そこにあったのは

彼らの本気。
彼らの熱情。
彼らの歓喜。
彼らの挑発。
彼らの今。

―――研ぎ澄まされた、彼らの粋。


UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2016
「Dr. Izzy」

2016.7.15 オリンパスホール八王子 1階21列40番台


というわけで、ユニゾンツア初日に行ってきました!

新譜の「Dr Izzy」が出てからおよそ1週間。
これがまた馴染むのに時間のかかるアルバムで(笑)。
最初に聴いたときには、頭も耳も気持ちも、全然彼らに追い付けないのに、
なんだかいろんなものを根こそぎ連れ去られたような感覚に動揺してみたり。
通勤のお供に繰り返し聴いて、徐々に馴染んできたかな・・・という時期でのライブとなりました。

で、結論。

めっちゃくちゃ楽しかった!!

・・・私の感想も思いっきり通常営業だな(笑)。

以下、ネタバレになります。
これから参戦される方はご注意くださいねー。


今回のツアー初日は八王子駅すぐそばのホール。
実は、立川までは行ったことはあるけれど、八王子に降り立つのは初めて。
もちろん、このホールも初めてだったのですが、とっても広くて綺麗なホールでした。
・・・階段上らないと入れないのはちょっとおばさんには優しくないけどね(^^;)
もともとはクラシックコンサート向けなのかなー。
サイドにも席があって、あの席から観るのも面白そうだなー、と。
そして、2階席3階席はめっちゃ高くて、最前列で飛び跳ねたら楽しいけど怖そうだなあ、と思いました(笑)。
そんな私は、1階席中通路のちょっと後ろの上手側。
非常に視界良好でございましたv

で、セットリスト!

♪ エアリアルエイリアン
♪ アトラクションがはじまる (they call it "NO. 6")
♪ 場違いハミングバード
♪ リニアブルーを聴きながら
♪ マジョリティ・リポート (darling, I love you)
♪ マイノリティ・リポート (darling, I love you)
♪ Miss. サンディ
♪ パンデミックサドンデス
♪ 8月、昼中の流れ星と飛行機雲
♪ 君はともだち
♪ 等身大の地球
♪ 23:25
♪ mix juiceのいうとおり
♪ BUSTER DICE MISERY
♪ オトノバ中間試験
♪ シュガーソングとビターステップ
♪ シャンデリア・ワルツ
♪ Cheap Cheap Endroll
♪ 徹頭徹尾夜な夜なドライブ

en.
♪ フライデイノベルズ
♪ like coffeeのおまじない
♪ 桜のあと (all quartets lead to the?)


会場に入ると、舞台の上には千本格子みたいな白い板が何枚もぶら下がっていました。
(縦のラインだけだから格子とは言わないかな?)
舞台前方と後方に高さを変えて何枚もあって、その間に機材が置いてあるという感じ?
ユニゾンでこういう舞台セットみたいなものがあるのは初めてなので、
これをどんなふうに使うのかなあ、とちょっと楽しみになっていたのですが・・・

照明と併せて、とんでもなく素敵な演出でございました!

客電が落ちた時、舞台上は透明度の高い青い光に満ちていたのですが、
SEが流れるうちにその青がどんどん深い蒼になって、
その光が客席も満たすようになって・・・それだけでちょっとテンション上がりました(笑)。
で、その蒼の底に三人が順番に出てきて、それぞれが(多分)1回音を鳴らして。
そして始まった1曲目。
♪エアリアルエイリアン の前奏が流れた瞬間、舞台奥から白い光が客席に向かって放たれました。
重なり合う細い白い光の中、浮かび上がる黒い影の三人。
うわあ、思い出したら鳥肌立った!
もう、そのくらいかっこよかったですv

♪エアリアルエイリアン って、もの凄い変拍子の曲で。
以前から、田淵さんの作る奇数拍子とか変拍子の曲が聴いてみたいなー、と思っていたのですが、
ここまでとんでもない変拍子が来るとは思っていなくて、
初めて聴いたとき、喜ばしいやら訳わからないやらで、「ちょっと待ってー!」と叫びたくなりました(笑)。
結局、何拍子なのか考えるのは放棄したんですが(え)。
なんていうか、凄い異空間な曲だなー、と。
その異空間さを、この演出はさらに増強する感じで、個人的にはすっごい好みでしたv
ちょっと近未来とか、宇宙船とかのイメージもあるかなー、なんて。
その後も、この板を有効活用した照明の演出に、何度も感動しちゃいました。

