25,000分の1の幸福 25,000乗の祝福

初めて行った彼らのライブは、大阪でのライブでした。
あれから6年。
同じ大阪の、けれど今度は広い広い空の下の、広い広い空間で、
彼らの記念日をお祝いしてきました。



UNISON SQUARE GARDEN 
「プログラム15th」

2019.7.27 舞洲スポーツアイランド 太陽の広場

≪セットリスト≫
♪ お人好しカメレオン
♪ シャンデリア・ワルツ
♪ 君の瞳に恋してない
♪ 流星のスコール
♪ instant EGOIST
♪ リニアブルーを聴きながら
♪ Invisible Sensation
♪ 8月、昼中の流れ星と飛行機雲
♪ オトノバ中間試験
♪ カウンターアイデンティティ
♪ Catch up, latency
♪ プログラムcontinued(15th style)
♪ 黄昏インザスパイ
♪ 春が来てぼくら
♪ 水と雨について
♪ harmonized finale
♪ cody beats
♪ 10% roll, 10% romance
♪ 天国と地獄
♪ fake town baby
♪ 徹頭徹尾夜な夜なドライブ
♪ シュガーソングとビターステップ
♪ さわれない歌
♪ 桜のあと(all quartets lead to the?)
♪ オリオンをなぞる
♪ センチメンタルピリオド


というわけで、無事にユニゾンの15周年を祝ってまいりました!
いやー、ユニゾンのライブは1年以上ぶりだし、
というか、野外ライブがそもそも初めてだし、
しかも、台風来てるし!!
と、結構いろんな意味でドキドキしつつ不安もあったりだったのですが、
終わってみたら例の如く、本当に心底楽しくて嬉しくて幸せな時間を過ごさせていただきました。

最寄駅からシャトルバスで移動して、待機列から会場まで海沿いの道を歩いて、
(海なし県生まれなのでこの時点でテンションアップ!(笑))
サーカスみたいな可愛いゲートを抜けて―――広い広い空間のその先に、
二つの大きなモニターを左右に従えた特設ステージがありました。
結構早めに会場入りして、ブロックの後方の手すり際に陣取って。
その時にはガラガラだった広い広い空間が、どんどんどんどん人で埋まっていって。
まだ雨の気配を残した風がその間を吹き抜けて行って。
青空を隠した雲の下、まだ明るい時間に流れ始めたいつものSEはなんだか不思議な感覚で。
黒を基調としたステージを満たす蒼光の中、出てきた彼らに向かう歓声は、
そんな空に拡散していくみたいにどこか頼りなくて―――
そして始まった1曲目に、いきなり泣かされてしまったのでした(笑)。

♪お人好しカメレオン という曲は、実は私の中では結構特別な曲なんですね。
なんというか、私にとっての“UNISON SQUARE GARDEN”そのものな曲なんだと思う。
いつかライブで聴きたいと願う気持ちと、リアルな音で聴くのが怖いという気持ちがあって。
だから、ここで、このライブの1曲目にこの曲が来たことにもの凄くびっくりして、
めちゃくちゃ動揺して―――ちょっとどうしていいかわからなくなりました。
リアルな音で聴いたこの曲は、やっぱりとても素敵な曲で。
頑なで臆病で、だからこそ優しくて強い―――彼ら自身の曲で。
それが本当に泣きたくなるくらい嬉しかった。

そんなこんなで、1曲目でいきなりいっぱいいっぱいになっちゃたので、
実は記憶が凄い曖昧だったりします。
曲が始まるたびに喜んで、モニターに映る彼らの姿に目を奪われて、
彼らが見ている空間に手を伸ばして、遠くに見える田淵さんの姿を見つめて・・・
そうなんですよ、田淵さんの方向が背のあまり高くない人ばかりで、
なぜか田淵さんだけ肉眼で見えたという。
まあ、マイクスタンドのところにいてくれればなんですけどね(笑)。

そんな曖昧な記憶の中でも素敵なシーンはたくさんあったなあ。
♪instant EGOIST の黄色い照明とか、田淵さんの奇声(?)にめっちゃ良い笑顔だった斎藤さんとか、
♪リニアブルーを聴きながら の時、少しだけ西日が射して、
淡い光が前の男の子の背中を茜色に染めて、そこに自分の手の影が映ってたこととか。
思わず見上げた空はまだ厚い雲に覆われていたけど、だからこそ光を讃えてるように見えて、
それがこの曲のMVみたいだなあ、と思ったりとか。
実は、彼らのMVの中ではリニアブルーが一番好きなので、
ここから♪Invisible Sensationの流れにまたこっそり泣かされたりしてました(^^;)

