出会いの奇跡

19歳。
たぶん、いろんなことが未完成で。
たぶん、根拠のない万能感があって。
たぶん、漠然とした不安があって。
たぶん、柔らかくて、でも頑なな心を持つ―――そんな時期。
そんなころの彼に、あの人との出会いがあって本当に良かった。
そんな風に思った90分×2でした。


「My Story −素敵な仲間たち−」

2020.9.18 マチネ 帝国劇場(配信)
2020.9.18 ソワレ 帝国劇場(配信)

出演:山口祐一郎、中川晃教


この状況になってから、歌込みの対談の配信がいくつもありました。
しかし、帝国劇場で!
ホストとゲスト二人だけで!
舞台装置も照明も使いまくり!
という超絶豪華な対談を開催できるのは、やはり帝劇の怪人山口さんならではなのでしょうか(笑)。
普通の対談の配信にしてはお高いなあ、なんて購入するとき思ったのですが(おい)、
そのお値段も納得な演出+ないようでございました。

もうね、冒頭から驚かされましたよ。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の音楽とともに緞帳が上がると、
舞台奥からの白い照明に浮かび上がるセリの上のシルエット。
回転しながら降りてきたセリの上にいたのは、今回のホストの山口さん。
・・・ピンクのグッズTとジーンズ姿がめっちゃ似合う!!
そして、聞き覚えのある音楽をBGMに「ようこそ、祐一郎の部屋へ」と(笑)。
本日のゲストを!という声に、
今度は奈落からせり上がってきたのが、騎士のように片膝をついたアッキー!
白のグッズTだけど、めっちゃかっこいい!!と思った瞬間に、
「アッキ~v」
「ゆうさ~んv」
とエアハグをする二人・・・一気に空気が緩みました(笑)。

この対談は、1から7番目までの部屋、という設定で、
10分ごとにテーマを変えて行うそうなのですが、
砂時計(!)で時間は計ってるけれど、
今日のゲストはアッキーということで、演出(?)の山田和也さんが、
この二人だと絶対話が終わらないから、とルールを決めてくれたのだとか。
簡単に言うと、

1.終了1分前になると舞台前縁の黄色いランプがつく
2.終了30秒前になると、黄色いランプが回り出す
3.時間になると、赤いランプが付いて盆が回って強制的にお部屋移動

僕たちだと崩壊するからねー、とお二人。
最初っから崩壊宣言ですか?!
いやでも、山田さんは正しかった・・・(笑)
自由奔放なお二人ですからねー。会話もポンポン脱線して(それもまた楽しv)。
100の質問のコーナーが2か所ずつあったのだけど、それぞれ1~2問しか答えてなかった気がします(^^;)
このルールがなかったら、きっとマチソワが連続になってただろうな・・・
まあ、凄く興味深いお話が始まったところで盆が回り出しちゃった時には、
ちょっと待って!そのお話の続きを聞かせて―!!と思ったりもしましたが。
まったく忖度しないスタッフさん、さすがです(笑)。

でもって、セット?小道具?も凝ってました!
基本椅子とテーブルが二つずつなんですが、盆が回って次の部屋に行くと、
椅子も変わるし、観葉植物があったり、大きな燭台があったり(ヴァンパイアの部屋!)と、
それぞれ雰囲気が変わっていて。
あれは帝劇の小道具の中から引っ張り出してきたのかなー、
何の舞台で使われた椅子かなー、とか考えるのも楽しかったです。
ヴァンパイアの部屋にはルーくんも飛んでたらしいです・・・見えなくて残念!(笑)。
部屋が変わるときも、移動するお二人が即興で踊ったり歌ったり(主にアッキー)、
ポーズを決めたりしてくれていて、それもまた楽しくv

内容的にもですが、大笑いしてしまうところが凄くたくさんあって、
会場にいたら笑い声は堪えなくちゃいけなかったかもしれないので、
ちょっと配信で良かったかなあ、なんて思いながら、
遠慮なく笑ったりつっこんだりさせていただきましたv
いやー、ほんとに楽しかった!

