瓔珞の音

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zoom RSS 恋の喜び

<<   作成日時 : 2009/03/26 22:26   >>

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先週の暖かさと打って変わって、今週は寒いですねー。
今朝は赤城山も榛名山も子持山も(ローカルですみません)、
粉砂糖をかけたように白くなっていました。
そして、遠くの山々の見え方もまるで冬のよう・・・(笑)
その雪のように真っ白な花を咲かせた雪柳も、
咲き始めた辛夷や白木蓮も、膨らみ始めた桜の蕾も、
身を縮めてしまいそうな寒さでしたが、
陽射しだけはもうすっかり春だなあ、と思います。
こんな寒の戻りも、綺麗な花を咲かせるためには必要なのかも。
そう思いつつ、年度末を乗り越えております(そこか/笑)。

さて、では先週の名古屋遠征の後半を。


「レ・ミゼラブル」
2009.3.21 ソワレ 中日劇場 1階15列一桁台

出演:今井清隆、岡幸二郎、知念里奈、シルビア・グラブ、神田沙也加、藤岡正明、三谷六九、田中利花、
    東山義久、吉井一肇、古口貴子、B組


さて、今回の遠征、一番の目的は大好きなお友達に会うことでした。
そして、レ・ミゼに関しては、まず東山アンジョを観ること。
次に、一昨年観ることが出来なかった藤岡マリウスと、
今一番注目な若手女優の沙也加ちゃんコゼットを観ることだったのです。
ので、今回の感想は、このお二人を中心に!


まず、藤岡マリウス・・・
すっごい猪突猛進!なマリウスですねー(笑)。
もうそれがめちゃくちゃ印象に残りました。
その場その場で、目の前にあるものしか見えていないというか(え)。
ブリュメ街のシーンとか、塀を乗り越えた後、コゼットと驚かせたと思って帰ろうとするのも、
塀にぶつかっちゃいそうな勢いだったし・・・
泉見マリウスも結構周りは見えてなくて、でも、彼の場合それは微笑ましいのですが、
藤岡くんの場合は、後ろから襟首捕まえて説教したくなっちゃいましたよ(笑)。
だってね、なんだかもの凄くエゴイスティックな一途さに見えちゃったの。
ある意味とても”貴族的”というか・・・
ああ、このマリウスはエポニーヌのこと対等には見てないなあ、と思っちゃった。
知念里奈ちゃんのエポがまた、そんなマリウスだと解かっていながらも、
惹かれずにはいられないという諦念のようなものが感じられて、そのギャップが切なくてねー。
なので、エポニーヌの死は、先のないその恋に殉じたようにも、
彼への最後の告白であり復讐であったようにも見えてしまったし、
同時に、彼女の死んだ後のマリウスの嘆きの深さも、
なんというか自分自身のための嘆きに見えてしまった。
ほんとに、最後まで同じ次元に立つことの出来ない二人だったなあと。

大人なようでいて、実は内面はとても未成熟なマリウス。
だから、アンジョの彼への対応もとても過保護に感じました。
ええ?!そこまで庇うの?! みたいな(笑)。
もちろん、「カフェ・ソング」をはじめ歌はさすがの聞き応えでしたし、
初見ですから見落としている部分も結構あると思うのです。
しかも、かなりの確率でアンジョに目を奪われてたしなあ(笑)。
昼にマイ・ベスト・マリウスな泉見さんを見てしまったのもあるし・・・
そんなこんなでちょーっと藤岡マリウスに肩入れし損ねてしまったのが、とても残念。
秋にはできれば花梨さん絶賛(でしたよね?)の別所バルジャンと藤岡マリウスの組み合わせで観てみたいです。


コゼット初挑戦な神田沙也加ちゃん。
とても聡明で、だからこそ素直になれない思春期真っ只中!な感じのコゼットでした。
コゼットには珍しいストレートの髪型もその印象を強めたかもしれません。
今までみたコゼットとは少し違った雰囲気で、でも、これもありかも、な説得力でした。
歌は、とても綺麗だけどちょっと弱さが目立ってしまう感じですが、
沙也加ちゃんの場合、表情がとにかく魅力的v
マリウスと出会うシーン、上手からだとコゼットの表情が良く見えるのですが、
戸惑った表情が、ぱーっと明るく華やかになるその変化が、とても鮮やかでした。
そして、ブリュメ街の時の、初めての恋に酔う様子も素敵。
こっちまで微笑んでしまうような喜びに溢れた表情でした。
でも、ちょっとパパに対しては素直になれないのね。
今井バルジャンがまた娘に対して愛情が深いがために腫れ物に触るようになっちゃうパパなので、
二人の間の空気がなんともいたたまれない感じでした(え)。
「One Day More」のシーンで、幼い日にバルジャンがくれた人形を抱きしめる時も、
とてもとてもパパが好きだけど、でも恋をしてしまったの・・・という雰囲気が感じられました。
親離れの時期、というか。
その雰囲気が最後のシーンまで繋がってしまった感じ。
瀕死のバルジャンにすがりつく時も、素直に縋りつけなくて・・・
だから、バルジャンが神に召されたあとの嘆きも、後悔のように見えました。

