOUR KISS
♪ I Have Nothing
♪ そして、僕は魚になる
♪ JUST CALL MY NAME
♪ WHAT ARE YOU AFRAID OF
♪ 音楽が消えることないDANCE FLOOR
♪ China Girl
♪ ユーアーザスーパースター

en.
♪ Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)
♪ Greatest Love of All
♪ Miracle of Love


というわけで、アッキーの15周年記念子ライブに行ってきました。
ソワレの観劇を入れちゃってたので、間に合わないかなー、と思ったのですが、
何とか開場直後くらいに会場に。
ところが!
辿り着いてみたらもの凄い人で(^^;)
どこに並べばいいのかもわからなくて、中に入るにも一苦労。
何とか入って、グッズの列に並ぼうとしたら「開演に間に合わないかもしれないのでご了承ください」と。
いやいや、それ、ご了承できないって!
終演後にも販売されることを確認したうえで、並ぶのは諦めて席に行ったのですが、
なんだかんだで座ったのは開演予定の2分前でした。
これは押すなー、と思っていたら、
アッキーがテンション高く前説?お客様へのお願い?を長々と語ってくれて、
それはそれで非常に楽しく聞かせていただきましたv
「どの日」の答えは出たんだろうか・・・?(笑)

ホールCでのコンサートは2回目なわけですが、1回目の入場や物販もこんな感じだったのかなー。
1500人というキャパを埋めたわけですから、こうなることは予想できたのではないかと。
グッズは事前通販するとか、ブースを増やすとか、
並んでいる間にTシャツの見本とか見せて注文しやすくするとか、
せめて開場を1時間前にするとか、何らかの対応は今後必要なんじゃないかな、と思います。
まあ、この規模でコンサートをするのはそんなに多くはないと思うので、難しいのかもですが・・・
でも、ライブが素晴らしかっただけに、前後のストレスがほんとにもったいなかったなあ、と思います。


なーんて、最初にいきなり苦言を書いちゃいましたが、ほんとにライブは素晴らしかったです!

冒頭、暗いステージの上、影を纏いながら歌う♪カンランセキ。
ぱっと明るくなったステージの上、全開の笑顔で高らかに歌われる♪止まらない一秒。
そして、♪TO BE IS TO DO の、語りかけるような、
優しく、強い歌声に冒頭から泣かされてしまったのでした。

この日のアッキーは、ピンクの迷彩柄(?)っぽい上下に黒のインナー。
途中ジャケットを脱いだら、インナーの袖に同じ布の縁取りがあったのがお洒落な感じでしたv
そして今日はちゃんと靴を履いていた(笑)。
冒頭3曲ですっかり魅了されていたので、その後のMCの相変わらずな奔放さには、
苦笑いするような、ほっとするような(^^;)
Crystal というタイトルは、水晶婚から、とのこと。
それに込めた彼の想いも、わかった・・・と思う、多分(笑)。

今回は選曲するのがほんとに大変で、とアッキー。
ここからはノンストップで行きます!と始まったメドレーは、まさに止まらない勢い!
ダンサンブルなナンバーが多くて、繋ぎもスムーズで、途中でスタンディングも。
私はリズムをとりつつしばらく座っていたんですが、終盤で我慢できず立ち上がっちゃいました。
ヒールでなければ飛び跳ねてたな・・・(出張帰りでした(^^;))
久々に聴く曲もあって、懐かしい気持になったり、
この曲はこんな雰囲気だったっけ?と新鮮な気持ちになったり。
♪KING & QUEEN のパイプオルガンみたいなキーボードが凄く素敵でした。
♪White Shiny Street はやっぱり凄く楽しいなあv

確か、このメドレーのところで、何枚ものロールブラインドのような縦長の布が降りてきました。
場面場面で高さを変える布には、マーブルのような模様が描かれていて、
照明の当たり具合でいろんな表情を見せてくれたのが面白かった。
照明も、青系が基調だったように思うのですが、曲ごとにとってもカラフルで。
客席や、ホールの壁に照らされる照明もあって、思わずきょろきょろしちゃいました。
客席が明るくなるのも何回かあったけど、曲の雰囲気やタイミングに凄く合っていて、
アッキーとの距離感をぐっと縮める瞬間もあったりで、
細やかに設定されてるんだなあ、となんだか感動してしまいました。

このまま最後までノンストップなのか?!と思っていたけど、もちろんそんなことはなく(笑)。
ここでクールダウンのMC・・・なわけですが、
アッキーのぶっちゃけ話に、笑っていいのか心配したらいいのか非常に複雑な気持ちになりました。
こういう記念ライブで、自分のことが嫌になる瞬間とか聞かされるとは思ってなかった(^^;)
彼の場合、某Voくんのように8割出まかせではないだろうし、
何より、そういう状況とか気持ちの動きが、凄く納得できちゃうところがまた(笑)。
嫌になる瞬間の一つが、ピアノに向き合う時、というのも。
この前のライブでも感じたことなのだけど、アッキーにとってピアノってやっぱり特別なんだろうなあ。
一人で飲むお酒も美味しいと思うけど、とりあえず高層マンションに住むのはよそうね!
二階くらいからなら、飛び降りても無事・・・な可能性が高いから(え)。

