双翼

運命の分かれ目、というようなたいそうなことを感じることはこれまでないのですが、
今思ってみれば、あの時のあの電話が、私の運命の分かれ目だったのかもしれないなあ。

そんなことを思い出した、配信でした。


「僕らこそミュージック」

2020.9.23 帝国劇場(配信)

出演:井上芳雄・中川晃教


これまできっと双方のファンが待ち望んでいた二人のコンサート。
まさかの一日限りの平日夜アーカイブなし!という厳しい状況でしたが、
奇跡的に終業後の会議が素早く終わり、何とか間に合って観ることができました。

見ている最中は、二人の関係性(中の良さとか水と油とか(え))が感じられるトークや歌に、
喜んだり驚いたり癒されたりつっこんだり(え)していたのですが、
何というか本当に満足しちゃって・・・見たかったもの、いや、それ以上を見せていただいたなあ、と。
なので、記録を書く気持ちも一緒に昇華されちゃった感じなのですが、
せっかくだから、セットリストとちょっとだけ感想を。


≪セットリスト≫
♪ When will I see you again(天使のささやき)
♪ 人のツバサ(「SHIROH」より)
♪ この星空(「二都物語」より)
♪ 君の結婚式(「ウェディング・シンガー」より)
♪ Can’t Take My Eyes Off Of You(「ジャージー・ボーイズ」より)
♪ You’re Nothing Without Me(「シティ・オブ・エンジェルズ」より
♪ カフェ・ソング(「レ・ミゼラブル」より)
♪ ボヘミアン・ラプソディ
♪ 信じて走れ(「組曲虐殺」より)
♪ ファイト!
♪ 幸せのピース
♪ I WILL GET YOUR KISS
♪ 最後のダンス(「エリザベート」より)
♪ 闇が広がる(「エリザベート」より)
♪ 僕こそ音楽(「モーツァルト!」より)
♪ 影を逃れて(「モーツァルト!」より)
en.
♪ 夏の終りのハーモニー


・・・こうやって曲名を並べると、本当に豪華でファンを喜ばせる内容だったなあ、と思います。
♪人のツバサ と♪この星空 は台詞付きで、
アッキーが演じ分けの前に役名を言っているのを井上くんが突っ込んでいて、
ヨッシーも言えば?と言われて「全部カートンの台詞だ!」と言いつつちょっとやってくれた井上くん、
セルフツッコミも入れつつ、気づかいのできる人だなあ、と(そこ?/笑))
でも、「二都物語」はぜひまた上演して欲しいなあ。
「SHIROH」は無理かもだけど、こっちは行けると思うのよ・・・

♪You’re Nothing Without Me は、何かミュージカルの曲を一緒に、ということで、
井上くんがリクエストしたのだとか。
井上くんはミュージカルに詳しくて、挙げる曲をたいていアッキーは知らないらしく(^^;)
この演目、私は見ていないのですが、曲前の説明と、
丁々発止な感じ(早口の英吾なのに凄い!!)の二人のやり取りに、
いつか二人で観てみたいなあ、と思いました。
というか、小説家?脚本家?とその登場人物のやり取りって凄い興味深い。

♪カフェ・ソング は、井上くんが大好きでずっと出たくて、でも今までご縁がなくて、
これからもしかしたら他の役(バルジャンとかジャベールとか)はチャンスがあるかもだから、
年齢的に無理そうなのを、ということでの選曲だったらしいです。
直前まで爆笑物のトークをしておきながら、一気に雰囲気を変えられる井上くん、さすが。
ミュージカルの情景が思い浮かぶ感じもありましたが、
ちょっと別の物語が見えるような気持ちにもなるなあ、と思いつつ聞き惚れていたら、
うしろの映像に井上くんのマリウスコス写真が!(笑)
一瞬見間違いか、あるいは別の役者さんの舞台写真かしらと思ったのですが、
その後のトークでアッキーが聞いてくれたことには(アッキー良く聞いた!)、
1時間早く劇場入りして撮影したらしいです(笑)。
凄いノリノリなのがわかる写真で、驚くやら目を疑うやら(笑)。
ちょっと曲への集中力を途切れさせるインパクトでございました(^^;)
そういえば、曲の最後に舞台奥上方のセットを赤いジャケットのアッキーがゆっくり歩いてきたのですが、
おお!アッキーがアンジョポジか!とちょっと嬉しくなりましたv

アッキーの♪ボヘミアン・ラプソディ は以前コンサートで聴いたことが合ったかな。
何というか、もう本当に最高でした!
ラストシーンのシルエットになるのとか、鳥肌が立つぐらい過去よかった!!

