生きてます!

って、いきなり生存宣言ですみません!
3月後半から仕事で気力体力ガリガリ削られてしまって・・・ブログ、思いっきり放置でした。
このブログも結構長いけど、月に1個しか観劇記録を書かなかったのは、初めてじゃなかろうか・・・?
気持ちと体に余裕がないと、観劇をしても何かを受け止めることがとても難しくなるし、
たかが観劇記録とはいえ、何かを書く―――作りだすのは本当に難しいんだなあ。
「貧すれば鈍する」って言葉を、身を持って実感した半月でした(^^;)
4月は結構観劇予定を入れちゃってるので、いろいろ余裕が持てるといいなあ、と思います。
とはいえ、今もまさに新年度が始まったばっかりで、まだちょっといろいろ余裕がありませんので、
今日は時間を30分に限って簡単に観たよー!の記録だけ。


「ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち」

2018.3.24 マチネ 日生劇場 1階E列20番台

出演:鹿賀丈史、市村正親、木村達成、愛原実花、香寿たつき、今井清隆、森公美子、
    真島茂樹、新納慎也、大塚雅夫、高木裕和、美濃良、土器屋利行、渡辺崇人、富山忠、
    附田政信、佐々木誠、松谷嵐、白石拓也、花井貴佑介、林アキラ、日比野啓一、園山晴子、
    榎本成志、丸山奏右、森山純、提橋一平、井戸陽平、下道純一、福山健介、精進一輝、
    髙橋桂、多岐川装子、浅野実奈子、首藤萌美


私がこの舞台の初演を観たのがもう四半世紀前。
それから3度の公演をそれぞれに見届けて、今回5回目の邂逅となりました。
正直なことを言ってしまえば、この公演の情報が出た時、
嬉しさと同時に、前回にもまして戸惑いが強かった。
いや、戸惑いというよりも諦めかな。
実際に観てみても、いろいろ思うところはあるし、言いたいこともある。
でも、実際に観てしまったら―――あの空間で、このミュージカルが持つ力を全身で感じてしまったら、
なんだかもうこれはこれでいいのかなあ、という気持ちになりました。
というか、やっぱりこのミュージカルって凄いんだなあ、としみじみ思ってしまった。

現実と虚構。
デフォルメとリアル。

その境目が、たぶん今の私の感覚からはちょっとずれているのだけれど、
それでも、カジェルたちのショーはほんとに綺麗で可愛くて大迫力で楽しめたし、
ザザの歌う♪I am what I am にはハンカチが間に合わないくらい泣けた。
♪今この時 は一緒に口ずさみたくなるくらい幸せな瞬間だし、
あの静かなラストシーンは、そこに至るまでの喧騒と葛藤があってこそだった。
うん。
やっぱり私はこのミュージカルが好きなんだと思う。
好きだけど―――好きだから、このまま変わってほしくないと思うし、新しい世界を見たいとも思う。
この矛盾した気持が、次にこのミュージカルと向き合った時にどちらに傾いているのか。
それを、楽しみにしていようと思います。

今回一番好きだったシーンは、♪アンヌと腕を のシーン・・・の鹿賀さん演じるジョルジュ(笑)。
初々しく踊る二人を見つめ、そしてふっと目を閉じたその表情がとても幸せそうで、
踊る二人が若かりし日のジョルジュとアルバンに見えてしまいました。
台詞ではあまり描かれていない二人の過去が、でも、こんな風に温もりのあるリアルさで思い浮かぶからこそ、
彼らの関係性がとても深いものになるんだろうなあ、と思う。

ジャン・ミッシェル役の木村くんはたぶん初見なのだけど、
(って、今調べたら、影山役だった子なんだ?!)
甘い歌声と口を尖らせた顔がまさにジャン・ミッシェル!という感じ。
愛されて育った子どもの良いところも悪いところもちゃんと見せてくれたような気がします。
なんというか、自分が何をしても、ジョルジュとアルバンは自分を見捨てはしないと、
本能的な部分でわかっている感じ?
その“当たり前の愛情”が、決して当たり前のものではないことに、
そして同時に、変わらないものにすることができることに、彼は気づいていったんだな、と思う。
♪見てごらん(リプライズ) のシーンは、本当に大好きなシーンなのですが、
ジャン・ミッシェルはもちろん、彼を見つめる人たちの表情が本当に優しくて・・・
私まで、なんだか優しい気持になってしまいました。
特に、愛原さん演じるアンヌの表情が素晴らしかった。
あの眼差しを見るだけで、アンヌがどんなふうにジャン・ミッシェルに心惹かれているのか、
どんなふうに彼と寄り添って歩いていこうと思っているのかが、とてもクリアに届いてきた気がしました。

上記のジョルジュもだけれど、今回は台詞や歌以外の表情に魅了されるシーンが多かったかな。
1幕ラスト、歌うザザを見つめるカジェルたちの表情も凄く良かった。
あのシーンのザザの言葉―――歌詞って、多分多かれ少なかれカジェルたちの誰もが持っている気持ちで。
それを突きつけられたことに対する衝撃。
それを赤裸々に歌い上げるザザへの感嘆。
それが自分の未来であるかもしれないと思う恐怖。
そして、そうやって生きていくことへの共感。
一度の観劇ではカジェルたち全員の表情を見ることはできなかったけれど、
あのシーンは、舞台の中央で歌うザザだけでなく、舞台の上にいる人全ての感情がリアルだった。
そんな風に思いました。


あ、そろそろ時間切れ!
かなり中途半端な記録になってしまいましたが、でも、今回思ったことは書けたかな。
東京公演を終えて、カンパニーのみなさんは地方公演に向かわれるころでしょうか。
なかなかに動きの激しい舞台ですので、みなさんお怪我などないように。
無事に素晴らしい大千穐楽を迎えられるよう、お祈りしております!

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