で、そこから間髪入れずのアトラクションで、前方の板の何枚かは上方へ。
ステージ上も明るくなってやっと彼らの姿が見えたのですが、それにもまたテンションが上がり(笑)。
というか、アトラクション、すっごい楽しいよね!
タンタンタンって入るリズムに、自然に手が上がる感じ。
確かこの曲で、ドラムに白い光が集中する瞬間があって、
その時の鈴木さんの笑顔がほんとに楽しそうで、こっちまで笑顔になっちゃいましたv
それにしても、この曲のどんどん上昇していく感じ、ほんとに気持ちいい(*´▽`*)

場違いは確か赤と青の照明・・・だったかな?
3曲目でここまで煽るか!と思いつつ田淵さんの動きにつられました(笑)。
リニアブルーは、客席のコーラスの完成度が素晴らしく!
あ、そういえば、この日はあんまり手拍子起きなかった気がするなー。
私がテンション振り切れて覚えてないだけかもだけど。

確かこの辺でちょこっとMCがあったような。
新曲ばっかりのライブ、的なことを言ってたかな?
でも、そうか。
新譜が出ての初日だから、ライブでは初めて聴く曲ばっかりなんだよね。
CDで聴いて、これはライブだと絶対かっこいい!と思った曲が、
ほんとに、というか予想を超えてかっこよかったのは、泣けるくらい嬉しかったなー。

♪マジョリティ・リポート は、斎藤さんの女優っぷりがなんとも素晴らしくv
(ついつい青い珊瑚礁に反応しちゃうんだけどね(笑))
というか、聴きこむにつれていろんな景色の見える曲だなあ、と思います。
田淵さんの意図する“マジョリティ”の“マイノリティ”が何なのか、多分私はわかっていないけど、
この、どんどん雰囲気というか思考が流れていて、でも大切なものは変わらない頑固さとか、面白いなあ、と。
で、実は新譜の中でかなりお気に入りなのが♪マイノリティ・リポート だったり。
なんとなく懐かしい雰囲気もなんですが、この曲、斎藤さん(の声)がとんでもなく美人さんじゃないですか?!
生で聴いたらちょっとくらくらしました(笑)。

♪Miss. サンディ は、前奏がちょっと長めだったかな。
美人さんから可愛い感じにガラッと雰囲気が変わる斎藤さん・・・凄すぎる!

♪パンデミックサドンデス は、これまで何度かライブで聴いていて、
でも歌詞があんまり聞き取れていなくて悔しい思いをしていたのですが、今回はちゃんと聞き取れましたv
人の脳の、聞こえたものを刻み込まれた知識と結びつける力に感謝!(笑)
間奏の、ベースがベースで、そこに音が重なって行ってギターソロになる流れ、凄い好きv
でもって、曲の中で2か所、上手から斎藤さんにだけ斜めにスポットライトが当たる部分があって、
それが凄い鮮烈なイメージとして残りました。

その後は、ちょっと静かなパート、かな。
実はこの辺でちょっと冷房に負けそうになりました(^^;)
♪8月~は癒しパワーがすごいなあ、と。
で、そこからの♪君はともだち の流れにちょっと泣けた。
というか、この時の照明がね、とても優しい夕焼け色で。
格子を通って舞台上と客席に届くその光は、
この空間を、放課後の教室みたいな、秘密基地みたいな、
壊したくなくて、でもとてもとても脆い大切なもの―――瞬間みたいに感じさせて。
なんだか泣きたくなっちゃいました。
この2曲のどちらかだったと思うのだけど、
演奏の最後の音が鳴った後、3人が全くそのままの姿で動かなくて、
その3人をそれぞれオレンジの細いライトが照らしてる、という数瞬があって、
それもなんだかずっととっておきたいような気持になる光景でした。

♪等身大の地球と♪23:25はやっぱり楽しいねーv
♪23:25 の最後、斎藤さんと田淵さんが向かい合って弾いて、
最後に田淵さんが倒れるの、ルーチンなのかなー。
仲良しな感じに和みますv