ソワレでは、セリの上にいたのは浴衣姿のアッキーで、「晃教の部屋へ」だったりとか、
せり上がってきた山口さんも団扇と風鈴をもった浴衣すがただったりとか、
それを見たアッキーが、おもむろにスマホを取り出して、動画や写メを撮りだしたりとか、
最初の椅子がそれに合わせて赤い縁台だったりとか、マチソワでいろいろ変化もあったり。
同じ質問に答えたり、同じ動画が流れたりしたけど、
マチソワでリアクションや広がる話も違っていて面白かったです。
全体的にマチネより、ソワレの方が真面目というか落ち着いた話が多かったかな。
いや、相対的になんですが。
マチネの方が、お二人とも浮かれていたのかもしれませんね。

そんな感じで、演出的にもめっちゃ楽しませていただいたのですが、
もちろん対談内容も凄く楽しかったです!
マチソワで記憶が混じっちゃってるので、印象に残ったところを順不同で箇条書き。
キーワードというかパワーワードもたくさん出てきたなあ。

・六尺以上はもののけなり
  山口さんが小学校のころ教科書で読んだ言葉。自分はもののけだったのか・・・と(笑)。
  もののけ姫?とつぶやくアッキーに、姫じゃなくて、と答えつつも、
  ピンクのTシャツを示す山口さんが可愛らしくv
・お蕎麦
  アッキーはフランス語で歌ったり、という話から、
  なぜかお蕎麦屋さんで音を立てたら、
  近くのフランス人(?)旅行者に凄い顔でみられた、という話に。
  アッキーの顔真似、最高(笑)。
・役作り、で出てきた山口さんの型取り映像。・・・過酷!!
  骨伝導でしか音が聞こえなくなるって、めっちゃ怖いと思います。
  でも、この舞台、中止になっちゃったんですよね。
  そこからの、昔は石膏だったので睫毛が全部抜けちゃって、という話も切なかった・・・
・100の質問は2者択一が多かったかな。
  山か海か、では、舞台後や間で海に行って日焼けして大変だった話が二人からそれぞれ。
  二人とも、それは痛い・・・
  で、今は歩くかと止まっててと言われるけど、
  昔は走ったりリフトしたりもしてたので、と山口さん(笑)。
  博多か札幌か、では、山口さんから北海道公演での大雪の話。
  2m以上積もったけど、道は除雪してあって、歩道に積み上がった雪の上にバス停があったとか。
  あと、アッキーの釧路湿原への旅行の話もあったかな。
  丹頂鶴と目が合うというレアな経験に対して、「これぞ鶴の恩返し!」とアッキー(笑)。
  ロンドンかN.Y.か、ではアッキーはロンドン派とのこと。
・ロンドンの話では、ソワレで山口さんからJCSのロンドン公演のお話が。
  炭鉱の、まさにBEの時代で、社会的にいろんな困難さがあったのだとか。
  オケがいきなり舞台下に移動になっちゃった話とか、もう怖さしかない・・・
・帝劇での出演作で、「SHIROH」の話も。
  終盤、十字架からアカペラで歌いながら降りてくるときの大変さとか、
  それに合わせてくれたコーラスの大変さありがたさとか。
・そこから、アッキーの「絶対音感はない」という話に。
  凄いびっくりしたのですが、聞こえてくる雑音のピッチに引っ張られちゃうんだとか。
  それってめちゃくちゃ耳が良いってことだよね? でも絶対音感じゃないんだ・・・
・秘蔵音源ということで、クリコンでのお二人の闇広も流れました。
  劇場では映像も流れてたみたいだけど、配信ではリアルなお二人の映像だったので、
  最後のハグしか観れなくて残念!
  でも、その後で山口さんが、アッキーと声を重ねることが幸せだと言ってくださって、
  とっても嬉しかったですv
  ソワレでは、その時に二人でSDを保った不思議なダンスを・・・闇広音頭って公式さん!(笑)
・コロレドさまのマントは6畳半。もとは8畳だったとか・・・それ、既に人が斬るものじゃない(^^;)
・「ビューティフル」の話から、アッキーが今の状況での大変さも。
  キスシーンがあるのだけど、気持ちのままに演技することを状況が許さない、と。
  このまま行ってしまえ!という気持ちもあるけれど・・・でも、と。
  ソワレでは、芝居をしながらも心に嘘はつきたくない、と。
  そういうアッキーが大好きですv
・そこから、アッキーはスイッチが入ったら何もかもそのまま(突っ走る)と山口さん。
・そういう自分を、いいよいいよと全て山口さんは受け止めてくれる、とアッキー。
  前に、コンサートのMCでリミットを外していきたいと話していて、
  それとはまた違うのかもしれないけど、そういうアッキーだからいいのだと思うけど、
  現場ではきっとそうは言ってられないのだろうなあ。
  そんなアッキーの傍に、山口さんがいてくれて良かった・・・!
・ソワレでは、その流れからお二人の即興芝居に。しかもラブストーリー(笑)。
  こういうシーンを正面向いてやらなきゃいけないのはなんで?!と。
・そういえば、ソワレではアッキーがJBの曲を、山口さんがJCSの曲を1フレーズだけ歌ってくれましたv
・ソワレでは、浴衣から縁日の連想?でアッキーが金魚すくい未体験なことが判明!
  そして、山口さんのこよりともよりの混乱・・・ちょっとわかる(笑)。
・下駄が大変、という山口さんに、アッキーは大丈夫、と。
  鬼太郎役(!)で下駄で立ち回りをしたり踊ったりしていたので、と。
  あ、親指の隣の指は指趾ですね(笑)。
・M!の話では、山口さんが子どもの頃の経験も交えて、
  才能があるのはわかるけど、どうしたら才能が生まれるかわからないことの苦悩の話も。
・M!のラストシーン、アッキーから青い炎が立ち上っているように見えるのは、
  汗と熱気を利用した照明の効果だというお話もあったかな。
・そして忘れちゃいけない四ツ谷第三小学校!(笑)


