孵化

闇に沈んだ小さな空間。
そこから世界は始まった。



UNISON SQUARE GARDEN 2020
「USG 2020“LIVE (in the) HOUSE 2”」

2020.8.22 代官山UNIT(配信)

≪セットリスト≫

♪ マスターボリューム
♪ MIDNIGHT JUNGLE
♪ fake town baby
♪ フライデイノベルズ
♪ ライトフライと
♪ サンポサキマイライフ
♪ like coffeeのおまじない
♪ 23:25
♪ ぼくたちのしっぱい
♪ チャイルドフッド・スーパーノヴァ
♪ 未完成デイジー
♪ マイノリティ・リポート(darling, I love you)
♪ 何かが変わりそう
♪ 10% roll, 10% romance
♪ Catch up latency
♪ crazy birthday
♪ オーケストラを観にいこう

おまけ.
♪ Phantom Joke


というわけで、ユニゾンの配信ライブ2回目を堪能いたしましたv
前回がホールでの無観客ライブの配信で、カメラワークの違いはありつつも、
ある意味“普段通り”の馴染みあるライブだったわけですが、
今回は配信という形を目一杯利用した、配信ならではのライブでした。
なんというか、舞台を観ているような印象。
暗転(実際は青い光に沈む感じ)の度にセットが変わって世界が広がって物語が進んでいく。
そんな感じ。
もちろん、明確な物語があるわけではないのだけれど、
遊び心のある細やかな演出や、
どこまでが演出でどこからがアドリブなのかわからない田淵さんの動きとか、
これは確かにライブなのだけれど、舞台ファンの私の琴線に触れる何かがあった気がします。
まあ、私の琴線なんてたかが知れるんですが(^^;)
とりあえず、セットリストも照明も映像もめっちゃかっこよかったので、
これもぜひ円盤にして残してほしいなあ・・・


ライブの始まりは、いつもと同じSE。
デジタル時計が示す、20:02の数字。
斎藤さんの足元や手元がアップになった後、
その足がエフェクターボードを踏んだ瞬間がライブの始まりでした。
多分手持ちのカメラで、3人それぞれの表情や手元の超アップに、
このカメラワークが続いたら絶対酔う・・・とちょっと慄きました(>_<)
いやもう凄いかっこいいんですが、めっちゃ揺れるんですもの(^^;)
でも、2曲目から引きの映像でカメラも安定してくれたので、助かりました。
画面も、この曲から横長になった感じ?
先程ネット情報で、MVのアングルを再現していたことが判明!
だから画面も狭かったのか!
あとでMV見なおさなくちゃ・・・
で、引きになってみたら、ドラムセットと二つのエフェクターボードで三角形を作るみたいに、
3人が向かい合っている構図なのがわかりました。
結構狭いスペースなので、凄い距離が近くて、上からの色とりどりな照明も相まって、
何というかとても密な雰囲気・・・いや、距離は空いてましたけど、心情的に?(笑)
最初の3曲は激しい曲調だったので、
三人の音がぶつかって弾けるような印象がありました。
♪fake town baby は、上からの白い光がかえってこの空間を地下の洞窟みたいに見せていて、
なんだか不思議な感じでした。
赤い光が射したときは、前のスペースに二人の影が落ちて、それも素敵だったなあv

実はライブが始まるとき、家の辺りはもの凄い雷雨でして(^^;)
窓の外に絶え間なく白い雷光が走ったり、窓が震えるほどの雷鳴が響いたりしてたのですが、
それもちょっと演出の一部みたいで楽しかったですv
・・・停電にならないかドキドキしましたが(笑)。

で、青い光での暗転では、またしてもそれぞれの手元などのアップ。
「今日もMCなし!」の斎藤さんの言葉の後に始まった♪フライデイノベルズで明るくなったのですが、
セットの配置が変わってました!
フロント二人がちょっと前にでて、向かい合う感じ?
同時に、三方が暗幕に囲まれていて、その前に4つの四角いライトをつけたスタンドが、
等間隔に何本も並んでいるのがわかりました。
この照明が良い仕事してました!
全部同じ色になると、空間が光に満たされるし、
色を変えながら点滅すれば空間に動きが出るし、
部分的に灯されると空間のニュアンスが変わるし。
というか、♪フライデイノベルズの黄色い光は本当に大好きです!
この光の中の田淵さんの優しい笑顔が本当にもう・・・!!
これ、最前列で目の前で見せられた時のことを思い出しました・・・めっちゃ幸せだったけど、めっちゃ頑張ったなあ(^^;)