もっと、話せばよかった。
もっと、素直になればよかった。
もっと、近くにいればよかった―――そんな後悔。

なんか身につまされちゃいましたよ(え)。
藤岡マリウスとは、かなりラブラブでしたが、最後まで割りと二人の世界、な感じだったかな。
後ろの人たちの声が、この二人には届いているけど聞こえていないかも・・・と思いました。
まあ、これは私が感じただけのことなのですけどね。
沙也加コゼットも、また是非見てみたいです。


そして、ソワレでちょっと注目しちゃったのが、ガブローシュ役の吉井一肇くん!
歌声も良く響いていたし、元気一杯な様子も可愛かったし、
何よりとーっても演技派なガブローシュ!!
最期のシーン、撃たれてから「1、2、3!」と数えるまでのあの苦しみ方は、
観ていてかなり辛かったです。
あの苦しみ様と死に様を見てしまったら、砦のメンバーは打ちひしがれるって!
砦の内側にセットが戻ったときの、東山アンジョの悲痛の表情と、
グランデールの嘆きは、胸が痛くなるほど切なかったです。
あの時に、自分の腕の中をすり抜けていったものは、ガブローシュだけではなかった、
そう、アンジョは思っているように感じました。


で、やっぱり書かずにいられない東山アンジョ(いや、目的その2ですから/笑)。
上手から観ると、アンジョの表情が良く見えるんですよねー。
ABCカフェで恋を語るマリウスの声を聞いているときの憮然とした表情とか、
「民衆の歌」の一瞬前の、赤い旗をもって祈るように眼を閉じる様子とか、
エポニーヌの死のときの、グランデールとの視線のやりとりとか。
ひたすらクールに、冷静になろうとしているのに滲み出る迷いや不安が、
東山アンジョの最大の魅力だなあ、と個人的に思います。
カリスマであることを求められ、そしてそれだけの実力も吸引力もあるけれど、
彼自身もまだ発展途上の青年なんだ、という等身大の魅力。
今回はそういう部分が強調されているように感じました。
それにしても「民衆の歌」の最後、彼はなんて叫んでるんだろう・・・?


シルビアさんのファンティーヌは、やっぱり母としての強さも女としての弱さも感じられて、
涙なしには見れなかったし、
今井さんのバルジャンは、改心する前の荒々しさとその後の穏やかさがバルジャンそのものだったし、
三谷さんのテナルディエはやっぱりとっても怖かったし(涙)、
岡さんのジャベールは相変わらずのかっこよさでしたし、
個人個人の魅力は全開な感じの舞台でした。
でも、なんとな〜くばらばらな印象がちょっと残ってしまった・・・
たぶん、私の好みの真ん中ではなかったのでしょうね。
ま、そんな時もあります(笑)。

そうそう、この日はカーテンコールが凄い盛り上がってました。
岡さんが東山さんを押し出して「今日誕生日なんです!」と。
マチネの教訓(笑)か、結構意識して後ろの方にいたみたいなんですけどねー。
でもって、マチネと同様ちょっとだけ踊ってくれました。
あの高いジャンプでのしなやかさはさすが。
D☆Dのキラキラさはちょっといたたまれないのですが、
やっぱりいつかもう1回ぐらいD☆Dの公演観にいこうかなあ・・・
そして、なんとその後!
周りに押し出された今井さんがブレイクダンスを踊ってくれました!!
バルジャンのブレイクダンスですよ?!
凄いお上手でしたv 何気に東山さんより長く踊ってませんでしたか?
終った後おなかをぽんぽんしているのも可愛かったです(え)。
岡さんも踊ってくれないかなあ、とちょっと期待したんですが、それはさすがにありませんでした(笑)。


あ、アンサンブルさんは2回ともB組さんでした。
司教役の中井さん、とてもいい声をしてらっしゃいますねー。
個人的にはもう少し溜めがあると嬉しいかな(え)。
フイイ役の石井さん・・・トゥイの時の高音はとても素敵だったように記憶しているのですが、
フイイになるとどうして伸びがいまいちになっちゃうんでしょう・・・? ちょっと残念。
あと、今回ジャベールの自殺のあとの女性たちのシーン(カルーセルでしたっけ?)が、
なんだかとても胸に迫りました。
彼女たちの生きるための諦念と強さを感じると同時に、
学生たちの死は、彼らの生活の何も変えていないけれど、
でも、その死を受け止めることによって、彼女たちのどこかに何かが芽生えたのではないかと、
そんな風にも感じました。
ああ。やっぱり私は「レ・ミゼラブル」が好きだなあ・・・


そう再確認して、「レ・ミゼラブル」春の陣(笑)終了です。
秋の陣には何回行けるでしょうか。
見たい組み合わせが沢山で、今からちょっとどきどきです(笑)。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
藤岡マリウスのレポを読んでいて、2007とずいぶん役作り違う!?と思いました。
読みながら何だか千秋楽近くの藤岡クリスが目に浮かんで(汗)
中二日だし、若干影響受けてるのかな、なんて思ったり。

東山アンジョ、ご覧になった方皆さん絶賛ですね。見たかったなー。
次のレミでぜひ復活してほしいものです。

みずたましまうま
2009/03/28 10:28
みずたましまうまさん、こんにちは。
藤岡マリウスについては、他の方の感想などで、
なんだか自分の中に見る前からイメージがあったようで、
それがよくなかったのかなあ、と思います。
まっさらな気持ちで観たら、また違ったかも?
あ、でも、そういえば藤岡クリスも結構猪突猛進でしたね(笑)。
中二日ではなかなか切り替えも難しいですが、
もしかしたら私のほうがクリスの印象が強かったのかもしれません。

東山アンジョ、良かったですよー。
東京で見られないのは残念ですが、
また次での復活、私も期待していようと思います!
恭穂
2009/03/29 17:50
はじめまして。いつも、観劇レポ楽しく拝見しています。
今回の藤岡マリウス&知念エポの恭穂さんのレポを拝見して、
エポニーヌにとっての不幸は、
マリウスがコゼットに一目ぼれしたことなのではなく、
マリウスやコゼットと同じ場所にいられなかったことなのかも、と
改めて考えさせられました。
もともとは、コゼットとエポニーヌは同じ場所にいたのに
エポニーヌだけが、落ちていってしまった。
それを彼女が自覚していたとしたら、とても切ないですね。
残念ながら、今回、知念さんの出演日を見る機会がなかったのですが、
今回のレポを読んで、チケット買っておけばよかったと後悔しました(笑)
こうして、出費が増えていく…(笑)

今日は、中日劇場でのレミゼ千秋楽でしたね。
この1ヶ月の中でも、特に密度の濃い舞台だったように感じまして、
1幕から泣き通しでした(笑)
ところどころでの俳優さんのアドリブも、いつもより多めだったような。(主に森さんでしたが…)

年度末、お忙しいことと思いますが、どうぞご自愛くださいね。
また、舞台の素敵なレポを楽しみにしています!
さつき
2009/03/29 21:06
さつきさま、はじめまして!
このような独り言辺境ブログにいらしていただいて、
ありがとうございます。
楽しんでいただけているなら、とても嬉しいですv

エポニーヌとマリウスの立ち位置が違う、というのは、
今回の舞台をみて初めて思いました。
そういう社会的地位の違いというものは、
たぶんこの物語には常にあるもののはずなのに・・・
エポニーヌの「笑っちゃうわね・・・」という台詞が、
とてもとても切なかったです。
個人的に知念さんのエポは、とても”女”を感じるのですが、
心情の流れはとても納得できて大好きなのです。
もちろん”少女”の純粋さのある新妻エポも大好きだし、
坂本さんのエポは安心感があるし、
玲奈ちゃんのエポはまだ見たことがないし・・・
私もどんどんチケットが増えてしまいそうです(笑)。

名古屋千秋楽、ご覧になったんですね!
いい舞台だったようですね。
その空間にいられたさつきさんがとても羨ましいです!
森さんはほんとにエンターテナーですよねー。

コメント、本当にありがとうございました。
また是非遊びにいらしてくださいね!
恭穂
2009/03/30 21:41

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