♪8月、昼中の流れ星と飛行機雲 は、斎藤さんの声がふんわりと空間に広がるみたいでした。
で、このまま静かなパートかなあ、と思ったら、いきなりのセッション!
セッションからオトノバの流れもめっちゃかっこよかった!!
♪カウンターアイデンティティ は、低音の響きが凄くて、
持ってたペットボトルの水が振動で揺れる感じにちょっとびっくりしました。
音が拡散するからそんなに耳に負担は来てなかったけど、
この広い空間を埋めるんだもん、それだけ大きな音だってことだよね(^^;)
♪Catch up, latency も生で聴きたかった曲なので、わーい!と思っていたら、
次にさらっと♪プログラムcontinues(15th style) が来て、ちょっと一瞬乗り損ねました(笑)。
「祝ってくれないかな」の歌詞の時に、観客が一斉にお祝いするみたいに歓声を上げたのに、
一緒に拍手をしながらほんとに幸せだなあ、としみじみと思ってしまいました。

一体感とかいうとまたいろいろあるのかもしれないけど、
あの日のあの場所は、誰もが本当にただただ臆面もなく彼らをお祝いするために集まった場所で、
彼らも臆面もなくお祝いされる覚悟であの場所に立ってくれてたんだと思う。
そのことが、なんだかとても嬉しかったり。

そんな風に思っていたから余計なのかもですが、♪黄昏インザスパイ で、
斎藤さんがちょっと厳しめな表情をしていたのが、不思議に印象に残りました。
逆に、思いがけないところでの凄い優しい笑顔にちょっと動揺した曲があったんだけど、
何だったかな・・・ああ、自分の記憶力が情けない(^^;)

♪春が来てぼくら の後にMCが入りました。・・・彼らの黒歴史?
というか、若い頃の田淵さんと鈴木さんのやらかしか(笑)。
今は観客を煽らないけど昔は煽っていて、
その時の田淵さんの煽り言葉がいくつか披露されたんですが・・・
うん、若いっていいよね!
田淵さんはそんなことあったかなー的な素振りでしたが、
どこまでが息をするような斎藤さんの嘘なのかちょっと興味があります(笑)。
ライブハウスに備え付けのドラムセットに飛び込んで壊してしまった鈴木さんの言葉も、
逆切れというよりもちっちゃい子の言い訳みたいで、個人的にちょっと微笑ましかったです。
って、あれ? 斎藤さんの黒歴史は話してたっけ?
で、その頃やっていた曲を、ということで♪水と雨について 。
この曲もライブで聴いてみたかったので、思わず歓声上げちゃいましたv
CDで聴いたときよりも音の厚みが違ってたように思うのだけど、音響の関係かな?
映像になった時に(なるよね?)じっくり聴き比べてみたいです。
というかこの曲、まさにこの日にぴったりな曲だったように思います。
まあ、まだ8月までは数日あったけど。

たぶん、このあたりでだいぶ陽が陰ってきてたんじゃないかな、と思う。
♪harmonized finale の白い照明とその周りの暗さでそれに気づいたというか。
♪cody beats も個人的に空に向かう曲だと思っているので、その時に空を見上げたからもあるかも。
あと、ドラムソロの月! 
あれはなんのサブリミナル?と思ったんですが、満ちていく月を15周年にかけたんでしょうか?
何事?と思いましたが、ドラムソロはめちゃくちゃメロディアスでかっこよかったですv
モニターがあると、細かな動きも見えるからテンション上がりますねー。
途中でマリンバっぽい音が入って、一瞬斎藤さんが弾いてるのかと思って、
なんてハイスペック!って思ったんですが(斎藤さんは見えてなかったので(笑))、
ヘッドフォンしてたし、そもそもステージ上にマリンバはなかった気がするから録音かな?
マリンバも打楽器だから、鈴木さんが弾いて録音してたりするのかなー、とか、
いろいろ想像して楽しくなっちゃいましたv
そして、最後の方でおもむろに後ろを向いた鈴木さんの衣裳の背中に、
今回のライブのロゴの総刺繍が!! 
めっちゃきれいでした。というか鈴木さん、相変わらずおしゃれv

