ご無沙汰してます・・・

先月末の観劇な夏休みが仕事で流れてから3週間。
やっと仕事の方も少し落ち着いて遠出しても大丈夫そうになったので、
1ヶ月ぶりの観劇に行ってきました。
いろいろ思うところはありますが、やっぱり観劇は心の栄養だなー。
今月後半は出張がらみの観劇や、今度こそ!な夏休みがあって、
観劇記録も怒涛になりそうなので、
リハビリを兼ねてさらっと観劇記録、行ってみよと思います。


ミュージカル「アルスラーン戦記」

2019.9.16 マチネ シアター1010 1階8列10番台

出演:木津つばさ、加藤将、斉藤秀翼、熊谷魁人、山田ジェームズ武、
   立道梨緒奈、岩戸千晴、村田洋二郎、内堀克利、滝川広大、
   佐久間祐人、伊万里有、平山トオル、菅原健志、甲斐祐次、
   白崎誠也、杉浦勇一、松村凌太郎、SOH、佐織迅、門田奈菜、山﨑紫生


時はパルス歴320年。
隣国ルシタニアの侵攻を迎え撃つべく出陣した、アンドラゴラス王率いるパルス軍。
そこには14歳の王太子アルスラーン(木津つばさ)の姿もありました。
地の利、そして兵数でも勝るはずのパルス軍は、ルシタニア軍の策に嵌り退廃を喫します。
戦場で独りはぐれたアルスラーンの前に現れた忠臣であるはすのカーラーン(内堀克利)は、
ルシタニアの兵と共にあり、アルスラーンの命を奪おうと剣を振り上げます。
「あなたは何も悪くないが、ここで死んでいただこう」
すんでのところで騎士ダリューン(加藤将)に救われたアルスラーンは、
彼の既知である智将であり隠遁者であり宮廷画家を夢見るナルサス(斉藤秀翼)の下に身を寄せます。
パルス軍の敗北、王都陥落、そして父王の行方不明と自身が捜索されていることを知ったアルスラーンは、
ダリューンとナルサス、そしてナルサスの従者エラム(熊谷魁人)と共に、
王都奪還のために、まずは信頼できる武将キシュワード(村田洋二郎)のいるペシャワール城を目指すことにします。
敵だらけの困難な旅路の途中、アルスラーンに助力するために現れた神官ファランギーズ(立道梨緒奈)、
楽士のギ―ヴ(山田ジェームズ武)、ゾット族の娘アルフリート(岩戸千晴)を仲間に加え、
様々な危機を超え、何とかペシャワール城へとたどり着いたアルスラーン。
しかし、そこに現れた銀仮面の男(伊万里有)と対峙した時、
アルスラーンは自らについての思いもかけない“疑惑”を突きつけられ―――

という感じで、原作の2巻、漫画の6巻くらいまでをぎゅっと詰め込んだ舞台でした。
実際、原作はもちろん、漫画でも文字数のとても多いこの物語を、
どんな風に舞台化するのかなー、とちょっとドキドキしながら観に行ったのですが・・・
うん。
良い意味でも悪い意味でも2.5次元舞台だったなあ、という感じです。
何というか、凄い頑張って作ったな!と思った。
キャストのみなさんも凄い頑張ってたし、
音楽も綺麗だったし、
舞台美術も頑張ってたし、
殺陣は素晴らしかったし、
演劇的な描き方になるほどなー、と思うところもあったし、
とにかく頑張ってた!
頑張ってたんだけど・・・でも、だからこそちょっともったいないなあ、と感じたところも。
まあ、この辺は好みの問題もあるし、
私の場合素地が東宝ミュージカルで、2.5次元は限られた舞台しか観てないから、
そもそも見方が違うのかもだけど。
でも、2.5次元は、頑張るだけじゃダメな時期に来てると思うのは私だけかな。
そもそも、2.5次元という境界線はかなり曖昧になってきてると思うんだよね。
2.5次元はこうだ!って割り切って楽しむのでも全然いいんだけど、
それではほんとにもったいないと思うのよ。
うーん、この辺りはいろんな人の意見を聞いてみたいところだなあ。

とりあえず、役者さんの感想を。

アルスラーン役、木津くん。
優しくて素直で芯が強くて、穏やかだけれど勇敢なアルスラーンは、
静かで深い表情の演技をする木津くんにぴったりだなあ、と思いました。
歌声もしっかり聴いたのはたぶん初めてなのだけれど、
響きの良い、ちゃんと言葉を伝えてくれる声でした。
主役なのに何気に歌が少なかったのが残念。
最後、打ちひしがれたアルスラーンが、まずは目の前の敵を!と立ち上がるまでの気持ちの変化を、
せっかくだからもうちょっとしっかり観たかったなあ。
でも、あの最後の曲の彼の凛とした姿、
そして絞られていく照明に最後に照らされた彼の表情がとても心に残りました。
カーテンコールで去るときにマントをバサー!とするのが
ちょっとまんばちゃんっぽくって、直伝ですか?!とききたくなりました(笑)。