次の曲は♪春 。
大震災の後にできた曲。
この前の弾き語りとはまた違った雰囲気。
で、その後の2曲は、多分アッキーのピアノ付きだった・・・かと。
♪I WILL GET YOUR KISS は、最近聴くたびに印象が変わる気がします。

確かこの辺の曲だったと思うのだけれど(違ったらすみません!)、
少しずつバンドの音が重なって厚みを増していくのに引き込まれました。
この日のバンドメンバーは、多分彼の凄く信頼できる人たちなんだろうなあ。
自分よりずっと年上の人たち(だよね?)と、互いに信頼し合って音を作っていくのって、
たぶん一人での音楽とは違った安心感とか葛藤があると思う。
この日は上手側だったので、ベースとドラムが正面だったのですが、
どちらもほんとうに見ごたえあり!なプレイスタイルでv
ちょっと目を奪われてしまう瞬間も何度か(ごめんアッキー(笑))。
バスドラの音がほんとに気持ちよくて・・・なんというか、凄く安心感のあるリズム隊でしたv

高校生の頃に書いて、やっ「decade」に収録できた、という♪I have nothing 。
初めて聴いたときは、こんな曲を高校生の時に書くなんて、なんて早熟な!と思ったのですが、
生で聴いてみたら、見事に思春期全開な雰囲気で、なんだか微笑ましくなってしまいました(笑)。
精一杯背伸びしていた少年が思い描いた世界が、今やっと現実に追い付いた感じなのかなー。
この曲が、今世に出るのは、そういうタイミングだったんだろうな、と思います。

♪そして、僕は魚になる は、ここで立つのかな、とか、
コール&レスポンスあるのかな、とか身構えてたのですが、
思いがけず静かにしっとり聞かせる雰囲気。
すちゃっとコーラスマイクをセットする鈴木さんと大坪さんが素敵でしたv

2階席3階席にも声を掛けるMCの後の♪WHAT ARE YOU AFRAID OF は、
待ってました!という感じでスタンディング。
1階席からでは見えなかったけど、2階も3階もいっぱいだったのかなー。
ステージからアッキーが見た景色、どんなだったんだろう。
♪CHINA GIRL の照明が凄く綺麗だった記憶があるのだけど、
この辺り、テンション上がっててちょっと記憶が曖昧(^^;)

そして、最後の曲。
♪ユーアーザスーパースター 。
この曲も久々に聴いたけど、なんだろう・・・“スーパースター”という言葉に込められた、
アッキーのいろんな想いが静かに、でも確かな圧力を持って届いてくるような気がしました。
それは、私たちファンに向ける言葉でもあり、自分自身にも向ける言葉でもあって。
“スーパースター”は、私たち一人一人のことでもあり、私たちにとってのアッキーでもある。
それは、力を与えてくれる存在でもあり、力を与える存在でもある。
うん、そういう関係性、いいね。


本編が終わっても、アンコールの拍手は鳴りやまず。
ちょっと長いかな?と思ったところで、バンドメンバーがステージへ。
♪Can't Take My Eyes Off You の前奏が流れて客席が沸いてもアッキーの姿はなく・・・
と思ったら、今回もやっぱり客席から登場!
下手通路、中通路、上手通路と、むらなく回ってくださいましたv
今回通路側の席だったので、傍を駆け抜けてくれるかなー、くらいに楽しみにしていたのですが、
真横ではないもののすぐ近くでかなり長い間歌ってくれて、ちょっとテンション振り切れました(笑)。
いやだって、この距離でアッキーの歌声を聴くことってふつうあり得ないし!
ご覧になっていた辰巳さんと肩を組むようにして歌うのも微笑ましくv
アッキー本人も、客席も凄い良い笑顔に溢れてて、
演奏も、歌声も、手拍子も弾けるような明るさを纏っていて・・・なんだか夢みたいな時間だったなあ。
私自身も満面の笑みだったようで・・・年甲斐もなくお恥ずかしい(-_-)
いやでも楽しかったからいいか!(笑)

アンコールの2曲目は、ホイットニー・ヒューストンの♪Greatest Love of All 。
聴いたことはあっても、歌詞までは知らなかったのですが、「I believe」という言葉が耳に残りました。
多分、アッキーがこの曲に触れたのは、少年のころで。
柔らかで未成熟な彼の心に、この曲がどんな影響を与えたのか、
この曲が、彼の中の何を形作ったのか、それは私にはわからない。
でも、丁寧にピアノを奏でながら、まるで自分の中から溢れるように歌うアッキーを見て、
その深く強い歌声を聴いて、この出会いの奇跡に感謝したくなった。

最後の曲の前に、「奇跡」という言葉をアッキーは言いました。
全ての出会いが、全ての瞬間が、奇跡。

アッキーの歌声を聴くと、俯いている顔を上げたくなります。
無理やりではなくて、頑張っているわけでもなくて、自然に導かれるように顔を上げたくなる。
上げた視線のその先も、まだ暗い闇があるのかもしれない。
でも、その中には必ず、水晶のように煌めく何かがあるはず。
そう信じさせてくれるアッキーにも、彼の煌めきが見えていますように。

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