これが、ヒントにあったインディーズ時代の曲か!と思った♪ライトフライト 。
やっぱり今の斎藤さんの声だと、ちょっと雰囲気が変わりますね。
低音が凄い滑らかになったなあ、と思ったり。
間奏の三拍子が好きでしたv
この曲は、白い光が上から降る感じだったのだけど、
なんだか、まだ空は遠いんだなあ、と思ってしまいましたり。
空間は広がっているのだけれど、洞窟みたいな閉鎖された空間のように見えてしまって。
その後の♪サンポサキマイライフ も、光と音が反射するような印象でした。
1曲の中での明度と色彩が、曲的にも照明的にもふり幅が大きいのが楽しいv
そして、田淵さんの動きが徐々に大きくなっていって、
斎藤さんを映すカメラに上げた足先だけ映ったのにちょっと笑ってしまいました(笑)。
斎藤さんもちょっと落ちそうになってたかも?
そこから♪like coffeeのおまじない のイントロの斎藤さんがめっちゃ笑顔で!
普段は横で動いてる田淵さんが真正面だものね・・・
田淵さんも、斎藤さんや鈴木さんの目の前で煽るし(^^;)
笑わずに歌える斎藤さんも、手が乱れない鈴木さんも凄い!
そういえば、斎藤さんの右側頭部の髪が空調に煽られてずっとはねてたのが可愛かったですv

♪23:25 は、この曲が31位以下だったことにあらためてびっくり!
好きな曲、というよりも、ライブでやってほしい曲だったからかなあ。
冒頭に出た時計がまた映ったのですが、時刻が23:25になってましたv
この曲は、もうとにかく鈴木さんがめちゃくちゃ楽しそうで!
髪の毛短い鈴木さんは、個人的に文句なしにかっこいいと思うのですが、
全開の笑顔も嬉しそうに立ちあがって演奏するのも、非常に可愛かったですv
というか、3人とも、今回もほんとにいい笑顔してたなあ・・・!
ギターソロの斎藤さんとか、凄い気持ちよさそうでしたv
そういえば、何曲かソロのアレンジ変わってて新鮮だったな。

2回目の暗転では、斎藤さんがアコギに持ち帰る様子が!
しかも座ってるし!
音を確かめるように爪弾く斎藤さんと田淵さんの手元が映って、
今回もアコースティックコーナーがあるのねvと嬉しくなっていたら、
引きの画面になった途端に、向かい合って座る二人と、
間を埋めるように置かれたたくさんのキャンドルが目に入ってびっくりしました。
火気厳禁じゃないんだ?!って(そこ?)。
最初、ライトかなあ、と思ったのですが、光の揺らぎ方とか、
寄ったときに少し煙っぽいのが映ったりとかしてたから、キャンドルだったのだと思います。
で、アコースティック風の短いセッションから始まった♪ぼくたちのしっぱい 。
去年のライブの時とはまた違った雰囲気だったなあ。
キャンドル越しに映るのが、とてもロマンティックな感じでした。
あと、個人的に、キャンドルが配置されたことで、
なぜかプライベートというか、守られてるイメージが強くなった気がしました。
なので、♪チャイルドフッド・スーパーノヴァ は、ここでこの曲を!と意外に思ったのですが、
だんだん三人が秘密基地で冒険を計画してる子どもたちみたいに見えてしまって(^^;)
この時はキャンドルからなぜか鍾乳洞を連想してしまったからかな?

で、アコースティック風で、これまであまりやっていないバラードといったら、と、
思いっきり期待していたら・・・来ました!
♪未完成デイジー !!
この曲、本当に大好きで、いつかライブで、できればアコースティック風で聴きたいなあ、
と思っていたので、念願がかなってほんとうに嬉しかったですv
3人それぞれを照らす白い光が、月光のようだった。
改めて聴くと、この曲って旅立ちの曲であり、世界と向き合う曲なんだなあ、と思ったり。
うん、やっぱり大好きですv

次の暗転は、最後のキャンドルの前でギターを持ち替えた斎藤さんが、
そのキャンドルを吹き消して、そのままドラムソロになるのですが・・・
ちょっとまって、さっきのキャンドル吹き消す演出って何事?!と、
ちょっと動揺してしまいました(笑)。
いや、これって、斎藤さんだからできる演出だよね・・・
ドラムソロは、最初は凄く繊細な雰囲気の演奏でした。
鈴木さんの手元や足元のアップがたくさん!
シンバルって、こんなに多彩な音なのか!と思わず聞き惚れてしまったり。
その後一気雰囲気を変えての激しい曲調のセッション。
それぞれのソロもあって、観ていてワクワクしましたv
ライブの度に色々セッションしてくれるけど、
いつも、ここ限りではもったいない!と思ってしまいます(笑)。

で、セッションが終わりかな、と思ったタイミングで、
♪マイノリティ・リポートの始まりと同時に、三方の暗幕が落ちて奥から眩い照明が!!
いやもうとんでもなくかっこよくて、鳥肌立っちゃいました。
スタッフさん、グッジョブ!!
そもそもこの曲もめちゃくちゃ好きなのですが、
この曲で空間を広げるんだ!!って、ある意味凄いカタルシスを感じました。
青と赤でに分割された空間が、
これまでとは違う、暴力的なまでの強さのある光に満たされて・・・
なんだか、彼らを覆っていた殻が割れたように感じました。
そこで、♪何かが変わりそう を持ってくるあたり、もう最高です!!
暗転の時とは違う、光を湛えた青の中で三人が声を合わせた「涙が零れそうな夜だ」の歌詞に、
リアルに涙が零れました。
♪Catch up latency では、全部の照明が点く瞬間があったのだけど、
細かな光で空間が染め上げられるのが、本当に綺麗でしたv

で、落ち着いてみると、鈴木さんの後ろにステージ?
ここって、ライブハウスの客席部分だったのね!と。
無観客だからこその空間の使い方だなあ・・・!