で、ドラムソロからあとは怒涛でしたねー。
♪天国と地獄 の赤と緑と白の照明が、凄い鮮やかだったし、
♪fake town baby だったと思うのだけれど、色とりどりだった照明が、
一瞬で生成りっぽい色になって彼らが逆光になるのとか、
一気に世界が塗り替えられる感じで、その鮮烈さにちょっと息を呑みました。
夜な夜なは合唱が凄かったなあ。
これ以降はほんとに観客の歌声とかクラップとかが最高潮な感じでした。
斎藤さんの歌声が聞こえない瞬間もあったけど、
でもそれが全然嫌な感じじゃなくて、とにかく自然発生的な盛り上がりだったのに、
なんだか圧倒されて、でも不思議な安心感があった。
というか、空が暗くなると、なんというか包みこまれているような感覚になるんですね。
いや、個人の感覚なのかもですが、
明るいうちって音が空に拡散していくような感覚だったのですが、
暗くなったと気づいた途端、拡散していた音や気持ちが、
ステージに向けて収束していくような感覚になりました。
物理的には全然変わっていないはずなのに、夜空がドームみたいに感じた。
夜の帳、って言葉がちょっと浮かびました。
これが星空だったらまたちょっと違ったのかなあ。

シュガビタの後、最後のMC。
斎藤さんはスタッフをはじめとした関わってくれた人たちへの感謝と決意表明、かな。
ファンを大切にするための一つだけの方法―――自分のために音楽を続けること。
凄く真摯で信頼できる言葉はそうないんじゃないかな、と思った。

鈴木さんは、前日のツイートがバズったという軽い話題から始まったと思ったら、
(でも、あのツイートがあったから、どこか安心してライブに向かえた気がします。感謝!)
そこまでぶっちゃけていいのか、というディープな内容でした(^^;)
ドラムに対する認識も、自分自身に対する認識も、二人に対する認識も、
周りが「そんなことないよ」って言うのは簡単で。
でも、もしその言葉を言う人がいたとしても、
その言葉は鈴木さんにとっては限りなく遠く、不必要なものだったのではないかと思う。
拗れちゃってる面倒くささがあって、
そういう葛藤とか、怒りとか、悲嘆とか、諦念とか―――マイナスの感情があって、
でも、その上でドラムにも、自分自身にも、二人にも、
ぶつかって、織り合って、向き合ってきた鈴木さんだから、
今の誇らしさがあるんだろうなあ。
凄いなあ、鈴木さん!

で、田淵さん。
会場を見渡して、何度も口を拓こうとして躊躇って。
こみ上げる感情を、涙を呑みこむように口を引き結んで。
その果てに彼が発した言葉―――「UNISON SQUARE GARDENっちゅうのはすげえバンドだな!」という言葉は、
多分、どんな言葉よりも強く深く広い賛辞で。
それから、観客に向けられた「今日は良く来た!」という言葉は、
多分、シンプルで直接的な感謝で。
彼が、この1年に、このライブに、どんな感情を持っているのか。
いろんなインタビューで語られる言葉は真実ではないとは言わないけれど、
どこか自分自身に言い聞かせるような、納得させるような、そんな頑是なさがあったように思う。
それはもちろん私個人の思い込みなのだと思うけれど。
でも、この日の言葉には、それまで読んだどんな長い言葉よりも、気持ちの深いところに届く響きがあった。
彼に、あの言葉を発させるだけの何かがあの会場に満ちていたのだとしたら、
あの会場にいた25000分の1として、こんなに幸せなことはない。
涙目な田淵さんのあの笑顔を見ながら、ちょっと一緒に感極まってしまいました。

その後の4曲は、なんだかご褒美みたいだな、と思った。
♪さわれない歌 の変わらないスタンスが愛しくて。
♪桜のあと の軽やかさが心強くて。
♪オリオンをなぞる の距離感が嬉しくて。
♪センチメンタルピリオド の「バイバイ!」が次への約束のようで。
モニターに映る彼らの、交わされる視線の確かさと子どもみたいにはしゃいだ笑顔。
彼らが嬉しそうで、楽しそうで、幸せそうで、本当に本当に良かった!

3人が去った空っぽのステージの後ろから上がった花火。
花火と一緒に映し出された数字に気づいて、
みんなが一緒にカウントアップしていくあの高揚感。
うん。
最高に幸せな時間でした。

あの場所では声に出して言えなかったけれど。

ユニゾンの記念日を、一緒に祝うチャンスをくれてありがとう。
こんなにも幸せな時間を、一緒に過ごさせてくれてありがとう。
あなたたちの音楽と、出会わせてくれてありがとう。

15周年、おめでとう!

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