雨上がりの空へ

昨日の冷たい雨が嘘のように、今日は穏やかな秋晴れでした。
当直明けの帰り道、朱く色づいた烏瓜がキラキラしていて、なんだか嬉しくなったりv
まあ、帰宅したら、寝不足に負けて青空横目にお昼寝しちゃったんですけどね(^^;)
お布団、干したかったなあ・・・
来週末は自宅でお仕事なので、良いお天気になってくれることを祈るばかりです。
帰りにスーパーでおいしそうなサツマイモを見つめたので、
今夜のご飯はサツマイモの炊き込みご飯です。
炊きあがるまでにちょこっとだけ先週観た配信の記録を。


ミュージカル「刀剣乱舞」
髭切 膝丸 双騎出陣 2020 ~SOGA~

2020.10.11 舞浜ハンフィシアター(配信)

出演:三浦宏規、高野洸、
   丸川敬之、笹原英作、西岡寛修、村上雅貴、河野健太、服部悠、宮尾颯、
   加納和幸


源氏の重宝である髭切(三浦宏規)と膝丸(高野洸)が紡ぐ曽我物語。
昨年の初演も配信で観ていたのですが、配信は記録してなかったので・・・
今年は配信も記録しているため、初の記録になります。
とはいえ、観て満足しちゃったし、刀の来歴との関係とか、
この物語を彼らが紡ぐ意味とか、私にはちゃんと考察はできないので、
今回はさらっと感想だけ。

物語的には、初演と大きく変わっていないと思うのですが、
時節的なことと劇場が広くなったことも相まって、
動きや距離感はだいぶ変わったかなあ、と思います。
でも、カメラワークの秀逸さと、縦横無尽に駆け回る主演の二人の存在感が、
その広さを感じさせない濃密な舞台として見せてくれたように思います。

というか、カメラワーク!!
めっちゃ良かったです!
照明の美しさや全体の動きが見える遠景も、
細かな表情が見える近景も、
カメラのスイッチングも、
狙ったかのように(というか、狙ったんだろうけど)、観客が観たい瞬間を捉えつつ、
物語の流れを途切れさせることなく繋いでいくのが本当に凄い。
あと、冒頭の人形振りの時の二人の映像が重なる瞬間があったのだけど、
距離が離れて舞っているはずの二人の振りが、寸分たがわずぴったりと重なっていて、
そのシンクロ具合にちょっと鳥肌が立ちました。
今回の公演は、全公演配信していたとのことなので、
日々ブラッシュアップしてたのかなあ。
まさにプロの仕事だな、と思いました。

主演のお二人は、もともと歌もダンスもお上手な方たちなのですが、
去年の公演よりも更に説得力が増しているようでした。
歌声もダンスも全然質が違うのに、重なると凄くしっくりくるのは、
二人がそれだけ深く役を形作っているということなんだろうなあ。
幼少期の箱王の声や歌声、動きが違和感なく幼さを感じさせてくれて、
その純粋さ、まっすぐさが愛おしいと同時に、
彼がそう在るために、母(加納和幸)と兄である祐成がどれだけ心を配ったのかが感じられました。
そして、幼少期の二人が互いに向ける信頼や愛情、そしてもしかしたら依存が強く感じられれば感じられるほど、
箱王が出家した後、祐成がどれだけの孤独に苛まれていたのか、
その孤独の中で、“いつか来るその時”のために、どのように覚悟を深めていったのか―――
三浦くんの表情に、描かれないその背景が見えるような瞬間があって、
だからこそ、二人が再会した瞬間のピンと張りつめた、けれど熱い空気が、
とても際立ったように思います。

兄との再会の瞬間、一気に少年から青年へと変化を遂げた箱王の鮮やかさ。
母への想いを込めた祐成の舞いの美しさと哀しさ。
そして、終盤の仇討のシーンは本当に圧巻でした。
これは、劇場で観ていたら凄い迫力だったろうなあ、と思います。
ラストシーンは、明らかに初演とは変わっていて、
自分の腕の中で息絶えた兄に折り重なるように箱王もこと切れたのが、
互いに手を伸ばしながら、その手が再び触れ合うことのないままに・・・という風になっていました。
初演の、マリウスとエポニーヌみたいな二人も良かったし、
二人で願いを果たしながらも、最後までその肉体は共に在れない二人も切なくて良かった。
祐成がこと切れる瞬間、彼の表情ではなく、兄を見つめる箱王を映したカメラさんもさすが!
家族の象徴として、雁の家族の描写が何度も出てくるのですが、
広い舞台の、藍色の照明の中で横たわる二人が、空を飛ぶ雁のようにも見えました。
この舞台は、雨音で始まり雨音で終わるのだけれど、
彼ら家族が飛ぶ空は今日の空のように晴れ渡っているといいなあ。


語り部であり、且つ二人の母や箱王を導いた別当などを演じられた加納さんは、
本当に本当に素晴らしいとしか言いようがなく。
母の愛情や嘆きを、声の響きだけでなく、少しの姿勢の変化でも見せてくれましたし、
語り部の時の、深いところに響いてくるような声の重さにも心が震えました。
この語り部がどういう存在なのかはわからないけれど、
物語の楔のような存在なのかもしれないな、と思ったり。

敵役の丸川さんは、出演シーンこそは少ないものの、
圧倒的な強さと悪役感がやはり素晴らしく!
敵役が敵役として確固とした存在を示さないと、この物語は成り立たないですし、
彼もまたこの物語を支える楔の一つであるのだと思いました。


で、2部。
なんというか、めっちゃ王子様テイストでしたね!
この衣裳と演出が似合う二人が凄いなあ、と思いました(笑)。
機嫌よく弟の真似をする兄者、可愛いv
歌もダンスも安心して観られるので、どれも見応えがあるのですが、
今回は二人のソロ曲が個人的にツボでした。
なんなの、あの膝丸とフラメンコの親和性の高さ!
でもって、兄者は一人ミュージカルという感じでした。
アレンジも照明も兄者の動きも本当にミュージカル!
いやもう、ぜひ彼にはロミオやヴォルフを演じてほしいです。
加納さんの舞いは、あの何かを払うような動きの意味が凄く気になりました。
どなたか解説して欲しい・・・!
それにしても、♪アヴェ・マリア で日舞、本当に素敵だなあ。

そんなこんなで、再演ではあるけれど、さらに一つレベルを上げたような舞台でした。
刀である彼らが経験した“主以外の物語”を語るような形なのかな、と思うのだけれど、
他の刀でもぜひこういう物語を観てみたいなあ、と思います。
獅子王くんとかどうかな・・・
鵺を葵咲の先輩みたいに化身化すれば何とかなるんじゃないかと。
というか、、観たいです!!あ
それにしても、この舞台を観るとSLAVAのCDが聞きたくなるなあ。
また探し出さなくては!

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