で、確かここで眺めのMC。
今回、12年目にして一番プロモーションが多かったんだとか。
ありがたいし楽しかったけど、緊張もしてたので、いろいろ夢を見たそう。
袖に立ってこれからライブ!というときに、「俺、全然練習してない!」と思うとか、
ぼろぼろ歯が向けるとか、廊下がすっごい狭いとか・・・まあ、いわゆる悪夢?(笑)
普段占いは信じないけど、夢占いをちょっと調べて見たりもしたそう。
で、最近、よく見る夢があって・・・、と斎藤さん。
昔も良く見ていたんだけど、夢の中の斎藤さんは空が飛べるんだそう。
思い浮かべると体が浮いて、平泳ぎの要領で一掻き10mくらい進むんだとか!
どこに行くにも飛んでいたんだけど、そのうちこの能力を持っているのは自分だけだと気づいて、
ほかの人に知られると、秘密結社につかまって人体実験されるかも、と思って、能力封印!
それが大体8歳くらい(笑)。
で、ずっと飛ばないでいたのだけど、最近見る夢では、
30階くらいにある自分の部屋(ほんとはそんなに高くない)に刃物を持った怖い人が入ってきたりして、
ベランダまで逃げて、ここであの能力を使わないでどうする!と飛ぼうとするんだけど、
一掻きで2mmくらいしか進まなくて・・・(それ誤差範囲(^^;))という夢らしいです。
これも夢占いで調べたら、「空を上手く飛べない」という項目があって、その意味を見たら・・・

「あなたは性的欲求不満です」と。

えーと・・・客席もステージ上も、すっごい微妙な雰囲気になったよね(^^;)
笑っていいのかつっこんだらいいのか私も本気で悩みました(笑)。
鈴木さんや田淵さんにも振ってたけど、二人とも微妙な笑顔だったなー。
うん、まあ、そういうのはライブで昇華するといいよ!

で、そこからの♪mix juiceのいうとおり は、とっても爽やかな雰囲気でしたv(笑)
この曲のピアノの、爽やかなだけでも、可愛いだけでもない―――揺らぎ、かな?
それが個人的にすっごい印象的。
でもって、この曲の時、セットの板に7色の照明が当たるのがとっても綺麗!
サビの時に、少し紫の気配のある淡い桜色になるのも良かったなー。
なんというか、虹の中に入りこんだらこんな感じなのかなあ、なんて思ってしまいましたv
この曲のスキャットのところ、斎藤さんの声にイズミカワさんの声が重なって、
更に田淵さんの声(鈴木さんも?)が重なっていくのが、
可愛いというか、もの凄い多幸感というか、とにかく大好きなのですが、
生で聴いたら、もう嬉しい!って気持が溢れそうになってしまいました。
でもって、終盤の「そんな魔法はほしくないぜっ!」っていうのも凄い可愛いv

その流れで鈴木さんのドラムソロ!
この日は(も?)鈴木さん、ほんっとに楽しそうで、
そこまでも何度も目を奪われる瞬間があったのですが、
ドラムソロはまた違うニュアンスでの楽しさがありますよねー。
もう食い入るように見つめて、同時にわーい!って飛び跳ねたくなるくらい楽しくなって・・・
で、そこからのセッションからの♪BUSTER DICE MISTERY の流れにはもうどうしようかと!(笑)
前奏の隙間でタイトル言ってたけど、♪天国と地獄 みたいにこの曲も毎回タイトル言うのかな?
この曲は、CDで聞いたときに、ライブで見たら絶対かっこいい!!と思ったのですが・・・
うん、もう予想以上のかっこよさでした!
間奏の、三人の音の重なりというかぶつかり合いというか、挑発し合いというか。
僅かな空白からの畳みかけるような流れもほんとに好きv
多分、この曲だったと思うのだけど、動き回る田淵さんに対抗するみたいに、
途中で鈴木さんが立ち上がって伸びあがるようにしてシンバルを叩いてて。
一瞬片足立ちみたいに見えて、えええ?!と思ってしまいました。
ほんと、エンターテナーだなー、鈴木さんv

♪オトノバ中間試験 も、やっと歌詞が聞き取れたよ!(笑)
とはいえ、CDで聴いてもちゃんと聞き取れないくらい早口で、
これをライブで破綻なく歌える斎藤さんのスキルにもう感嘆するばかり・・・
なんかもう、あの歌詞に納得するというか苦笑いするしかないというか(^^;)
合いの手にちょっと乗り切れなかったのが個人的に悔やまれるので、
次回参戦するときは、遅れず叫びたいと思います(笑)。
そういえば、田淵さんが手を振り上げるというか不思議な動きを繰り返ししてたのって、この曲だっけ?
いや、彼の動きはいつも不思議なんだけど(笑)。