今の状況を踏まえ、みんなが元気になる曲を(意訳)と選んでくれたのが、
♪信じて走れ と♪ファイト!の2曲。
♪信じて走れ は、直前の台詞付き。
そういえば、去年の秋に上演してたんだなあ、台風で1回休演になったなあ、と、
なんだか懐かしく思ってしまいました。
この曲の歌い方というか、この曲は井上くんではなく多喜二が歌っているんだと、
なんだかメタなことを思ってしまったり。
アッキーの♪ファイト! は、中島みゆきさんのラジオに届いた葉書からできたという説と、
いろんな人の人生が入っているように感じられる良く、という説明から。
実はこの曲、サビの部分しか知らなかったのですが、
今回ちゃんと聞いて、こんなに怖い曲だったのか・・・!と戦慄する思いでした。
短く描かれる状況が、アッキーの歌と相まって、その背景までもが見えてくる感じで。
この後に登場した小池先生が素晴らしかったと言っていらしたけど、本当にその通りだと思いました。
この後のトークで、二人の信頼関係とタイプ違いについて話していたのですが、
アッキーが、基本的に信頼感は変わらない、と言っていたり、
井上くんが、相手を観なくても歌うことができる(くらいの信頼)と言っていたりで、
なんだかとっても嬉しくなりましたv
まあ、トークは時々噛み合わなかったり、違う方向にいっちゃったりもしてましたけど、
それも信頼関係のなせる業なのかな(笑)。

♪幸せのピース と♪I WILL GET YOUR KISS は、それぞれの持ち歌を歌うという、夢のような企画!
♪幸せのピース は初めて聴いたのですが、事前に井上くんから振り指導入りました(笑)。
普段のアッキーの歌とちょっとピッチが違う(低い?)感じが新鮮。
井上くんは持ち歌なのでさすがの余裕と表現力!
そして、最後の歌いあげに高音でハモるアッキーの歌がまた・・・!
こういう二人の声の重なり、いいなあ、と思うのですv

♪I WILL GET YOUR KISS は、アッキー以外の人が歌うのを初めて聴いたけど、
井上くんのファルセットも素敵でしたv
寄り添うような歌い方は、まさにこの曲に寄り添う井上くんの心情そのものだったのかなあ。
アッキーが歌うのとは全然違う印象を受けて、
なんというか、井上くんが言っていた、「二人はタイプが全然違う」というのに、
感覚の部分で納得してしまったような気がしました。
この井上くんのファルセットも小池先生が褒めていて、
その流れでアッキーが井上くんに楽曲提供みたいな流れになったのだけど、
これ、ほんとに実現して欲しい!!

「エリザベート」からの二曲は、闇広のノリノリな二人が微笑ましくv(笑)
というか、その後の小池先生登場でびっくりしすぎていろいろ飛んじゃいました(^^;)
いや、セリで奈落から登場した、というだけでなく、ゲストで来られるのをノーチェックだったので(^^;)
ヴォルフ役決定までを、結構深いところまで話してくれて興味深かったです。
井上くんが決まった後、もう一人が決まらなくて、
そんな中、候補に挙がっていたアッキーのCDの空中浮遊見たいなジャケットを見て、
この人ならできるのではないか、と思い、
公衆電話からアッキーのFCに電話をしたのだそう。
・・・電話を受けたスタッフさん、驚いただろうなあ(笑)。
それからの二人の成長?活躍を見て、
以前M!の千穐楽カーテンコールで、アッキーがパパ、井上くんが猊下でいつか、という話が出たけど、
アッキーが猊下で、井上くんがパパでもいいんじゃないか、とおっしゃっていました。
なにそれ観たい!!
M!のヴォルフはやりたいという若手もたくさんいて、
千葉雄大くんもやりたいと言っているのだとか。
映像メインだった方が演じるヴォルフもちょっと観てみたいかも?
あと、二人のジャベールやバルジャンもありなのでは、という話もあった気がします。
これ、小池先生が言うと実現しちゃいそうだなー(笑)。

最後のM!からの二曲は、本当になんというか、言葉にならない感じでした。
これまでも、TVなどで二人が歌うのは観てきたのですが、
アレンジのせいなのか、帝国劇場という場所のせいなのか、
ちょっとこれまでとは違う感慨があったように思います。
♪影を逃れて だったと思うのだけど、向かい合って歌う二人の間に、
小さなスポットライトが当たっていて、
そこにまるでアマデがいるように感じてしまいました。

18年前。
私がアッキーのヴォルフを観たのは、本当に偶然でした。
市村さん目当てでチケットをとって、その時に電話で対応してくれたお姉さんが、
もし違う日を指定したら、私の最初のヴォルフは井上くんだったのかもしれない。
もしそうだとしたら、私の観劇ライフも、もしかしたら少し違ったものになっていたかもしれない。
運命の分かれ目と言うには些細なことだけれど・・・
でも、きっとどちらのヴォルフに最初に出会ったとしても、
私はもう一人のヴォルフだった“彼”にきっと出会い、
役者としての彼らに魅了されたと思う。
そして、この日の奇跡のようなコンサートに、同じように心を震わせた―――
それは、確かなことだと、そう思います。

アンコールは、アッキーの提案?で階段に座って歌ってくださいました。
とても雰囲気のある綺麗な曲で、
二人の重なる歌声も、交わす視線も、微笑みも、本当に素敵でした。
が!
二人が来ていたグッズT?の袖の左右それぞれに金色で記された、
「アッキー」「ヨッシー」の文字が来なっちゃって!(笑)
カタカナなのが余計にインパクト強かったかなー(^^;)
うん、でもまあ、彼らはミュージカル界の双翼なのだと思えば、納得できるかな?(笑)


そんなこんなで、本当に素敵なコンサートでした。
今のこの状況で、帝劇がイレギュラーな使い方になったからこそできたことだとは思いますが、
いつかまた第2弾があるといいなあ・・・!
互いのペースで、でも信頼関係はそのままに、彼らの変わっていく部分と変わらない部分を見せてくれる、
そんな機会を、またぜひ作っていただきたいです!

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