他にもいろんなお話があったけど、終始感じたのは、お二人がとても素でリラックスして、
そしてラブラブもとい本当に信頼し合っているんだなあ、ということ。
M!以外で共演がない、というのが信じられないくらいです。
小学校のころに「ミス・サイゴン」を見てミュージカルの魅力を知ったというけれど、
山口さんが言う通り、M!に出演していなければ、
アッキーの道は音楽に特化していたかもしれなくて。
M!の初演、自分がどんどん認識されて周りの人の反応も変わっていったけど、
(「さっきの子ね」→「中川くんだ!」→「サインください!」的な)
天狗になれなかったのは(ちょっとはなったかもだけど、って素直(^^;))、
手ごたえが感じられなかったから、とアッキーは言ってたけど、
そのことに、その後彼が経験した苦労も含めて、なんだか凄く納得してしまった。
そういうアンバランスさというか、順番が違っちゃっているような状況の中で、
とんがり切った彼を全部受け止めてくれる山口さんのような“大人”がいてくれたこと、
そしてそのご縁が今この時までずっと続いていることは、
アッキーにとって本当に幸せなことなんだろうなあ、と思いました。
マチネだったと思うのだけど、セリに乗ってお二人が退場していく時、
アッキーを見る山口さんの目が本当に本当に優しくて、
なんだか泣きたいような気持ちになりました。

そんなこんなで、本当に大満足な配信でした
歌が1曲もないのに、これだけの満足感が得られるって凄いことだと思います。
まだまだ劇場まで行くことはできないし、
今日から始まるアッキーのコンサートツアーも泣く泣く諦めたけれど、
いつかお二人が共演する日が来た時には、何の懸念もなく劇場に行けるようになっていることを祈りつつ、
私も一日一日を頑張ろうと思います。


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