♪シャンデリア・ワルツは、格子越しに前方客席に降り注ぐ光が凄く綺麗。
・・・なんて和んでたら、ここで♪Cheep Cheep Endroll !
最初にCDで聴いたときは、何事?!と思ったのですが、
この曲もライブで聴くとニュアンスがちょっと変わるねー。
♪crazy birthday 系統なのかなもしかして。
なんか、すっごいいろいろ発散できました(笑)。
で、間奏のところだったと思うのだけれど、
田淵さんがベースを投げてキャッチしたところで、いきなり演奏が止まりました!
田淵さんがベースを確かめるような仕草をしたり、
スタッフさんがちょっと出てくるような雰囲気があったり・・・
え? 機材トラブル?! 斎藤さん、めっちゃ機嫌悪い顔してない??
って、すっごいハラハラしたんですが・・・当然のことながら演技でございました。
前の前のツアーの時の♪インスタントエゴイスト に引き続き、思いっきり騙されましたよ・・・
うん、ちょっとは学習しようね私(^^;)
それにしても斎藤さん、見事な女優っぷり役者っぷりでしたv
その演出の後の盛り上がり、とんでもなかったものね。

そんなこんなで、ちょっと動揺してるところに、とどめの夜な夜な!
蒼い空間を切り裂くみたいな赤いレーザーが凄い不穏な感じで良かったですv
というか、もうこの辺りになるとテンション上がりすぎて何が何だかわからなくなってた気が(^^;)
結構毎回思うのだけど、最後にとどめを刺してくるの、ほんとにとんでもないけど楽しい!!
客席の床、揺れてたように思ったのは私だけでしょうか・・・?


アンコール待ちの間、ちょっと呆然としていたら、いつの間にかセットの板はなくなっていました。
でも、それに気づいたのは♪フライデイノベルス が始まって、
ドラムセットの後ろの幕が引き上げられるのを見た時。
それまで、幕が下りてるのにも気づかなかったって、どれだけ放心してたんだろう、自分(^^;)
でも、幕がゆっくりと上がって、セットも何もない広い空間に光が満ちるのが、
なんだか凄い気持ちよかったなあ。
この曲は、とにかく斎藤さんの声の可愛らしさと、ギターのアグレッシブさのふり幅が楽しくv
田淵さんが何度も首を傾げるようにするのも可愛かったな。
そして、久々の♪like coffeeのおまじない も可愛くてねーv
今回のアンコールは可愛い系だなー、なんてほのぼのしてたら、♪桜のあと で感情振り切れました。
いや、この曲も可愛い系なんだけど、個人的に凄く痛いというか、いろんな記憶が喚起される曲で。
このタイミングで持ってこられると、もう泣くしかなくなるの。
確かこの曲で、客席も全部明るくなったと思う。
舞台と客席という明確な境界が、その瞬間にすっとなくなって、
綺麗に丸い一つの空間になったみたいで・・・その感覚がなんだかとても嬉しかった。

この日は、本編もアンコールも、最後の曲の終わりはあっさりしていたような気がする。
終わりを惜しむように音をつなげることも、田淵さんが前転することもなく、
(上手下手に動きまわってはいたけどね(笑))
凄くシンプルに、最後の音を奏でて、そして3人とも笑顔で退場していきました。
でも、全然名残惜しいという感じはなかった。
それよりもずっと満足感の方が強かったように思います。
たぶん、そのシンプルさは、今回の「Dr.Izzy」にも感じられたもので。
過去最高のプロモーションのいくつかのインタビューの中で彼らが語っていたように肩の力の抜けた、
でもギリギリのラインで研ぎ澄まされた、今の彼らの粋(すい)なんじゃないかな、と思う。

長いツアーの中で、彼らが作り出す空間は、どんどん研ぎ澄まされていくのかもしれないし、
不純物が混じることで別の輝きを得ていくのかもしれない。
でも、どんな変化があったとしても、彼らはその瞬間のUNISON SQUARE GARDENの粋を、
何の衒いもなく、手渡してくれるのだろう。
またその瞬間に立ち会える時を、今から心待ちにしていようと思います。


というか、今回あんまりにもテンション上がりすぎてて、細かいこと全然覚えてないのよ(^^;)
ここチェック!とか、いろいろ思ったのになー。
セットに当たる照明も、閉鎖空間とか雨の夜とかCGの中みたいに感じた瞬間があったのに、
どの曲だか全然覚えていない・・・(^^;)
板に田淵さんや斎藤さんの影が映るのとかも凄い素敵だったんだけどなー。
とりあえず、あと何回かこのツアーには参戦できる予定なので、
今度はもっといろいろ覚えておきたいな、と思います。
とりあえず、長丁場のツアー、メンバーもスタッフのみなさんも、どうぞお体に気をつけて。
楽しく怪我なく元気に走り抜けてくださいね!
でもって、MVフル、早く見せてください!(笑)

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