瓔珞の音

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zoom RSS 彼女の愛

<<   作成日時 : 2012/07/13 21:42   >>

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ここ数日で、一気に気温も湿度も高くなりましたねー。
今日、職場を出た瞬間に感じた密度の濃い空気は、夏の苦手な私には十分攻撃でした(笑)。
でも、亜熱帯のベトナムやタイの空気は、こんなもんじゃないのかなあ・・・


「ミス・サイゴン」

2012.7.7 ソワレ 目黒パーシモンホール 大ホール 1階6列20番台

出演:市村正親、知念里奈、山ア育三郎、岡幸二郎、木村花代、泉見洋平、池谷裕子、寺崎杏珠 他


というわけで、実はマチソワでした(笑)。
当日は雨だったので、マチソワの間はホールの向かい(?)のカフェで腹ごしらえ。
ホカホカのパンがとっても美味しかったですv

とはいえ、この演目を2回続けてみるのは、やっぱり心身ともに消耗しますね。
思いがけず最前列だったというのもあるのですが(しかも上手なので♪Sun and Moon が真正面!)、
この回の複数キャストの組み合わせは、私の中の涙のツボに思いっきり嵌っていたようで、1幕から涙涙・・・
帰り道は放心状態でした。
無事に家に帰りつけてほんとに良かった!(笑)

涙の理由の一番は、やっぱり知念ちゃんのキム。
前回の公演の時も、彼女のキムには本当に心惹かれたのですが、
今回も、あの強さと儚さに、そして底なしの優しさに、思いっきり揺さぶられました。
なんというか、彼女のキムには、"愛"があると思うのです。
クリスに対しても、その存在に酔いしれ縋りつくのではなく、
その先の厳しさの気配も感じた上で、彼の手をとったという感じ。
♪世界が終わる夜のように のラストが純粋な笑顔ではないのをみたとき、
ああ、彼女はこの先どんなことがあっても、
自ら選んでクリスと沿ったことを決して後悔はしないのだろうな、と思いました。

また、山アくんのクリスが、彼女にそう決断させるだけの誠実さがあったように思うのです。
山アクリスは、登場シーンから笑顔でした。
その笑顔は、もちろん純粋に楽しんでいる、という笑顔ではなくて、
もしかしたら自嘲の表れだったのかもしれないけれど、
でも、彼は全てを諦め、投げやりにしているのではなかったと思う。
あの厳しい状況の中、自分の無力さや未来への不安を感じながらも、
むしろ刹那的な快楽を貪る仲間とは対照的に、彼の視線は未来へ向いていたんじゃないかな。
その未来へ共に歩む相手として、彼もキムを選んだ。
そして、だからこそ、あの別離を経て帰国した彼は、キムを過去にしなくてはならなかった―――
2幕後半のクリスについては、まだ十分に受け止め切れていないのですが、
山アクリスは、決してキムを切り捨てたんじゃない、と思いました。
そのわけは、上手く言葉には出来ないのだけれど、
どちらかというと華奢な印象だった山崎くんが、しっかりと身体を作って臨んだクリスは、
そんな風に思わせる逞しさと、明るさを感じさせてくれたように思います。


でもって、知念キムに話を戻しまして。
私が知念ちゃんのキムに心惹かれる理由の一つが、
トゥイに対して、きちんと愛情があるところなんですよね。
それは、むしろ家族愛に近いんだろうと思うのですが、
「彼に嘘をついて生きていけない」という言葉が、凄く自然に感じられるだけの愛情があるの。
幼い頃に二人が共に過ごした時間とか、
二人の間にある感情の流れを、とてもクリアに伝えてくれる気がします。
彼を撃ってしまったあとの嘆きも、自らの選択の結果である彼の死を心から悼んでいるように感じられました。
だからこそ、次の瞬間自分を見つめるタムに気付いたときの表情の変化がとても鮮やかで・・・泣けました。

この回は上手側の席だったので、サイゴン陥落後にキムと再開したときのトゥイの表情がとても良く見えました。
キムの前に立った瞬間の、ほっとしたような表情がめちゃくちゃ優しくて、
余計に二人の間の絆を感じさせてくれました。
でも、その優しい表情が、キムの拒絶やタムの存在を前に、
どんどん歪んで壊れていくのが、観ていてほんとに辛かったです(涙)。
トゥイは、二人の未来のために最善を尽くしていただけなんだよね・・・


知念ちゃんのキムがタムに向ける愛情は、もう言わずもがな!
終盤、タムへ向けた最後の歌声と笑顔は、切ないという言葉では言い表せません。
またタム役の杏珠ちゃんが、小さな手でそっとキムの涙を拭うのですもの・・・
その瞬間の知念キムの表情はまさに"母"で・・・
エンジニアがタムを連れ去った瞬間の、あの耐え切れない泣き顔も、
その次の瞬間の、強い決意を秘めた表情も良かったなあ。


エレン役の木村さんも、当然ではありますが、笹本キムを相手にしたときと、少し印象が違いました。
反発や嫉妬よりも、キムの感情に引きずられて、ある意味共感しているような印象でした。


岡さんのジョンは、やっぱりさすがですね。
冒頭のドリームランドでの傍若無人っぷりも、
キムを迎えに行こうとするクリスを止めるときの容赦のなさも、
(でも、ヘリに乗り込むときに一瞬振り返るのね)
キムと再会したときから最後までの苦悩も、
一つ一つのシーンに深い意味を感じてしまいました。
♪ブイ・ドイ も絶品!
歌声はもちろんなのですが、淡く口元に浮かぶあの笑み!
最初は、ちょっとこのまま政界に打って出ちゃうんじゃないか、という感じでしたが(笑)、
前回感じられた偽善の色はあまり感じられず、
むしろ曲が進んでいくにつれて、彼が本当に純粋に子どもたちのことを思って行動しているのだと、
そう感じさせてくれて・・・号泣してしまいました。
男性アンサンブルさんたちの合唱も、ほんとに綺麗でねえ・・・
あの、乱暴にジジを振り払い、キムを商品としてしか扱わなかったジョンが、
この3年間でどんな風にその思いを変化させていったのか。
それはきっと、クリスとは違う色合いの、でも決してクリスの悪夢に劣らないだけの苦さがあったに違いない―――
そんな風に思ってしまいました。


2回続けての「ミス・サイゴン」。
見終わった後、私の中はいろんな想いで飽和状態でした。
実は、細かな記憶よりも、受け取ったものの重さや色合いの印象の方が強く残っていて、
だからきちんとした観劇記録を書くことができませんでした。
手元のチケットはあと1回分。
でも、山アクリスと知念キムと岡ジョンは、もう1回観てみたいなあ・・・
(残りの1回は悉く別キャストなので/笑)
青山劇場での公演、もう1回ぐらいチケットを増やせないか、何とか頑張ってみようかな。
って、毎回そんなこと言ってますね、私(笑)。

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