空間が広がったと同時に、田淵さんの動きの範囲も広がってました(笑)。
いや、実際のスペースは変わってないんだろうけど(^^;)
カメラにかなり寄って演奏したり、斎藤さんのスペースに寄って行ったり。
あ、10%の冒頭、田淵さんの動きを見て斎藤さん笑ってたよね・・・何が見えたんだろう?
その後もしばらく田淵さんを目で追っていた気がします(^^;)
♪crazy birthday とか、何というかもう上限突破!という感じで。
斎藤さん、目を閉じてたのは笑わないようにですか?(笑)。
ギターソロの時に、田淵さんが斎藤さんの手元にめっちゃ寄っていて、
これで弾ける斎藤さん凄いなあ、と思ったのですが、
その後に田淵さんが斎藤さんのマイクを担ぎ上げたのにはびっくりしました!
何事?と思ったのですが、アドリブじゃなくてマイクの位置を変えるための演出、なんですよね?!
その後、斎藤さんが笑って歌詞が抜けちゃって、更に何事?!と思ったら、
田淵さんが倒れたマイクに寝転がって顔を寄せて歌ってました・・・
えーっと、どこまでが演出で、どこまでがアドリブですか?!

このカオスな状況の直後、一気にオーケストラの世界を構築できるのって、
本当にとんでもない3人だと思います。いや、本気で!(笑)
この曲は、やっぱり夕焼け色の照明だよね。
で、マイクの位置が変わったことで、3人ともが正面を向きました。
そこに居たのは、いつもと同じ配置の、三人。

硬い殻に囲まれた闇の中で小さく守られているような、濃密な三人だけの世界。
少しずつ、広がっていく空間。
少しずつ、離れていく距離。
少しずつ、増していく自由。
少しずつ、濃くなっていく孤独。
少しずつ、意識し合っていく視線。
そこには、濃密な距離感だからこその安心感と、
変わらないままではいられない衝動とがあって―――
その殻が壊れた瞬間、光に満ちた世界が始まった。
そして、彼らが向き合う世界のその先には、多分、私たちが、いた。

これは本当に私の思い込みなのだけれど。
最後に彼らが互いに向かい合うのではなく、揃って前を向いてくれたことに、
なんだかちょっとほっとしてしまったのでした。
それは、その視線の先に見えない私たちがいることが感じられたからでもあり、
閉じていた世界から彼らが旅立つ過程を描いたこの物語のラストを、
しっかりと見せてもらったからでもあるのかなあ・・・

曲が終わると同時に、全てが断ち切られるように画面がブラックアウトしたのですが、
それは全く不安には繋がらなくて。
むしろとんでもなくかっこいい!と思えたのは、
このライブという物語を最初から最後まで見届けられたからなんだろうな、と思ったりもしました。

・・・そんな感慨に浸る間もなく、次のライブの告知を持ってきてくれるユニゾンv
で、告知画面の後ろから、まだ音が聞こえるなー、と思ったら、
アンコールならぬおまけの♪Phantom Joke が始まりました!
この斎藤さんの「おまけ!」が「リベンジ!」なニュアンスに聞こえたのは私だけでしょうか(笑)。
というか、最後の最後にこの曲持ってくると決めたのは、誰なんだろう・・・?
斎藤さん、前回にも増してきついと思うんですよね(^^;)
斎藤さん頑張れ!って、祈るように手を握りしめて見つめてしまいました。
途中ちょっときつそうだったけど、最後の高音がここ!というところに綺麗に決まっていて、
思わず拍手しちゃいました(笑)。
このギターを弾きながら、この密な歌詞と容赦のない音程を完璧に歌えるのは、
斎藤さんしかいないよね・・・と改めて思ってみたり。
それにしても、ライブ後に解禁された新曲のMVを観た時にも思ったけど、
♪ライトフライト とかの初期の曲と比べて、歌詞の密度が明らかに増してますよね(^^;)
これも一種の進化なんだろうか・・・


そんなこんなで、今回のライブもとっても楽しませていただきましたv
配信だからできること、の可能性を、どんどん広げてきてる彼ら。
次は対バンライブになるようだけど、どんな驚きと幸せを仕込んできてくれるのか。
それを楽しみに、また1ヶ月頑張れそうな気がします。

でもって、このライブも円盤化してください!
大事なことなので最後にも唱えてみました(笑)。

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