瓔珞の音

アクセスカウンタ

zoom RSS 春の色

<<   作成日時 : 2008/04/09 21:35   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

空の色も花の色も山の色も、すっかり春らしくなりましたね。
冬枯れの山の木々の中にほわんとした桜のピンクが現れて、
その華やかな色が褪せると同時に木々の萌黄色が目立ってくるのを、
毎朝の通勤時に楽しく見ています。
私の職場の周辺も、ようやく桜が満開になりました。
そして、待ちに待った菫の季節。
職場の芝生や裏の林(があるんです!)には、毎年小さな菫が咲きます。
この花を見ると、ああ、春がきたなあ、と思うんですよね。
野生の、とても小さくて、色も淡い地味な菫だけれど、
私にとってはとても大切な季節の便りです。

さて、書き残していた先週の観劇記録を。
このお芝居の舞台は真夏だけれど、
観終わった後の気持ちは、あの菫の花を最初に見たときのような、
優しくて、暖かいものでした。



「MIDSUMMER CAROL 〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜」

2008.4.6 東京千秋楽 PARCO劇場 H列一桁台

作:後藤ひろひと
演出:G2
出演:吉田鋼太郎、志村玲那、 笠原浩夫、新妻聖子、山内圭哉、中山祐一朗、
    戸次重幸、 月船さらら、 楠見薫、春風亭昇太、岡田浩暉


3月末に初めてこの舞台を観たあと、
どうしても我慢できなくてまた観にいってしまいました。
全体的な感想は初回の時と大きく変わりません。
でも、ストーリーを知っていた分だけ、もう少し細かな部分をみることが出来たかな。
堀米がわりと露骨に自分が作者だと匂わせているとこととか(笑)。
ただ、東京千秋楽だったせいか、
初回よりもちょっと舞台そのものが浮き足立っている印象がありました。
サービス満載ともいえるのかな?
ので、初回とは私も泣けたシーンがちょっと違っていました。

今回一番印象に残ったのは、室町という人物の造詣でした。
この物語は、「いじわるとよわむしたちの記録」で、
出てくる人たちはみんな”弱さ”を持っている。
その”弱さ”はそれぞれで、
その根っこもそれぞれで・・・
でも、この物語の一番の象徴は、室町の”弱さ”なのかなあ、と思いました。
少しだけ舞い上がった舞台の中で、
室町の確固とした”弱さ”はとても説得力がありました。
最初に観たときのような衝撃はなかったけれど、
それを見ることが出来ただけでも、この舞台を観にいった価値があったかなあ、と思います。

このお芝居は、それぞれの登場人物が際立っていて、
どの人が主役、という感じではないように感じました。
だから、たぶん演じる役者さんが変わると、印象もずいぶん変わってしまうのだと思います。
初演のDVD、買おうかどうしようか凄く悩んだのだけど・・・

私にとって、可愛いくらいエゴイストな大貫は吉田さんしかありえないし、
流されるつづける弱さと強さがある浩一は戸次さんそのままだし、
淡々と前を見続ける浅野先生の笑顔は岡田さんのものだし、
さりげない存在感と大胆さを持った滝田は中山さんの味だし、
ある意味一番まっすぐな木之元さんは楠見さんだからこそだし、
一途ではじけきった雅美ちゃんは月船さんだから出せる美しさだし、
多面性が魅力的な光岡は新妻さんの堅実さがあってこそだし、
どこかに飛んで行っちゃいそうな不思議さと最後の堀米の笑顔は春風亭さんのお人柄なのだと思うし、
初演と唯一同じ役者さんだった龍門寺はもう山内さんとは切り離せないでしょうし、
純真なだけでない深さを持ったパコは玲那ちゃんの雰囲気にぴったりだったし・・・

うん、やっぱり初演のDVDは今はみないでおこうと思います。
いつか、もうすこし冷静にこの物語を見ることができたら、
そのときにもう一度考えてみたい。
そして、また別の役者さんで再演されることがあったら、
ちょっと怖いと思いながら、それでも観にいってしまうのだろうなあ、と思います。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
春の色 瓔珞の音/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる