瓔珞の音

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zoom RSS 夏休み最後の日?

<<   作成日時 : 2011/08/31 21:39   >>

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8月もあと数時間になってしまいました。
そして私は夏休みの最後の一日、宿題を前にした子どものような心境です(笑)。
もちろん、観劇記録は宿題(=義務と責任)でもなんでもないのですが、気分的にね・・・
ここ数日仕事と頭痛に負けてネット環境から遠ざかっていたので、
皆さんのブログにお邪魔したり、メールやツイートのお礼もしたいし。
でも、その前に一つでも観劇記録を!

ということで、今回簡単に。


キャラメルボックスボックス2011サマーツアー
「降りそそぐ百万粒の雨さえも」

2011.8.27 ソワレ サンシャイン劇場 1階15列10番台

出演:左東広之、畑中智行、三浦剛、阿部丈二、大内厚雄、岡田達也、筒井俊作、小多田直樹、賽川貴美子、
    岡内美喜子、坂口理恵、温井摩耶


キャラメルボックスを知ったのは、多分高校の時だったと思います。
当時うちの高校の演劇部が好んで上演していたのが、
キャラメルボックスと第三舞台と夢の遊眠社だったのです。
個人的には夢の遊眠社の戯曲が好みだったのですが(笑)。
観劇にはまってから、野田秀樹さんの舞台は何度か観ることができましたが(やっぱり大好きでした!)、
キャラメルボックスはなかなかご縁が無く・・・実は今回が初めての観劇だったりします。

観終わっての感想は・・・
1.若いときに観たかった!
3.ZABADAKが聴きたい!
2.「風光る」を読み直したい!
でした(笑)。

いやー、なんというか、凄い若々しいお芝居、というか空間を演出されるんですねー。
劇場に入った途端耳に飛び込んでくるZABADAKの楽曲とか、
いきなりステージにスクリーンが下りてきてグッズ宣伝を始めたりとか、
若手の劇団員が注意事項を高らかに語りだしたりとか、
高校生の頃だったら、たぶん素直に楽しむことができたんだろうなあ、と思います。
・・・つまり、そのノリについていけなかったんですよ、私(汗)。
グッズ宣伝も注意事項も、「えええ?何事?!」と思って思いっきり退いちゃって、
もしかして私めちゃくちゃ場違い?!って、ちょっといたたまれない気分になってしまいました(笑)。

そんな気持ちのままお芝居が始まっちゃったので、
最初はどういうスタンスで観ていいのかわからなくて、
「ここは笑うのか?笑ってあげたほうがいいのか?」とか真剣に考えてたんですが、
物語が進むに連れて、そういう距離感はすっと無くなっていきました。


物語の舞台は幕末。
鳥羽伏見の戦いに敗れた新選組の面々が、船で江戸に向かうところから始まり、
そして、五稜郭の戦いのあとまで、新選組の落日を描いていました。

急速に変わり行く世相の中で、
ある者は己の信じるものを信じ、
ある者は己を賭けるものを探し、
ある者は己の誠をひたすらに貫き、
ある者は己の命と向き合う。

実はこのお芝居、新選組とそこに飛び込んだ迅助という若者を描いた三部作の最終話なのだそうです。
私はもちろん前二作を観ていないのですが、
それでもすんなりと人間関係や登場人物の個性がわかるようなつくりでした。
というか、私が勝手に脳内で「風光る」変換をしていたのかも(笑)。
あ、でも、「風光る」って、それこそ三部作の第一作「風を継ぐ者」に触発されて生まれたんですよね。
そういう意味では、自然な脳内変換だったのかも(笑)。

お芝居そのものも、なんというか漫画を読んでいるようなさらっとした印象でした。
生身の身体の体温や匂いを感じる、という感じが余りしなかったからそう思ったのかも。
それは決して悪い意味ではなくて(私、漫画大好きだしv)、
そのくらい役の個性が光っていたし、
物語りも、先へ先へとどんどん読み進みたくなるような求心力があったなあ、と思います。

個人的には、もうちょっと人間関係の深いところまで踏み込んで描いて欲しかったな、という気もします。
総司(畑中智行)とみい(賽川貴美子)の関係の変化とか。
総司と初めて会ったときに、彼が人を斬ったことがあるとみいが知った瞬間の表情と、
みいが立ち去った後、一人残された総司の表情がとても良かったので、
この二人の間にあったはずの葛藤や、気持ちが近づく過程を見てみたかったなあって。
でも、そうすると違うお話になっちゃいますね(笑)。

そんな中で、迅助(左東広之)と総司の気持ちの繋がりは凄い良かったなあ・・・
クライマックスの殺陣のシーンで、迅助と背中合わせになるように、
あの浅葱の陣羽織を着た総司が剣を振るう姿には、ちょっと涙してしまいそうになりました。
その後の土方さん(三浦剛)の「総司が来ていたな」という台詞にも、
「君たちはどれだけ強い絆を持ってるんだ!!」と、
このときばかりは高校生の頃のような素直な気持ちで感動しちゃいました(笑)。
迅助がまた、こういうベタなエピソードにも違和感のない造形なんですよねー。
土方さんにしろ、総司にしろ、もの凄く屈折したものを持っていて、
だからこそ、迅助のあの人を信じる素直さや、自分にも人にも常に正面から向かい合う姿勢が、
歯がゆくもあり眩しくもあったんだろうなあ、と思います。

というか私、たぶんとっても普通に、素でこの沖田総司の造形が好きなんだと思います。
見た目の雰囲気も、屈折ぶりも可愛らしさも(え)、まさに「風光る」の総司的だったんですよねー。
私自身はそんなに新撰組に思い入れがあるわけでもないし、
「風光る」を読んでいても、総司よりは土方さんや斉藤さんに心惹かれちゃう方なんですけど、
この舞台ではひたすら総司によろめいてた感じです(笑)。
うわー、やっぱり「風光る」読み直したくなっちゃったなあ。
私、文庫で集めてるので、文庫になってない分をまだ読んでないんですよ。
なんだかそのうち一気に大人買いしちゃいそうです(笑)。

あ、でも総司によろめいてはいましたが、個人的に気になったのは、
阿部丈二さん演じる三鷹と岡田達也さん演じる室戸さんだったり。
三鷹は、ある意味狂言回してきな役柄で、且つ笑い担当、という感じで、
最初ちょっと退いた状態で観たときは「何事?!」と思ったのですが(笑)、
物語が進むにつれて、彼の語りのトーンが繊細に変わっていくのがとても自然で、
時間の流れをすんなりと納得させてくれました。
室戸さんは決して出番は多くないのですが、
あの揺るぎない、でも強くしなやかな青竹のような雰囲気が好きでした。

そんなこんなで、いろいろ思うところはありますが、かなり楽しむことができました。
キャラメルボックスって、小説を舞台化することも多くて、
これまでも観たいお芝居はけっこうあったんですよね。
今回は、たまたまその日に観劇できる時間が空いたのと、タイトルに心惹かれて勢いで取った分、
予備知識がなくて最初の衝撃が大きかったですが(え)、
今回で学習できたので、また機会があったら観にいきたいなあ、と思います。

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