ダリューン役、加藤くん。
某名刀しか観たことがなかったので、実は何気に一番心配だったのですが、
ちょっと若めだけどしっかりダリューンでした。
あの一途な感じは凄い似合ってたと思う。
殺陣も凄かった!
槍で戦うシーンが多かったのですが、カーラーンとのシーンとか、
大柄なお二人が凄い速さで打ち合うので、めっちゃ迫力がありました。


ナルサス役、斉藤くん。
初めて見る役者さんですが、彼のソロで手拍子起きてたから、人気のある方なのかなー。
とりあえず、あの髪型と衣裳が似合うのは凄いな、と思いました。
ちゃんと荒川さんのナルサスだよ!
ビジュアルだけでなく、静かだけれどどこか皮肉めいた口調がナルサスだな、と。
ダリューンとだと中学生男子の言い合いみたいになってたけど(笑)。
アルフリートの猛攻にたじたじになるのは可愛かったですv


エラム役、熊谷くんも初見。
私のイメージでは、エラムはもうちょっと少年ぽい感じだったので、
低めの声に最初はちょっと違和感があったのですが、
佇まいというか、在り方がエラムだなあ、と思って、だんだん気にならなくなりました(笑)。
彼とアルスラーンが語らうシーンの曲、凄い良かったです。
殺陣も、長剣が多い中で短剣の距離感での足技も使った殺陣がとてもかっこよかったです。
顔芸も頑張ってたっぽい!
アルフリートと何気に仲良しなのが微笑ましかったですv

ギーヴ役の山田くん。
名前はよく聞くけど拝見するのは初めてかな。
こちらも漫画から飛び出してきたかのようなギ―ヴでした。
狂言回し的な役割も担っているのか、彼の歌で物語が始まり動いていく感じ。
低い歌声はとても綺麗だったけど、音響の関係かちょっと聞き取りにくかったのが残念。
歌以外でも、彼が動くと物語が動く感じが合って、さすがギ―ヴ!となりました。
殺陣はかなりトリッキーな動きをして目を引かれました。
シーンの中央にいない時も、ちょこちょこ良いお芝居してた印象があります。
うん、また何かの舞台で観てみたいかな。


ファランギーズ役、立道さん。
絶世の美女なファランギーズがいました!
というかあの衣裳が普通に似合うところが凄い!
さらにあの衣裳で優雅に殺陣をこなしてるところも素晴らしい!
弔いの歌は、漫画では描かれていなかったのだけれど、とても綺麗な曲でした。
アンサンブルの女性お二人の歌声との重なりが綺麗。
というか、アンサンブルのお二人、いろんな役で大活躍でした!


アルフリード役、岩戸さん。
ハスキーボイスが魅力な元気いっぱいのお嬢さんでした。
殺陣の身軽さが観ていてとても楽しく!
リアルにちょこっと怪我をされてたのがちょっと心配でしたが、
最後まで元気いっぱいな感じでしたね。

この7人が、アルスラーンを頂点に、魚鱗陣みたいな形で階段上のセットに並ぶシーンがあって、
そこがめっちゃかっこよかったです!
ラストシーンもそうなんだけど、要所要所で凄く印象的なシーンがあった気がします。
というか、ラストの曲の迫力には、思わず気持ちが高揚しました。
このシーンの完成度は素直に素晴らしかったと思う。
その分、他のシーンも・・・って思っちゃったんですけどね(^^;)


キシュワード役、村田さん。
なんというか、この方が出てくるとお芝居が締まる感じで、
観ていてとても安心感がありました。
キシュワードがアルスラーンの下に駆け寄って跪くシーンとか、思わず涙が・・・
殺陣も熟練というか、すばやいのに重さが感じられて短いけれどとても見ごたえがありました。
二本の剣、ああいう風に抜くんだ!とちょっと感動しちゃったり(笑)。
・・・剣が背中で浮いてて軽そうだったのだけがちょっと残念だったなー。


ヒルメス役、伊万里くん。
いやこれ、重要であると同時に凄い難しい役だよね、と思いました。
物語の流れ的に、彼とルシタニアの関係性があまり描かれないので、
なんというか、ヒルメスの感情が浅く感じられてしまって。
原作を知っているから色々脳内補完できたけど・・・って、他もそうか(^^;)
うん、伊万里くん、頑張ってたと思う!
とりあえず、マントを翻す時に効果音って入るんだ!とびっくりしました(笑)。
というか、あのスタイルの良さにあの衣裳はほんとにお似合いでしたv


物語的には、序章的な位置の舞台なのかなー。
この後続きが作られるのかどうかはわかりませんが、
というか、内容的に結構難しいんじゃないかと思うのだけど、
でも、やっぱり人の体の熱と重さと、人の声の響きと感情が創り出す物語世界は、
小説や漫画とはまた違った魅力があるし、
木津くんのアルスラーンはまた観てみたいので、
続編があったら観に行っちゃうかもしれません。
ある意味いろいろ挑戦的な舞台だったのだと思うし。
うん。
その挑戦を、また観れる機会を楽しみにしていようと思います。



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